2005年4月アーカイブ

 今日は連休の土曜日だが休みなのでまたもや近場でツーリングに行きました。
 今回はR423新御堂線を北上し、中央環状で池田方面へ移動し、R176を使って宝塚まで行き、武田尾方面へ移動。武田尾から宝塚まで戻り有馬から西宮北トンネルをとおり、R2から帰るというコースです。

 武田尾温泉は昨年の夏ごろに行き、なかなか風情のある場所でしたし、途中の道はなかなかそそられる山道だったのでコース選択をしたのですが、武田尾温泉自身は大変な状態でした。
 昨年2004年の台風23号の水害により、道が一部損傷。武田尾橋は橋梁ごと流されて崩落していました。

崩壊したままの武田尾橋
 悲惨な姿をとどめる武田尾橋

 兵庫県のウェブでは、かつての武田尾橋を見ることができますが、罹災状況のページでは橋梁が流失した当時の写真も公開されています。

 武田尾温泉は廃線跡のハイキングや、温泉で有名なのですが、思いも寄らなかった悲惨な状況でびっくりしました。武田尾橋の写真をとったあたりには、ここまで水が流れていた事を示す、いろんなものが崖側の木の根元などに引っかかっていて、当時のすさまじさを示していました。
 初夏とはいえ真夏日になった都会を離れて一服の清涼を求めて行ったツーリングでしたが、楽しい楽しいではなく、未だに台風の影響の残る兵庫県を再認識させられ、自然災害の恐ろしさを改めて認識させられました。

 ルートですが、R176生瀬から武田尾に抜ける始めのほうの道は残土などの中間処理場や採石場があり、遅いダンプが連なってガンガンはしるわ、対向車線からはみ出しそうにダンプが来るわ、路面は荒れてた上に砂は撒いたように状態悪いわ、小石はやたら落ちて跳ねてくるわ、埃だらけで辟易させられるわ、二輪にとってはろくな道ではありませんでした。次回からは生瀬から上がらずに三田側から行くようにします(単車を降りる前に走った時はそんなものは一切なかったので、大変残念です)。
 茨木から能勢に抜ける道(茨木亀岡線)もそうですが、採石場、残土処分場などがあると路面も悪く大型車の交通量も多いため危険な上、いやな思いを多くするのでそのような路はなるべく回避して別ルートを取るようにしてゆきます。ダンプの運転手の方には業務で走行されており気の毒ですが、二輪が快適に走れる状態ではありません。
 路については今までのブランク期間で変わった事をしっかりと学習する必要がありそうです。

ミニアンプ

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 エフェクターを作成する事にしたのは良いのですが、6.3φのプラグで受ける音響再生機器が無いのに気付きました。RCAのタイプは真空管アンプでもあるのですが、一般的なギターの信号を引き回す通称「シールド」は、ぜんぶ6.3φのプラグでやり取りするため、エレキギターを持っていない家ではそんな機材は無いのです。

 仕方が無いので、LM386Dを使ってモノラルアンプを組もうかと思っていたのですが、トランジスタ技術BeginersでNJM2703を使ったステレオミニアンプが掲載されていたので、そちらを作成する事にしました(LM386はデッドストックになってしまいました)。どうも見た記憶があると思えば、昔のトランジスタ技術に掲載されていたようです。生憎、当該記事の掲載誌が紛失してしまっているため、トラ技Beginners2巻を買う事にしました。
 初めは図書館で借りてきた書籍に掲載されていて、「これはいいや!」と思っていたものの、返却期限が来てしまい、延長するのも気が引けたため、他の記事も含めて製作するつもりで書籍を購入しました。

ポータブルなステレオミニアンプ
 ポータブルなステレオミニアンプ
 写真では見えないが、入力部に6.3φのステレオジャックに変更した。

 単三電池2本の3Vで作動し、電池もそこそこ長持ちするようなので、重宝しています。一番高価だった部品がケース、次いでステレオの二連ボリュームというなんだか納得のいかない部品価格構成です。記事と違うのは電源やステレオ/BTLモノラルを切り替えるスイッチ類がトグルスイッチからスライドスイッチにしたこと。また、入力もステレオミニで受けていたのを、6.3φ標準ジャックのステレオと、RCAのL/Rで受けるように変更しました。

内部配線
 内部配線の様子
 けっこう詰まっているので、苦労した。

 さて、今回は電池も含めてケース内に全てを納めなければなりません。掲載の作例ではステレオミニジャックで受けていたので内部的スペースに余裕がありますが、私の場合はステレオ標準に加えてRCAジャックまで付けたため、ケース内のスペースをかなり圧迫します。また、スピーカーも曲者で、思った以上にスペースを確保しなければ取り付けと筐体内に納めきれません。幸い秋葉原に行った時に何かの時にと思い購入しておいた楕円形スピーカーがぎりぎり入りました。
 また、このケースは上下嵌め合わせではなく、スライド式だったために、入出力に引き回す配線が、筐体の長さよりかなり長い目にしなければならなかったので、これも納めるために苦労しました。

 とりあえず、結構パワフルに鳴りますし、スピーカー出力が別に出してありますので外付けスピーカーでステレオでもモノラルの単一スピーカーでも鳴らせますので、便利です。特にエフェクターのテスト等でギターアンプが無い場所でちょっと音出ししてテストしてみたい時に威力を発揮しそうです。低音が出ないのはサイズ的に無理があるのであきらめています。
 しかし、電池電源の3Vでオペアンプ出力をそのままスピーカーにドライブ出来るようになっており便利になったものです(音質がどうのこうの言わなければ文句無しです)。

連休が憎い

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 いよいよ大型連休がやってきます。今年は29日から8日までと10日間の休みを取る会社と、まったくカレンダーどおりの業務を行う会社があるようですが、連休中は会社がお休みになり、郵便物を受け取れないので、局留めとして預かってくれという依頼が多数舞い込みます。実際28日までにかなり多くの会社から依頼が入ります。

【留め置きの申請】

客「うちな、明日からの連休中は開いてへんねん。郵便な、配達されると困んねんけど。」
(会社からかかる電話はなぜか名乗らずに用件をいきなり言われる場合が多い)
局「では、ご指定の期間の郵便物を郵便局でお預かりすることができますが。」
客「おぉ、それ、それ、頼むわ。」
局「ではご住所とあて所のお名前、念のため電話番号をお教えください。」
客「え?今電話してるところでええねんけど。」
局「頂いているお電話では、お客様の住所等がわかりませんので、お教えいただけますでしょうか?」
客「そんなん、いちいち言わなわからんのか・・なんぎやなぁ」
局「お手数ですがお願いいたします。」

 郵便局はCTIを導入していませんので、かかってきた電話の電話番号や住所などはまったくわからないのです。アナクロなビジネスホンで業務してますんで・・
 郵便局は郵便物には長けていますが、電話は不得手ですよ。そんな予算ないですし。

 不在留置(留め)とはお客さんからあらかじめ申請の会った不在期間の間の郵便物をあて所に配達せずに局で留保して、期間明け後にお客さん自身が郵便物を取りに来るか指定日に配達してお渡しする郵便の引渡し法です。一般には配達時に受取人不在で配達日から預かるのですが、お客様からの申請で受け取ることのできない状態(長期休業や海外渡航など)について申請のあった受取人の郵便物をあて所に配達せず、配達を受け持つ郵便局で保管するわけで、受取人不在のサービス対象期間をお客さんから指定してくると考えればよいでしょうか。

 郵便約款第96条(受取人不在のため配達できない郵便物の取扱い)に記載があるのですが、「最初の配達の日又は不在となる期間(最長で30日とします。)の満了の日から7日」の間、局で郵便物を預かり保管しています。期間を明けてから不在期間中の郵便物は窓口でお渡しするか、指定日にまとめて配達することができます。

 実際に局留めの依頼を受けると、その期間に来た郵便物は仕分けの段階で当日配達分から外して、局留め郵便物として仕分けします。来る郵便物全てに対してこの局留め処理を行う訳ですが、都市部の普通郵便局(集配業務を行う郵便局)宛に、1日何通の郵便物が到着すると思いますか?
 これら全ての郵便物である、はがき1枚、封書1通づつに対してスクリーニングを行い、配達しない郵便物を手作業で除外して保管に回す作業を行う訳です。しかもこの対応は無料サービスですよ。今日来て今日からというのは絶対無理です。すでに仕分けも済み配達に回っている郵便物が多数ある状態で、留め置きを今すぐ開始というのは業務上対応が無理です。でも、これを受ける局員がいて、「配達されている!」と、お客さんから怒りの電話が入り、謝るのは対応した人と別の人なんですね、ほとんどの場合は。

 頭から湯気出して青筋たてながら「いい加減な対応した奴はどいつや〜!」と怒鳴り散らし、対応した人を引き連れてきて説教してやりたいとは、謝る側の対応を迫られる人の弁です。

 不在届(不在留置)のお届けはお早めに・・
 連休前後はこのような処理で殺気立っている局員が応対するかもしませんよ。

小物工具(#4)

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 皆さん方は、部品の整理をどうされていますか?
 多分多くの方はHOZANのパーツケースB10シリーズやB40シリーズをお使いになっていると思います。これは私も過去に使用していた経験もあり、非常に使い勝手の良い、部品をストックしておくには良いケースだと思います。
 しかしながら、私が復帰して趣味としてはじめるにあたっての1回あたりの投資額としては、かなりきついこともあり何か他に代用となるケースはないかと思案していたときに、何気なしにホームセンターで見かけたケースが目に留まりました。

スーパーピッチミニマム
 スーパーピッチミニマム SP750(株式会社リングスターより発売:定価483円)

 残念ながらリングスター社のウェブではなぜか該当商品が見当たらないのですが、終息製品でもないとの事を電話で確認しました。
 このケース、大きさといい、細かいピッチで仕切り板が動かせるところといい、私が求めていた要求によく合っていたため、手始めに整理のために購入しました。
 写真のケースはすでにパーツが入っており、ストックパーツのために利用していますが、実際はなにか作ろうと思ってそろった部品一式を入れておくために利用し始めました。もちろん、ケースの厚みは薄く、トランスやリレー、その他の大きな部品は入りませんが、しょせん大きな部品はがらがらがっちゃんと、箱に放り込んでおいてもすぐ見つかります。抵抗、コンデンサ、トランジスタやICおよびPICなどの部品一式をある程度分類して取り出せるようにしておきながら、場所を取らない大きさのこのケースは、私の目的にうってつけでした。
 部品持ちではありませんので、小物のパーツ類はまだまだ、このケースに入れても十分仕分けることができる状態にあり、重宝しています。
 もちろん、コンデンサ類や半導体類など値の違う部品を広い範囲である程度の数をまとめてストックする場合は、先のHOZAN製のパーツケースがお出ましになることになるでしょう。そこまで部品のストックする財力もありませんので(笑)、必要なある程度の範囲でまとめて入れておきます。作る対象が限られていますので、定数もある程度の範囲で絞られるため、現状では十分の状態です。

 また、持ち運びに苦にならない大きさであること。このケースは、フタ、ケース本体、ロック部分のケース各部が別パーツで構成されており、非常に堅牢です。よくあるプラスチックの可塑性を当てにして、一枚板を折れ曲げただけのジョイントと違い、何度も開閉したりロックしたりしてもまったく機構的な不安は無く、非常に長持ちしそうです。唯一の難点はポリプロピレンコポリマーで作られており、静電気の発生源となりそうなことです。
 静電気に弱い半導体を入れる場合は、導電性スポンジに挿して保存する必要がありますが、通常の取り扱い保存時も同じようにするのですから、その点はあまり苦にならないというか、スポンジごとケースに入れるならどのケースでも同じ・・と割り切っています。
 日曜工作家にとって、作成対象物に部品がまとまっているのは非常に便利です。複数のプロジェクトが平行していても、ばらっと部品を置いたままにできる会社の試作場とは違い、限られた机の上を有効に使うために、毎回片付ける必要があるからです。そのあたりは納期無しのアマチュア作業の良いところで、いつでも中断、いつでも再開、とできるために精神衛生上再開できるように準備するために片付けるという事が必要になるため、小分けにしておきいつでも取り出せる現状は大変満足しています。

ストックパーツなど
 ストックパーツと、製作物単位で積まれている状態
 セット部品を入れているものは、付箋でお品書きが書かれている

 ただ、このケース、あまりホームセンターに置いていることが無いんですよ。あっても違う品番だったり、品切れだったりと人気がないのかなぁ・・・。

五階なくても

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 電子工作的な話かもしれませんが、やはりこれは街並みに関することと思うので、このカテゴリーで出すことにしました。

 大阪日本橋の界隈には「五階百貨店」と称して、工具類、古家電、古着、材料類などを売る店のある建物一画があります。


「五階」の看板
 五階の看板のある建物(でも3階建て)

 この「五階」の看板を表しているのになぜ3階しかないの?と、言う疑問は実はこの五階という名称は別のところにあった建物の名前を襲ってつけたものなので、実は建物の階数とはまったく無関係なんだそうです。
 明治中ごろに南海電鉄難波駅の南方に木造5層の楼閣(眺望閣)ができて、「五階」と称されていたらしく、その名前を頂いて来たのが「五階百貨店」です。古くは古道具市に端を発しているのですが、現在は古道具ではなく新品工具・道具類の店が集まっています。位置も当時の五階百貨店からはすこしずれた場所にあるということですが、思いっきり「五階」と書いてある三階建ての建物にはユーモアというか、見栄っ張りというか大阪人らしいセンスが感じられます(しかも大阪名物とまで)。

 元の五階も高さ32mという高さの木造建築というのもすごいですが、その名前を頂いてつけるセンスもなかなかしたたかというか・・・やっぱり大阪人。

[参考文献]
 牧村史陽編 講談社学術文庫 大阪ことば事典第13刷
 ゴカイ【五階】(名)の項の記述を参照

再配達依頼

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 郵便物をお客さんのところへ届けに行った時に、ポストに入らない郵便物だったり、書留などの配達確認をもらう必要のある郵便物で、ご不在の場合は受取人不在時の再配達のお知らせをポストに入れて帰る事になります。
 再配達依頼は、希望日と時間帯を記入して近くのポストに投函してもらうか、記載の電話番号の部署へ連絡して、希望日時を伝えて配達してもらうか、その紙を持って記載の郵便局の窓口まで来てもらうと、直接対象の郵便物をもらえます。
 窓口に来る場合は公的機関の発行した身元を証明できるもの(運転免許書や、健康保険証など)と、印鑑を持っていく必要があります。

【どっちが早い?】
客「ちょっと目ぇ離した隙に、配達来てな、不在配達とかいう紙入れられてんけど、もっぺん持ってきてくれへんか。」
局「はい、本日でしたら午後2時頃から5時頃までの間、5時頃から7時頃までの間と、午後7時頃から午後9時頃までのご希望の時間にお持ちいただけます。」
客「えぇ?さっき来たんやし、すぐ持ってきてもらわれへんの?」
局「申し訳ございません、他のお方の配達に回っておりますので、一度局まで戻ってから次の配達以降ににお届けさせていただく便での配達とさせていただいており、今すぐはご勘弁ください。」
客「しゃぁないなぁ。昼から出なあかんから、明日やったらいつ、持ってきてくれんの?」
局「明日でしたら午前中朝9時頃から正午頃まで、正午頃から午後2時頃まで、午後2時頃から5時頃までの間、5時頃から7時頃までの間と、午後7時頃から午後9時頃までのご希望の時間にお持ちいただけます。」
客「3時ぐらいに持ってきてほしいんやけどなぁ。」
局「ただいまお伝えした時間帯のどこかでお届けとなりますので、具体的な時間はお受けできないことになっております。ご希望の時間帯ですと、2時頃から5時頃の間にお届けとさせていただけますが。」
客「2時から5時ってえらい長いな。その間待ってなあかんわけ?」
局「申し訳ありません、配達の順序やその日の郵便物の量によって配達させていただける時間を決めることができませんので、幅を持った時間でお願いさせて頂いております。」
客「う~ん、しゃぁないな。ほな明日3時ごろに待ってるわ。」
局「では、午後2時頃から5時頃までの間に配達させていただきます。」
客「頼むで。」(絶対3時に待っていると思われる)
局「はい、確かに承り・・(ガチャ!と話の途中で切られる)」

 で、聞いていたお客様の住所に再配達の依頼を配達員に知らせて予定組みし、希望の時間帯に配達をしてもらうわけですが、そのお客さんの住所が電話をもらった郵便局窓口まで200mほどの近距離なんですね。電話かけている間に歩いて局まで来て引き取ってもらうのが一番早いのですがねぇ。別に台風や大雨などの悪天候でもないので、急いでほしい場合は、電話する間に局まで取りに来るのが一番確実なんですが。

 この手の再配達を必ず依頼するお客さんの率は、なぜか郵便局に近い人ほど多いらしく、局の裏口すぐの人に限って再配達を「してもらう」依頼があったり、時間に厳しいオーダーを行ってくる(すぐ近くだからすぐ持ってくると思っているのかも?)ようです。逆に配達管内で遠い人は、急いでいる人ほどすぐに局窓口まで直に取りに来る傾向が高いのが何とも対称的です。
 郵便局まで直接引き取りに来るほうが絶対早いし、自分の希望時間にもらえるのに・・・。
 気が短いのだか、長いのだか良くわかりません。
 
 受取人不在の再配達には郵便約款第78条(受取人不在等の場合の取扱い)の第7項に記載があります。
 (1) 午前9時頃から正午頃まで
 (2) 正午頃から午後2時頃まで
 (3) 午後2時頃から午後5時頃まで
 (4) 午後5時頃から午後7時頃まで
 (5) 午後7時頃から午後9時頃まで
と、なっているので、このうちのどれかの時間帯に指定してもらいます。
でも、あくまでも~時頃ですから、ジャスト○時という指定はできません。(3)で指定してもらうなんて昼下がりに暇がある人としか思えないのですが、そういう人に限って・・・。

 土曜日が晴れてくれたおかげで、またもや近場にツーリングをすることができました。
 今回は前回の道からさらに奥地へ行くルートを通りました。目的地は大阪府の中でも最高峰を争う深山(791m)です。山頂に雨量観測レーダーがあり、深山神社という神社もあります。山頂へ上るには入り口の門が開いていないと行けないのですが、残念ながら施錠されて開いていませんでした。

山頂への道の入り口
 山頂へ車で行ける道の入り口
 この上に雨量観測レーダーと深山神社のご神体がある。社務所は別の場所にあり、山上は無人である。左の門が閉まっていたため山頂参拝はできなかった。

 正月などは、神社の参拝と重なるので開いているのですが、どうも通常は施錠されている状態のようです。残念(過去にはこの門が開けられており、何度も山頂の神社およびレーダー測候所まで行ったことがあります)。

 今回のルートは余野茨木線からR423へ、そこから妙見山に一度上ってから降り、R423に戻らずに野間峠へ抜け、そのままR477を通って亀岡市をかすめて瑠璃渓へ行き、そこから池田方面(R173に通じる道)へ抜ける途中のわき道から入ります。

 入り口のところまで行き、休憩をしていると、まわりは都会の喧騒やら雑音がまったく無く、風の奏でる草木の音と鶯の鳴き声だけしか聞こえません。鶯は2羽近くにおり、互いに鳴きあい谷渡りを楽しませてくれ、大変風流な思いをさせてくれました。

 帰り道はそのままR173を南下し、一蔵ダムの横を抜けて多田から池田へまっすぐ行こうとしたのですが、途中で大渋滞に巻き込まれ、時間をかなりロスしてしまいました。トンネル内でも渋滞になると横をすり抜けすらできなくなってしまい、大変空気の悪い中をじわじわ進むと言う我慢を強いられる思いをしました(一蔵ダムのダム湖外周は土日は二輪通行禁止なので抜けれない)。
 この道はかなり混雑するのを失念してしまっていたのが主たる原因ですが、広尾、宿野を抜けてそのまま来た道まで戻り茨木経由で帰宅したほうが良かった感じです。二輪で渋滞に巻き込まれて抜けられないのは地獄ですね。特にトンネルの中で渋滞は何度か経験したことがありますが、絶対避けたい渋滞の1つです。ああいやだ。

 東の秋葉原(アキバ)、西の日本橋(ポンバシ)。共に電気街として名を馳せています。が、日本橋は所詮地方都市の故か、自作派が少なくなったせいか、電子部品店が少ないのが不満です。中学生の頃、少ない小遣いで日本橋に自転車で遠距離を走って行って高嶺の花の部品類を見ながらワクワクして居た頃に比べ、当時電子部品等もおいていた店は閉店したり、携帯電話を売っていたり、取り扱いがなくなって全く小物の電子部品類はおかなくなっていたりと、その販売側の層が非常に薄くなってしまいました。

 五階百貨店あたりの「怪し〜い」雰囲気の店が多かったのですが、今や共立電子も3店舗化して正統派ジャンクを扱っているのはデジットのみ。ジャンク屋さんらしい店と言えば近藤勇商店ぐらい。購入先の電子部品店は限られてしまうようになりました。
 これは購入できる部品種類が限られてしまう事も意味しているのです。

日本橋3丁目から
 日本橋の電気街
 日本橋3南の歩道橋から恵比須町方面を眺める

 以前、書いてありましたPICツールボックスですが、製作に時間がかかった原因の一つに、シリアル信号を切り替えるロータリースイッチが日本橋で入手できないのがありました。アルプス電機のSRRNシリーズのロータリースイッチですが、2段12回路2接点(6回路2接点が2段積みになっている)が日本橋では入手できず、メーカー注文もままならないと言う状況で、お手上げだったのです。
 作者の小田島さんは秋月のデータロガーを組み込んでいる事から、秋葉原なら見つけられるかもしれないと言う思いで、東京出張時に回ってみると数店舗で販売していました。通常品でないはずの2段式のSRRNシリーズがゾロゾロです。

アルプス SRRNロータリースイッチ
 入手した2段のローターリースイッチ
 これは思うところがあって8回路3接点(4回路3接点が2段)のもの。
 EIA-574の規格の全9ピンではなく、滅多に使われていないだろう信号線をはしょって8pinを3つに振り分けすることを想定していた。

 電源用のターミナルもサトーパーツの少ない色から赤と黒だけで構成したのですが、他メーカーの色の豊富な高さの低いターミナルを見つけて、交換しました。取付け穴のサイズが取付け部品のサイズより大きかったので、すこし工夫が必要でした。電源端子も交換しようとしたタイプは大阪では見つからず、秋葉原で仕入れてきたのですが、マルツが日本橋に出店してから、大阪での入手可能な店の所在を確認する事ができました。

 その他、ちょっと変わった部品や半導体、抵抗やコンデンサなどの受動部品で通常とは異なる種類のものなどマニアックな領域の部品類に至っては日本橋では取り扱いすらしていないものも多く、入手性が非常に悪く苦々しい思いをしています。部品店の層の広さと厚さでは日本橋とは雲泥の差です。秋葉原はいいなぁ(半分愚痴モード入っています:笑)。
 でも関東に引っ越しする気は全く無いんですが。

小物工具(#3)

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 アナログ回路や高周波の調整を行うときに半固定抵抗、多回転トリマ、IFTのコアなどをまわすときにドライバを使います。半固定抵抗の場合は+1とか+0の呼び寸法のドライバを使用できるのですが、多回転トリマの場合はマイナスドライバを使用しなければなりません。また、何回転もまわす必要があるのでまわしているうちに滑って外れてしまうこともしばしばです。
 高周波回路の場合は鉄製のドライバを近づけると動いている回路に影響が出ますので、プラスチックの柄の先に小さな鉄片で作ったチップをつけた高周波ドライバというものや、セラミック製の専用ドライバがあったりします。

 しかし、多回転トリマの場合は調整中に滑って外れると困りますので、これまた専用のトリマ回しがあるわけで、アナログ屋さんは必携のアイテムだったんですが、アナログは流行らないらしく、持っている人をあまり見なくなってしまいました。

トリマ回し
 トリマー調整工具(確か外国製)
 秋葉原で購入したが価格は400円ぐらいしたと記憶している。結構高かった。

 類似商品としてホーザン工具のコアドライバー(D-16-4W/R/Y/B:定価157円)があります。この類の特徴として先端のマイナス部を円筒状に外周をつつむようにガイドがついていることです。これでグリグリ回しても外れることなく、調整時に測定器を見ながら回せるわけです。
 昔の職場で上司が持っていましたが、「高いんやで、これ(SPECTROL)。」といわれた記憶があり、実際同じモノは外国製らしくホーザンのものより倍以上の値段がしました。
 ホーザン製との差異はクリップがついており、作業着のポケットに挿していつでもスタンバイできる特徴があります。クリップのおかげで移動中でも落ちないのため、当時のカスタマエンジニアリング部の方々が全員胸ポケットに挿して持っていたのもうなずけます。

 これまた、あれば便利なのですが、無い場合はちょっと不自由なぐらいで、格段に困るわけではない微妙な工具ですね・・・。
 でもアナログ回路でオペアンプのオフセット調整とか、バイアスの調整とか多回転トリマを何箇所も、それをまた何回も回さなければならない場合は重宝しますよ。

近寄り難い店

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 大阪の十三には例によって地元民からはあまり意識されていない風景が散在しています。vowでも掲載されていましたが、大阪人にはちょっと怖い店名の「ブティックしばき」。

ブティックしばき
 ブティックしばき
 テント上にはちゃんと「ブティックしばき」とあるが、軒下の看板は「しばき」だけである。この看板は一度盗まれたそうで、この看板は2代目とか。
 ちなみにこの木でできた看板は開店中しか下がっていない。閉店時間や休業日に行っても見れませんよ。

 シバク(動)
 紐やむちなどの細いもので打つ。また「しばいたろか」といえばなぐる意味になる。
 【牧村史陽編 講談社学術文庫 大阪ことば事典第1版13刷より】

 大阪人に「しばくぞ!おらぁ!」といきなり言うと絶対にビクッ!とされます。そのあと、逆に「しばかれる」かもしれませんが(笑)。ブティックで「しばき」と出られると相当ビビります。こつぜんと商店街に出現する「しばかれる?」ブティック店。地元の人は平気で入店しますが、知らない人は入るのを絶対ためらうとおもいます。しかし大阪弁以外の言葉の人にはぜんぜん緊張感がないだろうな・・

 実はこれは「柴木」さんの開店したブティック(というか洋装店)。ひらがなで表記されると大阪人には名字としての「しばき」に思い至らず、ちょっと怖いものがありますが、柴木さんのお店ということで安心して入店してください。「しばかれ」ないですよ。

周波数カウンタ

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 PICの業界と言うか世界ではかなり有名な後閑さんのPICFUNで紹介されているPICを使用した周波数カウンターを製作しています。自作測定器の定番というヤツでしょうか。あると何かと便利ですし、工作復帰のリハビリを兼ねて製作させて頂きました。

周波数カウンタ(半完成)
 半完成の周波数カウンタ
 表示回路用のPICのクロック(10MHz)を測定している。

 後閑さんのウェブで公開されている例ではプリント基板をおこして作っていらっしゃるのですが、その設備も気力も無いので、これまたユニバーサル基板で組み上げました。部品配置などは十分検討してきれいに収まり、入力回路部分は引き込み部から最短配線になるように気をつけて配置しました。その他変更部分は、以下の通りです。

・手持ちの28pinのPICは16F873が無かった
 コンフィギュレーションビットとデバイスを変更し、16F876で再度HEXファイルをビルドし、書き込みを行っています。

・表示ドライバの変更
 LEDの表示ドライブにMOSFETアレイが使用されていましたが、入手と価格からトランジスタアレイに変更し、飽和電位も変わるので合わせて電流制限抵抗も見直しました。

・表示部分の変更
 表示部分をもっと汎用化し、信号レベルの配線と電源でドライブできるように表示基板側にドライバ用のトランジスタアレイを実装しています(後閑さんの製作例ではMOSFETアレイの出力が基板への配線で直接点灯させています)。
 さらに、ジャンパ線で変更している測定部の条件変更をボタンで変更したり、別の表示を行わせる部品を追加実装するためにスペースを空けてあります。当然プログラムを改造しなければなりません。

・電源回路の変更
 電源回路をメイン基板に実装するためにブリッジダイオードを新電元のS1WB60に変更しました。また、デジタル回路への給電側にチョークコイルを入れて、チョークコイルの手前でアナログ回路へ給電し、アナログ部へデジタル部のノイズが回り込むのを防ぐようにしました(それほど気にする必要は無かった様ですが)。

 作ってみて基準とする水晶発振器の発振周波数は12800000Hz(12.8MHz)と最終桁まできれいに表示されますが(原発振をカウントしているので当たり前)、表示用のPIC16F876に使用している10.000MHzの表記のある水晶発振子の周波数はご覧の通り9999496Hzと表示されています。実装前に単純な発振回路を組んで同じように手持ちの10.000MHzの水晶を何個か差し替えて測定してみましたが、やはり発振周波数の表記に対して0.01%(±1KHz)程度の誤差があります。CR発振器やLC発振器に比べると格段に発振周波数の精度と確度および安定度がありますが、製造時の誤差があるのを直接に目で見る事ができました。
 実際には水晶の結晶をカットして研磨した機械加工品であることを考えるとすごいですよね・・・

 原発振の発振モジュールも経年変化や温度変化があるので、製作した周波数カウンタ自身の校正をしておかないと「正しい」周波数が表示されているとは限りません。このままでは本当はだめなのですが、まぁ、そんなレベルで誤差が云々という事がありませんので、これで良しとしています。

 ケース加工はLED表示窓の大きな四角い穴がある上に、基板の取付けネジや電源用トランス、ヒューズホルダー等の電源まわり取付けのねじ穴等、かなりの数の加工が必要ですし、LED用のスモークアクリル板もきれいに加工しないとならないため作業量が多く、ちょっと腰が引けています。しっかり図面を引いて加工プランを立てないと気が済まないので、ケース組付けはしばらく先になりそうです。

またまた電話

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 郵便局もお客様相手の業務ですから、当然多様な人々から電話の連絡も入ります。
 今回は小ネタ集です。

【どこ?】
局「はい、○○郵便局です。」
客「そこ、どこ?」
局「は、はいっ?・・・・???」
客「そこ、どこ?」
(良く局までの道を聞かれるのでそれだと思った)
局「お近くの駅は○×駅となっております。」
客「だから、そこはどこ?」
(ここで、初めて所在地を聞かれているのかと感じる)
局「大阪府大阪市○○区ですが?」
客「え?大阪?そこ大阪?」
局「はい、そうでございますが。」
客「なんで、そこは大阪なの?」
局「はぁ、そう申されても・・・。」
客「もう!(ガチャン!と切られる)」

 いったい、何が目的の電話だったのかさっぱりわかりません。ちょっと間違えば悪戯電話とも解釈できるのですが・・・。
 でも、やっぱり一方的に電話を切られるんですね。

【なんだかわからない】
局「はい、○○郵便局です。」
客「あした、おれへんから郵便物持って来んどいて!」
局「は?どちらの郵便物をお止めしたらよろしいのでしょうか?」
客「そんなんもわからへんのか。あんたバカか?(ガチャン!と切られる)。」

 いや~、これはほとんど嫌がらせですよ。

【さらにわからない】
局「はい、○○郵便局です。」
客「今日来るときな、84円切手10枚持ってきて!(ガチャン!と切られる)。」

 どこの誰に持っていけば良いのかさっぱりわかりません。
 昔の電電公社の広報フレーズに「用件は短くまとめて正確に。」と言うのがありましたが、これはちょっと短すぎです。伝えるべき用件がすべて伝わっていないので、どうしようもありません。

客「さっき頼んだ切手、まだ持って来てくれへんの?早よ持ってきて(ガチャン!と切られる)。」

 と、いった続きの電話もあったそうです。
 あなたの電話は郵便局の特定担当者との営業ホットラインではありません。名乗らずに、どこの誰ともいわずに用件が通じてほしいのなら専用線を引いてください。本当のホットラインを!

 おおむね郵便局にかかってくる電話は困った電話が多いのですが、かなり変な電話のごく一部と言うことで紹介させていただきました。
 しょ~むないことで電話をするのはやめてください。その処理対応することで、本当に用事のある他のお客さんに迷惑です。

すっぽん

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 街なかの大通りに面したところに突如出現する「すつぽん」の看板。
 (こどもみたいな言い回しですが)スッポン屋さんがJR新今宮から日本橋恵比寿へ行く途中にあります。写真には写っていませんが、すぐ後ろには通天閣がある場所です。

高橋商店
 すつぽん「高橋商店」
 こつぜんと現れる古風な看板と「すつぽん」(スッポンではない)

 看板には「生血」と書いてあり、実は店舗内には大きな桶が何槽もおいてあり、薄暗い照明の下でスッポンがその桶の中で蠢いています。
 まだ、勇気がなく実際に店舗にお邪魔してお話を聞いた事は無いのですが、直売されているようで、その場で選んでさばいてくれるかもしれません。値段はちょっと・・・ポンとお小遣い銭で買える値段ではなさそうなので、かなり勇気が必要です。
 (財布の懐具合も見て)一度、お店に入り、お話させて頂こうかと機会を伺っています。

 しかし、みんなあまり注意していないのか見慣れた風景なのか、あまりだれも注視する事がなく、そのまま通り過ぎてゆきます。近隣に居る人に取っては特にどうという見え方がないのでしょうか・・
 いや、地元の人も以外と見逃しているかもしれません。

なんでも電話で

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 郵便局は郵便物を取り扱う業務を主として行っていますが(預貯金や保険もあります)、通常は郵便でやり取りする事を想定して業務が組まれている訳で、それを電話で行うと通常業務が圧迫されて支障を来す場合が多い状態になっています。

【転居申請】
 引っ越しをすると、新しい住所に今迄の住所の宛先に来た郵便物を転送・配達してくれます。これは非常に気を遣い、煩雑な処理を必要とするサービスであるにも関わらず、無償で行われているのです。
 転居は原則として書面を提出してもらいます。近くの郵便局に行くと転居申請の用紙がありますので、それに記入して頂き提出してもらいます。配達員を見かけたら聞いてみてください。用紙を持っている場合が多いはずです。

客「引っ越ししてから郵便が来えへんねんけど、どないなってんの?」
局「転居の申請は郵便局に出して頂けましたでしょうか?」
客「○×(市役所や区役所)に引っ越しの書類書いたで。」
局「電気、ガス、水道等と同じく、郵便局にも別に転居のお知らせをして頂かなければ、郵便物の転送はできない事になっております。」
客「えぇ?役所に出した書類以外にもまた書かなあかんの?」
局「お手数ですが、お書き頂かないと処理できない事になっております」
客「そんなん、郵便局もお役所やんか。役所に出した書類が回って郵便局も処理してくれんるんちゃうの?」
局「申し訳ありませんが、郵便局は全く別の組織となっておりますので、郵便物の転送は別にお出し頂く必要があります。」
客「ほな、いまから言う住所に送ってぇな。」
局「転送は電話では受付できない事になっております。もしお宅様と違う方から電話でご依頼があった場合にお受けしてしまいますと、誰でも他人の郵便物を転送できる事になり、別人の郵便物を不正に入手する事も可能となりますので、必ず書面で提出して頂く必要がございます。」
客「どないしたらええんよ?」
局「お近くの郵便局で用紙がございますので、そちらにご記入頂いてお出し頂ければ完了致します。」
客「ほな、今から行くから今日の分回しといて。」
局「今日の配達分はすでに配達に出ておりますので、旧住所のポストにお届けする事になりますが・・・」
客「え??いままでの郵便って全部前の住所に行ってんの?」
局「はい、今回のようにお届けが出ていない場合はそのままの宛先のところへ配達させて頂く事になります。」
客「えぇぇぇ?ポストに入れた分取り戻してぇな〜」
局「お客様のポストに入れさせて頂きました郵便物は、お客様のものとしてお取り扱いいたしますので、私どもでポストを開けて取り出す事ができない事になっております。」
客「ほな、どないしたらええの?」
局「お客様ご自身で取り出して頂く他は方法がございませんので、前のお住まいまでご訪問頂き、ご自分でポストからお取り頂く必要がございます。」
客「いや、かまへんから取り出して持ってきてぇな。」
局「お客様から許可がございましても、ご近隣のお客様から『郵便局員がポスト開けて郵便物を盗んでいる』という判断をされる可能性もございますので、一律にお断りさせて頂いております。」
客「・・・・・。」
局「すぐお出し頂き、処理が間に合えば、本日から転送処理をさせて頂く事もできる可能性もございますので、今からすぐお出し頂く事をおすすめ致しますが・・いかがでしょうか?」
客「・・・・もう、ええわ!(ガチャンと切られる)」
 いや、相変わらず一方的に切られるわけですが・・
 郵便物が回ってこないと困りますので、結局転居の申請がすぐ回ってきたらしいそうです。

 さて、ここで重要なのは個人情報の保護の観点からもありますが、異なる役所同士で郵便物の宛て所の共有は行われていない、と、言う事です。特に郵便局は地方行政ではなく国家行政業務であることから、地方の役所との情報共有はありませんでした。ましてや、今は郵政公社という外部組織になりましたので、(仮にできたとしても)より一層、住民基本台帳などの個人情報のアクセスからは外れている訳です。
 また、電話で受けてしまうと全くの第三者が特定個人の郵便物を横取りする事ができてしまうので、これは絶対に受付できません。必ず書面で提出して頂く必要があります。
 たとえばクレジットカードや健康保険証などを勝手にまったく知らない第三者からの依頼で転送されて悪用されてしまうと、この被害者の立場になった場合は「電話なんかで本人以外から郵便物の転送を受けた郵便局が悪い!」となりますよね。勝手なもので立場が変わると言い分も変わるわけです。
 さらに郵便局の業務はお客様のポストに入れるまでです。ポストおよびポストの中はすでに客様の権利と責任の範囲ですので、郵便局員が勝手に開けたり取り出したりできません。集合住宅などで郵便物が来ないという苦情の大半は、ポストにカギがかかって居ない状態で利用されている場合などで、盗難に遭っていると考えられる場合が非常に多くあります。
 ポストの管理はお客様ご自身で・・・といのが郵便局の立場だそうです。大事な郵便物が悪用されたり盗難に遭わないためにもしっかりとした管理をして下さい。
 お引っ越しの際は郵便局にも申請を忘れずに!

 電話がかかるからといって、何でも電話で済ます事はできませんよ。「郵便」局ですからネ!
(電話局でも申し出内容により、書類提出させられる事を考えると当然だとおもうのですが・・・??)

マーキング

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 電子工作に絶対必要なものがあります。いかんせん仕事柄、コンピュータのモニタというなんだか目に良くなさそうな近くに置かれたものを見つづけたせいか、若いときに2.0の視力がずっと維持されていたせいかわかりませんが老眼になってしまいました。近くには目の焦点が合わないため、小さな文字などがみえません。
 電子部品のマーキングされた型番や数字が裸眼では見えないのです。特にチップ抵抗なぞは抵抗値は絶対そのままでは見えません。100円ショップの+1dpの老眼鏡でなんとか近くはある程度焦点が合うのですが、やはり小さい文字は見えません。
 そうなると拡大鏡のお世話になります。これも100円ショップで調達しました。部品のマーキングがレーザーマーキングでされるようになり、ますます見えにくくなって困ります。定番トランジスタの2SC1815や2SA1015、2SK30ATMなどですが、いつのまにやら、プリントされたマーキングからレーザーマーキングになってしまい、見えにくくなりました。

トランジスタマーキング一覧
 転写型のマーキング(左)と、レーザーマーキング(右)
 レーザーマーキングの方はそのままでもコントラストが低いので光の方向によっては非常に判読しにくい。マーキング部分に油脂類がつくと、ほとんど見えなくなってしまう。

 電子部品小売店で清算する際に、若い店員の方が目も細めずにそのまますらすらと型番などを読み取って積算してゆくのを見ると羨ましいやら悲しいやら。

 転写型マーキングはインクを転写するためどうしても1つ印刷するたびに、消耗品のコストが発生しますが、レーザーマーキングの場合はエポキシモールドの表面を焦がして刻印する手法なので、事実上ランニングコストは電気代以外は発生しません、メーカとしては製品コストを下げる目的で、採用していると考えられます。
 しかし、このレーザーマーキングはあくまでも表面に微小な傷をつけているようなものですので、手の油などがついてしまったり、強くこすったりすると表面に焼かれて付けられた極微小な凹凸が埋められてしまい、見えにくいマーキングがますます見えにくくなり、拡大鏡を使っても光のあたる方向によっては非常に見えにくくなってしまいます。

 コストダウンのためかもしれませんが、アマチュア工作をする立場からすると取り扱いに気を使い、見えなくなってしまった場合、アルコールなどで洗浄してもほとんど元通りにならないレーザーマーキングはいただけません。しかしながら世界的なコストダウン手法の趨勢としては定着してしまったようで、プラスチックパッケージの場合はなにか代替手段が発明されない限りこのまま使われつづけるのでしょう。

 目の衰えた者の趣味としては一部厳しいものがありますです・・・ハイ(涙)

小物工具(#2)

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 前回に続き、同じように持っていない人は苦労しないが、持っているからといって特段の良い状態になるとはいえない微妙なものをご紹介します。

サンハヤト リードベンダー BR2
 リードベンダーBR-2サンハヤトから発売中:定価450円)
 部品の足を曲げるためだけに存在する工具(治具)。

 ユニバーサル基板の場合、通常は2.54mmピッチで穴があいており、このピッチで部品の足が挿入できるように曲げることになります。しかしながら、このピッチで「ピッタリ」曲げるのは熟練というか、かなりの部品の足曲げをこなしていないとうまくいきません。微妙に広かったり、狭かったりと、挿入して「あ、ちょっと違う。」となって曲げ直しすることもしばしばです。
 特に抵抗を横置きで実装する場合は必ず目見当を基板に乗せて付けてから曲げることをしますが、なかなかジャストな幅に曲げることが難しいと言えます。

 そこでこの横着工具というか苦労工具があれば、目的の幅でピッタリと足を曲げることができます。裏側の部分を使うとキンク加工もできるという優れものです。
 リードペンチやピンセットを使ってせっせこと曲げなくとも、穴4つ分ならばX410mmのところに部品を置いて、溝にはめたリード線をおもむろに曲げるとその幅でリードが曲がるというものです。
 いや、単純にそれだけのモンなんですけれど(笑)。

 この冶工具は歴史が古いらしく、私が高校生だった20ウン年以上前に当時大学生だった先輩の方が使っているのを見て覚えていたので、ひそかなロングセラーかもしれません。BR-2という型番ですので当時はBR-1だったのかもしれません。

 実際に、ジャンパー線などの折り曲げる見当が付けるものが無いようなものを作る場合に、単純にバッチリの幅で折り曲げられ、重宝しました。また、製作物によっては大量の部品のリード線折り曲げ加工を必要とする場合もあり、適当に折り曲げてしまうと、挿入に不具合が発生することも多く、大変便利な思いをしました。
 慣れてしまえば、この幅だとこの辺で曲げれば大丈夫・・なんて事になるのでしょうが、その道を極める気もありませんので、こういうものに頼ってしまうわけです(笑)。ゲルマニウムダイオードなど熱に弱い部品の場合は、リード線を長めにして折り曲げることで、距離を保った状態で基板に実装し、ハンダ付け時の放熱もかねることができるキンク加工も勘に頼らずにできます(多少大きめですが)。

実際の加工例
 実際の加工例
 キンク加工はやや大きめの気がするので、手で追加工して小さくする事もある。

 これも先のICピンそろったと同じで、この用途だけに450円を払う勇気があるかどうか・・・でしょう。このブログのネタにするために買った訳ではないのですが、以前から欲しかったもので、あればあったで便利で重宝します。

※この「治具」という表記ですが、元々は英語の"jig"に文字を当てたようで、goo辞書(三省堂提供「EXCEED 英和辞典」)で調べると【機】ジグ (部品を固定したり切削工具を導く道具)、とあります。補助のための工具や道具類を指す語を日本語化したものらしいのですが、「ジグ」でも「治具」でも通じるでしょう。
(似たようなお題としてジグザグ(zigzag)もありますね)

届かない郵便

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 都市部の郵便局(集中局)であれば1日に10万通以上の郵便物を扱う事もザラです。その中で1件事故があったとすると、10万分の1の確率。あり得無いですが、仮に100通あったとしても1000分の1の確率です。宅配便の取扱荷物数にくらべると、多分1桁は多い対象物を取り扱う訳で、配送に必要な徴収料金(郵便料金)は1桁少ない料金で業務を行っていることに対して抜群な不良率だと思うのですが・・・

 収集中や輸送・配送中にに紛失してしまったり、別の配達局へ送付されたりという事故もありますが、お客さんの方の原因で事故になる場合も多く、面と向かって「あんたが悪い!」と言えないストレスが募ります。

【あて所不完全】
 ○○市○○町まで記載はあるものの、マンション名やその部屋番号の記載が無い場合は、配達できません。田舎で字○○で届けることができる場合以外は番地まで記載しないとあて所が不完全となり、配達できません。逆に「JR西日本大阪駅 駅長様」と書いて届かない確率は低いといえます。あくまでも「住所」ではなく「あて所」なわけです。
 同姓同名が同じマンションや集合住宅内にあることも珍しく無く、テキトーに書いてポストに投函、配達員は誰に渡してよいか不明な状態であて所不完全になってしまい、届かないのですがそれを怒るお客さんがいます。

客「郵便があて所不完全って、返ってきてんけどなんで届かへんの?」
局「宛先住所をお教えいただけますでしょうか?」
客「言わなあかんの?」
局「申し訳ありませんが、お届け先によっていろいろと異なる事情がございますので、お教えいただけませんか?」
客「〜〜〜○市△町XX-XXやねんけど」
局「少々お待ちください・・」
(あて先は1000世帯以上のマンションだった。この場合は電話を受けた局内の配達区域なので、簡単にわかったが、届け先が他局の場合は、その配達局に聞かないとわからない。)
局「お届け先はマンションか集合住宅でしょうか?」
客「そうやけど、そんなん関係ないヤん。そこに住んでんねんで。届かなおかしいやん。ちゃうか?」
局「マンション等の場合は棟名やお部屋番号までお書き頂けませんと、同姓同名の方がいらっしゃる場合もございます。もしも間違えて違う方に配達してしまいますと配達された方と本来の受取人の方の双方にご迷惑をおかけしますので、わからない場合は原則としてお持ち帰りさせて頂いております。」
客「そこまで、書かな届けてくれへんの?」
局「最終的に受取人のお客さまにご迷惑をお掛けしないためにも、部屋番号まで全てお書き頂けますでしょうか。」
客「ほんなら、部屋番号まで書いてもう一遍ポスト入れたらちゃんと届けてくれんねんな?」
局「恐縮ですが、一度消印を押し、配達を行わさせて頂きました郵便物はお受けできませんので、もう一度別で新たに宛名をきっちりお書き頂きました物を、お出し頂く事になります。」
客「配達できへんかった郵便局が悪いんちゃうの?」
局「郵便局と致しましては、可能な限りお調べした上で配達ができない状態の郵便物であると判断させていただきましたので、もう一度改めて正しい宛名でお出し頂きます様、お願い致します。」
客「わかった!、もう、ええわ!(ガチャン!と切られる)」

 客も自分に非がある事を悟ったのでしょう。無理を通そうとしているのがわかり、そのあたりの引け目もあるのか、あまり強く無理を通そうとはしなかった様です。
 (だいたい郵便局にかかる電話は一方的に切られることが多いそうです。)

 郵便約款91条により「その郵便物の配達前又は交付前に限り、あて名の変更又は取戻しを請求することができます。」と、ありますので、配達先まで行ってしまって、配達不能であることが確認されている場合は、このお客さんのようにあて先を変更してポストに投函されても配達することはできないことになります。
 ただ、届けることができない場合の事由についての記載が、犬がいたりする場合(同第81条)や、多層階住宅で受け取りポストが無い場合(同第82条)、受取人不在の場合(同第78条)以外で、具体例が見当たらないのは不思議なことです。
 唯一の根拠は同第77条(あて所配達)にある「郵便物は、法令又はこの約款に別段の定めのある場合を除き、そのあて所に配達します。」について、あて所が不明となる場合でしょうか。なんかあいまいですね。同第78条(受取人不在等の場合の取扱い)の条項には「受取人不在その他の事由によって配達することができない郵便物は〜」とありますが、これは持ち帰って別の方法でお渡しするという事が記載されているので、当てはまりません。なにが「その他」なのかは明確ではありませんが。
 いちおう「郵便局的」常識で判断・・と、いうことなのかもしれません。

 でも、名前だけ書いて「なんで届かへんねん!」とか、大阪府大阪市○○様とかすごい大雑把な住所で届かないと噛み付いてきて怒るお客さんもいるらしく、手に負えない人も少なからずいるようです。宅配便でもあて所がわからず、発送も受取も電話番号が無く連絡が取れない場合は郵便の場合と同じく持ち帰りになりますからね・・・。ただ、しつこく調べるなど料金分の差がある分、努力するようです。電話番号未記載の場合は荷受けした段階で「お客さん、これでは届けられへんわ〜、相手さんの電話番号書いてもらわな。届け先がわからんかった時に相手さんに聞けまへんやん。」と諭されるはずです。
 宅配と郵便、似て非なるサービスです。

 出張で岡山に出かけた時の事です。出張に行くと時間がある限り、周辺をうろついて散策し、面白いネタになりそうなものが無いか見て回るようにしています。
 今回の出張では建物周辺でのロケハンがあったので必然的に周辺を徘徊させて頂きましたが、如何に大阪が「かにが動く大きい看板」だろうが、「太鼓を叩く縞模様服のくいだおれ」だろうがぶっ飛ぶ位のものを見つけました。

店先の人形
 学生服店の店先においてあるマネキン
 顔がこれである必然性は全然無い。と、いうか、こんなやつおれへんやろ?
 女学生のマネキン?の足にポーズがついていて、妙に色っぽい・・・

顔のアップ
 顔のアップ
 受験シーズンだったせいもあるのか「必勝」はちまきをしている。
 でも、なぜゴリラ顔??しかも一方は絶叫ゴリラ顔だし・・

 地元の人や学生たちは「通常の風景」として見逃しているか慣れてしまっているようなのでぜんぜん見向きもしませんが、これは強烈でした。
 撮影している横をおばちゃん連中がガヤガヤと通り過ぎたのですが、このディスプレイの話題は一切出ず。学生も通り過ぎざまにチラとも見ません。逆に撮影していた私の方が見られる始末です。恐るべし。

 男子学生のマネキンはどうも人間臭いし、なんか本格的なマスクみたいで、女学生マネキン?はよく見ると通常のガクランを着ているし、異様な風景でした。

 ギターエフェクターのケースはいつも悩まされます。
 作った回路規模が収まらなければなりませんし、大きいと使う側からするとかさばって重くなるのでうれしくありません。また、ケースは足で踏んづけられる(英語表記ではpedalと記載されている場合もある)ことから、頑丈さが求められるので、あれこれと思案してしまいます。

 いろいろと検討した結果、タカチのHD11-6-3(60.5×31×111.5mm)に落ち着きそうです。もう少し小さくても良い場合はHD9-4-3やTD7-10-3(こちらは国産らしい)を使います。

TAKACHI HD11-6-3N
 TAKACHI HD11-6-3N(Nは表面仕上げ無しの型番)
 海外の自作エフェクターやメーカー製でもよく使われていて、HAMMOND社(カナダ)のOEMで販売されている。 他の型番もHAMMOND社製のOEM品が多数あるらしいが、このようにケース外装にHAMMONDのシールが貼付けてあるだけなので、実際にどれがOEM品かはカタログ型番からはわからない。

 エフェクタ自作が盛り上がってきた事があるのかもしれませんが、タカチのウェブではいつのまにやら「音響機器用のエフェクター等に利用されています。」という表記が付け加えられています(HDおよびTDシリーズメタルケース)。実際に作例を見た場合に多くの方がこのケースを使われている様です。

 アルミダイキャストですので、表面は鋳物特有の模様付きのザラザラ。エフェクタに使用するに当たり、ケース加工前に表面を耐水ペーパーなどで良く磨いてツルツルにしておくと格好よく仕上がります(エフェクター自作道を参照)。もちろん塗装等すればもっときれいになります。

 不満もあります。もう少し奥行き(ケース深さ)がある方が余裕ができてうれしいのですが、上記のHD11-6-3だと、ケースふた・底の厚さはそれぞれ2mmあり、ケース内サイズは27mmしかありません。入出力のジャックや、フットスイッチの大きさを考えるともう5mm程度余裕が欲しいところです。一つ上のサイズHD11-9-4となると高さ11cmに対して幅が9cmもあり、HD11-6-3に比べて幅が1.5倍で弁当箱のようにかっこ良くないサイズになってしまうので、なんとか無理矢理このサイズに納めるべく努力させられます。

 趣味で作っている分には、このあたりのことを考えるのもある種、パズルを解くのと同じで楽しみの一つですが、実際納期のある製品の設計だとすると各部品の寸法出しやケース機械加工の図面をしっかり作らなければならない事になり、地獄です。考えたくないです。

 「誰でも作れるギター・エフェクター」ではTD9-12-4Nが使われており、かなりサイズに余裕があります。ただ、先にも書いた通り、お弁当箱的縦横比になってしまうのが私好みではありません。 日本橋の共立電子産業シリコンハウスでは、TD9-12-4に「誰でも作れる〜」のポップがついていました。やはり問い合わせが多いのでしょうか。

 ケースの調達ですが、HD11-6-3は店頭在庫が見当たらなかったため(探索不足です。後でテクニカルサンヨーで見つけました。)、共立電子産業テクノベースで取り寄せをしてもらいました。テクノベースは企業向けの業務を主としているため、店舗ではあまり人を見かけません。売り場も広く静かで、シリコンハウスより買いやすくて好きなのですが、日曜祝日は休み、土曜・平日も18時までの営業なのでなかなか行けません。すぐ近くにある岡本無線電機は完全業務向けの会社で、概ね他の小売店舗よりも単価が低いのですが、土日祝日が休みなので、さらに行くのが難しく、電話とファックスで注文をかけた方が良さげです。

 郵便局では国家公務員(今は郵政公社職員)として働いている「本務者」と呼ばれる郵便局員と非常勤の「ゆうメイト」がいます。その他は集配業務等の委託業者の方たちですね。

 なぜか4月1日はゆうメイトを全員休ませるらしいのですが、休んだところで配達業務が無いわけではなく日ごろ配達なんかしない上の人間も借り出されるわけなのですが、「休んでいることにして出勤」しているゆうメイトが大部分の業務をやっぱり行っているわけです。
 そのかわり、「休んだことにして出勤」しているのは「休んでいる」訳ですから出勤扱いとしないので、他の日に休んで出勤扱いにするという、非常にややこし~い手段をとっているのだそうです。いかにもお役所的!?
 しかし、客を相手にする業務にそんな都合が良く代わりの日を作って休めるわけありません。もちろん慢性的に人手が足りていないわけで、休むに休めないらしいのです。その上4月は新年度、新学期、転居(転入・転出)、入学式のお祝いのレタックスなどバカほど業務があり、新学期が始まるまでに休みたかったらしいのですが結局まだ代休を取れず仕舞とのこと。

 今年から1月2日も年賀状配達を行うので、12月20日ごろから1月5日ごろまでお正月前後はまったく休み無し。本務者はいい気なもんで、バンバン休みます。そのツケはゆうメイトに跳ね返り、処理が滞ったり人手が足りなくなっててんてこ舞いになるわけですね。いちばん迷惑を被るのはお客さんというのがこれまたお役所的。
 日曜・祝日などの通常郵便の配達が無い日以外は休み無しの場合がほとんどで、土曜日は皆勤状態。書留、日時指定や速達、再配達なんかは日曜日になる可能性もあり、日曜が休みとも限らないんですよ。ゴールデンウィークなんて飛び石なんてかわいい状態ではなく、いつ休めるかもわからない状態だそうです。おかげで神経性の胃炎が続いて胃潰瘍になりそう・・・と、こぼしていました。

 郵便をとどけてくれる配達員の「郵便やさん」ですが、ほとんどがゆうメイト。彼らに公務員はええなぁ、なんていわないでくださいね。すぐクビにすることも可能なアルバイトですから、公務員的特典は全く無く、恩給なんて何年勤続しても付かないんですよ!
 郵便業務は半ばボランティアのように働いてくれる大多数のゆうメイトで配達業務がこなされているのが実情です(少なくとも都市部は)。がんばれ!ゆうメイト。
 休まなければならない時に気兼ねなく休める態勢にしてあげてください。

 土日にかけて天候も気候も良かったので、久しぶりに能勢の妙見山へ行きました。学生時代は良く走りに行ったものですが、五月山ドライブウェイや箕面・茨城から妙見山方面へ抜ける道(茨木能勢線:府道4号線、豊中亀岡線:府道7号線)が二輪全面通行止めになって久しいので、あまり流行っていないようです。また、茨木亀岡線:府道8号線は途中の採石場のある前後までの路面コンディションがひどく、二輪では通らない方が良いと思います。路面は荒れて非常に凸凹で石粉をまき散らした状態になっていて滑りそうで、あまり走りたい気分ではありませんでした。

 それでも余野茨木線は多くのツーリングライダーとすれ違いました。
 逆に二輪で通れる道が少ないせいもあるのでしょう。

 日曜日はあいにく天候が悪くなりかけの時間帯に山上駐車場についたので写真は今ひとつぱっとしませんが、単車で妙見山に行くなんて10年以上ぶりです。なんとまぁ、すごいブランクなんですが。
 久々というより、今の単車に乗ってからの初めての山道ワインディングだったので、勘を取り戻すのに精一杯です。走り込むなんてとてもとても・・・
 それに、通勤にしか使っていなかった体をいきなりスポーツ走行的使い方をすると、足やら肩に腕とお恥ずかしいはなしですが、夜の寝る前あたりに筋肉痛になりました。
 特に太ももはステップに荷重を掛けるために踏ん張っていたせいもあり、日頃の歩く動作では使わない筋肉を酷使したのか、痛くなってけっこう不自由しました。

 妙見山に行く道はもともと、『日蓮宗霊場能勢妙見山』への参道に近い感じの車道だったのですが、箕面の高山からの道とつなげるバイパスができてしまい、妙見口から登る旧道は野間のトンネルを通って来るか、摂丹街道(R423)を北側から下って来る人たちか、さもなくば昔から走っている人たちしか走っていないようです。山上駐車場は私設ですので、17時には門が閉められて出入りができなくなります。年末〜年始は参拝客でかなりにぎわっています(雪もあり凍結しますので、単車ではお勧めできません)。

妙見山上にて
 境内に行く鳥居の手前で撮影
 すぐ近くに妙見山とは関係ない霊園ができたらしく、無関係な事をアピールしている。実際霊園の経営には全く妙見山側はタッチしていない。

 日曜日ではまだ、山の桜はちらほらで本格的には今週中頃でしょう。下の方では日曜日には花びらがもう、舞っていました。
 今度の土曜日あたりで天気がよければ妙見山か、さらに山奥の方へ桜を見に行こうか、そうでなければ武田尾温泉付近へ行こうかと予定しています。

配達の時間

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 郵便配達の方が各家庭や職場のオフィスに配達してくれるのはいつも決まった時間にしてくれるような気がしますが、実はまったく定時の配達というのはありません。
 その地域を配達する経路が変わったり、たとえばマンションのような大世帯数を抱える建築物ができると配達にかかる時間・順序が変わってしまうので、「あれ、いつもの時間に郵便けえへんなぁ?」と感じるわけです。
 実際に通常郵便物、書留、速達を含めて配達日時は決まっていません。雪や台風などで遅れることもあるでしょうし、通販や通信教育の教材類が配達される場合は通常よりかなり多い郵便物を扱うため、どうしても全体的に遅くなってしまいます。

【いつもの時間に配達】

客「いつも×時ごろに配達きてもうてんねんけど、今日はけえへんねん。
  契約書が送られてくるはずやねんけど、それもってお客さんとこ行かなあかんから、早よぉ持ってきて。」
局「本日は配達する郵便物が多く、いつもよりお届けするのが遅れております。今しばらくお待ちいただけませんでしょうか。」
客「そない言うても、届かんと客んとこ行かれへんし、遅うなったらお客さん怒ってまうがな。うちだけ先に配達してくれへんの?」
局「お客様のご要望をお聞きしますと、後々すべての世帯で同じ要望をお聞きすることになってしまい、結局もとの通常配達と変わらない状態になってしまいますので、ご勘弁ください。」
客「いや、うちだけ特別っちゅうて言うてるんやないで、早よ持ってきてほしいんや。」
局「申し訳ございません。配達員も懸命に処理して配達しておりますので、もう少しお待ちください。」
客「どれぐらい待ったらええんや?
  配達員の携帯に電話して連絡してくれたらええんちゃうんの?」
局「配達員は局から携帯電話を貸与しておりませんので、申し訳ありませんが、現在どこを配達しているかは把握できておりませんし、連絡も取れない状況でございます。」
客「え?携帯もってへんの?」
局「はい、大変申し訳ありませんが連絡が取れませんので、お急ぎのところ失礼しますが、もう少しお待ちくださいますようお願いします。」
客「そない言うてもなぁ・・・。
  あ、いま来よったわ。(ガチャン!と電話切られる)」

と、まぁこんな会話が一日に一件は必ずあるそうです。
 言いたいだけ言って、一方的に電話を切られると、やりきれないとこぼしていました。

 郵便約款の第93条にあるように、「差し出した日の翌日から起算して3日以内」が原則ですので、市内郵便だから明日に届くとか、いつも何時に配達してもらうという保証も無い訳で、通常処理上その日数や時間で届いているだけなのです。
 速達の場合は同じく103条にあるように「最も速やかな速達配達便により配達する」となり、同じく各戸の配達時間までは指定がありません。
 小包の日時指定、翌朝郵便や不在通知による再配達希望についてはその希望日時に沿うように配達することができますが、通常はそのような指定はありませんので、「いつも10時には来てもらっている」のではなく、「その方の配達が大体10時ごろに回っている」というのが実際のところです。

 だって、みんなが「この時間に配達してくれ」となると、宅配便とは比べ物にならない信書の量を取り扱っている郵便局では何人配達人がいても足りないでしょう?
 赤字になるような料金で配達を取り扱っている信書を時間指定まではできませんよ。ご注意を。こちらの都合で郵便物がほしい場合は局留めがお勧めです。

 事情も約款も知らないお客さんから詰め寄られて「文句があるなら自分で配達してみろ!どれだけの郵便物があるか見てみる?」と、愚痴をこぼしそうになる時もあるようです。配達員も人間ですからお手柔らかに応対してあげてください。

 逆に「この郵便、明日には△△へ届く?」と聞いて、「はい、届きますよ。」と即答する局員がいたら、「ほんまやなぁ?ええ?絶対やな?」と詰め寄ってください。多分郵便約款なんか見たことがない、自分の業務の責任範囲を知らない局員でしょう。要注意な局員です。

ターボメーター

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 A/Tシフトインジケーターの続きで恐縮ですが、先の写真に写っていたターボメータです。

動作中のターボメータ
 動作中のターボメータ
 絶対圧は判らないので雰囲気ものですね(笑)

 ガソリンエンジンでターボとかスーパーチャージャーが搭載されている車種のメータパネルには動作を示すランプ(LED)がついている場合が多いのですが、ディーゼル車はなぜかついていないのが多いのです。

 走行中にちょっとアクセルを踏み込むと、過給器の過給音(キーンってやつ)が聞こえるのでなんとなく、動作しているのはわかるのですが、どうもどれぐらい過給しているのかははっきりしないんですね。ターボメータをオオモリなどのメーターメーカーのものをつけるという手もあるのですが、ECUからインテークマニホールド圧をモニタしているピンを発見し、こいつをモニターすればターボメータになるんじゃない?と思いつきました。

 通常走行の場合は負圧を示しますから、大気圧を基準に-76mmHg~+0.1MPaのあたりを示す信号がアナログ電圧としてセンサー出力されているようで、ECUはこれをモニターしているようです。
 ECU側の入力回路がはっきりしませんので、こちら側は高インピーダンスの回路で受け、できるだけ本来の回路に影響を与えないようにする必要があります。

 この手の用途のためと思われる東芝のリニアスケールのレベルメータIC TA7612Aを購入し、アナログ量をアナログ処理してバーグラフ表示させるようにしました。このICは10点のLEDをドライブでき、電源電圧も9~12Vとそのままで車両用途に流用できます。また表示される範囲の上下限をVref-とVref+で設定でき、今回のようなある程度の電圧がある状態を基準としてそこからの増加量をグラフ表示させるにはうってつけです。(ただし、メーカー廃品種でデータシートも見つからなくなりました。共立電子産業ではまだ市場在庫で販売しています。)

 回路的にはデータシートに載っている回路そのまま。インテークマニホールド圧信号(PIM)を100kΩを通して入力させ、エンジン停止の大気圧状態で何も点灯しないように、まず調整します。加速走行を行い、フルブースト圧がかかると思われる状態で10点全部が点灯するように上限を調整します。この下限・上限の調整を何回か行って、感覚的にちょうどよい状態にすれば調整終わりです。
 センサのばらつきである程度の出力範囲があるようですので、絶対圧をみるのではなく、あくまでも感覚的に見るだけです。実際のブースト圧を知りたいのであればブースト計か連成計をつけることになります。

設置してわかったことは
・低速・低回転でもアクセルを踏み込むとすぐ過給している(全速全域でターボ)
・高速走行時(80km/h以上)は常に過給している
・高速道路の登り道などではフルブースト状態
と、まぁいつも過給しているような状態なわけで、要らない理由というのもそのあたりかも?と、妙に納得してしまいました。
 しかし、通常走行でも過給する率が高い運転をしていると、当然そのようなアクセルワークをしているので燃料消費率も大きくなり燃費が悪くなりますので、シフトインジケータとあわせて見る事で経済運転をするようになりました。

 アナログIC版の現状から一歩進めて、PICのA/Dコンバーターを利用して計測し表示するタイプも試作しましたが、現状のアナログ版を取り替えるのが面倒くさくて、まだ実行していません。
 PIC版は16F819を使用して、最大3チャンネルのアナログ入力をボタンで切り替えでき、シフトインジケータ同様にメーターパネル照明信号をモニタして減光する機能もつけました。
 今の車は所有している期間が残り少ないので、取り付けるかどうかは・・・微妙です。
 他の2チャンネルに何をつなぐかも決めなければなりません。
 ソフトウェア上では、表示レンジを入力チャンネルごとに決めることができるので、それぞれのちょうど0~10点を表示する値を計測するのも、面倒くさいというのもあります。本格的設置には次の車種かと。

 もともとの電子工作の目的の1つであったA/Tのシフトインジケータですが、もう1年以上前に完成しており、実車に装備して使っています。今のところ不具合等は私の車では発生していません。

A/T シフトインジケータ
 シフトインジケータ(KZJ95用)
 (奥にあるのはターボメーター)

 停車中ですので、「1」の表示ですが、「1」〜「4」とロックアップ時は写真ではわかりにくいですが数字の左側のドットが点灯します。メータ照明の給電線をモニタしていて、ライトを点灯すると表示が暗くなり、夜間走行でも目に眩しくありません。
 コルゲートチューブで覆っているので太そうですが、実際は信号線4本+電源2本のAWG28の細い線で通しているので中に通しているケーブルの総径は3mm程度です。

ロックアップ
 4速ロックアップ状態

 [回路図]
 回路図中のLEDはピン配置が違うかもしれません。現物合わせで作成したので・・・
 使用したPICは16F628Aで、内蔵OSC4MHzのモードで使用しました。
 ケースはテイシンのTB-50Bです。ケース内にPICも表示部も全て納めました。
 プログラムの開発はCCS-C(PCM)で行っています。

 車両からの12V系の信号をツェナーダイオードで入力電圧をレベルシフトさせて抵抗内蔵トランジスタRN1204のベースへ入れます。概ね7〜8V以上掛けないとトランジスタがオンになりません。トランジスタのコレクタはプルアップの10kΩが接続されているので通常はHiになっていますがトランジスタがオンになると、コレクタ側はLoとなり、それをPICの入力ポートで検出して、表示動作につなげます。
 DIM(メータパネル照明)を検出すると、通常の表示動作を1ms行った後に5msほどブランク表示させ人間が感じる輝度を落として表示するようにしました。

 ECUからの信号取り出しは、ケーブルが切れるとATユニットが動かなくなるので、エレクトロタップで分岐させずにECUを開封し、基盤上のコネクタで相当する端子部分から直接信号線をハンダ付けして外に引き出しています。この手のものをつなぐと、ECU側のドライブ能力が問題となり、ECU本体が不調となってしまう事もあり特に気をつけなければなりません。
 シフトソレノイドのパターンはS1, S2, SLの3本で制御するタイプであれば他の車種も対応可能でしょう。他のパターンでも解析できればソフト側で対応できます(そこがハードロジックでなく、プログラムで処理する良い部分です)。

 表示系に回路を追加するか、I/Oのもっと多い16F873/16F876などにすると、7SEG表示器ではなく5×7ドットマトリックスタイプの表示素子が使えます。

 設置してわかった事は
・低速走行でも思ったより速く3速に入る(ショックが無いのでわからなかった)
・車速パルス計測で80km/h以上にならないとロックアップしない
・ブレーキングして減速するとシフトダウンしている
・ブレーキを踏んだ状態でN→Dに入れたりRレンジに入れるとショックを和らげるために3速→1速と変速する
・表示が楽しいのでシフトインジケータを見すぎて危ない(笑)
・なるべくシフトアップされるような燃費運転をするようになった

 NOx規制のため、私の車は車検が通せないので今年いっぱいしか乗れませんがドライブを楽しくするアイテムの1つになっています。乗り換えた場合はまた、その車種用に製作するでしょう。
 とはいえ、最近はかなりいろいろと車の状態を表示してくれるものが多くなってきたので、このシフトインジケーターもはじめから搭載している車種・クラスもあり、そのようなものがついていない車種に(笑)乗り換えるつもりです。

 だんだんと暖かくなってきて、単車乗りにはうれしい季節がやってきました。
 暖かくなってきたせいか、カレ(Bundit400。ただしカノジョかもしれませんが)も元気になってきましたが、ややヘタレな状態になってしまいました。

 以前からある程度の症状はあったのですが、暖気完了後にエンジンブレーキを掛けながら停止するとか、強めにブレーキングして停まるとかすると、アイドリングの回転数が極端に落ちてストールする事がしばしばあります。
 キャブレターのフロートか、アクセルワイヤーか、なにか燃料系のトラブルであるのは間違いないのですが、いかんせん調子良く回り続けてくれる事も多く今ひとつバラシに至っていません。土日にそのヒマが無いのと、ここ2ヶ月位ずっと土日に雨が降るので整備できないのも一因です。

 まず、エアークリーナーの清掃、フィルタ洗浄(初期型は湿式フィルタ)を、今度の土日にしてみようと思います。チョークのワイヤが何かに噛んで動かない原因も調べたいですしね。整備手帳や整備マニュアルが無いので困っています。ヤフオクで出品されているのでそれを落札するのもありかも・・

 本格的なシーズン到来前になんとか細かい不具合を改修しておきたい・・

Bundit 400
 現状のカレ(会社の地下駐車場なので回りの景色が悪いのはご容赦)
 ※携帯は検証用で貸し出し中のためしばらくデジカメで撮影した画像になります
 ホイールは汚いし、エキゾーストパイプも「焼けた」状態にはほど遠い汚れた感じ。タンクの傷・へこみも遠目ではわからないが、シートにまたがると目につく。プラスチック部品の焼けが目立ち、なんとかしたい。

デンパな人たち

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 都市部の配達局では配達対象世帯10万世帯以上、宛先になるとそれ以上の方々が居る訳ですが、それだけ多くの方がいらっしゃると個性的な方々がいます。

【書留が来る!】
 書留は通常の郵便物とは違う取り扱いをされており、到着していて本日配達分があるかどうか、配達済みかどうかなどのトレーサビリティがあり、状況がわかりやすい郵便物のうちです。それで、郵便局に電話して「今日配達される書留ありますか?」と問い合わせると少し時間をもらえれば局内の書留保管場所で確認をしてお返事する事ができる訳です。(もちろん配達人が既に持って配達に出て回っているとわからないのですが)。

客「あのぉ〜、今日あたり書留が来ると思うんですけど。」
局「はい、ご住所とお名前をお願いします。」
客「●●の△△なんですが。」
局「差出人がわかると早くお答えできるのですが、わかりませんか?」
客「いや、確証はないんですよ。」
局「はい?」
客「全くの、憶測なんですが、今日当たり書留がどこかから来ると思うんですね。」
局「は?来るかどうかははっきりされていないんですね?」
客「ええ、全くわからないです。憶測ですから。」
局「わかりました、お客様宛に書留があるかどうか、お調べして折り返しお電話させて頂きますので、お電話番号をお教え頂けますか?」
客「XXXX-XXXXです。」
局「ではわかり次第、ご連絡させて頂きますので、今少しお待ちいただけますでしょうか。」
客「はい、お願いします。」

と、まぁ、こんな感じで電話をしてくる人が居るらしい。
当然、憶測である訳で根拠が全くないし、差出人からの連絡もあった訳ではないので、書留はこの人宛には到着していません。

局「お調べさせて頂きましたが、お客様宛の本日分の書留はございませんでした。」
客「やっぱりそうですか。有り難うございました。」

と、報告がされる訳なんですね。
まだ、この人は応対がまともで、「ありがとう」を言ってくれるだけマシな方でしょう。このお客さんは思い出したように問い合わせがあるそうです。

小物工具(#1)

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 世の中にはいろんな事を思いつく人がいて、そのアイデアを形にして商品化する人がいっぱいいるわけですが、工具類には「おぉ!?」と「えぇ??」との判断が微妙な商品が目につきます。

サンハヤト ICピンそろった
 ICピンそろったサンハヤトから発売中:定価900円)
 右上のネジはアース線取付用

 パーツボックスの中でごちゃごちゃになっていたり、抜き差しの際に微妙に曲がってしまったゲジゲジの足を整列してくれる治具です。足の開きが一定でなかったり、工場出荷時の開いた足のパッケージを一発で矯正できます。残念ながらピッチ方向に曲がってしまった場合は、ピンセット等のお世話にならなければなりません。

 しかし、この非常にシンプルであり、限定された機能の工具(サンハヤトではあえて治工具と言っている)があるのすごい点です。量産工場等ではリードフォーマーなどでこの広げてあった足をきっちり揃える機械を通すわけですが、個人では導入は非常に難しいでしょう。手動のリードフォーマーもありましたが、結構通すのに力が必要だった記憶があります。機械を通して整列させるとうるさかったですし。
 これは実直に1つ1つ、手で閉じてゆくという健気さとその機能しかない潔さに惚れて買ってしまいました。基盤に直接ハンダ付けするパッケージの場合は曲げながら入れるので解決できますが、ICソケットを利用するPICなどはどうしてもきっちりと幅が決まった状態に曲げ直さなければソケットの抜き挿しに難儀します。1ピンだけ入らないとか・・端のピンがどうしても引っかかるとか・・・。工場出荷時のパッケージの足はソケットの幅よりたいていピン先の幅の方が広いです。
 見えている面は300mil(16F84Aなど)の幅用ですが、裏面には600miil(16F877Aなど)の幅用に溝が付けてあり、どちらのパッケージも対応しています。

 これのおかげで、購入したパッケージは、ソケット挿入するパッケージでもそうでなくとも、一回整列させてから、導電性フォームに挿すようになりました。ピンが斜め方向に入らないのでフォームの痛みが少ないのもメリットでしょう。それよりも丸ピンのソケットでもピン幅がピッタリに揃っているため、挿入時にイライラせずに済むようになった事が一番です。

使用風景
 使用中
 結構握力が要ります

形状の差
 使用前と使用後の形状の違い
 携帯で撮影もしたのですがさすがに接写に限界がありデジカメで撮りなおしです。

仕上がり具合
 仕上がり具合
 きっちりとピン幅が300milになり、ソケットに簡単に挿入できる。


 唯一のデメリットはこのためだけに900円近くを払うかどうか・・・でしょう。
 私は横着をしたいので、買ってしまいました。十分このありがたみを享受していますので、満足しています。(なんて小さい事でも満足するんだろう・・)

 どうせ作るなら人様にお役に立つものをつくりたい。
 しかし、「どう考えてもこれはなぁ〜」とツッコミが入りそうなのは、ギター歴0年、エフェクター歴0年。つまりやった事は全くない訳です。それでも作る。ただ、ひたすら作る。あはははは。

エフェクター (K&R FUZZ)
 製作したエフェクター(K&R FUZZ)
 実はフットスイッチの位置を設計ミスし、006Pの電池を入れるとふたと電池が干渉してちゃんと閉まらない(涙)。

 世間では自作のギターエフェクターがはやっているみたいですね。この「みたい」というのは検索エンジン等でヒットするページが確実に多くなっている事を拠り所としているのですが、どうやらサウンド&レコーディング・マガジンに連載していたものをまとめた「土日で作るオリジナル・エフェクター」(畑野貴哉著)とか、リットーミュージックムックの「誰でも作れるギター・エフェクター」(本多博之著)、ウェブ上で回路図まで公開してくれている「ひよこのページ」などの影響もあるんだと思うんです。
 エフェクターは『買うもの』ではなく『作るもの』と言う意識が根底にあるとしたらモノ作り日本の基礎を支えてくれる良い事ではないかと・・。
 ミュージシャンが半田ごて握って、エフェクターを自作するってのは絵になるんでしょうけど、私の場合のギターは弾けないがエフェクターは作るってのはどうなんでしょう?あんまり、かっこ良くなさそうだなぁ。

 会社の同僚にベースを弾く奴がいて、ベース用のエフェクタってあんまり無いんですよね。「ファズならベースでも使えるかなぁ」ってことでFUZZ等の歪み系をメインに作ってみる事になっています。

 自作されている方々には、プリント基板まで自作されている方が多くて感心しますが、私はロートルにユニバーサル基盤で手配線でやっております。薬品扱うんで自宅で作業すると結構保管や作業の場所等で気を遣うんですよ。業務で製作している訳ではないので、1回のプリント基板の作成でもそんなに割り付けして何枚も作りませんし、現像液等が次回まで持つかどうか不安もあるので、当面は指をくわえつつシコシコと手配線しています。でも、配線を最適化するために、プリント基板レイアウトCADのEAGLEを使って配線プランはちゃんと立てているんですよ。その方が配線作業時に間違いが少なくなるし、追いかけやすいですしね。

EAGLE 4.13r画面
 製作したK&R FUZZの基盤配線
 MacOSX版 4.13rのスクリーンショット

 青い線が半田面の配線。赤い線が部品面のジャンパー。ユニバーサル基盤で作る場合はハンダ面にピン間1本も配線を通せないので悩まされます。
 部品のライブラリ等が初めから多くそろっているのもEAGLEのうれしいところです。どうしても無い場合は自作するしかありません。最近のバージョンでWindows版と比べて一部の機能制限はありますが、MacOSXで稼働するX11ベースのバージョンが動き始めて、評価中です。(2005/3/29に4.14がリリースされました)

 この記事以後のエフェクター関連記事は以下をご覧ください。
 エフェクターケース (HAMMOND #1590B)
 出戻りエフェクター (ひよこのぺーじ:ディストーション)
 エフェクター作り(基板設計編) (ひよこのぺーじ:ファズ)
 エフェクター作り(ケース加工編) (RED FUZZ)
 エフェクター作り(基板実装編) (RED FUZZ)
 エフェクターケース (TAKACHI TD9-12-4N)
 エフェクター自作(Phase45 #1)
 エフェクター自作(Phase45 #2)
 ガーガー(#1) (Dr.Quack)
 ガーガー(#2) (Dr.Quack)

 工作をしているときに常に必要になるのが、導通テスターです。
 一見ハンダがきっちりついているように見えてもぜんぜん導通がなく、動作不良の原因となるハンダ付け不良という厄介モノが発生していないか、または目的の結線が行われているかどうかをチェックするためのものです。
 ハンダ付けの妙技を会得していると問題ないのですが、なにせ錆び付いた脳みそと手足を再訓練したので至らぬところが多いため、必ずこのツールのお世話になります。

 この導通テスターの主たる目的である、2点間の導通がちゃんとあるかという配線チェックには欠かせない機能が最近のDMMには搭載されており、それを使うのも良いのですが、導通を測るためにはある程度電圧をかけて電流を流さなければなりません。それにはテスターの電池が使われるわけですが、導通テストにばかり利用して肝心の本業である電圧などを測定するお仕事の時に電池切れになると洒落にならないので一番頻繁に使用する導通テスター(導通チェッカー)の機能を別に作りました。

導通チェッカー
 製作した導通チェッカー
 使い始めて1年近く経ちますが電池はまだ換えたことはありません。

 導通テスターというのも単純な機能ですが、なかなかこちらの要求仕様に応えるものとなると市販品では単機能過ぎてあまりなく、あっても非常に高額です。

 ならば自作するというのが趣味の本道ですので(笑)、「居酒屋ガレージ」で回路図も公開されている「100円ラジオ」のケースに組み込む「導通チェッカー」を製作させていただきました。
 この導通チェッカーは優れもので、印加電圧は0.5V、導通時の電流が0.1mAと被測定回路に与えるストレスが小さく、途中に半導体素子があったり、10Ω程度以上の抵抗があるとブザーが鳴らない(判定の抵抗値は調整可能)という優れものです。

 以前、トランジスタ技術で掲載された1.5Vの電池1セルで動作し、インバーテッドダーリントン回路などのトランジスタで構成した、印加電圧も0.6V程度のものを製作していたのですが、引越しのたびに混沌と化する荷物にまぎれて見つからなくなってしまい、当時の掲載誌も紛失したので再現もできなくなり、結局新たに製作する羽目になりました(見つかりました:笑)。

 この導通チェッカーは消費電力も非常に少なく、一定の時間、測定をしないで放置すると電源がオフとなる回路がついており、うっかりモノでものぐさな私にはうってつけの導通テスターです。もちろん性能は満足しており、DMMの導通チェッカ機能は使わなくなりました。

 引用元のキットではワニ口クリップでしたが、やはり私はテスト棒のほうが使い慣れているので、バナナジャックをつけて、テスト棒でチェック作業をしています。

 内部の実装具合などを後日の記事で紹介しておりますので、そちらもご参照ください。

真空管アンプ

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 メインはマランツのA級動作が可能なプリメインでしたが、作業部屋に音がほしいのもあり、ツールボックスの製作開始当時から組み立てて使いたかったエレキットのTU-870を購入し組み立てて設置しました。

TU-870
 組みあがったエレキットTU-870
 すでにキットとは部品が変更されている箇所が多い。

 仕事先の方のオフィスで見かけて組みあがった実物をその目で見てからというもの、まず「作ってみたい!」で「聞いてみたい!」と来て次には「ほしい!」となりました。しかしながら大枚2万円近くはたく訳ですからそれなりに期待はあります。ネット上でいろいろと評価を見たり改造記事を見たりと、予備知識は仕入れましたが、音モノですので作った上で聞いてみないとわかりません。

 組み立てに使ったはんだは、一応音が良いとされる「音響銀ハンダSR-4NC」。
 組み立て前にキットの中に入っている炭素皮膜抵抗は1%誤差の金属皮膜抵抗でそろえなおし、カップリングコンデンサ類も音響用のポリプロピレンに変更しました。この段階でキット純正の音とはすでに違うはずですが、アップグレードキットを入れて組み上げた後にしばらくしてから、追加した電源デカップリングのコンデンサも150μF/400Vのものに入れ替え、入力端子から入力切替スイッチへの配線も付属のシールド線から同軸に変えましたし、デカップリングコンデンサを入れ替えた段階で低音が増強された感じはしますがいわゆる「ドンシャリ」になったような気も・・・。
 もっとも、スピーカーケーブルも同時に交換したのでどちらが変化の大元かはわかりませんが。

 出て来る音ですがボーカルのあるポップス系以外のジャズやブルースには非常に満足しています。クラシックのストリングス系も得意そうです。ユーロテクノやJポップスのボーカルつきなどでは中域が物足りない感じ(これが「ドンシャリ」と書いた原因)ですが、ボリューム上げればそれなりに鳴ります。いかんせん真空管からトランス出力ですから、鳴らすスピーカーとトランスとの相性もあり、絶対的な評価が下せません。

 聴く音楽のジャンルを選べば聴き疲れしないアンプで、出力も小さな部屋では十分です。
 真空管アンプについてはいろいろと世間の評価が分かれます。カップリングコンデンサを東一のビタミンQに交換するとかワイヤリングケーブルをいわゆるビンテージにするとか、超3接続に改造するとかあるようですが当分先ですね。真空管アンプは時間とともに音が変わるといいますが、初めて火を入れてから10分の間に激変しましたのであながち言われているだけではないようです。ただ、コンデンサは振動するとかビンテージワイヤーは音がいいとかはあまり信じるほうではありません。ワイヤー換えると音が変わるのは過去に経験していますが、よい音とは聞く本人に対して心地よい音かどうかという判断基準を当てはめるとすると、一概に「○○を使うと音がよくなる」というのは万人に当てはめることはできないでしょう。
 主観的な事であれば判断する人によって評価が変わりますし、「これを換えると音がよくなる」という思い込みに起因するプラシボ効果みたいのもあるはずです。本当の二重盲検テストをしてみないと感覚的な結果だけでは良い・悪いの評価はできないと思うのが正直な感想です。

 最近は真空管アンプの復権がなされているようで、「真空管は音がよい」といわれていますが「よい音」は主観的な評価であり、「原音に忠実」、いわゆるHi-Fiではないですし、電極の消耗があり消費電力も大きい寿命の短い素子を使い、ほとんどの場合出力トランスを仕様しなければスピーカーを鳴らせないなど、全面的に手放しでは「真空管は良い」という意見には同意できない・・というのが私の考えです。
 でも、このアンプには満足していますよ。価格の割には大変良くできていると思います。

 トランジスタ技術2002年11月号に掲載された記事で触発されて自分仕様に一部変えて作成したのがこれ。

ツールボックス
 ほぼ製作の完了したツールボックス

 以前にも書きましたが、構想から完成まで足掛け1年以上かかっています。
 オリジナルの小田島氏版と違うのは、
・スイッチ類はトグルスイッチではなくプッシュスイッチや波型スイッチにした
・ロジックチェッカの機能をHI/LOに加え、立ち上がり/立下りエッジの検出もできる
・I/Oユニットをメインユニット上に搭載せず別筐体として利用できるようにした
・可変電圧出力への給電をオフにできるスイッチを追加した
・電源出力端子の配置をすべて左右に並べ、出力電圧で色分けした
・蛍光灯アームスタンドは搭載と採用を見送りした
・電源のヒューズをパネル面で交換可能にした
・メインユニットの寸法がオリジナル版よりたぶん小さい

 電源ユニットが85-110Vの仕様だったため中国で作業するときはステップダウントランスが必要でした。機会を見て、スイッチング電源ユニットをワールドワイド電源対応にしたものに乗せ替えをしようと目論んでいます。

 PICSTART Plusのアダプタはかなり大きく閉口していましたので、このツールボックスにしてから大元のAC100Vだけ接続すれば、機能的にまとまってすっきりしているので作業時の準備に要するバタバタさがなくなりました。

 アタッシュケースも同じ物を利用しようとしましたが、さらに一回り小さいものが安売りしていたため、そちらにはいるようにサイズを見直ししました。メインユニットのスペーサーもオリジナルは35mmですが、上方向のクリアランスを確保するため私の場合は30mmに抑えました。おかげでユニット内は窮屈ですが、一回り小さいアタッシュケースの蓋側に余裕ができました。

 あとは蓋側にパーツケースや工具類を保持できるようにすることです。当面は自宅の作業台で作業する限り工具類を入れてしまえるようにすることや部品類を持ち運べるようにする必要はないでしょう。本当に仕事として作業するなら部品や工具も携行できないとだめですよね。
 国際線で手荷物として何度も持ち込みましたが、中身を改められる事はありませんでした。もちろん、工具類(カッターナイフ、ピンセット、半田ごてやドライバーなど)は手荷物として預けて機内に持ち込まないようにしておかないと、搭乗できませんので注意が必要です。

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このページには、2005年4月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

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