どうせ作るなら人様にお役に立つものをつくりたい。
しかし、「どう考えてもこれはなぁ〜」とツッコミが入りそうなのは、ギター歴0年、エフェクター歴0年。つまりやった事は全くない訳です。それでも作る。ただ、ひたすら作る。あはははは。
製作したエフェクター(K&R FUZZ)
実はフットスイッチの位置を設計ミスし、006Pの電池を入れるとふたと電池が干渉してちゃんと閉まらない(涙)。
世間では自作のギターエフェクターがはやっているみたいですね。この「みたい」というのは検索エンジン等でヒットするページが確実に多くなっている事を拠り所としているのですが、どうやらサウンド&レコーディング・マガジンに連載していたものをまとめた「土日で作るオリジナル・エフェクター」(畑野貴哉著)とか、リットーミュージックムックの「誰でも作れるギター・エフェクター」(本多博之著)、ウェブ上で回路図まで公開してくれている「ひよこのページ」などの影響もあるんだと思うんです。
エフェクターは『買うもの』ではなく『作るもの』と言う意識が根底にあるとしたらモノ作り日本の基礎を支えてくれる良い事ではないかと・・。
ミュージシャンが半田ごて握って、エフェクターを自作するってのは絵になるんでしょうけど、私の場合のギターは弾けないがエフェクターは作るってのはどうなんでしょう?あんまり、かっこ良くなさそうだなぁ。
会社の同僚にベースを弾く奴がいて、ベース用のエフェクタってあんまり無いんですよね。「ファズならベースでも使えるかなぁ」ってことでFUZZ等の歪み系をメインに作ってみる事になっています。
自作されている方々には、プリント基板まで自作されている方が多くて感心しますが、私はロートルにユニバーサル基盤で手配線でやっております。薬品扱うんで自宅で作業すると結構保管や作業の場所等で気を遣うんですよ。業務で製作している訳ではないので、1回のプリント基板の作成でもそんなに割り付けして何枚も作りませんし、現像液等が次回まで持つかどうか不安もあるので、当面は指をくわえつつシコシコと手配線しています。でも、配線を最適化するために、プリント基板レイアウトCADのEAGLEを使って配線プランはちゃんと立てているんですよ。その方が配線作業時に間違いが少なくなるし、追いかけやすいですしね。
製作したK&R FUZZの基盤配線
MacOSX版 4.13rのスクリーンショット
青い線が半田面の配線。赤い線が部品面のジャンパー。ユニバーサル基盤で作る場合はハンダ面にピン間1本も配線を通せないので悩まされます。
部品のライブラリ等が初めから多くそろっているのもEAGLEのうれしいところです。どうしても無い場合は自作するしかありません。最近のバージョンでWindows版と比べて一部の機能制限はありますが、MacOSXで稼働するX11ベースのバージョンが動き始めて、評価中です。(2005/3/29に4.14がリリースされました)
この記事以後のエフェクター関連記事は以下をご覧ください。
エフェクターケース (HAMMOND #1590B)
出戻りエフェクター (ひよこのぺーじ:ディストーション)
エフェクター作り(基板設計編) (ひよこのぺーじ:ファズ)
エフェクター作り(ケース加工編) (RED FUZZ)
エフェクター作り(基板実装編) (RED FUZZ)
エフェクターケース (TAKACHI TD9-12-4N)
エフェクター自作(Phase45 #1)
エフェクター自作(Phase45 #2)
ガーガー(#1) (Dr.Quack)
ガーガー(#2) (Dr.Quack)
2004/03/11 追記
エフェクター関連の記事リストを追加しました。
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