郵便局では国家公務員(今は郵政公社職員)として働いている「本務者」と呼ばれる郵便局員と非常勤の「ゆうメイト」がいます。その他は集配業務等の委託業者の方たちですね。
なぜか4月1日はゆうメイトを全員休ませるらしいのですが、休んだところで配達業務が無いわけではなく日ごろ配達なんかしない上の人間も借り出されるわけなのですが、「休んでいることにして出勤」しているゆうメイトが大部分の業務をやっぱり行っているわけです。
そのかわり、「休んだことにして出勤」しているのは「休んでいる」訳ですから出勤扱いとしないので、他の日に休んで出勤扱いにするという、非常にややこし~い手段をとっているのだそうです。いかにもお役所的!?
しかし、客を相手にする業務にそんな都合が良く代わりの日を作って休めるわけありません。もちろん慢性的に人手が足りていないわけで、休むに休めないらしいのです。その上4月は新年度、新学期、転居(転入・転出)、入学式のお祝いのレタックスなどバカほど業務があり、新学期が始まるまでに休みたかったらしいのですが結局まだ代休を取れず仕舞とのこと。
今年から1月2日も年賀状配達を行うので、12月20日ごろから1月5日ごろまでお正月前後はまったく休み無し。本務者はいい気なもんで、バンバン休みます。そのツケはゆうメイトに跳ね返り、処理が滞ったり人手が足りなくなっててんてこ舞いになるわけですね。いちばん迷惑を被るのはお客さんというのがこれまたお役所的。
日曜・祝日などの通常郵便の配達が無い日以外は休み無しの場合がほとんどで、土曜日は皆勤状態。書留、日時指定や速達、再配達なんかは日曜日になる可能性もあり、日曜が休みとも限らないんですよ。ゴールデンウィークなんて飛び石なんてかわいい状態ではなく、いつ休めるかもわからない状態だそうです。おかげで神経性の胃炎が続いて胃潰瘍になりそう・・・と、こぼしていました。
郵便をとどけてくれる配達員の「郵便やさん」ですが、ほとんどがゆうメイト。彼らに公務員はええなぁ、なんていわないでくださいね。すぐクビにすることも可能なアルバイトですから、公務員的特典は全く無く、恩給なんて何年勤続しても付かないんですよ!
郵便業務は半ばボランティアのように働いてくれる大多数のゆうメイトで配達業務がこなされているのが実情です(少なくとも都市部は)。がんばれ!ゆうメイト。
休まなければならない時に気兼ねなく休める態勢にしてあげてください。
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