ミニアンプ

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 エフェクターを作成する事にしたのは良いのですが、6.3φのプラグで受ける音響再生機器が無いのに気付きました。RCAのタイプは真空管アンプでもあるのですが、一般的なギターの信号を引き回す通称「シールド」は、ぜんぶ6.3φのプラグでやり取りするため、エレキギターを持っていない家ではそんな機材は無いのです。

 仕方が無いので、LM386Dを使ってモノラルアンプを組もうかと思っていたのですが、トランジスタ技術BeginersでNJM2703を使ったステレオミニアンプが掲載されていたので、そちらを作成する事にしました(LM386はデッドストックになってしまいました)。どうも見た記憶があると思えば、昔のトランジスタ技術に掲載されていたようです。生憎、当該記事の掲載誌が紛失してしまっているため、トラ技Beginners2巻を買う事にしました。
 初めは図書館で借りてきた書籍に掲載されていて、「これはいいや!」と思っていたものの、返却期限が来てしまい、延長するのも気が引けたため、他の記事も含めて製作するつもりで書籍を購入しました。

ポータブルなステレオミニアンプ
 ポータブルなステレオミニアンプ
 写真では見えないが、入力部に6.3φのステレオジャックに変更した。

 単三電池2本の3Vで作動し、電池もそこそこ長持ちするようなので、重宝しています。一番高価だった部品がケース、次いでステレオの二連ボリュームというなんだか納得のいかない部品価格構成です。記事と違うのは電源やステレオ/BTLモノラルを切り替えるスイッチ類がトグルスイッチからスライドスイッチにしたこと。また、入力もステレオミニで受けていたのを、6.3φ標準ジャックのステレオと、RCAのL/Rで受けるように変更しました。

内部配線
 内部配線の様子
 けっこう詰まっているので、苦労した。

 さて、今回は電池も含めてケース内に全てを納めなければなりません。掲載の作例ではステレオミニジャックで受けていたので内部的スペースに余裕がありますが、私の場合はステレオ標準に加えてRCAジャックまで付けたため、ケース内のスペースをかなり圧迫します。また、スピーカーも曲者で、思った以上にスペースを確保しなければ取り付けと筐体内に納めきれません。幸い秋葉原に行った時に何かの時にと思い購入しておいた楕円形スピーカーがぎりぎり入りました。
 また、このケースは上下嵌め合わせではなく、スライド式だったために、入出力に引き回す配線が、筐体の長さよりかなり長い目にしなければならなかったので、これも納めるために苦労しました。

 とりあえず、結構パワフルに鳴りますし、スピーカー出力が別に出してありますので外付けスピーカーでステレオでもモノラルの単一スピーカーでも鳴らせますので、便利です。特にエフェクターのテスト等でギターアンプが無い場所でちょっと音出ししてテストしてみたい時に威力を発揮しそうです。低音が出ないのはサイズ的に無理があるのであきらめています。
 しかし、電池電源の3Vでオペアンプ出力をそのままスピーカーにドライブ出来るようになっており便利になったものです(音質がどうのこうの言わなければ文句無しです)。

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このページは、なんぎが2005年4月29日 13:41に書いたブログ記事です。

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