2005年5月アーカイブ

 看板の文句にもつい、見逃してしまいそうな物が多いのですが、その気が無く見ると「あっ、そう。」と済んでしまいそうなのですが・・

この標語はおかしい
 お客様のとのお約束!!
 いや、約束って言われても・・

 堂々と「お客様とのお約束!!」と書いてあるのですが・・・

 ■あいさつ!
 たぶん、「いらっしゃいませ!」とか「有難うございました!」って事なんだと思います。挨拶推進運動なんて事をいっている運輸業もあるくらいですから、お客さんに向かって挨拶するのは接客の重要な項目でしょう。

 ■笑顔!
 確かに店員さんの笑顔は、来るお客さんの心を和ませてくれますし、笑顔で応対してもらうと気持ちが良いですよね。これは推進してもらってうれしいものでしょう。

 ■返事!
 これは約束せずとも守ってほしい事項だと思いませんか?
 呼ばれて返事しない、物事を頼んでも返事しない、というのはコミュニケーションが成立しない訳ですから、約束する・しない以前の問題で「あたりまえ」の事ではないでしょうか。接客に重要というより人と人との関係の成立に関するものでしょう。

 思うに、「あいさつ」ときて、「笑顔」あたりまではすっと出たのでしょうが、3つ目の約束事に窮してしまったのではないでしょうか。もし本気で「返事」を約束しなければならないと思っていた人が考えたコピーであれば、ちょっと困り者かと思います。
 考えて、困った末に、出てきた言葉が「返事」だったと信じたい所です。

 お店に入ってみましたが、あんな約束を堂々と掲げずとも、十分気持ちの良いちゃんとした応対と雰囲気のお店でした。あの看板外しませんか?

ちゃんぽん

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 ちゃんぽん。いえいえ、お酒の種類を混ぜこぜにして飲んでいるのではありません。麺類のちゃんぽんです。
 長崎を主として九州地方から来られた方が、大阪の中華料理店で「ちゃんぽん」を頼むと怒りそうになるかがっかりするかのどちらかとなる事は間違いありません。

大阪のチャンポン
 大阪的ちゃんぽん
 だいぶ本家の長崎ちゃんぽんとはちがう。

 さて、件の大阪的ちゃんぽんですが、その実体は「五目あんかけラーメン」と言っても良いものです。豚肉、タケノコ、人参、白菜などの八宝菜のようなものが、ゆるくとろみのあるスープで中にゆであがった麺が入っているのが、大阪的ちゃんぽんです。スープの味は鶏ガラベースのしょうゆ味(ラーメンスープ?)の場合が多いようです。

 長崎の現地や、大阪でも「長崎ちゃんぽん」としている店に入ると長崎の方にとっては想像通りのものが出てくるのですが、どうも大阪の中華料理店のチャンポンはちがうようです。大体、メニューに「チャンポン」と「長崎チャンポン」の2つが並んでいたりする人を混乱に陥れる店がほとんどで、親切に「長崎チャンポン」と書いていない店では必ず「大阪的」チャンポンが出てきます。
 私の記述も混在していて迷惑な話ですが、店によって「ちゃんぽん」だったり「チャンポン」だったりと、全く統一性がありません。長崎とつくと「ちゃんぽん」と平仮名表記がほとんですが、大阪では「チャンポン」とカタカナ表記でメニュ−に書いてある店が目立ちます。

 長崎から大阪に出てきて中華料理店で「チャンポン」を頼んで、びっくりして「頼んだものと違う?」と言う戸惑いと「何だこれは!」という怒りがこみ上げてきたと長崎出身の人から聞きました。さらに「あれは別モンや…。」と納得し、勉強させられたと言っていました。

 しかし、紛らわしいですね。本家と違う料理が同じ名前でメニュ−に書いてあるのは。
 九州の方、大阪の中華料理店のチャンポンはいつものちゃんぽんと違うのでご注意を。

 「また、飽きもせずによう行くなぁ」と言われそうです。
 先日、山頂まで入れなかった深山神社に参拝する事が出来ました。

深山神社宮
 山頂にある深山神社の境内

 さすがに社務所はここには無く、山を下りたところにあるのですが、神社自体はこの山そのものがご神体らしく、山頂に境内が作られています。
 この日はラジコングライダーの愛好家の方々が来られていて、山腹へ向けやって来る上昇気流で飛ばされていました。グライダーなので着陸も風まかせなのが難点で、山肌に群生しているクマザサの茂みに不時着させて回収していらっしゃいました。モーター音も無く静かに風の通る音の中に空に音も無く浮かんでいるグライダーはなかなか山の静けさに溶け込んで見ている方も静かな気持ちになります。

雨量レーダー
 山頂の雨量レーダー

 最高峰には神社があるのですが、その手前に国土交通省の雨量レーダーがあります。中では機器類のファンの音が喧しく唸っており、唯一の静寂を乱す音源となっています。通常は無人で、だれも居ないようです。

 この深山は独立峰で周囲に連なる山が無い事から、山頂からの眺望は大変すばらしく、視程距離の長い場合はかなり遠くまで見える様です。また、周囲に主だった道路も無く、ひたすら風の音と鳥の鳴き声しか聞こえない、静かなところです。
 都会の喧噪に疲れた時に訪れると、またその静けさが心に染み入ります。

発明記念館

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 日清食品が提供している「インスタントラーメン発明記念館」に行ってきました。(入場無料)

 実は、オープン初日に一度訪問していたのですが、なかなか次に行く機会が無く2004年の11月26日に拡張して再オープンしたのも知らずに(なんて失礼な!)5年余のブランクをおいての訪問です。初回オープン時に比べて展示内容も増強され、楽しく発見的に展示を見る事が出来るように工夫されています。

 チキンラーメンから始まったインスタントラーメンの系譜を見る事ができる「インスタントラーメン・トンネル」があり、日清食品の発売した全商品(国内向け)を見る事が出来ます。

インスタントラーメン・トンネル
 インスタントラーメン・トンネル
 「お茶漬けラーメン」などの絶滅したラーメンも見る事が出来ます。

 また、世界的に空前のヒット商品と行っても良いカップヌードルの具材、スープを選んで自分だけのカップヌードルを作る事の出来る「マイカップヌードル・ファクトリ」があり、カップだけを購入し(5/1現在1ヶ300円)、カップのデザインを自分でマーカー等で書き込みます。そこからスープを4種類の中から選択、さらに12種類の具材から4種類を選択して、封をします。シュリンクパッケージしてもらい、世界に1つだけのカップヌードルを作る事が出来ると言う趣向です。

マイカップヌードル・ファクトリ
 マイカップヌードル・ファクトリ(体験工房)
 土日は写真のようにかなり賑わっている

選択メニュー
 訪問した時の選択メニュー
 個人的には「ひよこナルト」が必須具材か?(笑)

カップを購入する自動販売機
 カップを購入する自動販売機
 本当カップしか出てこない(笑)
 係のお姉さんは、カップの補充に来ていた。当然、カップの中身は空です。

 2階のチキンラーメン手作り体験工房では、実際に小麦粉をこねるところから始めて、延ばして製麺し、揚げて袋詰めし、世界に1つしか無いオリジナルのチキンラーメンを作る事を体験出来ます(要予約)。土日や夏休み等の長期休暇の時はほぼ予約ですぐに定員が埋まるそうで、受付の方は大変そうでした。
 この体験工房も施設の拡充時に一度に体験出来る人数が増やされたようです。

 1階奥にあるテイスティングルームでは、自動販売機で購入したカップ麺をその場でお湯を入れてもらい食べる事が出来ます。たとえば「どん兵衛」ですが、これは関東向けと関西向けがある商品としては有名ですが、関西では手に入りにくい関東向けも発売されており、その場で食べ比べする事も出来るわけです。また日本航空の機内販売向けの商品(うどんですかい、そばですかい等)や、発売地域限定の商品も種類は限られますが入手出来ます。

 あっちを見たり、こっちを見たり。予約していればインスタントラーメン作りも体験出来るという、博物館等に比べれな小さな施設ですが色々な事が見たり聞いたり手を使ったりして体験出来るようになっていて、子供連れでもカップルでも楽しく過ごせる場所です。
 ただし、開館時間が夕方4時まで(入館は3時半まで)というのが少しつらいかもしれません。早めに行ってじっくり見て回りましょう。クイズコーナーで4問以上正解するとお土産がもらえます。

 PICで工作をしていると、18ピンなどの小さなデバイスでは、状態表示や外部への出力へ割り当てる事ができるピン数がかぎられおり、苦労します。
 そんな中で、重宝するのが液晶ディスプレイモジュールです。特に16桁×2行や、20桁×4行といった製品は、秋月電子からの価格もあるのでしょうが、ジャンク品で出回ったりする場合が多く、安価で手軽に利用出来る表示デバイスです。

汎用液晶モジュール
 汎用液晶モジュール
 これはバックライト付きのモジュールが組み込まれている
 画面はマルチチャンネルトリップメータのもの

 特に一般的なのが日立のHD44780を雛形とする互換デバイスを搭載しているモジュールで、1ピン・2ピンが電源のプラスとマイナスが逆なものがあり、注意が必要ですが、概ね14ピンで外部とのインターフェースが構成されており、パラレル接続をします。
 さらにデータバスは8ビットあるのですが、4ビットの組み込みCPUを意識しているのか、4ビットで通信を行いデータやコマンドを送る事が出来るモードもあり、ピン数の少ないPICなどのCPUでは大変便利です。
 また、表示用にメモリを持っていますので、ビデオ出力と違い常に表示データの全てをCPU側で保持しておく必要がないので、メモリの節約ができ、制御も楽になります。

 PICで使う事を前提として、4ビット通信モード専用の汎用モジュールを作り、試作時を含めた液晶モジュールのドライバの統一と取り扱いの簡便さを確保しました。
 写真のモジュールはDB4〜8のデータ線、RS/E/RWなどの制御線、電源及び表示コントラストの合計10本を外部に引き出して接続する事が出来ます。頻繁に接続したり外したりする事が考えられましたので、モジュール側にはMILコネクタを付けて耐久性と確実さをつけるようにしました。

 今のところ、RWは書き込み専用で使うので、内部的にGNDに落としてあります。また、表示コントラストも内部でVRにつながったままになっており、外部端子への引き出しはしていません。切り替え出来るスイッチ類を付ければ外部/内部切り替えをし、外部に接続した線を有効にする予定です。

 うっかり切手を貼らずにポストに入れてしまった・・なんてことは、良くある様です。貼ったか貼っていないか記憶が曖昧の場合もあるようで、心配になって電話をされてくるようなのですが・・・

【先方に失礼じゃ無かったの?】

客「そっちあての郵便物にな、切手な、貼らずに出したみたいやねん。どうなんの?」
局「あて所に書かれた方に配達時に、料金不足でご請求させて頂く事に通常なりますが。」
客「やっぱり、そうやんな。それって相手さんにすごい失礼やんか、」
局「そうですね、受け取った方にご請求がまいりますので、失礼とも言えるかもしれません。」
客「そうやんな、儂かてすごい失礼や思うわ。ほな、いっぺん出した手紙取り戻して切手貼って出し直すんは出来るん?」
局「はい、宛先の郵便受けへ配達前でしたら『取戻し請求』をお出し頂き、取り戻す事が出来ますので、出された郵便物をお客様にお返しした上で、再度切手を貼付して頂いてお出しいただけます。」
客「それ、ええやん。こっちに郵便物返ってくるんやな?」
(どうも、自分のポストに入れてもらえると思っているようだ)
局「はい、窓口まで身分証明となるものと印鑑をお持ち頂き、確かにお返しすべき郵便と、お返しするご本人と言う確認がとれれば、お返しとなります。」
客「え、郵便局まで取りに行かなあかんの?」
局「はい、ご本人の確認が必要ですので配達は致しておりません(やっぱりや)。」
客「ほな、取りに行かなあかんねんな。」
局「お手数をかけますが、お願い致します。」
客「取戻し請求とかいうやつ出しに行くわ。」
局「お出し頂いた局と違う郵便局での取り戻しとなりますので、取戻し手数料400円がかかりますが、よろしいでしょうか?」
客「え、お金かかるん?取り戻すのに?」
局「はい、申し訳ございませんが手数料を頂戴しております。」
客「ほな、ええわ。向こうに払てもらうわ(ガチャンと切られる)。」

 いや、失礼なのはどっちかわかったものではありません。
 先方に失礼だから取り戻すと言う趣旨は郵便料金を上回る手数料で吹っ飛んでしまった様です。80円の封書を取戻すのに400円かかるとなると、相手に払わせる。えげつないと言うかしたたかというか関西的と言うか・・・

 取戻し手数料ですが、無料な場合もあり、約款別添の料金表に「差出郵便局におけるその郵便物の配達前若しくは交付前又は発送準備完了前に、その郵便局に請求があったとき」とありますので、配達局で差し出して、宛先がその局内が配達の場合で、配達前であれば無料ですが、他局宛の郵便物の場合は他局宛に発送しますので、その準備が完了してしまっていれば手数料がかかる事になります。以前のように「携帯電話を入れてしまった!」場合は郵便物以外ですので更に高く550円となってしまいます。
 どちらにせよ取戻しなど発生しないように注意して郵便を出すのが一番の様です。

なんか違う?

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 仕事で移動中に高速道路が渋滞していることもあり、ゆっくり一般道で行く事にした際に、たまたま赤信号で停止した横を見ると「ちょっと、これは・・・???」と、思った瞬間に写真を撮りました(もちろん車は停止中です)。

鉄腕アトムらしき看板
 アトム??
 看板中央のキャラクター様のモノが気になるんですが・・・

 どうも古い世代に属するせいなのか、アトムと言われると漫画の神様「手塚治虫」の代表作で、最近では浦沢直樹が1エピソードをリメイクして「PLUTO」として連載中のアレしか思い浮かびません。
 看板中央に鎮座ましましている、キャラクターのようなモノの黒い部分が「鉄腕アトム」の髪型、アトムを模ったものとしか見えないのは私だけでしょうか?顔が無くて「ATOM」という文字を配してはいますが、これは鉄腕アトムを拝借したのでは??。
 漫画として特有の表現である、どの方向を向いても必ず2つの角状の髪の毛が見えるこの髪形はやはり鉄腕アトム・・・。以外に思い浮かぶものは無いのですが、類似意匠と言うかなんというか判断に苦しみます。OKなのかNGなのか???

 願わくば、手塚プロダクションへ確認を取られてクリアしていることを祈ります。

小物工具(#6)

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 工具と言えるかどうか怪しくなってきましたが。
 以前紹介したブレッドボードの小型の物があり、移動先でちょっと試したい時や小規模な回路で済む場合に非常に重宝します。サイズも55×88mmとタバコの箱より一回り小さいサイズです。

ブレッドボード EIC-801
 ブレッドボード EIC-801
 秋月電子から購入(通販番号 P-00315

 実際にPICを主体とする回路の場合は、PIC本体と電源、発振子(内蔵発振器を使う場合は不要)、インターフェース素子ぐらいで、あとは液晶ディスプレイや表示素子等を外部のモジュールとして接続する場合が殆どなので、この大きさで足りてしまう場合が多いのです。

 製作時の状態
 マルチチャンネルトリップメータの製作中

 上記写真では、PIC16F648A、HC-49U水晶発振子(4.000MHz)、発振用のコンデンサ、車両信号インターフェースのためのTD62002AP、プルアップ用の抵抗アレイに通電標示用の抵抗内蔵LEDが実装されており、外部にはI/Oボックスと液晶モジュールが接続されており、車速パルス治具等も利用していますが、基本的にコアとなる回路部分はこのブレッドボード上で収まってしまいました。

セット概観
 外部モジュール接続概観
 左上から、I/Oボックス、車速パルス治具、ブレッドボード、液晶表示モジュール

 回路本体よりも、周りの仕掛けやI/Oボックスの方が大きくて、そちらの接続の方が仰々しいうえに、手間がかかっています。PICの18pinデバイスで外部にアナログ回路が不要だったり表示素子がLEDや7セグメント表示素子でなければ、この程度で収まってしまうので、大変重宝しています。
 もちろん、2〜3石程度のトランジスタ回路や、オペアンプ1つ程度のアナログ回路でも十分収まりますので、エフェクタ等のバラック組の時にも活躍しています。

お好み焼き

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 広島焼きと言うライバルもいますが、大阪の庶民的な食べ物の1つに絶対数えても良いものにお好み焼きがあります。
 元を正せば一銭洋食と呼ばれた物が原型だと思いますが、広島焼きと異なるのはまず、生地。それはねっとりと濃い状態で、キャベツが細かく刻んで生地に練り込んであり、キャベツのパンケーキ状態となっています。具は広島焼きのように載せて積み上げるのではなく、生地に練り込まれる(エビ、イカや天かすなど)など、諸処の違いが見られます。
 この庶民の食べ物「お好み焼き」でも「うどん定食」と並ぶ大阪的メニューに「お好み焼き定食」があります。

 お好み焼き定食
 典型的なお好み焼き定食

 お好み焼きの種類自体や付いてくるものは店によってバリエーションはあるものの、基本は「お好み焼き」+「ごはん」であり、基本線はうどん定食と同じく「主食+主食」なのです。
 お好み焼きにかかった甘辛いソースとご飯が微妙にマッチし、どちらも主食である事等吹っ飛んでしまうメニューです。お好み焼きがモダン焼(焼きそばがお好み焼きとドッキングしている)の場合はかなりおなかが満腹になるヘビー級メニューとなります。うどん定食と同じく、このメニューでのお好み焼きは「おかず」なのです。
 上図のようにお上品に皿にお好み焼きが載せられてくる場合もありますが、通常は鉄板の前で汗をかきながらコテ(テコ?)を使いながらお好み焼きを食し、ご飯をかき込むと言う誠に「お下品」なメニューです。でも、これは「ラーメンライス」と同じくして気取った雰囲気の店でパリっとした服を着て食べるものではなく、店に備え付けの備品と化したおばちゃんの居るような店でがつがつ貪るまさに、学生向け・庶民向けのメニューです。

 お腹を空かせてお好み焼き屋に昼時に入る機会があれば、すかさず「お好み焼き定食」をメニューから探して、一度お試しください。間違いなくグーグーとうるさかったお腹の虫は満足して静かになる事請け合いです。

 新緑もひときわ美しくなり、だんだんと暑さを感じてくる初夏ですが、この時期に山間部を走ると、戦慄を覚えるものがあります。青葉の季節で食べ物が豊富なのか、路を横切る毛虫が大量に発生するのです。コーナリング中に見つけようものなら「踏めばすべる!」とパニックに陥りそうになります。しかも大量に横断していたりすると避けようも無く、頭が真っ白になりそうです。
 その他、「あっ!」っと視界に入った瞬間にはもう、避ける事すらできないカナブンなどの甲虫やアブなどの昆虫類もかなり危険です。シールドやフェイスマスクに「ガン!」と言う音とともに激突してきて、何も顔面を守るものが無かったら痛さのあまり悶絶して転倒しそうになりそうです。

 そんな横断者の多い、山中の道ですが、先日は相当珍しい横断者に会いました。

紐状の物体
 路の真中に紐状の物体

 良く、大きなミミズが雨上がりに徘徊する事がありますが、こいつはもっと太くて・・なんか動いてるし・・

鎮座しているヘビ
 全長30cm以上と思われる蛇
 静かに日陰で佇んでいる

 うお!と思った後で引き返してよく見るとやっぱりヘビでした。
 写真をとるために路肩に単車を止めて車がこないタイミングを見計らっていたのですが、どの車も躊躇して、一瞬のためらいの後、中央下部に跨いで通ってゆきます。

 何台車が通っても、じっと佇んで動く様子の無いヘビはそのまま無の境地に達していたのかもしれません。写真を撮りに近づいてもほとんど動かずじっとしていました。林道などを走っていてうえからヒモが落ちてきたと思ったらヘビだったという事もありますので、全く無いわけではないのですが、やはり路上で見かける生物としては珍しかった対象物です。

激しい思い込み

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 年賀状や暑中見舞いと言った季節に合わせた便りと言う風習は良いものです。もちろん、クリスマスのグリーティングカードや誕生日おめでとうとか、卒業おめでとうなどのお祝いの便りももらって嬉しい郵便物の1つです。

【出した分だけ戻らない】

客「儂宛ての郵便物は、今日来ていないか教えてくれへんか」
局「では、お客様の住所とお名前をお願いいたします。」
客「いつも電話してるやから、覚えてるやろ?」
局「間違いが起こりますと、お客様にご迷惑がかかりますので念のため、お教え頂けませんでしょうか?」
客「しゃぁないなぁ。○○○3−2−1の△×や。」
局「では、一旦電話を切らせて頂き、お調べした後にご連絡させて頂きます。」
客「いや、待ってる。早よ、調べてくれ。」
局「かなりお時間がかかる場合がございますが、よろしいでしょうか?」
客「かまへん、ちゅうとるやろ。」
局「では、お待ち願います。」
(局内に当該あて所の郵便物があるかどうか確認します。もちろん、配達員が持って出てしまっている場合は、何通あるかははっきりとわかりません。大体局内をあちこち走り回って聞き回る必要があるため、10分で済む場合は少なく20〜30分位かかる事が多いそうです。)
局「お待たせ致しました。(まだ、待ってたん?すごい気が長いんや)。」
客「で、どうやった?何通来てた。」
局「お客様宛ての郵便物は、現在局で3通お預かりしており、配達させて頂く予定になっております。」
客「なに?たった3通??」
局「はい、配達員が持って出ている数は判りませんが、現在局の配達待ちは3通ございます。」
客「それはおかしい。そんなはずは無い!」
局「申し訳ございませんが、現在お届けする予定で当局にございますのは3通のみでございます。」
客「いいや、そんなことは絶対ない。○月×日に20人に手紙を出したんや。それがそろそろ返って来るはずやから、そんな少ない訳は無い!絶対おかしい!」
局「(え?ナニソレ?)と、申されましても、今届いておりますお客様宛ての郵便物は、申し上げました通り3通でございます。今日の到着便は夕方にもございますので、明日の配達分は今、申し上げる事はできませんが。」
客「明日あるかどうか今わかるんか?」
局「申し訳ございません。明日の配達分は今後の到着便もございますので明日にならないと判らないのですが。」
客「なんやそれは、わからんのか?」
局「はい、今ある分でしかお答えする事ができないのですが、ご了承いただけませんか?」
客「ほんまあかんな。」
局「大事な郵便でございましたら、出された相手様に出されたかどうかのご確認をされるのが確実かと思いますが、確認はお取りになられたのでしょうか?」
客「そんなことできへんから、そっちに聞いとるんや!」
局「出されたかどうか判らない郵便では、こちらとしても追跡もできませんので、申し訳ございませんが、お待ち頂くのが一番かと存じます。」
局「ほんま馬鹿やな!また明日かける。(と言うなりガチャンと切られる)」

 いや、調べるのも業務ですから贅沢は言いませんが、せめて「ありがとう」ぐらい言ってあげて良いのではないでしょうか。「ありがとう」という言葉は感謝を表す美しい言葉の中の1つで、互いに「ありがとう」の感謝の気持ちが古来からある日本人の精神文化として誇るべき文化ではないでしょうか。

 しかし、このお客さんは自分が返事をもらうに値する人物であるという自負があるのか、出された郵便には「到着すれば必ず、すぐに返事を書くものである」という思い込みがかなり激しくある様です。郵便は差し出した相手の時間を拘束せずに、都合の良い時間に読んだり返事を書いたりするものです。「今出ろ、すぐ出ろ、話があるんや!」とベルが鳴り続ける脅迫的な電話とは違い、相手を思いやるゆっくりとした時間の流れの中での風流な意思の通交のはずです。それに、郵便物が届くまでの日数は地域や配達局によって違い、絶対1日で届くものでもありませんし、ましてや郵便を受けた方の都合もあるはずですので、そんなにすぐに返事を出せない場合もあるはずです。
 出したら必ず返事が自分の思った通りに来るとしたら相当の自信家か、そうでなければ期限付きの脅迫の手紙かもしれません。来ない時に差し出した相手に出したかどうかの確認もせずに、届かないのも含めて全て郵便局のせいにされてはたまったものではありません。

 年賀状、暑中見舞い等の季節に関連した書状を送る時期には、かならずこのお客さんが吠えてくるそうで、困っているようです。きっとこの方からの郵便を受けている方々は、こんな事をする人だとは絶対に知らないのでしょう。知ったら返事を書かなくなるのでまた郵便局に吠えて噛み付いてくるのでしょうか。やっぱり迷惑な人です。

試作の便利品

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 試作中や回路のチェック等でちょっと部品を接続して確かめたい時に、便利なのがブレッドボードです。多数の穴があいており、同一列は内部で接続されていてその列に部品の足を差し込んでゆくと穴の下にある接続端子を通じて電気的に接続される仕組みです。

ブレッドボードとジャンパ線
 ブレッドボード EIC-102BJ
 秋月電子より通販で購入(通販番号P-00285
 (breadboard:パン切り板、パンこね板、実験回路基板)

 いろいろな会社から販売されておりましたが、秋月電子のものが一番安かったようなので、何かの購入時についでで紛れ込ませて取り寄せました。左上のロゴと商品番号のシルク印刷に欠けがあったりと、一抹の不安は残りますが大丈夫な様です。
 アナログ回路等でトランジスタやオペアンプなどの能動素子数が10個を超えるとかにならない限りこの大きさでも十分です。

 ブレッドボードは接触抵抗が変化してアナログ回路にはやや不向きかもしれませんが、大電流が流れるとか、低インピーダンスの回路、高周波アナログ回路を扱わない限りそれほど気にしなくてもよさそうです。

 ブレッドボードの利点は、実際にハンダ付けしてユニバーサル基板で組み立てるのに比べて、
・部品の足を穴に挿すだけなので、ハンダ付け不要
・配線の変更はジャンパ線の付け替えなのですぐ対応可能
・2.54mmピッチなのでIC類がそのまま挿入出来る
・組付け時に部品が加熱されないので熱ストレスがかからない
・ピンやリード線を挿しただけなので試作で使用した部品が何度も使える
など、数多くあります。

 反面、配線が複雑になってくるとジャンパ線が飛び交い、配線時や変更時に他のジャンパを引っ掛けて抜いてしまったり、見た目は挿さっている様に見えて接触不良になっってしまったり、かえって気を遣う時もあります。
 また、外部デバイスとの接続時もコネクタ類が直接利用出来ない場合が多いので中継させるか、コネクターからバラ線で引き出した端をハンダメッキした線で挿入する等、ある程度の手間も逆に発生してしまいます。
 ブレッドボード上の挿入部分の接触端子はバネ式になっているのである程度の径が無いとしっかり配線が接触せず、むやみやたらと接触不良になってしまい、回路をデバッグしているのかブレッドボードをデバッグしているのか判らない状態になってしまいます。

 と、まあ、いろいろと欠点はあるのですが、それを補い有り余る有利な点があるため、ちょっとした試作や、プログラミング中に回路変更や検証が必要な状態でのデバッグには非常に重宝しています。欠点さえ知ってしまえば、それに気をつけておけばトラブルは殆どありません。もう少し大きい規模のものを試作する時のために、大きいサイズのブレッドボードも欲しくなってきましたので、そのうち購入するでしょう。

 しかしながらパンをこねる台の意味の単語がなぜ、試作回路基板の意味に使われるようになったのでしょうか。光学系等の仮組台もブレッドボードという名称で出ている様です。まな板状のものは全部ブレッドボード?

理髪店

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 通り過ぎるときにいつも気になっていたのですが、絶妙というか衝撃的というか微妙なネーミングの理髪店がありました。

理容「頭の家」
 理容「頭の家」(頭乃家理容所)
 写真を撮ろうとすると、中から睨みつけられる。

 気が付いたのは2年前で、それまでもずっとこの場所で開業されていたと思われますが、詳細は不明です。設備類の年季の入り方を見ると多分相当以前から開業されている由緒ある理髪店だと思われます。以前に写真を撮ろうとして自転車に乗りながら交差点でカメラを構えると中のおじさんに睨みつけられてそそくさと退散しました。いまにも出てきて怒鳴られそうな形相でしたので、さすがにためらいを感じてそのときは帰ってしまったのですが、今回は携帯を使っているふりをしてサッと撮影しました。いや、携帯電話ってこういう時に便利ですね。

 しかし、即物的と言うか婉曲的というか、絶妙と言うか微妙と言うか、どうにも表現し難いネーミングです。全くの私見ですが、絶対に通行人の口の端にあがり、写真ぐらい取られてもおかしく無いと思いますが?
 それぐらいインパクトのあるネーミングであると気付いてほしいのですが、お店の人は例によって気付いていないのかもしれません。実際、大まじめで考えた末につけられた名前かも・・・
 「なんでウチの店の写真を撮る奴がおるんや?失礼やなぁ!」
 と、ぼやいているかもしれません。

 車用のマルチチャネルトリップメータを製作する際に実車に直接載せてテストするのはかなり面倒なので、車速パルスを発生させるための治具を作成しました。

車速パルス発生治具
 車速パルス発生治具
 スイッチは電源(緑LED側)とパルス発生レンジ切り替え(赤LED側)
 電源(青白の線)とパルス出力(白のテストピン接続の線)がつながっている

 電源パイロットランプ(緑色)と、パルス発生時のモニタ(赤色)のLEDを付けました。

 調整範囲はLレンジで0〜50km/hぐらい、Hレンジで0〜500km/hぐらい(笑)までの車速パルスを発生する事ができます。1/CRに比して発振周波数が決まるCMOSインバーターの発振回路を使用しているため、ボリュームの回転角度と発振周波数がリニアに変化せず反比例しますので、パルス間隔が短い(車速が速い)方での微妙な調整が難しい点が難点です。

 回路は非常に簡単で74HCや74HCTを使用せずに通常のCMOSスタンダードシリーズのシュミットインバーターである4584Bで回路を組み、電源電圧を12Vでも利用出来るようにしてあります(回路図が必要な方は連絡先を含めてコメント欄にお書込みください)。
 元々の車両のパルスも0-5Vではなく0-12V系の出力をしている様ですので、車両インターフェースの模擬試験としてもそのまま利用出来ます。またパルス出力を車両のスピードメーターに直接入力すると、車は走っていなくても時速200km/hオーバーのメーターを見る事ができると言うおまけ付きです(このときは車両ECU側に接続している配線は外しておかないと危険です)。

 これを作成する際にスライドスイッチを留めているM2の皿ビスですが、黒染めしたものが日本橋のナニワネジに無く、これまた秋葉原に行った時に西川電子部品(ネジ部)で見つけた際に購入していたものを使用しました。どうも、「これだけが一般品と違う」とか、「これとはちょっと違う」部品類は日本橋での入手性は非常に悪いと言わざるを得ません。
 もちろん、会社でネジを多数必要とするのであればネジ専門の会社に言って取り寄せてもらうか、通常のネジを黒染めしてもらえば良いのですが、個人が扱うような少数の対応を初めからしている店は日本橋には無いか、非常に少ない状態で悔しい思いをします。

郵便物以外

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 なぞなぞで、街中で赤い顔してずーっと立って居る奴と言えば「郵便ポスト」です。速達用のポストには青いものもありますが、通常は赤いポストが設置されています。
 郵便サービスの種類でエックスパックが出来たおかげで、あの大きい封筒も入るように入り口がやや広げられたり、対応しているポストに取り替えられたりしています。

【出す前にちょっと注意して!

客「ポストに郵便入れた時に、一緒に持ってた携帯入れてもてん。」
局「そのポストにはもう、郵便物の回収がまいりましたでしょうか?」
客「まだやから、早よ取り出してほしいねん!」

 手紙と一緒に持っていた携帯を、手を滑らせて誤って一緒に入れてしまったようです。「携帯電話を入れてしまった!」という、連絡は結構ある様ですので、郵便物をポストに入れる時は、投函する郵便物以外を手にせずに入れる様注意しましょう。
 無情にもポストの中でなり続ける携帯電話。他人事だと笑えますが、やってしまった本人はきっと蒼白になって冷や汗をかいている状態でしょう。ただ、取り戻し請求を出して頂き、本人の携帯電話と確認出来るまではお返し出来ませんので、くれぐれもご注意を。

客「ポストに間違って違う封筒入れてしもてん。どうしたらええやろ・・」
局「封筒は他の郵便物でしょうか?」
客「ちゃうんや、客のところに持って行かなあかん封筒やねん。名前もなんも書いてないからすぐ判るんや。」
局「では、郵便車で回収させて頂いた後、局の方では配達不能な郵便物としてお預かりすることになりますので、取り戻し請求をお出し頂いて、お客様にお返しさせて頂く事になります。」
客「鞄の中から、出す封筒のつもりで、ちゃう奴入れてもてん。客んとこ持ってかなあかんから今すぐ欲しいんや。」
局「申し訳ございませんが、取り戻し請求をお出し頂かないと、その場でお待ち頂いてもお返し出来無い事になっております。」
客「うわ〜、それ困るわ。」
局「確かに申請頂いた内容で受取人の方の身元を証明出来るものをご呈示頂かないと他人の郵便物を横取りする事も可能ですので、その場でお返し出来ない決まりになっております。」
客「あちゃ〜!、あかんの?」
局「申し訳ございません。」
客「客んとこ電話して、すぐそのなんとかを出しにいくわ。」
局「有り難うございます。よろしくお願い致します。」

 うっかり郵便として出す封筒と鞄から取り出す時に勘違いして入れてしまわれた様でした。ポストに入れてしまった後では、取り戻すのにはかなりの手間と時間と手数料がかかります。十分確認してから入れてください。

客「さっきポストで手紙出してんけど、宛先書くの忘れてん。届くやろか?」
局「宛先が書かれていない場合は、あて所不明で差出人様にお返しする事になりますが、差出人の欄の、ご住所・お名前はご記入頂いていますでしょうか?」
客「それも、はっきりわかれへんねん。」
局「差出人様のご住所もお名前も何も書かれていらっしゃらないかも知れないということですね?」
客「・・・多分、書いてないと思うわ。」
局「では局の方では、宛先も差出人様も書かれておりませんので、この場合は配達不能として分けて保存しておりますので、取り戻しの請求をお出し頂いてお返しさせて頂く事になります。」
客「それって何所で言うたらええん?」
局「お電話頂いている○○郵便局の窓口か、差し出された郵便局の窓口で『取り戻し請求』と言って頂ければ用紙がございますので、記入してご提出ください。お客様の場合はポストに投函されていらっしゃる様ですので、○○郵便局までお越しいただくのが確実かと存じます。」
客「すぐ、返ってくるん?」
局「それは何とも申し上げられません。郵便物のポスト収集後にすぐ見つかれば早く見つかりますし、他の郵便物に紛れ込んでしまいますとそれなりにお時間を頂戴する事になります。」
客「それって電話でええの?」
局「書面で提出して頂く必要がございますので、お速くご入用でしたらすぐにお出し頂く事をお勧めさせて頂きます。また、取り戻し請求には手数料も必要な場合もございますので、ご注意ください。」
客「ひゃぁ、自分の郵便取り戻すのにお金かかるんか?・・・お金も時間もえらい損や。かなんなぁ。」

 差出人か、受取人のどちらかのあて所が書いてあれば、送付か返還が出来るのですが、どちらも何も書いていない場合は、開封して確かめる訳にも行かず、迷子郵便として郵便局で、引き取り手が出てくるまで寂しく保管される事になります。
 郵便が届かないと言う時に問い合わせする前に、あて所がちゃんと部屋番号まで書かれていたか?またはあて所を書いたかどうか位は思い出すか確認してください。また、どこのポストから投函したかも覚えておられると見つける際に有力な情報となりますので、これも忘れずに。

 出された郵便物があて所に届く前であれば取り戻し請求を出す事により、届く前に取り戻す事ができます。同様にあて所の変更も可能ですが、これは郵便約款91条(あて名変更及び取戻し)にあり、「郵便物の差出人は、その郵便物の配達前又は交付前に限り、あて名の変更又は取戻しを請求することができます。」とあります。また第2項に「前項の請求は、料金表で定める額の手数料を添えて、差出郵便局、集配郵便局又は公社が別に定める郵便局にこれをしていただきます。」ともあり、手数料がかかる事も明記されています。

 くれぐれもポストに郵便物以外を入れないように、また、郵便を入れる際にはあて所などがきちんと書かれているかご確認頂いてから投函するようにしましょう。郵便物以外を入れてしまった場合でも取り戻し請求は出来ますが、やはり手数料は同様にかかります。
 通常の郵便取り扱い業務(書かれた宛名にきちんと配達する)から外れた「取り戻し」は出した人にも、処理をする郵便局にも時間とお金の浪費を生じさせるのです。

主食+主食

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 関東の(大阪以外?)の方々から見るとまったく持って理解し難いメニューがあるようで、関西人(大阪人)では全く抵抗無く普通に食しているメニューが、実はかなりローカルメニューだったりするのに気づかされる時があります。

 ふつう、うどん・そばの類は主食であり、それを単品で食するのがあたりまえ・・・というのが大阪以外での常識ですが、大阪ではその常識を覆すというか理解不能といえるメニューの類が存在します。

うどん定食
 典型的なうどん定食の図
 うどんは決まっている場合が多い。白ご飯またはかやくご飯と香の物が付く。
 さすがにみそ汁は付かないようだ。

 この「うどん定食」という代物、東京からきた人が大阪で食べているのを見たり、メニューにあるのを見るとかなり驚かれるそうです。うどんが既に主食であるはずなのですが、さらにご飯が付き、主食+主食というとんでもない組み合わせと感じるとか。
 言われてみると、「ふんふん、なるほど、そう言われるとそうかも?」と思ったりもするのですが、そこは根が大阪人ですので「そない変かなぁ?」と思考停止してしまいます。

 うどん定食のうどんはご飯のおかず、あくまでも汁物として取り扱われます。うどんも定食として出されるものは素うどん(かけうどん)や、せいぜい「きつね」か「わかめ」などの質素なものが多く、天ぷらうどんや肉うどん等で構成せず、価格もお得感があるように組み立ててあります。
 付いてくるご飯は、白ご飯、おにぎり、かやくご飯かいなり寿司(おいなりさん)などのバリエーションが店によってあるようですので、入いる前にどれが付くか確認しておきましょう。

 どちらにせよ、炭水化物オンパレードのメニューですので、おなかは満足するかも知れませんが栄養バランス的にはかなり偏っていると言えます。毎日うどん定食ばかり食べると栄養失調になりそうですね。

郵便が届かない

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 出したはず、または出されたはずの郵便物が届かない・・事があった場合はどうしますか?

【不着申告】

客「郵便物がとどけへんねんけど。」
(文句を言う客は、自分から名乗らない場合がほとんど)
局「まず、お客様のご住所とお名前をお願い致します。」
客「●●の××−1−2−3の△△やけど。」
局「はい、承りました。どういった郵便物が届かないのでしょうか?」
客「役所からの手紙やねんけど。」
局「普通郵便で送られてきたものでしょうか、それとも書留でしょうか?」
客「う~ん、どっちかわからへんわ。」
局「書留ですと、配達済みかどうかを含めて追跡ができますので、お速く返事する事ができますが、普通郵便ですとお時間をいただかないとすぐにはお返事出来ない状態となっております。また、普通郵便の場合は最終的に確定的なお返事をできない可能性もございます。」
客「どっちで送ったんか、そっちで分かれへんかなあ?」
局「申し訳ありませんが、お送り頂いている役所に直接お問い合わせいただくのが一番確実と存じますが、お問い合わせいただけませんでしょうか?」
客「ほな、普通郵便やったとしたらどうなん?」
局「いつごろ配達したどのような内容の郵便かはお分かりでしょうか?」
客「だいたい、○月○日位に来るはずやけど。」
局「その前後と見てよろしいですね?」
客「うん、そんなもんやわ。」
局「では差出人とその内容はお分かりでしょうか?」
客「○○役所の、○×から来るはずやねんけどなぁ。」
局「どのような郵便でしょうか?」
客「障害者手帳が送られてくるはずやねんけど・・。」
局「では、配達担当のものにお客様宛てに頂いた日付前後でそれだと判るお手紙が無かったか確認を取り、判り次第ご連絡させて頂きますので、ご連絡先をお教え頂けますでしょうか?」
客「電話やね?xxxx-xxxxへたのむわ。」
局「xxxx-xxxxですね?承知致しました。不明の場合もございますので、それも含めて調べた結果をお伝えさせて頂きます。」
局「また、送り元の役所へも念のためご連絡頂き、確かにお出しになっているのかどうかも確認して頂く事も忘れずにお願い致します。」
客「たのむわ、無いと困んねん。」
局「なるべく早くお返事させて頂くように致しますが、ある程度時間を頂きます事を予めご承知ください。」
客「わかった。」
局「もし、正式な調査を依頼される場合は『不着申告』というものがございますので、それをお出し頂くのが良いかと思います。」
客「徹底的に調べてもらう場合やな。まぁ、たのむわ。」
局「では、ご連絡をお待ち頂く様お願い致します。」

 と、まぁ郵便物が届かない連絡は電話だったり、配達員に直接申し立てされる訳なのですが、届かない理由で郵便局からは口が裂けても言えないそうですが、ポストから盗難に遭っている場合が一番多い様です。下手に「ポストから盗まれている」など言おうものなら、「配達員が盗ったんちゃうんか?」と言われるのがオチだそうなので言えないとか。

 配達員は担当者にもよりますが、どの家に何所から郵便がいつごろ来たものを配達したかを把握している方が殆どです。特にこのような問い合わせがある場合が多い、請求関係や役所関係の書類の手紙についてはかなりしっかり覚えている場合が多く、普通郵便であっても未配達かどうかなどの確認が取れる場合が多いのです。
 実際に配達してお客さんのポストに投函するまでが配達員の役務ですので、責任範囲もそこまでです。お客さんのポストから到着した郵便物が盗まれるのは非常に多く、この方のように障害者手帳の場合は駐車禁止除外の申請に利用出来るので悪用される事があります。当然助成費等を代わりに受け取る事も可能になります。他には、健康保険証や身分を証明出来るような書類の場合は、銀行口座の虚偽開設や携帯電話の利用者の成り済ましを含む、他の身分証明となる書類のや公的書類の虚偽申請に利用出来ますので非常に悪用される危険性が高いのです。

 集合住宅で鍵のかかっていないポストは誰も周りにいない場合が多いので特に盗難に遭う危険性が高いと言わざるを得ません。通常の門戸にある郵便受けであれば、かならず最後まで押し込んで外へはみ出しが無い様に投函するように配達員は注意しています。
 もっとも郵便物が大きすぎてポストに入りきらない場合はその旨の通知を入れて取りにきてもらうか再配達となります。

 安心して郵便を利用してもらうためにも、ポストのセキュリティはしっかりとしてください。ある日突然覚えの無い巨額の請求や、見知らぬ問い合わせが来る事がありますよ。
 最悪、犯罪に利用されていた場合は、あなたが被告として裁判所から呼び出される可能性もあります。

 気付いたのは最近でした。
 この道路を通っている時にいつも視界の端でチラと映り、見間違いかと思っていたのですが、歩道の縁石に円形の一部と思われる茶色い鉄のフタのようなものがあったのです。

マンホールのかくれんぼ
 かくれんぼしているマンホールのふた

 一度歩いて現場で確認して見てみると写真の通り。道ばたでマンホールがかくれんぼをしている様でした。たぶん、この道の歩道を設置する時に立坑を移動出来なかったマンホールと思われます。
 大阪市の市章(みおつくし)が入っているので、大阪市の管理するマンホールなのでしょうが、いったい何のマンホールなのでしょうか?水道?下水道?

 この道路は一方通行なのですが、この先には道の真ん中にいつも渋滞で上に車が覆いかぶさっていて緊急時にはあまりお役に立ちそうも無い気のする消火栓用の四角いマンホールもあり、この道路は整備時にかなり無理矢理な事をしたのではないかと推察されます。

ハンダ

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 電子工作で欠かせないのがハンダこてとハンダです。
 これが無いと、何もはじめられないと言って必須の材料と工具でしょう。

糸ハンダ各種
 手持ちのハンダ各種
 左から音響用銀ハンダSR-4NCu、鉛フリーハンダH-726、一般用の鉛40%・錫60%ハンダ
 この他にも共晶はんだや、銅入りはんだ、銀はんだなどがある

 ハンダ付けも奥が深い様で公的資格に「ハンダ付け検定」というのがあります。
 ハンダそのものについてはいろいろと文献もありますし、詳細にかかれているウェブも多数ありますので説明は割愛させていただきますが、鉛フリーハンダと音響用銀ハンダは温度調節でき、無鉛ハンダでも腐食されないコテ先を使用する必要があります。
 また、一般的に鉛を使用しているはんだに比べて高い温度で無いとはんだが溶融せず、表面に酸化皮膜ができやすいので慣れるまではコツが必要でしょう。またハンダ付け作業自体も手早く行う必要もありますし、気をつけないと濡れ性が鉛入りはんだに比べて低いためハンダ付け不良となる率が大きくなります。
 なかなか神経質な鉛フリーハンダのせいか、かく言う私もまだ、鉛フリーハンダに移行できておらず、鉛入りのハンダで作業をしているのが現実です。コテ先の温度を一定に保つことのできるセラミックヒーター用の温度調節器を製作中ですので、それが完成すればかなり楽に作業することができそうなのでその時に、移行することになるでしょう。
 日本橋の店頭で並べられている商品にも徐々にですが鉛フリーの半導体製品や部品類が見受けられるようになりました。人体にとって鉛は有毒であり、作業を行うことで手に付着して皮膚から吸収されますので、長期間にわたって作業をする職業的作業員の方は鉛中毒になっていないか腎機能などを定期的に検査したり、作業終了時に鉛を落とすことのできる洗剤を使用して、作業で付着した鉛をできる限り摂取されないようにする必要があります。また、ごみとして捨てたりすることで環境に放出される鉛も最後には回りまわって人間に摂取される事も考えられます。
 ハンダ付けを行う際に出るハンダのヤニの煙も人体にとっては有害ですので、部屋の換気を行いながら直接吸い込むことの無いように注意しなければなりません。

 電子工作という特殊とも言えるこの趣味ですが、なにやら良く考えると体や環境に悪そうな趣味のような気がしてきました。

No2

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 なぜかNo.1ではなく、No.2なのです。奥ゆかしいというかなんというか。

カラオケNo.2
 カラオケNo.2
 星が2つでナンバーツーなのだろうか

 私の記憶によると数年以上前から開業されているはずです。途中改装で一時期閉まっていたような感じもしますが、詳細はご勘弁ください。
 なぜNo.1と付けずにNo.2なのでしょうか?松下電器ではありませんが「うちは先頭を走らへんからNo.2でええんや」か、No.1に対して心配があったのか、それとも「いえいえ、私どもが一番であるとは思っておりませんので」という、謙虚な気持ちからでしょうか。
 私はカラオケが嫌いなので利用した事はありません。また、利用した人や事の真相を聞いた人から聞いたわけでもありませんので真偽の程は定かではありませんが、とにかく、一歩引いたネーミングが気になる所です。

困ったお話好き

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 郵便局には様々な用件で、様々な方々から電話がかかってきます。主たる電話の内容は郵便に関するものなのですが、どうも郵便業務とは外れた用事で掛けてくる方も少なからずいらっしゃる様です。

【お話ししたい】

局「はい、○×郵便局です。」
客「ちょっとお聞きしたいのですが?」
局「はい、どういったご用件でしょうか?」
客「郵便を出したいんだけどね。」
局「どのような郵便でしょうか?」
客「それがね、どういったらいいんでしょうか、そうですね・・・。」
局「はがきですか?手紙ですか?それとも小包ですか?」
客「これは小包になるんかいね・・。」
局「小包でしたら取りにお伺いすることもできますが。」
客「どれぐらいまで送ることができるんかいね・・・。」
局「通常の小包でしたら重さ10kgまでお送りできます。」
客「そんなに重いものは送らないんやけど・・・。」
局「大きさのほうでしたら長さ・幅・厚さの合計が1.7m以下でしたらお送りできます。」
客「それは大きいわ、そんな大きいもんを送らへん。」
局「ではどのようなものでしょうか?」
客「小包送りたいのちゃうんやけど。」
局「は?では、どのような郵便物を送られるのでしょうか?」

自分からは絶対に何をしたいか言わない、このような間延びしたやり取りが20分以上続く・・・

客「郵便局は何時まであいてるんかね。」
局「窓口は朝の9時から夕方5時までお取り扱いしております。」
客「そう、ありがとう。」(電話を切られる)
局(え?聞きたかったのは窓口の時間だけ??)

 兎に角、この調子で電話をほぼ毎日掛けてこられる方がいらっしゃる様で、なかなか切らせる方向に話を持って行かせないようにして、なかなか話を終わりにさせてくれずに、延々と会話する事を目的としているようなのです。声の感じからするとかなりご年配の方の様ですので、寂しい時の話し相手をさせるために電話をされているのではないでしょうか。
 ただ、この電話1本を受けて切るまでに最低20分以上は話し続けさせられ、その間に溜まっている業務は進まず、新たに発生した業務に手を付けられず、その処理をするために残業時間が増え、経費節減を言われながらも、超勤が増えてしまい大変困るそうです。

 お客さんの目的はいろいろあるでしょうが、このように延々と話相手をしてもらうことを目的としていて、他のお客さんに迷惑をかけている事への認識は無いのでしょうか?実際に電話を受けている間に、先に処理を開始してお客さんに連絡しなければならない業務で、逆にお客さんからしびれを切らせてかかってくる事も多々あるため、嫌がらせに匹敵する迷惑電話以外の何物でもありません。しかも、この手合いに限って、こちらから用件を済ませて切るようにすると、すぐ噛み付いてきて、すぐにガンガンと何度も何度も苦情の電話をかけてくるのです。手がつけられないとしか言いようがありません。

 でも、毎回最後に聞いてくるネタが違うそうなので、それを考えている暇はあるんでしょう・・

 電子部品をはんだ付けし、配線を行うのにはいろいろ方法がありますが、ユニバーサル基板を使って部品の実装とリード線や耐熱ビニル線等を使って配線を行うのが試作や単発で製作する場合はお手軽です。
 ただし、配線する数が少なければ・・・という条件が前提です。

 ある程度配線に要する数が増えてくるとプリント配線基板をおこしてやるほうが手間も間違いも少なくなるのでよりよい方法と言えます。ただし、基盤に必要な配線パターンを実現出来る範囲で考えて作成するのが手間となります。もっとも手で配線する場合も整然とした配線を行おうとすれば同じような手順が必要となります。

 フリーで利用できるECADには何種類かありますが、私はEAGLE Light Editionを利用しています(本家のサイトはこちら)。

EAGLE回路図エディタ
 EAGLE 4.14での回路図エディタ画面
 元の回路は「ひよこのページ」にある、ファズ

EAGLEボードレイアウト
 EAGLE 4.14での基板レイアウト画面

ファズ部品面配線
 出来上がった基板のハンダ面(配線面)
 上の基板レイアウト画面と左右反転の配線がされている

 これは
 ・レイアウトエディタ(基板上の部品配置やパターン配線の作成編集ができる)
 ・回路図エディタ(パターンの元になる回路図の作成・編集ができる)
 ・自動配線機能(回路図と部品配置から自動的に基板上の配線を行う)
 の機能が利用できるうえ、ライブラリが豊富に提供されており、ダウンロード後に即利用可能といっても過言ではありません。またOLIMEXというEAGLEでのデータで受け付けてくれる廉価な基板製作会社があるのも魅力的です。LightEditionで作成出来る160×100mmで両面基板であれば$26で作ってくれると言うアマチュアには有り難い破格の基板製作会社です。
 私のように、配線を決めるだけで、基板製作会社に発注するのでなければそれほどシビアに考えずに使えることもメリットがあります。もちろん、プリント基板をおこせば、配線は基板面の銅箔がそのまま配線となるようになっていますので、部品をはんだ付けするだけでほぼ配線作業も済んでしまい大変省力化されます。配線パターンにミスが無ければ、部品のはんだ付け以外に配線ミスはありません。その代わり自作基板を作る作業が別途必要となり、薬品類などの廃液処理なども発生します。

 EAGLEはWindowsで動くソフトだったのですが、徐々にそのプラットホームを広げてきており、Windows版のほかにLinux版、MacOSX版があり、特にOSXで動くバージョン(X11が必要です)では、私の通常の仕事環境がMacintoshであることもありこのソフトを採用している大きなファクターのひとつです。また、作成したデータはWindows版とOSX版ではそのまま相互に利用できることを確かめていますし、ライブラリデータもそのまま利用でき、ユーザーにとってかなり環境依存性が低いソフトといえるでしょう。

 ユニバーサル基板向けに配線パターンを作るときは、
 ・片面配線を基本とする(ジャンパは極力少なく)
 ・ピン間0本ルール
 ・配線時に無理の無い引き回しをする
 ・最外周のランドも利用可能
 ・部品が実装される周囲の部品穴が利用できない場合もある
 などのルールに注意して作成しています。特にジャンパを如何に減らすかとか、配線しやすい経路を作成するなどは、ルールを破ると自分で作るときにハマリそうなので気をつけています。

 自動配線で片面になるようにルール付けして試してみたこともありますが、人間が考えたほうがはるかに最適な配線となるのは、まだまだ自動配線の性能は向上の余地があるということでしょう。両面基板でいろいろパラメータを調整して試してみたこともありますが、やはりある程度人間が手を入れないとしんどい部分があります。

 このEAGLE Light Editionですが、個人用途で100mm×80mm以下の大きさで両面基板までの場合はライセンスフリーで利用でき、私のような用途の場合は無償で利用できるため、大変助かっています。製品に利用する場合はライセンスを取得する必要があるのですが、このフリー利用と同じ条件であればかなり安い金額(2005年5月現在$49)で製作することができるので、小ロット生産の場合はこれで十分対応可能でしょう。

 製作の時間のかなりの時間がこのパターン設計になってしまっており、「そんなんせんでもええやん。」と思いつつ「一応間違わんように、ちゃんとしとこ。」と無駄といえば無駄な作業をしています。
 出戻りエフェクターの場合のように、元の回路図入力で間違っているとどうしようもありませんが、設計したパターンどおりに配線すれば、はんだ付け不良以外には配線ミスが無いので、その分は大変安心してできるのも事実です。評価頂いた方はOrCAD LayoutとOrCAD PSprice A/Dをお使いで、動的解析までされるという強者の方でした。未熟者の私はまだまだその領域までは達しておりません。

 お金と時間がもう少しあれば、プリント基板の自作までしたいのですが、なかなか両方とも確保できず(泣)しばらく手配線の醍醐味を味わっていると思います。

 東京に出張に行くと必ず、立ち食いのそば屋に行く事にしています。
 東京の人には悪いですが、あえて表現させて頂くと「あの、真っ黒でくどい濃口醤油の味に、鰹だけの出汁。さらに白ネギがのっている。」やつを頼むのが楽しみなのです。
 さらに心理的に余裕がある時は「たぬき!」と言って「うどんですか?そばですか?」と確認してもらい、「そば!」と言うのが通例です(笑)。(きつねも、関東で注文すると「うどんですか?そばですか?」とやはり聞かれます。)

 大阪で「きつね」と「たぬき」というと表裏一体で、「きつね」はかならずうどんであり、「たぬき」は必ずそばでなければなりません。「たぬき」を注文して「うどんですか?そばですか?」と聞かれることは大阪が日本の首都になったとしても絶対あり得ません。元は「きつねうどん(けつねうろん)」であり、甘辛く味付けをした薄揚げがのっており、油揚げは狐の大好物ということで、このうどんは「きつねうどん」となる訳です。(信太山の狐が好物だったという説で、信太(しのだ)と呼ぶ場合もあるようです)
 もっとも、うどんは余計で、お品書きは「きつね」とのみ書かれている場合がほとんどでしょう。

 きつねがうどんなら、そばにするとどうなるか?
 ここで大阪的発想になったのが「キツネの反対やからタヌキやろう?」という洒落と思われる結論で、揚げの載ったそばは「たぬき」となる訳です。きつねうどんに化けそこなったタヌキという説もある様です。どれが、本当かはいろいろ比べて結論を出さない方が楽しいと思います。
 ですので、やや意地悪かとは思いますが「きつね!」とか「たぬき!」と注文して「うどんですか?そばですか?」と確認されるのが楽しみで仕方が無いのです。

たぬき!
 たぬきの正体(大阪的と関東的)

 関東の「たぬき」ですが、大阪では「ハイカラ」に相当する様です。大阪では天かす(関東ではカスというイメージが悪いのか、揚げ玉と称される場合が多い様です)と、青ネギのみ、場合によってはかまぼこの薄切りが1〜2枚載せてあるうどんやそばを「ハイカラ」と称して供されます。どうもこのハイカラに非常に近いのが東京の「たぬき」のようですね。天かすをお客さんが自由に入れる事ができるお店では、「かけうどん(素うどん)」と「かけそば」までで、ハイカラが無い場合もあります。
 大阪観光案内のウェブで「大阪食の基礎知識」でも記載がありました。詳しい説等も掲載されていますので合わせてご覧頂くのもご一興かと思います。

 ここで、「大阪的」との表記になぜ「関西的」としなかったか、疑問に思われる方がいるかもしれませんが、実は京都には上記以外の第三の「たぬき」があるためです。こちらは大阪で言うところの「あんかけうどん」の変形のようです。

 お恥ずかしい話ですが、リハビリ第1号のエフェクタが戻ってまいりました。
 試奏をしてもらい、感想をもらってきてくれるというありがたいお言葉とともに預けておいたのですが、音出しできずで戻ってきました。

ディストーション
 出戻りディストーション
 見た目は同じ(笑)だが、改修済み

 とにかく、一度作ってみてどういう物かと言うのを経験しなければと思い立ち、作ってみたのですが、本人は大まじめで製作したものの、音は出ず。試していただいた方に期待感だけ盛り上げといてそれはないよ状態で、まことに申し訳ありませんでした。
 まず、回路図入力をした段階で多数のミスがあり、それが原因でユニバーサル基板で作成するためのパターン配線がすでに間違っていて、そのとおりに作ると音が出ないというお粗末ぶりです。しかも、ボリューム調整用の可変抵抗は抵抗体と端子との圧着部分に接触不良がおこっており、なんとなく接触が良いと導通が確認できるのですが、ちょっとでも力のかかり具合が変わると導通が無くなり抵抗値無限大になってしまうありさまです。
 部品の不良か、取り付けの機械的ストレスか、ハンダ付け時のコテのあてすぎかは良くわかりませんが、とにかく特定の端子への導通が安定していない状態でした。これについては、一度ハンダ付けを外して、部品を取り出してもう一度カシメました。

ディストーション基板
 基板部のアップ
 とにかく、オペアンプへの入力周りの回路が間違っていたせいでまったく音が出なかったため、大変ご迷惑をおかけしました。また、試していただいた方も自作が好きな方のようで、詳細なレポートまで頂いてしまいました。
 回路図エディタで正しい回路に修正し、今の基板配線をなるべく維持したままで、正しい回路に改修しなければなりません。バイアス電圧の配線の取り回しが大きく変更させられ、なるべくジャンパが飛び回らないようにするため、しばらく悩みましたがなんとか修正できました。

恥ずかしいハンダ面
 ハンダ面
 けっこう汚いハンダ付けをしている

 今度はもっと気合を入れてしっかりとチェックし、音信号を入れて、出力側で出ることを確認してから「お試し」へお渡しする予定です。

なんで電話で

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 まだまだ電話の小言が続きます。

【自分で買いに行け!】
 あまり知られていませんが、郵便局に予め連絡しておき、配達を頼むと切手や印紙類を配達してその場で清算して買う事ができます。近くに郵便局が無かったり、業務で忙しく郵便局まで行けない人には大変便利です。
 全国津々浦々に特定局も含めて郵便局はかなりの店舗がありますが、必ずしもすぐ近くの便利なところに郵便局があるとは限りませんよね。また、会社等である程度定期的に切手類をまとめて購入する場合はなど、配達してもらえると大変助かる事は間違いありません。記念切手等も発売前に予約して配達してもらい、購入する事も可能です。
 もちろん、常時人がいて配達可能な時間を選ばないのが前提条件ですが・・

(決まって昼下がりにかかってくる注文電話)
客「□△の○×社やけど、200円の収入印紙1枚持ってきて。」
局「承知致しました。今日の夕方の配達時にお届けさせて頂きます。」
・・・
担当「○×社に、200円の収入印紙1枚配達お願いします」
配達「わかったわ。出るまでに用意しといて。」
担当「はい、わかりました。」
(配達員には、お届けする切手・印紙と、その額の領収証をセットで渡す)
配達「でも、○×社って通りの向かい側10m位のところに特定局あるで〜」
担当「え?」
配達「会社の前の道の向かいに郵便局あんねんけどな~。」
担当「でも注文受けましたよ。すごく忙しいんじゃないですか?」
配達「いや、前に届けに行った時は、みんなヒマそうやったで。」
担当「まだ、郵便局開いている時間ですし。」
配達「そうそう、絶対に買いに行った方が早いで。」
担当「でも、自分で買いに行かない・・・んですよね?」
配達「今日、そこ宛の郵便物無いしなぁ、自分で買いに行ってほしいなぁ・・」
担当「そうですよね。そのほうが絶対早いですよね。どちらも現金決済ですし。」
配達「その場で切手貼ったからっちゅうても、差し出しの受付できへんしなぁ。」
担当「出す時は向かいの郵便局にあるポストに出しに行くんでしょうね。」
配達「多分なぁ~。さっぱりわからんわ~」

 とにかく、切手1枚、印紙1枚であっても配達を依頼してくるそうです。目の前にある郵便局で何か行けない特殊な事情があったのでしょうか。それとも単なる出不精??
 配達員にとっては営業成績になるのですが、他の配達物が無い場合は、そのためだけに配達しなければならず、配達員の労働単位時間あたりの配達作業量が実質減るため、配達に係る原価を押し上げる事になります。営業業務の非効率化の原因と糾弾されなくもありません。
 営業の成績を逆手に取って無精している・・と、言えなくもない?
 よほど配達員を気に入ってる・・・ようでも無いらしいですので、なんとも不思議です。かなり引込思案な人が切手印紙購入の担当でしょうか? でも、そうだとすると会社に出るのも困るだろうし・・。やっぱり良くわからないですね。
 郵便局の業務は電話で済ますより、直接行く方が早いですよ~!

小物工具(#5)

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 M3とかM4のナットや六角のスペーサー等を固定したり、ネジ締めしたいときには以外と小さいサイズのスパナやソケットレンチが入手しにくく、仕方なしに大きいモンキーレンチ(自在スパナ)で無理矢理作業するか、狭くて入らない場合は傷を覚悟でペンチ類で固定するか回す作業をしていました。

小型自在スパナ
 呼び寸法100mmの自在スパナ
 多分、一般市販のものでは一番小さいサイズだと思われる。対辺14mmまで使える(実用的には8mm~10mmぐらいまでが安心?)。
 スケールが歪んでいるのは携帯電話のカメラ光学系の収差。

 この小さな自在スパナを入手してからは、奥行きが必要で周囲に余裕が無いためボックスレンチやナット回しという工具が必要な場合外はこれ1本で済ます事ができるようになりました。もちろんボリュームの取り付け時にも、さっと済ませたい時にはこれで事足ります。
 問題なのは、自在スパナの場合は多少のガタツキがあるため、しっかりと締め付けるネジに合わせた幅で作業しないと、ネジをなめてしまう事がある事です。ボリューム等の場合は専用のボックスレンチがHOZANなどから販売されていますので、そちらを使う方が確実ですが、サイズ違いを用意する必要もあり、ちょっと仮締めして・・などの用途には便利に使わせてもらっています。
 ホームセンター等でも入手が可能ですが、さすがに一般的なサイズではないためかそれなりの出費を覚悟させられます(数百円はします)。100円ショップで売ってそうなのですが、だいぶ探しましたが見つかりませんでした。

 特に私が工作で多用するM3のネジのナットやスペーサーは対辺5.5mm、M2の場合は4.0mm、ボリュームのナットは9.0mm、フットスイッチ用の締め付けナットが11.0mmと複数サイズのスパナを用意するのも仰々しいとも言えます。ただ、専用の寸法の工具に比べると締めが甘かったり、ナメたりする場合もありますので、あくまでもお手軽が信条の趣味の工作でのちょっと締めておきたい場合に限ります。

 乗り始めてそろそろ半年近くになるBundit400ですが、そろそろ本腰を入れてレストアしようと思い立ち、先日、一番手近にやれる箇所から手をつけました。(きれいに整備するというにはあまりにもご老体の単車です。この単車はもう初年度登録から15年ですから整備というよりレストアと言う方が正しくありませんか?)

 ラジエータコア周りの汚れが気になり、ワックスがけができない部分もあったりして、パーツをはずして清掃してワックスがけし、一部塗装を行いました。
 ラジエータコアの前面にある網状のスクリーンシールドを外すため、左右のラジエータカバーを六角レンチで外し、スクリーンシールドをプラスドライバーで外して、ラジエータコアの左右のカバー下の覆われていた箇所はきれいに拭いてワックスがけをします。
 外した網はきれいにブラシを使ってゴシゴシ洗いました。洗い終わった後で、しかと見てみるとスチール製の網部分や周囲の枠には錆が目立っていましたので洗った後に乾燥させて、黒色のスプレーを使って塗装します。網にスプレー塗装すると実際に塗装されている分が少なくて無駄が多く、スプレーがなんだかもったいない感じがしますね。

 左右のカバー(アルミ製)も外してよく洗うのですが、表面についた汚れがどうしても落ちません。一部は路面から付着したと思われる鉄粉の錆とがっちり食いついてしまっています。アスファルトのピッチも付着していたので灯油を使って洗ってみましたが手強い相手だったのであきらめて耐水ペーパーの#1000を使ってこすり落とします。本気になってこすってしまうとアルマイト部分まで剥げてしまうので柔らかく撫でるようにこすります。

 塗装を乾かし、洗ったパーツを乾かして翌日に取り付けました。錆のせいだったのでしょうが、うっすらと茶色く見えていたスクリーンはちゃんと黒くなり、見た目が(気分的なものが大きいですが)ちょ〜っとだけ良くなりました。

ラジエータグリル
 きれいになった?ラジエータ周り
 エンジン本体やラジエータホース、エキゾーストパイプなどはまだ汚い。
 ラジエータコア本体はブラシで洗ったがきれいにならなかった。

 次はフロントフォークのインナーチューブへの錆対策を予定しています。錆が浮いてしまった部分を耐水ペーパーで擦り落として、ちょっと恥ずかしいですが銀色の塗料でちまちまと塗って再度錆が発生するのを防ぎます。

 子供の日、母の日にあわせてプレゼントをゆうパックで贈るという心憎い企画があり、商品として提供されているのですが、取り扱いを行い届けるほうは大変な思いをしていてたまらないそうです。

 子供の日ゆうパックは、配達員や郵便局においてあるチラシに記載された商品を注文してゆうパックで配達してくれるサービスの1つです(申し込み受け付け期間は既に終了しています)。このような企画商品としては別の種類ですが「ふるさと小包」があります。こちらもカタログ風チラシに記載の商品を注文してゆうパックで配送するものですが名前が示す通り、各地の名産品や特産品が主な注文商品となっています。

 さて、この「子供の日ゆうパック」ですが、大きな落とし穴があり、「子供の日」と付いているからには、5月5日に届くと思う方々が大半だと思います。事実私も、実際に聞いてみて「え~?」と、言った口です。
 おいてあるチラシに夜かとは思いますが、お届け期間という記載に「5月1日から5月5日」と幅があるのです。「子供の日」と冠しているからには当然5月5日に届くと思うのが世間の常識で、一般のお客さんもそのように思っている方が多いようで、子供の日を前にして到着した「子供の日」ゆうパックに苦情を申し立てるお客さんに泣かされているそうです。

【子供の日じゃないのに】

客「今日な、孫のとこから電話あってな、たのんどった『子供の日ゆうパック』が届いてもうたらしいねん。なんで今日配達したんや?」
局「恐れ入りますが、お申し込み時のチラシをお持ちでしょうか?」
客「そんなもん、注文したらもう、いらんやんか。ほったで。」
局「申し訳ございません。お申し込み時に『お届け期間』として5月1日から5月5日の間にあて先に配達するという記載がございませんでしたでしょうか?」
客「そんなん、知らんで。書いてへんかったんちゃうか?」
局「お手元にチラシがございましたら、はっきりとご確認いただけると思うのですが、お届け期間として5月1日から5月5日までの間として記載がされておりまして、必ずしも子供の日にお届けするわけではない商品となっております。」
客「でも、子供の日ぃって書いてあったら子供の日に届けてもらえる思うやんか。」
局「子供の日向けの商品としてゆうパックでお届けするものでございますが、お届けに際して、ある程度の期間を頂きその間にあて先のお客様に配達させていただくという商品でございますので、どうそご理解いただきますようお願いいたします。」
客「そんなん、今言われてもなぁ、困るわ。」
局「お申し込み時に、記載の内容にご同意いただけたものとしてご注文を承っておりますので、申し訳ございませんがご勘弁ください。特定日の配達を行う商品とはなっておりませんので、どうぞご理解いただきますようお願いします。」
客「・・・・。そうか・・わかったわ。(ガチャンと切られる)。」

 申し込みを受けた局で、きっちりとした説明がされていなかったのかどうかははっきりわかりませんが、注文を受けた局ではなく配達をした局に文句がくるのがほとんどです。受けた局では営業成績が上がって評価されますが、その注文商品通りに配達を行っている局はそのいいかげんな対応の後始末ととばっちりを受けるわけで、注文を受けたわけでもない担当がひたすら説明し、なだめて、謝るわけです。
 苦情専門の部署(そんなものは郵便局には無い)では無いので、またまたストレス倍増です。客も客で、きっちりと申し込み時の条件等を見ずに思い込みで発注するわけで、そのような条件を全く見ていないか忘れているかで苦情の電話をかけてくるわけですから、当然「自分はなにも悪いとは思っていない」心理状態で文句のいい放題となってしまいます。
 通常業務に混じって、このようなバカな受注をした尻拭いを処理するため、他の処理が止まってしまってストレスと残業の原因となるわけです。

 お客さんもしっかりとチラシを見て確認してから注文してください。思い込みで「○日に届かない。」と、いう苦情は非常に多く、出す前や注文する前に、ちゃんと条件等を理解した上で発注していないと無駄な電話代と、やり場の無い怒りの矛先を自分に向けて収めなければなりますよ。
 でも、商品企画担当のチラシ作成者も毎年同じ苦情が来ているのは全く知らないのでしょうか?伝わっていれば少しは改善されると思うのですが???

ちゅー

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 まぁ、なんちゅうか・・
 このネーミングはすごいです。絶対に店を見て看板見たら忘れないほど強烈ですよ。これは。

ちゅー
 中華料理「ちゅー」
 定休日は日曜日、営業時間:11:30~22:00、出前はありません

 「ちゅー」という名前の中華料理店はどうもあちこちにあるらしくチェーン店かもしれませんが、このお店は25年間やっていらっしゃるという事なので、店の名前はあとから付け替えたかもしれません。でも、10年前にも「ちゅー」だったな・・。
 いや、「ちゅー」「中華料理」で検索すると、かなりのヒットがあり門真やら上新庄に(大阪以外の人ごめん)あると言うことで、やっぱりチェーン店なのか、それとも大阪的発想の賜物なのか、大阪人の血に脈々と流れているセンスが原因か、さっぱわかりません(笑)。

 掲載の写真では見えないでしょうが、「西中島定食」と立て看板にあり、なかなかそそられます。大阪では「食いもん屋」は味が悪いとか、値段と味が釣り合わない場合は即座に潰れます。そこらへんはコスト意識が厳しく、見栄より実を取る率の高い大阪の厳しい掟が適用されて、生存競争は大変厳しいのです。
 キタやミナミなどでちょっと「オシャレ」な雰囲気だけで不味かったり値段が高い等の店が保つなんて、この界隈では「絶対に」あり得ません。25年間続けて行けるベースがあるのでしょう。

黄金週間?

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 世の中はゴールデンウィークとか称しまして、お休みされている方が多いと思います。
 ことしは飛び石になっている5月2日と6日を休んで、4月29日~5月8日までの10日間の大型連休とされている方や企業も多いようですね(カレンダー通りとされている会社もいらっしゃいます)。

 が、しかし、郵便局にお休みはありません。逆に連休前は地獄のような忙しさが待っているのです。連休中だろうが何だろうが郵便物は配送されてきますし、当然お届けしますので配達もあります。郵便ポストも郵便を出される方がいる限り毎日回収にまわります。速達は「できるだけ早く届ける」郵便なので休みなんて関係なく毎日配達です。以前にも書きましたが、書留は在宅率の高い日曜などに配達して回り不在にならないようにしているぐらいです。
 黄金週間だろうがお正月だろうがお盆だろうが一般の窓口業務以外は休み無く動いている訳です。だって、大型連休中に旅先から郵便を出してもちゃんと届くでしょ?

 そのような状況ですので連休中に休みはどこかローテーションで1日か2日、その他は日曜日などの原則休みの日以外に休みが無いという悲しき事態に陥っている訳です。家族持ちの方の場合、子供や相方の休みに合わせて旅行へ行くなどというスケジュールも立たないわけです。本務者で書留担当などは祝祭日・日曜日も関係なしで配達担当されている方もいらっしゃるそうです。
 ちなみに4月1日は出勤しても休んだことになっている(9時間も働いた)代休ですが、未だに取れていないようです。もう、4月分の出勤簿は締めてしまったんですが、いつになったら休ませてくれますか~~~?と騒いでいます。

 特に休み中はややこしい電話ばかりの上に「上のモンと代われ!」と噛み付いてくる客の電話が多いくせに、その上のモンが休んで居なかったりして代わりに謝ったりするためいつもよりストレス倍増とのことで、爆発寸前のようです。電話応対の人員を増やして対応すれば良いのですが、慢性の人不足のうえ、直接業務に関連しないと見られているせいか増員もままならぬようです。お客様と電話越しに直接話すんですから、サービス業として窓口業務と同様に特に重要なセクションだと思うんですが、「電話応対している間があったら、これして。」と言われる事もあり、ブチ切れそうになるといっていました。「応対が遅れても怒られるのは自分ちゃうんやから何でも言えてええなぁ!おまえも電話出させて応対させたろか!いっぺん客に怒られてみろ!っちゅうねん。」と既にブチ切れ寸前でしたが・・・。

イタリアン

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 イタリアンスパゲティ、と聞けば、「あぁ、あれね。」と容易に想像つく人がいっぱいいるかもしれません。しかしそれは名古屋から西の地方だけかも。

 「スパゲティ・イタリアン」はたまた「イタリアンスパゲティ」と称される正体は、アルデンテでなくユルく茹でた麺を炒め、トマトケチャップで味を付け、一緒に炒められる具にはタマネギとハムの細切れかソーセージの細切れ、隠し味にウスターソースを一振りして、皿に盛りつけ、グリンピースの水煮をぱらぱらと振りかけて出てくる奴です。場合によってはさらに炒り卵が載っている場合もあります。
 一緒に粉末パルメザンチーズが添えられて出てくる場合も多かったはずです。
 また、名古屋では皿に盛るのではなく、ステーキ等が供される楕円形の皿状の鉄板に載せられてくると言う話もあります(私は大阪人ですが、昔はこの方法で出された事もあったと記憶しています)。
※このパルメザンチーズというのも実体は本物の「パルミジャーノ・レッジャーノ」ではなく自称「パルメザン」だったはずです。

イタリアンスパゲティ
 典型的なイタリアンスパゲティの図

 不思議な響き「イタリアン」。すでにイタリア料理の様相を示しているはずのスパゲティにさらに加えられるこの言葉はなんなのでしょうか?
 ここに大阪的というか西日本と言うか、東京と違うと言うか・・東西での名称の差があります。
 概ねレストランではなく、喫茶店で供されるこのメニューはなぜか関東へ行くと「ナポリタン」という名称に変貌します。「イタリア風」から「ナポリ風」になぜ変貌しているのか?どちらが先にできた名称なのか?不思議ですね。
 大阪の食堂(いわゆる大衆食堂など)では、焼きそばと並んでサンプルが置かれていたりと、ランク的には焼うどん等と同列かも・・・

 日清製粉グループの日清フーズ(「マ・マー」ブランドで展開)のページではご丁寧に、スパゲティナポリタンとイタリアンという名称が混在しています。しかもイタリアンのパッケージの絵にはちゃんとグリンピースまで!
 日本ならではのメニューなのでしょう。きっと。

 ナポリに行ってもナポリタンなるパスタはありませんので、関東も関西も付けられた名称については良い勝負かもしれません。この「イタリアン」に一番近そうなのは「ポモドーロ」でしょうか。ただしこちらは具材は入っておらず、トマトソースと麺だけで勝負する非常に素材と調理法に敏感な料理です。

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