自作したエフェクターで音出し時のチェック用に、ギターそのものがあれば一番問題ないのですが、手っ取り早く信号を突っ込むために簡易のファンクションジェネレータを作りました。
簡易ファンクションジェネレータ
外部接続の必要な部分は端子にしてモジュール化した
トランジスタ技術誌2003年1月号に掲載されていた「簡易ファンクションジェネレータ」を作りました。方形波、三角波、擬似正弦波が出力できます。回路は掲載誌を見て頂ければ解りますが、単純な三角波出力をする発振器を原発振として、それを方形波に整形して出力するのと、三角波の波形をなまらせて擬似正弦波にして3タイプの出力を出来るようにしたものです。
一応、外部に出力端子や周波数調整用のボリュームを引き出して使えるように組みました。また周波数レンジも接続するコンデンサを切り替えて使えるようにしてあります。
ただし、例によって1/CRの比率で周波数が変化するので高周波側のボリューム調整は目的の周波数を決めるには難しい状態です。多回転ポテンショメーターなららくだと思いますが、多回転だけに高いのが(いや、シャレじゃなく)ネックで採用を見送っています。不便ですが。
出力されている周波数が解らないのでこのままで単なる「適当な周波数で発振している発振器」です。先の周波数カウンタをつないでも良いのですが、なんだか仰々しいので、この発振モジュールと、別に液晶モジュールで表示する小さな周波数カウンタをつないでモニター出来るようにして1つの筐体にまとめる予定です。
CRの温度係数があるため、電源をオンにしてから設定した周波数がしばらくすると移動してしまいます。いずれDDSタイプのファンクションジェネレータを作成しなければならないでしょう。その方がPICでコントロール出来ますし、分解能も音声領域で良いのであれば0.01Hz単位で設定出来そうです。
とりあえず音源としては1kHz以上の高い音の領域で使用しています。あとはアナログオシロでもあれば文句無しですが、こちらの方はいつになる事やら。
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