前回ウインカーの故障の時に中を開けて、エアクリーナーエレメントを掃除しようとして断念してしまいました。
ぼろぼろのエアクリーナーエレメント
手で触っただけでボロボロと崩れ落ち、弾力性は全く無い
穴があるのは取り外した時にちょっと持ち上げただけで崩れた穴である
新品のエアークリーナエレメント
すでにオイルが含浸させてあり、そのまま使える
注意書きが入っており3000kmごとに洗ってオイルをしみ込ませてクリーニングしろとある
多少燃費が気になるのと、やや排気煙が気になってきたのでエアクリーナーエレメントを掃除しようとしてタンク下のエアクリーナーユニットを開けたのです。私の車体の形式は乾式のエレメントではなく、スポンジにオイルを含浸させた湿式エレメントです。
このクリーナーエレメントはスポンジなのである程度の劣化は予想していたのですが、もう、グズグズの状態で、スポンジ特有の弾性もなにもあった物ではありません。指で押さえるとそのまま凹んで跡が残り戻りません。ちょっとつまむだけでぼろぼろと崩れてきてしまい、殆どお役に立っていない状態のようです。
仕方が無いのでエレメントを注文して自分で交換する事にしました。
エアクリーナーエレメントを出すまでは以下の手順が必要です(あー面倒臭い)。
1)シートを外して、タンク固定ネジを外す
何をするにもシートを外さなければならないのは困り者ですね。整備性が悪いような気がするのはマルチだとこんなもんなのでしょうか?
2)サイドカバーを外す
タンクとサイドカバーはグロメットで結合しており、タンクが外せませんのでサイドカバーも外します。赤丸で示したネジを4mmの六角レンチで外し、さらにタンクとフレームに結合しているグロメットを外してサイドカバーを外します。
サイドカバーを外たら、タンクを持ち上げてエアークリーナエレメント上に固定されているパイプ類を外しておきます。
エアクリーナーユニット内(エレメントあり)
所々凹んでいるのは試しに指で押した跡
まったく、弾力も何もあった状態ではないボロボロ状態だった
エアクリーナーユニット内(エレメントなし)
エレメント下部はこのように網で受けている
3)エアクリーナーユニットを開けてエレメント交換する
ツメを外してエアクリーナーユニットを開けて、「スポンジだった」物を取り除きます。全部きれいに取り除けませんので、ユニット内に落ちている物を掃除機で吸い出します。
その後、きれいにしたユニット内にエレメントを取付けます。
パーツセンターから届いた時に既にオイルが含浸していますので、そのまま取付ける事が可能です。
本当はタンクを外したかったのですが、こちらも燃料パイプなどが固着していそうなのであきらめました。
4)逆の手順で外した物を取付ける
1)〜3)で開けたエアクリーナーユニットから逆の手順でタンクのパイプ、サイドカバー、タンク取付けネジ、シートと取付けます。
タンクの燃料パイプを取付けた段階で、一度エンジンを始動してテストするのを忘れずにしておきます。この状態で白煙や黒煙が盛大に出るとバイクショップ行きです(笑)。
さてさて、エアクリーナーエレメントを換えた結果ですがあまり体感出来る差がありません。燃費は次回の給油時まで分かりませんし、それほどアクセルレスポンスが・・と言う感じなので、ほとんど気持ちの問題かも??
なんとなく高回転域がスムーズになったのはプラシボ効果??
コメントする