超速達

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 できうる限り早く届けるのが速達の使命です。しかし・・

【さっき送ったんだけど】

局「はい、○○郵便局です。」
客「速達送ったんやけど、まだ届けへんねん。」
局「差出人様には、お出しされている事は、ご確認頂いてますでしょうか?」
客「あぁ、出したって言うてる。」
局「いつごろ、お出しになられたかお分かりですか?」
客「1時間ほど前や。」
局「○×▼※〜!???」
客「むこうは出しとるんやけど、まだこっちに届けへんねん。」

 はてさて困ったものです。差出局から配達局まで電車で来ても1時間では来れない所から出されているのです。どんな速達でも「絶対に」1時間では届きません。
 車で高速道路を使って時速100km以上の速度でオービスを無視し交通違反をし続け、市街に入ったらパトカーの先導とかで信号無視できる状態でも1時間はかなり厳しいところから出しているにもかかわらず「まだ届かない!」と、問い合わせされています。
 担当者曰く「自分で持ってきてみぃ。その時間で!」と激怒していました。

 郵便約款における速達の取り扱いは第103条(速達の取扱い)の第2項にある以下の条文で示されるような送達を行います。
(1)最も速やかな運送便により遅滞なく運送すること。
(2)次に掲げる方法(時間については、期間又は地域を限り、特にこれを変更することがあります。)により配達すること。
 と、あり、配達方法には「当日の到着後の最も速やかな速達配達便により配達すること。」と記されています。
 これは区別に「午前7時から午後5時までにその配達を受け持つ郵便局に到着したもの」とありますので、到着すれば速やかに配達を行うのはあたりまえなのですが、差し出して1時間ではまだ配達局に到着すらしていません。
 配達完了まで1時間というのは市内の速達でも無理な時間です。運良く配達局の窓口に持ってこられて、配達先も同一局の管轄内であれば相当早く交付されますが、ちょっとこれは例外の状態と言えます。
 一度、ご自分で郵便物を持って、車を運転して頂き、配達先まで持ってきてはたして1時間で付くかどうか考えてから問い合わせをしてもらいたいものです。
 郵便輸送車は緊急車両ではありません。郵便車がサイレン鳴らしながら暴走状態ですごい速度を出して運送しているのを見た事有りますか?事故を起こして配送が遅れてお客さんに迷惑がかかるのは郵便であっても民間の宅配であっても同じですから、そんなひどい無茶はしませんよ(一時停止無視等をする輩が一部にいるのは困り者ですが)。

 新特急郵便(いわゆる郵便局のバイク便)でも、民間のバイク便でも到着までの時間は限定無しです。
 私なんか本当に急ぐ場合は自分で持って行きますがね。大切な物を渡すのであればなおさらです。それがまごころでしょう。

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このページは、なんぎが2005年8月19日 12:04に書いたブログ記事です。

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