さて、仮実装もして配線の多少の修正も見通しが立ちましたので夏休み中の宿題とばかりに一気に組み立てようとしたのですが、時間が取れず9月に入ってしまいました。
これまでの経過は以下の記事をご覧下さい。
エフェクター自作(Phase45 #1)
配線を終えた基板(部品面)
赤:電源+、黒:電源−、黄:入力、青:出力
コンデンサが1つ寝ているのは筐体内で干渉したためやむなく倒したもの
配線を終えた基板(ハンダ面)
パイロットLED周りは未実装なためまだ配線が終わっていない
今回の基板は元々プリント基板を想定していた配線を素子に合わせて変更したため、手配線ではかなりしんどい感じでした。実装されている部品もいままで作った中では多い方ですし、配線も入り組んだ部分があります。配線が完了した時点で導通チェッカを使って回路配線パターンを追いかけて実物と比べながら確認を行います。
ボリューム(ポット)ですがフェーザー系はCカーブ(逆Log、Aカーブと逆)を指定されるのですが、そんなもの簡単にありません。少なくとも日本橋では一般店頭では売っていません。あってもこちらの希望する抵抗値のものがあった試しがありませんし、形状も限られています。で、エフェクタプロジェクトでCカーブまたはリニア(Bカーブ)でもOKと指定があったのを幸いに、Bカーブの可変抵抗で製作をする事にします。
ポットは元々導線で配線するように指定されていましたが他のエフェクタと同様、錫メッキ線で保持する形で接続します。たまたま基板の元の向きと合う方向で取り付けができるため、導線配線で結線しようと思っていたのを変更しました。
フジソク 8Y2011
Sobbatのエフェクターはこの系列のスイッチのようだ
フットスイッチは今回はトラブルが多いと聞くいつものミヤマDS-008ではなく、フジソクのムスタングタイプのスイッチに変更しました。調達先のニノミヤ電子部品フロアが移転中のせいもあります。しかし筐体内の寸法が小さいのは配線や部品配置がかなり楽ですね。高いのが玉に瑕です(筐体に次いで部品単価が高い)。
ケース加工完了
スイッチ用の穴加工はDS-008より凶悪で、異形の穴だ
内部配線は例によって耐熱電子ワイヤ(AWG28)で行います。
いつもこれにするようにしたのは、他にある程度の色の被服の導線を揃えていないだけです。数がまとまると結構高いんですよ、電線類って。PICを使用したデジタル系ではこれでも十分です。ビンテージワイヤなんて高くてとんでもないです。試してみる価値はあるとおもいますが。
とりあえず完成
いちおう、筐体の穴開けも終わって部品も実装。内部の結線も行いテストしました。筐体外部の仕上げはどうしようか悩んでいます。オリジナルのMXRと同じくオレンジ色に塗るか(あちらは焼付塗装で堅牢そうです)、また表面研磨で無塗装に仕上げるか・・。
外装部品配置等を参考にしたかったので、本家のMXR Phase 90の実物を見てきました。本当にHAMMONDの#1590Bを使用しているんですね、MXRのエフェクタ。さすがにメーカー品だけあって塗装もしっかりしていました。