しばらくMPLAB IDEのアップデートのチェックをしていなかったのですが、10/18に7.22の途中リリースが公開されていましたのでダウンロードし、インストールしてみました。
さて、インストールしてみると7.20では
Software DLL Version v4.10
Operating System Version v4.30.04 (pspls43004.hex)
7.22では
Software DLL Version v4.22
Operating System Version v4.40.01 (pspls44001.hex)
となっており、PICSTART PlusをIDEから使用するDLLのバージョンが微妙に異なります。
MPLAB IDE 7.22付属のドキュメントに因ると、7.22でサポート開始された18F4550などのデバイスのPICSTART PlusのOSバージョン(4.30.01)は7.20ですでにリリースされているバージョン(4.30.04)でバージョン番号を見る限り対応可能のバージョンのはずです。
しかしながら7.20の付属ドキュメントには18F4550のデバイスがサポート対象に入っていません。
つまりファームのOS側では対応しているにもかかわらず、MPLAB IDE側のPICSTART PlusのDLLによるサポートが対応できていなかった様で、7.22のドキュメントだけ見て「対応可能だ!やった!」と思っていたのに、デバイスを選択するとPICSTART Plustは非対応となってしまい、非常に残念な思いをしました。
デバイス選択ダイアログ
左が7.22、右が7.20のデバイス選択状態
7.20ではPICSTART Plusが非対応(赤)になっているため、デバイスプログラマとして選択も出来ない
要はPICSTART PlusのファームOS側では対応のバージョンであっても、IDE環境から利用するPICSTART Plus操作のためのソフトウェアのDLLといったシステム全体の環境としては利用できない状態のようで、ドキュメントのOSバージョンの確認だけではダメでした。ま、ドキュメントに書いてあるバージョンを使用していないので仕方ないと思えば致し方ないと思うのですが、ちょっと複雑な気持ちです。
結局MPLAB IDEは7.22にインストールし直し、ちゃんとサポートデバイスとしてプロジェクトを作る事が出来るようになりました。7.22にアップデートして18F間連のデバイスのサポート対象がかなり広がりましたので、すぐ使いたい人はアップデートをした方が良いのではないでしょうか。
非常に初歩的な話ですがドキュメントをきちんと読んで使いましょう(笑)てなところで18F4550/2550の利用が可能になりました。。
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