2006年1月アーカイブ

相合傘

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 仲睦まじいとはこのことでしょうか。

なかよし
 「なかよし」

 屋号は「なかよし」なのですが、看板が洒落ています。
 往年のアサヒビールのロゴの残っている看板も味がありますが、その下の屋号の書き方が渋い!

 相合傘に「なか」と「よし」。誰が見ても「なかよし」と認識するかどうかは別として、仲良く2つ並んだひらかな4つで屋号を示したその発想に拍手です。

丸かぶり

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 酢飯を海苔の上に広げ、具を帯状におき、海苔で具と酢飯を巻き込んで包むように作るお寿司といえば?

巻き寿司と細巻き
 巻き寿司と細巻き
 関東では細巻きを「のり巻き」、巻き寿司は「太巻き」という

 大阪で海苔で酢飯を巻いたお寿司は普通は厚焼き玉子、かんぴょう、三つ葉、干椎茸の甘辛く味を付けたものなどの複数の具が入った太巻きを指し、「巻き寿司」と言うのが普通です。で、関東風の具が入った直径1寸に満たない巻き寿司をなんと言うかと言うと、細巻きと呼びます。のり巻きとは呼びません。
 大阪人はのり巻きというと海苔でご飯を巻いたもの全般と思ってしまいます。

 助六寿司というと元々は関東生まれです。本来の助六は大阪で言う細巻きにいなり寿司(当然俵型です)がセットになったものを言うのですが、大阪のスーパーで売っている助六寿司は絶対に巻き寿司(太巻き)といなり寿司(三角形)です。入っている太巻きはカニかまの入ったサラダ巻きの場合もありますが、基本的に太巻きであり、細巻きが入る事はありません。

 大阪を発とし、最近では西の地方へ伝搬している「巻き寿司の丸かぶり」とか「恵方丸かぶり」と呼ばれる風習ですが、実際は昔からあった事なのかも知れませんが、持ち上げて流行らせたのは大阪の海苔の業者の組合である「大阪海苔問屋協同組合」が行ったプロモーション活動が発端です。
 この行事について業界関連サイトである海苔産業情報センターの広報サイト(海苔ジャーナルエクスプレス)に詳しい情報が出ていますが、この風習の典拠は実際は定かでなく、かなりローカルな風習で「そのような風習・行事があった」程度のものだったのです。そこはそれ、大阪商人の売り込み戦略で海苔を食べてもらうための啓蒙活動として持ち上げた行事であり、今や大阪から地方に向かって徐々に浸透しています。
 今ではコンビニでは巻き寿司の予約を受け付ける始末。流行ってますよ。大成功です。
 恵方丸かぶりはバレンタインデーに好きな男の子にチョコをプレゼントするアレと同じものと考えても差し支えないのではないでしょうか。海苔屋は海苔を売るだけで済みますが、お寿司屋さんは一生懸命海苔を巻かなければなりません。海苔屋の戦略勝ちとは言い過ぎでしょうか。

 街中はもう、「丸かぶり」の対策がされているようで、あちこちのコンビにでも売出・予約を受けています。なんか年中行事として完全に定着している(させている?)ようですね。

まるかぶり1

まるかぶり2
 コンビニの「まるかぶり」キャンペーン
 ここに挙げた例はほんの一部で、各コンビニとも丸かぶりの予約を受付中
 ひょっとするとバレンタイン・デーより密かに盛り上がっているかも

 ま、巻き寿司をおいしく食べる日だと考えて、美味しくいただけて幸福になる日だと思えば良いのでしょう。

落ちそう!

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 かなり昔から同じ通報・クレームが来ているそうです。

「プロミス」の看板
 プロミス梅田パルビルの屋上にある消費者金融「プロミス」の看板
 今の黄色い看板になる前からこの状態で設置されている

 阪急・JR・阪神を結ぶ歩道橋からよく見えます。曾根崎署の下あたりからも上を見上げると見る事も出来ます。
 これ、昼間はいいんですよ。まだ、取付けている様子が見えない事はないですから。

看板のアップ
 看板のアップ

 夜になるとネオンしか見えず、あきらかにビルの上に傾いだ看板があるので、酔っぱらいや事情を知らないもしくは今までこの看板を見た事無い人がいて、「ビルの上にあるプロミスの看板傾いて落ちそう!」と近くの曾根崎署にかけこんだり、110番や119番する人がいるそうです。
 決して壊れて傾いている訳ではありません。はじめから傾いだ状態で設置されているのです。

夜の看板
 夜の看板
 向こう側に倒れておちそうに見えるのは間違いない

 事情を知らない人がみると、そらぁびっくりしますよね。ビルの上の巨大な看板が傾いているんですから。「落ちて来る!」とパニックになるのもうなずけます。まったく人騒がせなのですが、ここは大阪。目立てば良いのです。って、こんなブログでも取り上げられたとしても、その方がタダで宣伝してもらっているようなもので迷惑な話ではなくかえって有り難い状態なのかも?!

 人の名前・・・じゃないですよね?

カワキ屋
 クリーニング「カワキ屋」

 なんでもパリッと乾燥してそうです。梅雨時でも冬の雪でも、秋の長雨でも。
 手に取って湿った感じは引渡時に絶対させない!というポリシーがあるのでしょう(ウソ)。

物持ちがよい

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 郵便受けに入らない郵便物や、受け取りの確認が必要な郵便物をお届けしてご不在の場合は不在通知票を入れさせていただきます。

 【なぜ返した!?】

客「不在通知みてんねんけど、○月○日のやつやねんけどほしいねん。」
(すでに半年以上前の不在通知の日付を言われている)
局「お預かり期間を過ぎておりますので、差出人様にお返しさせていただいております。」
客「何でかえすん?」
局「通知に記載の日付から7日間を過ぎますと、差出人様にお返しさせていただく旨記載させていただきておりますが。」
客「ほな、この郵便物ほしいときはどうするん?」
局「差出人様にご確認ご連絡いただき、再度ご発送をお願いいただくのがよろしいのではないでしょうか?」
客「そんな失礼なこと言われへんやん!」
(どっちが失礼?)
局「お客様の事情もあるかと存じますが、不在通知を入れさせていただきましてお客様からのお申し出があった場合は最長10日間、ご連絡を頂いていないときは、7日経過いたしますと一律ご返送させて頂いております。」
客「ほな、もう配達してくれへんっちゅうことかいな?」
局「お問い合わせの郵便物は既に局にございませんので配達は無理となりますので、再度発送元からお送りいただくのが一番かと存じますが。」
客「もう、ええわ!(ガチャン!と切られる)」

 いやはや困ったものです。何かの整理か掃除などで不在通知表が見つかったのでしょうが、いやはや物持ちが良いというかずいぶん気の長いというか・・・。

 郵便約款第95条(郵便物の返還)に記載があり、「受取人不在のため配達することができなかった郵便物(あらかじめ配達郵便局に旅行その他の事由によって不在となる期間を届け出てある受取人にあてた郵便物を含みます。)で公社が別に定める期間内に配達することも交付することもできないものは、その期間経過後に差出人に返還します。」となっています。
 この別に定める期間は注1の項目にあり、「第1項の公社が別に定める期間は、最初の配達の日又は不在となる期間(最長で30日とします。)の満了の日から7日(受取人が郵便物の留置期間の延長を申し出たものは、最初の配達の日から10日)とします。」とありますので、1週間は預かってくれますが、それ以上は返送されてしまうのです。

 何らかの理由で7日以上の受け取り不可能な期間が生じる場合は局留依頼をお出しいただくと、局にて全て保管していますので、長期の不在期間がある場合はこちらの申請をしておくのがよろしいようです。

EAGLE 4.16

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 ちょっと目を離しているとEAGLEが4.16にアップデートされていました。以前のアップデート方法に従って同じようにアンインストールし、新しいバージョンをインストール、フリーウェアとして登録します。

EAGLE 4.16
 EAGLE 4.16
 まずはインストールしたのだが・・・

 とくにどこがどう変わったとかははっきりわかりません。すいません。

 4.16からの事でなくて恐縮ですが、前回の4.15からライブラリの操作が非常に簡単になっています。
 自前のライブラリを作成する際に、特定の部品やパッケージなどを指定して自前のライブラリに取り込むことができるようになり、大変楽になりました。

既存のライブラリから部品をコピー
 既存のライブラリから部品をコピー
 右クリックで表示されるメニューに「Copy to Library」が出る

 コントロールパネルで作業したい自分用のライブラリを開き、コピーしたい情報の含まれるパーツなどを既存のライブラリを展開して目的の箇所で右クリックすると、作業中のライブラリに簡単にコピーができるようになっています。
 おかげでトランジスタを自前で作る際にかなり楽をさせてもらいました。
 また、TO92のパッケージ形態を持っているLMF501Tも、2NXXXXのライブラリから持ってきたレイアウト情報からECBの端子を変更して、図面のシンボルを作り、ライブラリ化しました。
 スクリプトを実行させてコピーする事なく操作できるので非常に楽です。

MF501Tの部品ライブラリ
 作成したLMF501Tの部品ライブラリ
 パッケージ情報はトランジスタのTO92から変更
 ピンの名称がE/C/BからIN/GND/OUTとしたものを別途用意した

 その他、この類いでLM35DZとかも追加しています。
 [ライブラリダウンロード]ご入用の方は左のリンクを右クリックしてリンク先を保存としてください。
 OLIMEXに発注する際のドリル情報に変更したりしていませんのでこのライブラリを使用して実際に基盤作成に発注する際はご注意ください。

 いや、すっかり忘れてました。というか、店の写真を撮るのが怖くて(笑)。

伊豆美
 株式会社伊豆美
 地下鉄恵美須橋から出るとすぐにあり、この角はいつも人通りが多い

 防犯用の監視カメラ、タイムラプスビデオ、監視用モニターなどの防犯グッズ・商品からファンシーグッズ(笑)まで置いている株式会社伊豆美。怪しさ全開ですが店内に入ると普通のショップで応対も普通(あたりまえ)。
 単にカメラ間連だけでなく、広帯域受信機のほかのセキュリティや情報収集間連機器等も豊富に置いてあります。盗聴器もあります。防衛用品として特殊警棒やスタンガンもあります。ダビング時のデジタルビデオ編集器または画像調整装置(笑)もあります。チョー怪しいものでは「探偵チェッカー(残留精液検査キット)」なるものも。
 とにかく、この手の商品では日本橋の店舗中ではかなり昔から先鞭を付けていた方ではないでしょうか。

 店舗にはイカツイ感じの店員さんのような気がしますが、質問すると丁寧にこたえてくれますし、値引き交渉もなかなか楽しめます。怪しい商品だけにしっかりしたお店と言えます。
 自分で購入する商品はあまりありませんが、今使用しているKEY BAKはここで買っています。かなり長持ち商品で、もういつごろに買い替えたか忘れるぐらい前に買いました。
 実はこのKEY BAK、元はMADE IN U.S.A.であり、アメリカで発売していたのですが、延ばしたチェーンが首に巻き付けなるなどして凶器として使える事からアメリカ本国で販売禁止になったそうです。今はメキシコ製に代わってアメリカ本国でも売っているかもしれませんが。

狸マンション?

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 洒落ではなさそうです。どうやら。

ぽんぽこマンション
 ぽんぽこマンション

 最初に知人から聞いた時は「そら、見間違いやろ。そんなん無いって!」と突っ込みを入れていたのですが、いざ現地で見ると「うわっ!ほんまや!」とのけぞってしまいました。
 しかもさりげなくロゴタイプ風にデザインされた文字で堂々と「ぽんぽこマンション」とあります。

 ふと、気がつくとすぐ横に居酒屋風の店が・・・。

呑み処・食い処「ぽんぽこ」
 呑み処・食い処「ぽんぽこ」

 おお、字も似ているし、きっと同じオーナーが保有しているマンションに違いない。と感じた訳です。
 タヌキなもんで化かされる心配があるかもしれません(笑)。

 大阪の北摂には明治の森箕面国定公園というのがあり、紅葉の名所になっています。

もみじの天ぷら
 みのお名物「もみじの天ぷら」
 これはお土産用の100gの箱入りである

 阪急箕面駅から箕面の滝にいたる道(通称「滝道」)の沿道には観光地よろしく、何件ものお土産店が並んでいます。そこで販売されているのがこの「もみじの天ぷら」。すでにかなり昔から箕面名物と化しています。
 天ぷらと言っても、甘い衣がお菓子のかりんとうのようです。大豆油、ごま油よりも重めの菜種油を使って揚げているのが特徴です。これはもみじの天ぷらが『発明』されたとき、行灯の油を流用したとの事です。
 かなり「甘くてくどい」と感じる方が多いようですね。

 で、本当に紅葉の葉が入っていまして,この紅葉の葉の形に衣をつけて揚げるのが難しいとの事。へたくそが作るとこの写真のように紅葉の葉の形が綺麗にできないそうです。

 だいたい「もみじの天ぷら」って知っているかと聞くと、ほとんどの人達はまず、「えっ?」とびっくりした顔つきの後、かなり怪訝そうな顔つきで眉間にしわを寄せながら「そんなもの食べずとも・・・」とか「食べるものなんですか?」や「もみじの葉っぱ入っているんですか?」という返事が返ってくるのがほとんどです。
 かなりゲテものに映るものなのですが、なぜか箕面のもみじの天ぷらは私が幼少の頃からず~っと売り続けられており、一向に無くなる気配はありません。

もみじの天ぷら
 もみじの天ぷら
 まさにもみじの葉がごまの入った甘い衣に付けて姿揚げされている
 横においてあるのは説明書きで、由来などがかかれている

 その実体はというと・・山菜で木の葉を使った精進揚げと思えばそれほど違和感を感じないと思われますが,かりんとうのようにかりっとして甘く、ごまの風味のする揚げ菓子だと思えば良いのです。役の行者(えんのぎょうじゃ)が箕面で修行中に作ったとのとの事で説明書きをそのまま信じると1300年の歴史があるそうです。
 もみじの葉の風味は期待してはいけません。
 お土産用の物は油切りを何度もしているそうですので、それほどくどくは感じません。揚げたてをそのままいただくのが一番美味しいのですが、この揚げたてが残って冷えてしまったものはベトベトになってしまいかなり残念な状態になりますので現地で買い求める場合は注意しましょう。
 紅葉のシーズンだけ販売されるのではなく、シーズン時に採集した紅葉の葉を塩漬け保存して使用しており、一年中販売されています。秋は言うに及ばず、冬から春、さらに夏でも売っています。

 大阪箕面名物のふしぎな食べ物です。
 どうしても食べてみたい!という方は箕面に行くか、通販をしている店舗が何件もあるようですので、Googleなどで調べて購入してみて下さい。

 [参照資料]
 石毛直道著 小学館 上方食談 2001年11月20日初版

究極奥義

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 あたたたたっ!ではありません。

究極らーめん
 「究極らーめん」
 ラスターカラーが何を意味するのかは不明

 美味しんぼもびっくり!
 なんと店名が「究極らーめん」です。メニューにもちゃんと「究極ラーメン」があります。具材にレモンという飛び抜けた発想が見られます。
 店内はどういう訳か長渕剛だらけという謎の店。しかもレゲエとは全く関係ない外装のラスターカラー。強敵です。

 究極を謳っているからには、これ以上は無いのでしょう?

閉塞窓

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 立派なトマソンです。

建物正面
 建物正面から見たトマソン物件

 正面になにやら補修か塞いだ跡が残っているのですが、いったいトマソンか何かは判りません。しかしこの左右にトマソンが存在していました。

閉塞窓(右側)
 閉塞窓(右側)

 まず、向かって右側の窓。見事に窓の庇を残したままガラス部分を塞がれています。横に同じ形の窓として用を為しているものが並んでいる所が哀愁をそそります。

閉塞窓(左側)
 閉塞窓(左側)

 次いで左側の窓。これも見事に塞がれています。仕上げは右側窓と同じ。横には右側とちがう形式窓がやはり並んであります。しかも窓のトマソン物件の上には換気口がつけてあり、息ができるようになっています。なんという配慮でしょうか。

 階段室の採光窓のようなのですが、1階の部分だけ塞がれてしまっています。左右部分はなんとも応急的に塞いでいますが、正面だけはきっちりと面を揃えて埋め戻しされて塞がれています。
 可愛そうな状態の左右の窓ですが、なにがあってこうなったのか、どういう理由でこうなかったのかは謎です(聞いて来い!といわれるとその通りなのですが)。

局留不可

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 局留めというサービスがありまして、郵便物をあて所まで配達せずに局で保管してもらうことができます。長期の休業や旅行等で受取出来ない場合などに利用できるサービスです。
 保管していた郵便物は期限明け後にあて所に配達か、お客さんが局で直接受取るかを指定できます。

 【取りに行けません】

局「はい○×郵便局です。」
客「局留めを依頼してた□△と申しますが。」
局「はい、お世話になっております(おいおい、あて所に誰も住んでいない問題の局留依頼の人や)。」
客「実は、私、警察にご厄介になりまして(!)しばらく取りに行けない事になりました。」
局「保管している郵便物はどうさせていただきましょうか?」
客「家族のものが誰か代理で行きますので、お願いします。」
局「では窓口でのトラブルを避ける意味もありますので、代理の方にはあなた様の印鑑の押してある委任状と、取りにこられたご本人様の身分を証明できるもの、たとえば自動車運転免許証などですが、そういったものと受け取りにこられる方の印鑑をお持ちいただくようにお願いいたします。」
客「はい、分かりました。そのように伝えておきます。」
局「(現住確認取れてへんから渡されへんねんけどねー)はい、よろしくお願いします。」

 転送依頼があったり局留め依頼があると、だいたいあて所に記載の住所・氏名に該当する人物が存在し、現在そこに住んでいらっしゃるかどうかの現住確認を取るのですが、架空の住所で架空の名義を使い局留めをされると、実際に届けるる宛先がありませんので、処理を行わない事になります。まれではありますが現住確認がなされない場合があることを悪用して、本当の受取人住所や受取人そのものがだれか分からないようにして、あて所の郵便物を受け取ることができてしまう時があります。

 もちろん郵便局では配達担当に局留め依頼が出ているあて所の真贋を確認します。うその依頼があれば受理しても処理を行わずに、局留めせず、受取人不明で返送することになります。
 局留め依頼はかならず書面で提出してもらい、原本は保管されていますので当然筆跡や指紋などの証拠が残り、警察や裁判所の要請があれば証拠として提出されますので、犯罪の有力な手がかりが残ってしまうことになり、局留め依頼の痕跡や証拠を完全に消すことはできません。

 局留めの制度を悪用して何か後ろに手が回るようなことをしていたのでしょうか?
 逆に郵便制度も運用では万全ではなく、まだまだ抜け穴があるということかもしれません。

 やっぱりラジオ作りは楽しい。何が楽しいって完動した瞬間に実用になりますからね。やっぱり電子工作の趣味の王道です。無線機だと相手が必要なので、聞くだけの機材はすぐに判ります。

ブレッドボード組み
 ブレッドボード組みの状態
 泉弘志著 誠文堂新光社刊 自由研究電子工作1より

 今回は以前に「ひるあんどん」で製作した際に参照しました泉弘志さんの「自由研究電子工作」の1巻に掲載、「1IC・2トラ・スピーカー・ラジオ」を製作しました。

回路部分のクローズアップ
 回路部分のクローズアップ
 左からLMF501T、初段の2SC1815、終段の2SC1815、出力トランスのST-45
 突っ立っているのが小型バーアンテナのPA-63

 いままでの製作したラジオは1ICミニラジオ(LMF501T使用)1石レフレックスラジオのようにイヤホン型のラジオでした。消費電力も非常に小さく、電池稼動でもかなりの長時間動作を行い、携帯するより枕元でひっそり聞くのが按配の良いラジオたちです。

 特に不満は無いのですが、そろそろイヤホンから開放されてスピーカーで鳴らすラジオもあっても良いのではないかと思い、記事を参照させていただきながら、まず、ブレッドボードで回路を検証してみました。
 回路図は掲載誌に譲りますが、LMF501T(誌面ではLA1050が使用されている)で高周波増幅・検波、その後段にトランジスタ2石で低周波2段増幅、トランス出力でスピーカーを鳴らします。LMF501Tの定格に依存しているのですが回路全体は1.5Vの乾電池1セルで動作するように作られており、非常に省エネであるにも関わらず、結構ガンガンとスピーカーを鳴らせます。もちろんやかましい部屋で大音響というわけにはいきませんが普通の部屋で聞く分には十分な音量が得られています。もちろんスピーカーの効率が低いと大きな音では聞けません。
 バーアンテナは今まで使用したSL-55GTなどよりも一回り小さいPA-63Rを使用してるにもかかわらず感度は実用上問題ありません。これはLMF501Tの性能による部分が大きいと思われます。

 低周波増幅段のトランジスタに2SC1815-GRと高hfeタイプを使用したせいもあり、やや発振気味です。もちろんブレッドボードという条件の悪い実装状況もあります。一度トランジスタを2SC1815-GRから手持ちの2SC2458-Oに変更してみます。hfeランクが2つ下がりましたので、同一ボリューム位置でも音が小さくなりますが、発振音は相対的に小さくなりました。もっとも、このブログを書くためにPCの電源を入れていたりするとかなりピーという発振まがいのノイズが乗ってきますので、回路自体ではなく外来ノイズのせいもあるかと思います。結局、元の2SC1815-GRで実装する事にしました。

 さて今後実用機として使用するにはケースに組み込まなければなりませんが、スピーカー出力にトランスを使用していること。さらに電池に今までの単四ではなく単三を採用するつもりですので、ケースのサイズに苦労しそうです。小型で手ごろなケースが見つかればよいのですが、そうでなければ秋月の透明アクリルケース(通販番号:P-00076)に組み込むことになりそうです。

 このラジオの基板を組み立てた様子はこちらに、完成時の様子はこちらにあります。

 この場所、昔エプソンサービスがあったりしたのですが、この場所はいろいろ入居店舗が変遷しています。

レアモノショップ」
 「レアモノショップ」大坂日本橋店
 店頭の道まで品物があふれて陳列されている

 日本橋的雑貨一般と思われる品揃えです。オーバルマルチメディアオンラインとしてリニューアルしましたが以前はパソコン雑貨「しまなみ」と、看板テントに書いてありました。。
 USB周りのキワモノを販売しているレアモノショップとしても店を開いています。驚愕のキワモノ、USBで電源供給してコーヒーカップを暖めるというコンセプトの「USB CAFE PAD」やUSBで電源供給してあたたまる「USBあったか手袋」もおいてあります。さすがにCAFE PADなどはUSBバスから電源供給できないときのための専用ACアダプタもあるそうですが。

 その他メディア類、マウス、キーボード等のあらゆるややこしい商品が整然と(商品は雑然としていますが)並べられています。CDやDVDのトールケース等のメディアのケースもどっさり販売しています。激安品は2個でいくらとか3個でいくら(しかも笑いそうな値段)で投げ売りされています。店の奥は変な電池類もあります(携帯やデジカメの互換品など)。

 変なものを見つけたい場合は立ち寄って店頭等を見回すと思わぬものが見つかるかもしれませんね。
 面白い品をおいている店の1つです。

ド!

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 意味を強めるために語句の先頭に「ど」が付きます。

十三村「どたぬき」
 十三村「どたぬき」

 大阪弁では罵り言葉で罵りの意味を強めるために語句の先頭に「ド」を付けます。
 曰く、
 「ドたま(頭の意)」「ドしゃべり」「ドぎつい」「ドえらい」
 と、言うように使います。まあ、あまり品の良いしゃべり方ではありませんね。
 さらに憎しみを込めた言い方を強めたい場合にも「ド」が先頭につき、これは
 「ドあほ」「ドあつかましい」「ド坊主」「ド畜生」
 などのような言い回しになります。

 他にも全国区なのか大阪弁が流出したのか判りませんが「ドまんなか」「ド根性」などは本当に大阪弁の意味から伝わったのかどうかは定かではありません。

 大阪ことば辞典の用例の中に実は「ドたぬき」「ドぎつね」という言い回しが紹介されており、まさにこの店名の「どたぬき」なのですが、悪い言い回しに使われるのがほとんどなため、どうもお店の名前に付けるにしては首を傾げたくなります。
 「たぬき」には「狸寝入り」の様に、表面はとぼけていても腹の中ではしっかりと算段して策略をしている悪賢いイメージがどうしても伴いますからね。ましてやこの意味を踏襲している罵り言葉としての「どたぬき」。店の名前を言われると嬉しいのであれば本当に狸なんでしょうか?

 [参考資料]
 牧村史陽編 講談社学術文庫 大阪ことば事典第13刷
 ド【奴】(接頭)から参照・引用

 堀井令以知編 東京出版社刊 大阪ことば語源辞典 初版
 ドアホ から参照・引用

てんぷら

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 できたてを食べると、ホコホコして美味しいですよね。

てんぷら
 どっちがてんぷら?

 大阪ではもともと「天ぷら」というのは魚のすり身でつなぎに小麦粉をまぜた蒲鉾のタネを平たく円形にし、素揚げしたいわゆる「さつまあげ」を指す言葉でした。これは関西から西の地域に通用する言葉のようです。絵にあるような白天、赤天(地方では平天)のそれに対して関東の天ぷらと呼ばれる料理は「揚げ物(あげもん)」と呼びます。いまでは「揚げ物」も「天ぷら」として通用しますが、本来は大阪弁では別の料理なのです。

 さて、揚げ物もとい(笑)天ぷらですが、東西でけっこうこだわりがあって相容れないもののようです。まさに水と油。

 関東の天ぷらと言えばごま油ベースの揚げ油です。卵を冷水に溶いた卵水に小麦粉を加えた衣を付けて揚げます。揚げた天ぷらを食すときは天つゆに浸けていただきます。

 関西人が許せないのはまず、ごま油で揚げる事でしょう。関東の天ぷらは「くどい」と言われる原因がまずこのごま油にありそうです。さらに衣に卵が入っています。ごま油と卵のおかげで、揚げ色はきつね色になります。とどめを刺すのが天つゆでしょう。なんでさっくり揚げた天ぷらを汁に浸して食べなければならないのか全く解せないのです。

 これに対して関西では揚げ油はごま油を使わず、茅の実や綿実油など癖の少ない油(現在はサラダ油になっている?)を使い、衣に卵を使わないことで、うっすらと黄色くなった色づき具合で食べごろになります。関東の天ぷらに比べてはるかに色が薄い白い色をしています。また、天つゆは使わず塩をつけていただくのが本式です。
 関東人からすると卵も使わず、出汁もつけずに塩だけでケチ臭いと見られます(笑)。

 どうも天ぷらのタネに差があることに起因するようで、関西は比較的野菜類を揚げる事が多く、江戸では江戸前の魚介類を揚げる事が多かった事からそれぞれの油の使い方や食べ方が違うようになったのではないかと想像されます。

 私は生まれ育ちも大阪人ですので、東京の天ぷらはちょっと・・・。「わて、揚げ物(あげもん)のほうが美味しい思います。」と。


[参考文献]
 牧村史陽編 講談社学術文庫 大阪ことば事典第13刷
 アゲモン【揚げ物】(名)
 テンプラ【天婦羅・天麩羅】(名)
 の項の記述を参照・引用

豚玉大好き!

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 大阪はどうもお好み焼き屋が多いせいもあり、なかなか楽しい店名をよく見ます。

お好み焼き「ぶう」
 お好み焼き「ぶう」

 以前の「ぶた」に見える「ぶンた」ではありません。本当に「ぶう」です。
 豚玉専門店ではないようです(笑)。

 「やっぱり豚玉大好き!」って叫びたくなりますね。ぶうぶうぶう。

回ります

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 たしかに洗濯機の中ではまわるんですが。

コインランドリー「くるくる」
 コインランドリー「くるくる」

 コインランドリーでは、中に洗濯物を入れてドラムが回転している洗濯機がずらっと並んでいますが、まさか店名にしてしまうとは。恐れ入りました。

 「ぐるぐる」ではなく「くるくる」です。軽やかです。

 でも、単純に「コインランドリー」って看板に書いてあっても誰も文句言いませんよ。なんで名前付けたんだろう?

年賀はがき

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 まだ年賀はがきです。

【お年玉つき年賀はがき】

 さすがに通常の会社の業務開始も過ぎ、そういったことは少なくなりましたが毎年発生する問い合わせが年賀はがきがこないという申告です。

局「はい○×郵便局の△△です。」
客「年賀はがきが来えへんねんけどどうなってるんやろ?」
局「お客様のお名前とご住所、念のためにお電話番号をいただけませんでしょうか?」
客「○△町□□の○丁目○ー○の△△っちゅうねんけど。電話はねぇ、xxxx-xxxxですわ。」
局「ではお調べさせていただきますが少々お時間がかかりますがいかがいたしましょうか?折り返しお電話させていただくこともできますが。」
客「ほな、電話してきて。どれぐらいかかるん?」
局「早ければ2、30分ですが、状況によっては1時間以上かかる場合もございます。」
客「ふ~ん、ま、家におるしお願いしますわ。」
局「はい、承知いたしました。では後ほどご連絡させていたきます。お問い合わせありがとうございました。」

 と、調べ始めるわけですがこれがなかなか大変です。
 本当に1通も年賀状の配達が無い世帯もあるのですが、それはこのような問い合わせ対応用にリスト化してあり、すぐに判明しまs。この場合はまずOKです。

 で、あまり誉められませんが配達ミスをして他の世帯に配達してしまっている場合です。誤配した世帯からご連絡いただいた場合は引取りと謝罪にお伺い、正しいあて所に配達します。
 連絡がなく、配達員が誤配と気付いた場合は大変です。どの世帯に誤配したか調べ、確認を取り探します。見つからなければ大変なことになります。誤配先に引き取りにお伺いするときは当然怒られるのは覚悟しなければなりません。

 さらに言いたくないですが、配達員が廃棄している場合です。
 年末年始の年賀状シーズンを乗り切るために短期のゆうメイトを募集し、その人たちに年賀状や通常郵便を配達してもらいますが、短期ゆうメイト、長期ゆうメイト、たとえ本務者であっても、配達をさぼりたくて年賀状をどこかで廃棄(捨てる)してしまう輩が毎年全国で1例は発生してしまっています。
 年末年始は天候が悪い日が多く、雪の日等もあり配達する担当者は大変だと思いますが、それを汲んでなお配達すべき郵便物を配達するのが面倒だとか嫌になったとかで、捨ててしまうとさあ大変です。
 局から出たのにお客さんの所に本当に着いていません。次に述べるいたずらと同じですが、そこら辺に放置されている年賀状を一般の方が発見して通報してこられ、局中大騒ぎになります。職務を放棄するのは絶対にやめてほしいものです。一番の迷惑はお客さんにかかるのですから。

 あとは配達完了をしたのに受け取っていない場合です。
 この場合の多くは、お年玉つき年賀はがきの当たりはがきを掠め取るために、郵便受けから誰かが盗み出し、当選番号の発表があるまで手元に置いていることが想像されます。この場合は、当選番号が発表されると当選していないはがきが、あて所と関係ない場所にまとめて捨ててあったりします。

 最近多くなったのがいたずら。配達員は確実に配達しており、お客さんが受け取っていないところまでは同じなのですが、担当配達員と全く関係ない区域(それでも近くの区域)の道端などに放ってあったりすることが、何件もあります。地区が集中しているので、だれかたいたずら目的で他人のポストから勝手に年賀状を取りだして捨てたりしているわけです。
 なぜいたずらと思えるかというと、この例の場合はお年玉くじの発表前にすでに放置されていることによります。

 詐取されたりいたずらされる例の多くがマンションなどの集合ポストです。鍵がかかっているのは最低条件ですが、受け取りポスト投入口から針金などを突っ込んで取り出すという輩も(新聞記事でありましたが、これは局員にも!?)いますので、うかうか安心していられません。集合住宅は郵便物の受け取りには細心の注意と警戒が必要だということです。

 低額で信書を送る郵便制度ですが、信頼の上に成り立っていますので、ややこしい世の中になると通用しなくなる危険性をはらんでいるということになります。世知辛い世の中には通用しないのが現状の制度、と、思うと寂しいですね。

 まだまだ光り物を作っています。やっぱり作った結果がすぐに判るのが一番の人気の元でしょうか。

チカチカパッパ3号
 1セルで白色LEDを光らせる
 チカチカパッパ3号である。
 今回はついに電池ボックスに組み込んだ

 チカチカパッパ1号で作成した回路の発展型です。弛張発振器をベースにチャージポンプを使い点灯に3V以上必要とする白色・青色LEDを点滅させます。
 1号ではチャージポンプは1段で、1.5V電源電圧をベースにチャージした電圧を加えて赤色LEDを点灯させるための電圧まで昇圧しましたが、今回は2段のチャージポンプて3Vを超える電圧にして白色LEDも点灯できる3.5V以上まで昇圧します。

 製作にあたって、電子マスカット(注意:サイトトップは音が鳴ります)に掲載の白色LED点滅回路を作成させていただきました。回路はサイトに記載されていますのでそちらをご参考にしてください。

ケースの改造箇所
 ケースの改造箇所

 製作にあたってスイッチつき電池ケースに入れるために、ケースも少々改造が必要です。
 スイッチの裏についているカバーの溶融止めしている部分を削り取り、外してしまいます。外すことでスイッチに半田付けされている線を今回の配線に付け替えます。
 また電池を保持するためのスプリングも1つ外してしまい、スプリングのかしめてあった部分に電源用の線を半田付けします。また+側になっている片方の電池の接点金具も取り外してしまいます。

実装基板のようす
 実装基板のようす

 通常サイズの1/4W炭素皮膜抵抗と100μF/10Vの電解コンデンサ、0.1μFフィルムコンデンサと、今回は小型化に際して部品サイズが通常の部品でもなんとか収まるように基板を小さく作成しました。基板レイアウト・配線図はこちらをご参照ください。
 半田面の部品の足のはみ出しや半田の盛りが大きいと、スイッチつき電池ケースの1セル部分に収まりませんので注意が必要です。
 トランジスタをTO92パッケージの2SA1015/2SC1815ではなく、もっと小さいパッケージの2SA1048/2SC2458に、抵抗も小型の1/4W抵抗や10Ω以外は1/6Wの小型抵抗に、100μFの電解コンデンサーは6.3V定格の超小型電解コンデンサーにするなど小型部品への変更を行うとかなりケース内の余裕ができますので、さらに小型化も可能だと思います。

 みごと乾電池1セルで白色発光ダイオードを点滅させることができました。点滅周期は1秒弱です。
 これでヘッドライトの代わりに付けるランプが出来ました。市販の自転車用LEDライトはもっと点滅周期も短く、LEDも3連で点灯する等かなり実用に即していますが、たいがい乾電池2セルの3Vで稼働です。対してこちらは乾電池1セルで点滅ですので多少暗いのは勘弁してもらいましょう。
 いずれ前回、前々回のチカチカパッパもこの手のケースで再度製作するつもりです。やっぱり電池の値段が単三と単五ではちがいますからね。

 また、酒屋です。日本橋に何をしに行くための情報やら・・。

井上竹商店
 「株式会社井上竹商店」

 なんだかまた酒販店です。部品店ではありません。人生の部品は売っているかもしれませんよ。

 ここも日曜休業の店舗なので見逃していたようです。もっとも酒屋を日本橋で捜すと言う目がついていなければ見つけようとも見つからないでしょうが。
 店頭にはキリンとサントリーの自動販売機が並んでいるのですが、どちらもソフトドリンクでありアルコール類が一切売られていません,これが見逃していた原因かも。

 ここは共立シリコンハウスのブログ「シリコンハウスへようこそ」の12月18日公開分で情報が掲載されている通り、秋葉原では超有名になっている「おでん」の缶入が自販機にてこっそり販売されています。

おでん缶の販売
 おでん缶の販売されている自販機
 日本橋に上陸!とハデハデしい
 始めの写真は発売前なのでこのようなポップや商品は無かった

おでん缶
 販売されているおでん缶
 2種類販売されている(「つみれ入り」と「大根入り」)

 関東煮(かんとだき)でも追記しておりましたが、ここで販売されている「つみれ入」「大根入り」の他に「牛すじ入り」というのがありまして、写真を撮った時点(昨年12月中旬)では無かったのですが、現在は自動販売機の中に並んでいます。そのうち写真の差し替えか追記でお知らせさせていただきます。

現在のおでん缶ラインアップ
 現在のラインアップ
 ちゃんと3種類とも販売されている

 と、いうわけで残り福の今宮戎で混雑している井上竹商店へおでん缶を求めて行って参りました。
 ちゃんと3種類とも販売されています。あったかホカホカは鞄に入れるのに困りますので、店舗奥から常温の物をお手数ですが出してきてもらいました。で、これはガレージへ投下する爆弾に。
 今年になってちゃんと3種類とも販売しているそうで、なにやら年末にインターネットで情報収集したテレビの取材クルーが来て撮影・放映までされていたようで、おかげで販売量もかなり増えたらしいそうです。私は生活時間帯がメチャクチャですので見ていませんが、居酒屋ガレージのご主人の奥様はご覧になっていました。
 実は仕入れ元はこの井上竹商店で、ここから卸してもらっているという、日本橋の他の販売店舗もあるそうです。へぇ。

 しかし、ついに日本橋もおでん缶フィーバーの嵐が・・。いや、そんなことないか。

 ↑と、書いたものの結構流行っているようですねぇ。

えべっさん

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 商売繁盛で笹持って来い!
 戎さまのお祭りである十日戎は大阪では9日に宵(よいえびす)、10日に本戎(ほんえびす)、11日は残り福(のこりふく)と称して、この3日間が大変賑わいます。

神津神社の十三戎
 十三神津神社の十三戎(とみえびす)
 富(とみ)に十三(「とみ」と読ませる)をかけて大変賑わう

参道は人が一杯
 参道は人が一杯

 大阪の正月十日は「十日戎」と称しまして、商売繁盛を願う祭が執り行われます。大阪では「えべっさん」と称して、今宮戎神社で行われる十日戎が大変有名です。所要があって十三近くまで来たため、気になる出店もあり、十三神津神社の十三戎に行ってみました(実際に行ったのは宵戎の9日)。

笹の授与所
 ずらっと並んだ笹の授与所

 福娘が福笹を授与(たいがいこの笹も有料)、そこに縁起物(小宝という。当然これも有料)をつけてお参りをし、商売繁盛を願うわけです。浅草寺の仲見世では年末に売っているような「くまで」もえべっさんで売っています。

 この戎信仰は江戸時代の初期にもすでにかなり大々的に行われていたようで、特に商都大坂では商売にかかわる神様として、すでに大変盛大に祭事が行われていたようです。現在では今宮戎神社では毎年参拝者が百万人を超えるという報道がされるほどの人手があり、下世話なようで恐縮ですが集まるお賽銭も相当なようです。

 神社でお祭りというと出店が出ていろんなものを売ったりしているのですが、その中のひとつに不思議な出店があります。その名も「東京コロッケ」。これは東京の夜店では全くなく、大阪にしかないという不思議な出店です。別に東京由来でもなさそうなんですが。

東京コロッケ
 東京コロッケ
 コロッケを揚げる油煙がすごい

 昔はパチンコ台が置いてあり、お金を払うとパチンコ玉をもらいまして、それを台で打ち、パチンコ玉が入った穴の番号を言うと、串でその数だけ揚げたての親指の頭大のちいさな丸いコロッケをその数分の個数を突き刺して串刺団子状にします。さらにその横のバットににあるソースにたっぷりつけて出来上がり。串揚げの変り種・夜店版と言ったようなものです。
 パチンコ台は「子供の教育に良くない!」とか言う偉い先生のせいか知りませんが,いつの間にやら割り箸のようなものを使った籤になってしまいましたが、システムは全く同じ。引いた籤に書かれた数だけコロッケをいただけるというシステムです。串カツ・串揚げと同じウスターソース系のソースが後味を引きまして、コロッケの中身はジャガイモだけなのですがなかなかオツな物ですよ。

 この東京コロッケ、かなり限られた地域に出るようで、大阪の夜店ではどこでもある・・というものではないようです。きっと開業当時は「東京」とつけるとハイカラな感じがして売れたのでしょう。いつも参照させて頂いている「大阪ことば事典」にはこの項目が無い事から、昭和の戦後も遅くか中・後期から現れたのではないかと推測されます。

灯油タンク

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 さすがに冷え込んできました。冬の季節に暖房に電気・ガス以外に灯油を使った暖房器具も使いますよね。

ポリタンク
 灯油缶(ポリタンク)

 灯油を家庭で備蓄するのにドラム缶で置いているような場合は別として、灯油缶または灯油タンクと称してポリタンクが使われる場合が多いはずです。さてこのポリタンクですが、どうも東西の常識を異にする物件のようです。

 関西では灯油タンクは水色をしています。水を入れるタンクは白色です。それに対して、関東では灯油タンクは赤色で、水色のタンクはその色の名前の示すように水を入れます。で、関西で赤色を使う場合はというと、ガソリンを入れる場合に赤色のポリタンクを使用するのです。
 一応消防法でガソリンタンクにポリタンクを使ってはダメな事になってはいるのですが、大阪を含む関西圏では赤色はガソリンが入っているというイメージがあります。実際にガス欠ですっからかんになってしまい、自走できなくて動けるだけの最低限の数リットルを買いにガソリンスタンドに行くとガソリンを赤いタンクに入れて「これで入れてから持って来て」と渡される場合が多いのです。
 実際に私も一度そのお世話になった事がありますが、やっぱり赤いタンクでした。

 小さなタンクローリーで灯油を行商に来る業者がありますが、その場合は自分の家でタンクを用意しますので、水色のタンクが各玄関等の軒先に並ぶ訳です。米屋さんやスタンドの灯油の配達の場合はどういうわけか赤色水色や白色まで混在のタンクに予め18リットルを注いだ状態で配達に来てくれ,自分の家のタンクに移し替えてもらうわけです。その時に赤いタンクで配達にくると、分かってはいますがちょっとドキドキするのが関西人。

 なぜ関西は灯油のタンクが青いかというと、灯油タンクに色を付けるのが義務づけられた時に青色の顔料が一番安かったから・・という関西人的伝説がありますが、これは真偽のほどは定かではありません。

 関西では(関西以西は)灯油は青色タンクですからね!
 大阪で赤いタンクに入った可燃性液体をストーブや石油ファンヒーターに入れると火事や事故になります。絶対止めましょう(笑)。

雪中行軍

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 年末に宝塚まで出る用事があったので、気になっていた武田尾を廻りました。

日陰は雪だらけ
 とにかく日陰は雪だらけ

 宝塚方面から武田尾に抜ける細い道は途中のゴルフ場まではまあまあ除雪しているのですがその先はご覧の通り完全な雪道。轍の跡をそろそろと進むのですが、それでも轍の中まで踏み固まった積雪と凍結している箇所もあり殆ど転倒覚悟の強行軍です。
 寒いわ力は入るわ足を着いて着いた路面も滑るわとろくでもないコンディションでした。
 はっきり言ってこんな日に行ってはいけません(笑)

 武田尾にはバスが来ているのですが、三田方面から来るバス道に途中から合流します。そこからは除雪されていてまあまあ走れる状態ですが、バス道と合流する箇所とゴルフ場との区間は銀世界で、二輪で近づいてはならない場所・・だったようです。

一面銀世界
 辺り一面銀世界
 決して日陰だから・・という訳でもなく雪が残っている

 くれぐれも武田尾へは三田方面から廻る道で行って下さい。

武田尾駅
 武田尾駅にて

宝塚線(福知山線)
 宝塚線(福知山線)がトンネルに入るところ
 通常はこの左側は二輪通行可能で、廃線跡のトンネルまで行けるのだが、橋の復旧工事で通れず

 流失した武田尾橋ですが現在復旧工事中です。完成する日を楽しみに待ちましょう。

勝尾寺

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 私は特定宗教に加入・傾倒・信仰はしていませんが、年の区切りとしてお参りしています。賽銭はほんとの気持ちしか入れていませんので幸薄いかも。

勝尾寺山門
 勝尾寺山門
 「応頂山」の文字が掲げられている。応頂山勝尾寺である。西国三十三番観音札所の第23番でもある。
 参詣したのは2日である。元旦は人が多くて恐ろしくて行けない。

 勝尾寺に新年のお参りをしてきました。
 だいたい17時過ぎぐらいまではここに至る道が駐車場と同じ状態になり、全然進まず・帰れずとなってしまい完全に渋滞というより停滞の様相を示して地獄のような思いをしますので、18時半を過ぎたあたりに行きます。

 実はこの撮影前日(元旦)に道の状況を下見に行ったのですが、さすが箕面の山道。路肩に雪は残っているわ気温は1℃ぐらいで路面は凍結寸前だわと「大丈夫かなぁ〜」との思いが過ります。勝尾寺からの帰りを箕面方面へ走り滝の手前の分岐で左に上がる細い道があり、そこを通ってしまいました。
 だいたい車に乗ったカップルが窓ガラスを曇らせて停車している事が多い道ですが、さすがにこの日は誰も居らず。それもそのはずで、途中の道(当然上り・下りの傾斜あり)が雪が残っている上に全面凍結です(この辺りの北側斜面に面した道は殆どアウト)。
 すわ!チェーンを付ける必要が?いや、でもチェーン持ってきてないし!と、もう蒼白になりそうな思いで進んで行きますと、何カ所も全面凍結の箇所があります。途中で四輪駆動でゆっくり進んでいるにも関わらず車の挙動がおかしい箇所もあり、これはこの一方通行を無視して戻る事も出来ない・・と途方に暮れながら進みました。
 運良くスーパーローのギアレンジを使う必要も無く滝から下る道に合流できましたが、かなりヒヤヒヤの思いをしました。「崖に突っ込む」とか「崖から落ちる」とか「ここで動けなくなり一晩過ごす」とかイケナイ思いがぐるぐる回りました。あんな冒険はしない方が良いようです。

 さて、勝尾寺は最初の山門から途中に多宝塔が見え、本堂方面に上がってゆくと厄よけの「厄はらい荒神」を抜けて本堂へすすみ、お参りしてから鐘をついて多宝塔の横を通って戻ります。
 なぜか山門付近は毎年正月に工事していて、工事中でなかった事が記憶にありません。なぜでしょう?

多宝塔
 正面に見える多宝塔
 残念ながら中には入れない
 
厄はらい荒神堂
 厄はらい荒神堂
 日本最古の荒神さまだそうです
 雰囲気がおどろおどろしいのは厄よけのため?

本堂
 本堂
 閉まっているが中には十一面千手観世御菩薩が祀られているとのこと
 開いている時に来た事が無いのでまだ拝ませてもらったことはありません

鐘楼
 鐘楼(鐘つき堂)
 ウェブによると来日したカラヤンも聞き惚れたらしい
 訪れた人たちはだいたいついてゆくらしく、鐘の音が絶えない(うるさい?)

 毎年2日に行くのですが、ここの所数年2日は極寒で道が凍結するほどの気温(大体1℃とか0℃)になり、非常に寒い中(わざわざ)行きます。それにしても寒かった!

 かなりの堂が修復を終えてきれいになっています。神社仏閣が好きな方にはここには掲載していませんが薬師堂、大師堂や二階堂などの由緒ある建物もあり面白いと思いますよ。北大阪急行千里中央および阪急北千里から阪急バスで行く事が出来ますので、車でない方も大丈夫です。

猛犬注意

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 配達員にとって配達するお宅の犬は大変困ったものです。

【咬み付かれた】

配達員「×班の○○ですけど。」
局員「お疲れ様です。どうされました?」
配「さっき配達してたらやね、犬に咬まれましてん。」
局「お怪我はありませんでしたか?」
配「いや、それががっちり咬まれてもうて、傷ですんで医者に行きますわ。」
局「先方のお宅には?」
配「家の人に、お宅の犬が咬みつきに来ましたって説明して、場合によったら治療費の請求をさせていただきますかもしれません。とは言うてあるんですわ。」
局「一応、話は通してあるということですね。」
配「ええ、咬まれた傷もその場で確認してもらいましたし、あとは何とかしますわ。」
局「災難でしたね。放し飼いですか?」
配「そうですわ。そら、家の人間ちゃいますから吼えられるぐらいは覚悟してますけど、咬まれるのは堪忍ですわ。」
局「はい、では戻ってから改めて報告をお願いします。お気をつけて。」
配「はい、では戻ってからまた。」
局「ご苦労様です。」

 猛犬注意とか札がかかっていても、郵便の受け取りポストが玄関の中にあったり、玄関先に呼び鈴がついてないなかったりしても、書留や速達など直接渡す郵便物の場合は決死の覚悟で玄関先に行くわけです。
 ちゃんと鎖などでつないでいてくれればよいのですが、中型・小型犬の場合は放し飼いが多いそうで、追い掛け回されることもしばしば。この例のように放し飼いにより咬まれる状況であれば、当然飼主の管理責任ですので何らかの補償をするのが当たり前なのですが・・・。

客「今日配達の奴が咬まれたっちゅうて治療費どうのこうの言うて、帰っていったらしいけどな、犬に噛まれたぐらいでガタガタ言うな!」
局「は・・・?」
客「だから犬に咬まれたぐらいで治療費とか出す気ないし、ガタガタ言うなっちゅうとんねん。分かったか!(ガチャン!と切られる)。」

 と、後で怒りの逆切れ電話がかかってきたらしく、あきれた飼主です。
 こういう飼主の場合は自分の家の犬が他の犬に咬まれたらそれこそ鬼の首を取ったかのごとく(飼っている犬と同じで?)ギャンギャン騒ぎ立てて、やれ損害賠償だ補償だと言いまくるに違いありません。

 全ての犬の飼い主の方がこのような人たちばかりとは思っていませんし、ごく一般的に常識の有る人であれば、自分の飼い犬が人様を咬んだり傷つけたりした場合、飼主としてまずお詫びの言葉が出るのが当たり前だと思うのですが、どうも自分のペットが他の動物や人に迷惑をかけていようととなんだろうとお構いなし人もいて、向こう(危害を加えられた方)が悪いと言って逆切れする非常識な方達もいるようです。

 明らかに配達員がペットに危害を与えて、そのペットに反撃されたというのであれば別ですが、そうではない場合でも飼主は悪くなく咬まれたほうが悪いとか、吼えられたほうが悪いという非常識が常識的な考え方として広まっているのか、事故が起きた時の相手はこのような例が多いそうです。

 配達員が犬に咬まれるという例は後を絶たず、配達員からするとこのような咬み付く犬を放っているようなお宅には配達不能ということで局まで取りに来てほしいぐらいでしょう。

 飼犬の躾もそうですが、自分の躾も(笑)しっかりとしてほしいものです。
 人にも犬にも咬み付かれる家には配達したくありませんよね。
 一応、郵便約款によると、ひどい家は配達しなくてもOKなのです。

 第81条(人に危害を与える動物により配達が困難な場合の取扱い)
 咬癖のある犬その他人に危害を与える動物をその建物の敷地内において飼育し、又はその活動を放置しているため、郵便業務従事者の身体に危害の及ぶおそれがある場合において、その危険を防止する相当の措置が講ぜられないときは、その建物内に居住する者にあてた郵便物は、配達しないことがあります。

 と、あり、こんなひどい家はちゃんと犬を鎖につないで、配達人に危害を加えない状態にしてもらわない限り配達しない!と言い切れそうです。

便利小物(#4)

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 なにげなく使っているICソケットですが、使いたいのに使えないこともあります。

ICソケットあれこれ
 ICソケットあれこれ
 左から通常のベローズタイプのコンタクトピン、丸ピン、丸ピンロープロファイル
 丸ピンロープロファイルは秋月の特価ICソケット42ピン(通版番号 P-00329)を切り出して8pinの体裁にしたもの

 組み込みを行う場合にデバイスを取り外したり取り替えたりすることが予測される場合や、デバイスを恒久的に使うつもりではなく、将来に使いまわしするので取り外すことが考えられる場合(アマチュア工作ですのでセコく使いまわしますのでよくやります)です。
 このように必要があればICソケットを実装してそこにデバイスを実装するのですが、実装した基盤の取り付け方法や他の部品との位置の干渉、そもそも狭い場所で余裕が無いなどの場合があると使いたいのに使えないこともあります。
 こんなときにお助けというか最後の手段がこのロープロファイルのICソケットです。通常のICソケットや丸ピンタイプのICソケットに比べて何ミリか低くソケットを使いながらデバイスを装着できます。

 前回のチカチカパッパ2号ではLM3909Nを使用したため300mil-DIPのパッケージは通常のICソケットをつけるとTB-50に単5電池を組み込んだ状態では狭すぎて余裕が無く、電池ボックスとの隙間に入りそうもありませんでした。
 LM3909Nがディスコンであることを考えると使い回しをしたくなりますので、ICソケットを使いたい。そこで仕方なく、以前仕入れていたこういう時のためのロープロファイルICソケットを切り出して使いました。

それぞれの高さを比べる
 それぞれの高さを比べる
 ロープロファイルでは3mm近く低く実装できるのがわかる

 さすがに、2〜3mmとかいうオーダーで入らない場合には威力を発揮してくれまして、チカチカパッパ2号では見事ソケットに実装した状態で組み込みできました。

 このロープロファイルのICソケットは珍しく、一般の電子部品店の店頭ではあまり見かけません。秋月価格はともかく、正規のルートで購入しようとすると価格も通常の丸ピンに比べると若干高くお気軽に入手・使用は難しいようです。
 私も激安特価の42ピンのICソケットという事で秋月で購入したものの現物を見てびっくり。これはロープロファイルのソケットではないですか。これ幸いとTB-50に組み込んでいるA/Tシフトインジケータターボメーターのかさ高い表示素子実装に使わせていただいています。

 市販で出回っている機器でも、私のように部品と他のケース等とのクリアランスに余裕が無い場合は、ROM等の取り替える部品のそのソケットだけロープロファイルのICソケットを使用し、他は直付けでしのいでいる例を見た事があります。やはりこれは最終兵器でしょうか。

 今年の日本橋の正月はかなりにぎやかでした。

平日並みの日本橋
 平日並みの日本橋のでんでんタウン
 撮影したのは1月1日(元旦)
 殆どの店舗は4日または5日から開業なのだが・・・

 梅田のヨドバシ、ソフマップなどは元旦から開いていますが、でんでんタウンであり、「電気の街」日本橋は以外や以外、ソフマップの日本橋各店も元旦は開店していません。一般電気店などや電子部品の小売店も同じです。

 しかし、今年の日本橋は何がすごいって、平日のような勢いで店舗が開いていたり、人通りが多かったことです。堺筋に入ったとたんに駐車車両の多さにまずびっくり。ニノミヤとJoshinはどちらも全店舗オープンで初売り。ニノミヤに至ってはオークションまで開催しています。その他の開業店舗は、ゲーム、ビデオ・DVDなどのソフト系店舗のほか、フィギュアやガシャポンなどのマニア向けおもちゃ店などが軒並み開店しています。私は興味ないのですがメイド喫茶もこの手の好きな客目当てかあちこち開店していました。
 だいたい、お年玉を当てこんで開店している店舗があるだろうとは思いましたが、人通りは多いし、店舗はいっぱい開いていますし、ほとんど平日昼間と変わらない位の状態でした。そう、一般店舗が休みなので水曜・木曜の日本橋の様相です。
 いままでご紹介した店舗でニノミヤえびす店・hobixを除き全ての店舗は正月休みなのですが、皮肉にも私の平素訪れることの無い店舗がほとんど開いておりました。

開店している
 競って元旦から開店しているニノミヤとジョーシン

 子供連れ、ご家族連れで日本橋を歩かれている方が多かったのが印象的です。
 ついぞ行くことの無かった正月の日本橋を訪れて、世相が様変わりしたというか、時代の変化を感じてしまいました。

 コンクリート製じゃないんですよ。

孤高の鳥居
 孤高の鳥居

 これは名高い赤瀬川原平氏の「超芸術トマソン」で報告されていたキングコングの小便除け鳥居です。本に掲載の写真を見た時に、「あ、見た見た。大阪やんかこれ。」と思っていつつ、実際に何所にあるかかなり探しました。
 記憶違いで見当ハズレの場所をかなりうろつき,おかげで探しまわった地域の土地鑑がついてしまいました。

 本体の神社の境内にビルが建ち鳥居だけが取り残されたもの。唯我独尊と言うか孤高の存在と言うか、気高さを感じます。ちゃちなコンクリート製ではなくきっちりとした石造りの鳥居でおもわずビルにお参りしそうになります。

いろはカルタ

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 お正月と言えばカルタ取り・・ん〜、もう絶滅寸前の遊びでしょうかねぇ。

いろはカルタ
 東西のいろはカルタ
 いろはの「い」で既にちがう

 いろはカルタですが、いろは48文字で始まる文章を読んで、絵札を取る遊びですね。
 大阪を中心とする地域で出回っているカルタはどうもこの文章が大阪風らしいのです。昨今の東京印刷文化の全国制覇で絶滅してしまっているものもあるかもしれませんが、大阪らしいものも多く残されています。

 【い】
 (大阪)石の上にも三年(「一寸先は闇」とも)
 (東京)犬も歩けば棒に当たる
 いろはカルタが「犬棒カルタ」と称される所以はここにあるのですが、大阪は「犬棒カルタ」とは呼べませんね(笑)。

 【に】
 (大阪)二階から目薬(「下からべかこ」と続く場合もある)
 (東京)憎まれ子、世にはばかる
 シニカルな江戸に比べてやはりユーモアを感じさせる上方。「べかこ」とは大阪に今も残された言葉で、一般的には「あかんべえ」という言い方をするアレです。「桂べかこ(現:三代目桂南光)」は標準語的に直すと「桂あかんべえ」、

 【ち】
 (大阪)地獄の沙汰も金次第
 (江戸)塵も積もれば山となる
 どちらも金銭感覚を問われる内容なのですが、「金次第」ってところが大阪的?
 倹約的な「塵も積もれば・・」の方が大阪向けのような気もしますが、そうでは無いんですね。

 【わ】
 (大阪)笑う門には福来たる
 (東京)割れ鍋に綴じ蓋
 笑いが原点となる大阪らしいたとえです、「笑門来福」の文字が大阪のモットーでは無いでしょうか。
 割れ鍋とはやきつぎ等をして補修した鍋、綴じ蓋とは閉じた蓋ではなくわれた部分等を補修してつないだ鍋蓋を言います。

 [参考資料]
 牧村史陽編 講談社学術文庫 大阪ことば事典第13刷
 付録 いろはたとえ

 時田昌瑞著 岩波書店刊 岩波いろはカルタ辞典

※上記資料を参考に私の方で大阪(上方)らしいと思われるもの、東京(江戸)らしいと思われるものを取捨選択しました。明らかに分かれるものもありますが、どちらでも言い習わされるものもありますので、一意的にここに上げた内容になっているとは限らない点があります。ご容赦ください。

年賀状

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 明けましておめでたい?

【年賀状が届いていない!】

客「年賀状がまだ届いてへんねんけど。」
局「本日朝の9時より配達開始となっております。今しばらくお待ちいただけますでしょうか。」
客「年賀状っちゅうたら、元旦の朝に起きたらはいってるもんやろ?」
局「本日は朝の9時の配達式が終了してからの配達でございますので、それ以降の時間にお届けとなります。」
客「いや、前は朝に入ってたって!」
局「以前は大晦日の夜中から配達させて頂いておりましたが、現在は元旦の朝から配達開始となっております。どうかご理解ください。」
客「いいや、朝にポストにはいってないとおかしい!」
(しばらく続く)

 確かにお客さんの言う通り以前は大晦日から年が明ける夜中に配達を開始し、みなさんが朝遅めで目を覚ました時点ですでに元旦配達分の年賀状は受け取りポストに投函されている状態でした。
 しかしながら深夜業務で休みが無い年末から年を跨いで激務であることから、この年賀状配達方法は見直されまして、元旦の朝に通常の配達スケジュールと同じ時間帯で配達が行われるようになりました。したがって、朝起きて既に年賀状が投函されている人は遅く起きたか、配達順がかなり早い人なわけです。しかしながら多くの担当者大晦日・元旦という世間の休みとは関係なく、泊り込みで年賀状処理をするなど郵便局はやはり大忙しで稼動しているのです。

 と、いうわけで年賀状が届かないという前に、いつもの郵便が到着するような時間帯まで待ってから郵便局に電話してください。局では大事な年始の賀状を取り扱うことから「1通も年賀状が無い家」リストを作っています(集中局によって事情は違うかもしれません)。
 年賀状が届かないという連絡を受けても、本当に年賀状が1通も無い世帯も存在するのです。ま、ここらへんは日ごろの他人との付き合いでどうなるかですので、郵便局の責任ではありませんのであしからず(笑)。

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