まだまだ光り物を作っています。やっぱり作った結果がすぐに判るのが一番の人気の元でしょうか。
1セルで白色LEDを光らせる
チカチカパッパ3号である。
今回はついに電池ボックスに組み込んだ
チカチカパッパ1号で作成した回路の発展型です。弛張発振器をベースにチャージポンプを使い点灯に3V以上必要とする白色・青色LEDを点滅させます。
1号ではチャージポンプは1段で、1.5V電源電圧をベースにチャージした電圧を加えて赤色LEDを点灯させるための電圧まで昇圧しましたが、今回は2段のチャージポンプて3Vを超える電圧にして白色LEDも点灯できる3.5V以上まで昇圧します。
製作にあたって、電子マスカット(注意:サイトトップは音が鳴ります)に掲載の白色LED点滅回路を作成させていただきました。回路はサイトに記載されていますのでそちらをご参考にしてください。
ケースの改造箇所
製作にあたってスイッチつき電池ケースに入れるために、ケースも少々改造が必要です。
スイッチの裏についているカバーの溶融止めしている部分を削り取り、外してしまいます。外すことでスイッチに半田付けされている線を今回の配線に付け替えます。
また電池を保持するためのスプリングも1つ外してしまい、スプリングのかしめてあった部分に電源用の線を半田付けします。また+側になっている片方の電池の接点金具も取り外してしまいます。
実装基板のようす
通常サイズの1/4W炭素皮膜抵抗と100μF/10Vの電解コンデンサ、0.1μFフィルムコンデンサと、今回は小型化に際して部品サイズが通常の部品でもなんとか収まるように基板を小さく作成しました。基板レイアウト・配線図はこちらをご参照ください。
半田面の部品の足のはみ出しや半田の盛りが大きいと、スイッチつき電池ケースの1セル部分に収まりませんので注意が必要です。
トランジスタをTO92パッケージの2SA1015/2SC1815ではなく、もっと小さいパッケージの2SA1048/2SC2458に、抵抗も小型の1/4W抵抗や10Ω以外は1/6Wの小型抵抗に、100μFの電解コンデンサーは6.3V定格の超小型電解コンデンサーにするなど小型部品への変更を行うとかなりケース内の余裕ができますので、さらに小型化も可能だと思います。
みごと乾電池1セルで白色発光ダイオードを点滅させることができました。点滅周期は1秒弱です。
これでヘッドライトの代わりに付けるランプが出来ました。市販の自転車用LEDライトはもっと点滅周期も短く、LEDも3連で点灯する等かなり実用に即していますが、たいがい乾電池2セルの3Vで稼働です。対してこちらは乾電池1セルで点滅ですので多少暗いのは勘弁してもらいましょう。
いずれ前回、前々回のチカチカパッパもこの手のケースで再度製作するつもりです。やっぱり電池の値段が単三と単五ではちがいますからね。
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