年賀はがき

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 まだ年賀はがきです。

【お年玉つき年賀はがき】

 さすがに通常の会社の業務開始も過ぎ、そういったことは少なくなりましたが毎年発生する問い合わせが年賀はがきがこないという申告です。

局「はい○×郵便局の△△です。」
客「年賀はがきが来えへんねんけどどうなってるんやろ?」
局「お客様のお名前とご住所、念のためにお電話番号をいただけませんでしょうか?」
客「○△町□□の○丁目○ー○の△△っちゅうねんけど。電話はねぇ、xxxx-xxxxですわ。」
局「ではお調べさせていただきますが少々お時間がかかりますがいかがいたしましょうか?折り返しお電話させていただくこともできますが。」
客「ほな、電話してきて。どれぐらいかかるん?」
局「早ければ2、30分ですが、状況によっては1時間以上かかる場合もございます。」
客「ふ~ん、ま、家におるしお願いしますわ。」
局「はい、承知いたしました。では後ほどご連絡させていたきます。お問い合わせありがとうございました。」

 と、調べ始めるわけですがこれがなかなか大変です。
 本当に1通も年賀状の配達が無い世帯もあるのですが、それはこのような問い合わせ対応用にリスト化してあり、すぐに判明しまs。この場合はまずOKです。

 で、あまり誉められませんが配達ミスをして他の世帯に配達してしまっている場合です。誤配した世帯からご連絡いただいた場合は引取りと謝罪にお伺い、正しいあて所に配達します。
 連絡がなく、配達員が誤配と気付いた場合は大変です。どの世帯に誤配したか調べ、確認を取り探します。見つからなければ大変なことになります。誤配先に引き取りにお伺いするときは当然怒られるのは覚悟しなければなりません。

 さらに言いたくないですが、配達員が廃棄している場合です。
 年末年始の年賀状シーズンを乗り切るために短期のゆうメイトを募集し、その人たちに年賀状や通常郵便を配達してもらいますが、短期ゆうメイト、長期ゆうメイト、たとえ本務者であっても、配達をさぼりたくて年賀状をどこかで廃棄(捨てる)してしまう輩が毎年全国で1例は発生してしまっています。
 年末年始は天候が悪い日が多く、雪の日等もあり配達する担当者は大変だと思いますが、それを汲んでなお配達すべき郵便物を配達するのが面倒だとか嫌になったとかで、捨ててしまうとさあ大変です。
 局から出たのにお客さんの所に本当に着いていません。次に述べるいたずらと同じですが、そこら辺に放置されている年賀状を一般の方が発見して通報してこられ、局中大騒ぎになります。職務を放棄するのは絶対にやめてほしいものです。一番の迷惑はお客さんにかかるのですから。

 あとは配達完了をしたのに受け取っていない場合です。
 この場合の多くは、お年玉つき年賀はがきの当たりはがきを掠め取るために、郵便受けから誰かが盗み出し、当選番号の発表があるまで手元に置いていることが想像されます。この場合は、当選番号が発表されると当選していないはがきが、あて所と関係ない場所にまとめて捨ててあったりします。

 最近多くなったのがいたずら。配達員は確実に配達しており、お客さんが受け取っていないところまでは同じなのですが、担当配達員と全く関係ない区域(それでも近くの区域)の道端などに放ってあったりすることが、何件もあります。地区が集中しているので、だれかたいたずら目的で他人のポストから勝手に年賀状を取りだして捨てたりしているわけです。
 なぜいたずらと思えるかというと、この例の場合はお年玉くじの発表前にすでに放置されていることによります。

 詐取されたりいたずらされる例の多くがマンションなどの集合ポストです。鍵がかかっているのは最低条件ですが、受け取りポスト投入口から針金などを突っ込んで取り出すという輩も(新聞記事でありましたが、これは局員にも!?)いますので、うかうか安心していられません。集合住宅は郵便物の受け取りには細心の注意と警戒が必要だということです。

 低額で信書を送る郵便制度ですが、信頼の上に成り立っていますので、ややこしい世の中になると通用しなくなる危険性をはらんでいるということになります。世知辛い世の中には通用しないのが現状の制度、と、思うと寂しいですね。

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このページは、なんぎが2006年1月13日 12:11に書いたブログ記事です。

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