いままで何度もお伝えしている局留めですが結構トラブルの元になるのです。
客「すいません、うちに郵便物ぜんぜん届いていないのですが・・・」
局「お手数ですがご住所と世帯主の方のお名前を頂けますか?」
客「○○のX-Y-Zの■■と申しますが。」
局「少々お待ちいただけますでしょうか?」
客「はい。」
受付「え〜■■さんやねんけど、郵便物届けへんて、問い合わせあってんけど。」
担当「あぁ、それもう半年近く止めたり延長したりしてるけど、全然取りに来ずにたまってるで。もうだいぶなるで。」
受「え?そうなんですか?」
担「たしか・・旦那さんかな?その人から局留依頼が出てるわ。」
受「そうですか、ありがとうございます。」
局「お待たせいたしました、局留めの依頼が出ておりまして、郵便局に保管されている状態です。」
客「え?私、そんなん出してないんですけど。」
局「たぶん、○○様で依頼がでておりますので、ご主人様からではないでしょうか?」
客「え?あなたちょっと!○△※♨〒◇◎∀ΨΣ→●!」
・・・
客「ありがとうございました。郵便局に引き取りにお伺いさせていただきます。」
局「はい、お待ちしております。」
どうやら自分宛だけの郵便物を留めたい人が世帯の中にいらっしゃったようで局留め依頼が出されており、全ての郵便物が届かなくなり、同一世帯の方がおかしいと感じて確認されてきたようです。
と、いうわけで局留めは世帯全部に対して行うので、特定の世帯の一部だけを局留めすることはできないのです。したがって不良息子や不良娘、不良夫や不良妻などが勝手に利用した消費者金融や、カードローン、携帯電話類などの請求関係というような家人には見せたくないと思っていても世帯全部の郵便物が局に留置されてしまうので、一部のつもりで局留め依頼をして放置しておくと実は大変なことになってしまったりします。
この時期ですと卒業・入学関連の書類が止まってしまい、郵便局のせいにされかねません。ブルブルブル。
で、ややこしいのが「クロネコメール便」も信書の送達を行うのですが郵便局と関係なく交付されるため、郵便局に局留め依頼をしてもこちらは届いてしまいます。
郵便物を局留めしているのに郵便物が届いている!と怒鳴り込まれても全く別サービスですので怒鳴りこまれてもどうしようもありません。郵便物に「クロネコメール便」とある場合は郵便局ではなく、クロネコに言ってくださいね。
この問題は民営化になり、複数の業者が信書送達の取扱をするようになると、ますますややこしくなりそうです。もっとも郵便事業はあまり利益がなさそうなので、ほかに参入することが無いかもしれません。
このお話、最高。
郵便のシステムがよくわかります。
けっこう「クロネコメール便」で郵便局にクレームを付けてきて(ご本人は郵便物は全部郵便局が配達すると思っている)、自分のかける相手が間違って悟るや否や、捨て台詞に「もうええわ!」と言い放って電話を切られるらしいです。
また郵便局と送達日数も微妙に遅かったりする時もあるようで、郵便が来ないと言って文句を言われたものの、送付元がクロネコメール便であるにもかかわらず、怒鳴り散らされて怒鳴られ損だったりと、なかなか面倒なようです。