淀屋橋オフィス街に忽然と登場する古風な木造建築。でもこれは子供用です。
大阪市立愛珠幼稚園
大阪市の所有する大阪市有形文化財を園舍とする非常に歴史のある幼稚園なのです。明治13年に創設されたそうですので、120年以上の歴史をもつ幼稚園ということになります。現存する園舍としては最古の物だそうで、入口の冠木門や切妻屋根など風格があります。
知らない人が通るとなんでこんな所にお母さんと子供がたむろしているのだろうか?と思うのも当たり前のような外観です。入口の門に幼稚園の札がかかっていなければ絶対に幼稚園だとは思いませんよ。場所が場所だけに、なにか大阪の豪商か旧商家の建築物としか見えません。
しかし中はきっちりと幼稚園です。昼下がりの園児の帰宅時お迎えなどは微笑ましい光景を見ることができますよ。
またまた、ゆかり深いレポートですね
愛日小学校には卒園生がたくさんおります
関連ページはここ
http://www.city.osaka.jp/kyouiku/sikumi/bunkazai/bunkazai03_11_01.html
1年早ければ隣接の「愛日小学校校舎」も掲載できたのに、いまは校舎は消えてしまいました
http://www.aijitsu.com/
今から97年前に幼稚園ゆかりの今橋界隈の皆様の寄付によって、購入したピアノがあります
おそらく、唯一の日本国内で演奏できる状態のイルムラー製のグランドピアノです
JA1AVHさん、コメントいただきありがとうございます。
記事のために愛珠幼稚園の調べもの中に実は愛日小学校も判ってはいたのですが、ご指摘の通り時既に遅し。
大阪市庁舎といいどうも大阪市は古い建物を簡単に壊しちゃう傾向があり感じがします。その反面、なぜか残っている建物もあるのはうれしいのですが、複雑な気持ちです。
大阪市教育センターのページに詳細があります
http://www.ocec.ne.jp/yochien/kindergarden/aisyu/c04.html
JA1AVHさん、コメントいただき有り難うございます。
ご紹介いただいたページ、記事を書く上で参照させていただいておりました。
写真を撮る前後に中を伺いましたが、決して懐古趣味の気持ちではないのですが、大変赴きのある園舍で、鉄筋コンクリートの園舍で育った私にすれば、こんな園舍で学ぶ事のできる園児たちがうらやましい限りです。大阪の市街地の真ん中にあるにもかかわらず田舎の旧家で遊んでいる感じがします。
大阪市には今後もここから園児を巣立たせる事ができるよう維持運営してもらいたいと強く願います。
そうだったんですか…
実は、募集定員を上回る応募年度がときどきありまして、通学区内の小学校在籍児童の妹弟が抽選ではずれるといったことが懸念されています。小学校のように通学区が存在しないのですが、人気があるのもつらいものです (HI
そのPTAOB総会まもなくです。
○○幼稚舎みたいなブランド化されても困りますが、やはり人気があるのですね。
隣接通学区域以外を越えてでも応募があるのですか。
通園の手間を考えると歩いてもしくは自転車程度で送迎できるほうが親御さんにとっては便利だとおもうのですがねぇ。
隣接ぐらいならともかく、かなり遠くの地域から希望される方は公立・私立を問わず多数の幼稚園の有る大阪市内で、それらを越えてでも通園させたいとお思いなのでしょうね。
文化審議会(石澤良昭会長)は20日、1901(明治34)年完成の愛珠(あいしゅ)幼稚園園舎(大阪市中央区)など11件を重要文化財に指定するよう伊吹文部科学相へ答申した。
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200704200074.html
大阪市有形文化財を指定してあるのだが、文化審議会がでてくるあたりは???
なんぎさんの記事から約1年経ちました
http://blog.livedoor.jp/jh3bdb/archives/51144836.html
私も新聞記事で拝見させてもらいました。
重要文化財の指定を受けると通常の補修はともかく、設備改善のための改修がしにくくなりますね。園児のためのちょっとした設備改良などもに手続と時間がかかってしまいそうです。
形を残すためには勇気と忍耐も必要だという事でしょうか。