大文字山

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 本日は居酒屋ガレージの店主のお誘いで、遠足に行ってまいりました。

大文字山
 大文字山

 京都の夏の風物詩、五山の送り火の右側の「大」の字が火で現れる大文字山です。京阪電鉄の出町柳を出発し、京都大学、銀閣寺の横を抜けて大文字山へ上ります。

火床から京都市街
 火床から京都市街を眺む
 「大」の字の上のほうから

 このカタカナの二の字に当たるところが火床で、ここで火をたくことで文字や他の山では図形だったりを表現します。
 思ったより火を焚く箇所はまばらで、遠方から文字に見えるものが線ではなく点の連続で表現されていることが良く分かりました。

 大文字の送り火ですが、始めに書いたとおり五山送り火とか大文字山の送り火というのが正しく、よくお菓子のように「大文字焼」と称されることがありますが、間違った呼び名でもあり、これはかなり京都人のプライドを傷つける言葉ですので、決して使わないようにしましょう。

 さて、大文字山で昼食、その後上りに来た道とは違う方向へ下り若王子神社、南禅寺へと抜けます。途中、琵琶湖疎水横を通る哲学の道を通り、南禅寺の裏を通り、水路閣という明治時代に建設された水路橋をの下を通ります。

哲学の道
 哲学の道
 琵琶湖疎水に沿って歩くことができる
 これは若王子から南禅寺に至る途中

水路閣
 水路閣
  ドラマの撮影に登場することもある、現役の水路橋

インクライン
 インクライン
 当時使用していた索道などは取り除かれている

 これらの琵琶湖疎水に付帯する箇所は非常に歴史的にも景観的にもまた、電力事情的にも重要で、いまでもここから下の蹴上発電所までの落差を利用して発電しているそうです。発電当初は、この発電電力のおかげで京都の市電が走ることができたそうです。

 この後、蹴上から知恩院と、八坂神社を抜けて京阪四条へ戻って帰路につきました。全工程10kmぐらいでしょうか。それでも大文字山への上り下りは結構な坂道で、距離は短いもののなかなかハードな難所もあるハイキングでした。

 大変天気もよく、山道を歩いている最中はかなり汗ばむほどでしたが、山上や一休みするなどすると涼しい風が通り抜けて快適なハイキングとなりました。特に大文字山の上からは京都市街が一望でき、非常に良い景観を提供しています。また哲学の道も趣のある道でありぜひともここだけでもじっくり訪れたくなる場所です。

 今回、またもや居酒屋ガレージさんと中川青少年指導員の方々に大変お世話になりました。この場を借りてお礼いたします。
 

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このページは、なんぎが2006年5月14日 23:30に書いたブログ記事です。

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