自由軒

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 大阪名物カレーライスといえば「自由軒」なのですがちょっと事情が複雑です。

自由軒のカレー
 自由軒のカレー
 すでにご飯とカレーは混ざっている状態で供される
 真ん中を凹ませて生卵を落とす
 食べるときはウスターソースをかけてグチャまぜに(笑)して食べましょう

 ただし、ややこしいのは「自由軒」の名称で店舗展開しているのが2系統あることです。

大阪灘波自由軒
 千日前の自由軒(大阪灘波自由軒)

せんば自由軒
 船場センタービルの自由軒(せんば自由軒)

 どちらも「株式会社自由軒」という社名で運営されているのですが、実はまったくの別会社。
 大阪灘波自由軒(本社:大阪市中央区難波)と、せんば自由軒(本社:大阪市中央区南船場)と2つの会社が同じ屋号で店舗展開しており、ややこしい事この上ありません。しかも、どちらも創業明治四十三年を謳っているのです。

 灘波自由軒:名物カレー
 せんば自由軒:名物インディアンカレー
 と、微妙にメニューの名称も別です。

 灘波自由軒は本店からルーを支店へ送って使用しているため、関西圏、特に大阪近郊に限られているのですが、せんば自由軒は全国展開しており、関東での出店のほかにレトルトパウチの商品も外販しています。
 どうも、互いに仲が悪いらしく、お客のほうはややこしい思いをさせられていい迷惑です。灘波自由軒のサイトによると昭和45年に「本町自由軒」として支店として開店し、せんば自由軒となったとの記載がありますが、せんば自由軒のサイトでは昭和45年に「せんば自由軒」としてオープン、秘伝の味の継承を行っているとかかれており、灘波自由軒は本来の味ではないような記載になっています。
 かなりこじれているというか、仲たがいしているというか、お互いにかみ合わない主張をしているように見え、確執がありそうです。

 食べる方からしては美味しいのが一番なのですが、変なことに巻き込まれて「あぁ、あれはうちとちがいますねん。偽モンですわ。」みたいなことを言われると、美味しいはずの料理も美味しくなくなってしまいます。
 これは大阪に行って自由軒のカレーを食べてきたという主張にも影響し、灘波自由軒でなければ自由軒のカレーを食べたことにならないと諭されたり、逆にせんば自由軒のほうが味の伝統を引き継いでいるのでそちらが正統派だなどと振り回されそうです。

 どちらにせよ、美味しいものを供してくれようという姿勢はよいのですが、あまり仲たがいせず事を構えないでいてほしいものです。本家、家元、元祖、宗主などの発祥の争い・・・みたいに。

コメント(2)

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> 食べるときはウスターソースをかけてグチャまぜに

なぜか、ウスターソースをかけるのが習慣になっている人いませんか?

まづ、ひと口食してから、自分の味を創りましょう (笑

 #大阪はせっかちなのか、「なんでもええねん」と云われると、回答不能に…

 私はカレーには何もかけない方なのですが、サイトでは「どうぞ、ソースをかけて味わってください」となっていまして、実際に店舗のテーブルにはウスターソースがでん!と、置いてあります。ま、洋食屋さんですので。
 カレーにはソース(ウスターソース)の他に、醤油をかけるとかいろいろな反則技(?)もあるようです。

 実際、何かかけてしまうと大概かけたものの味になってしまって、ぜんぜん元の味が分からなくなります。かけて食べろと言うのであれば、かけた状態で出食してくれてもいいのに(笑)。

#たしかに「なんでもええねん」は必殺技ですね・・・
#オバハンの「まあ、ええやん」もかなり攻撃力高いです

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このページは、なんぎが2006年7月17日 10:02に書いたブログ記事です。

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