配達させてくれ

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 世の中、いろいろな事故・事件が発生しており、少なからず被害者当人以外にもその影響が及びます。

 【配達がこない】

局「はい、○○郵便局、担当□□です。」
客「あんな、今日の郵便物まだ、来えへんねけど。」
局「(また、遅いってやつ?)申し訳ございません、お客様のお住まいの住所はどちらでございましょうか。」
客「○△の3丁目やねんけど。」
局「失礼ですが、お住まいは○□マンションでございましょうか。」
客「そうやけど、なんなん?」
局「申し訳ございません、そちらのマンションで何か事件がありましたようでして、現在現場検証中とのことで私どもも配達にお伺いできない立ち入り禁止の状態となっております。」
客「え?」
局「配達担当から連絡がございまして、マンションに警察が来ており、外部立ち入り禁止とのことで、私どもも困っております。」
客「そうなん?出てへんかったから知らんかったわ。」
局「申し訳ございません。ご迷惑かとは存じますが、このような事情ですので今しばらくお待ちいただくか局までお引き取りにお越しいただくかしかできない状態でございます。」
客「ふ~ん、ま、気長に待っとくわ。」
局「ご理解、ありがとうございます。」

 と、まあ、とんだとばっちりです。
 強盗事件か傷害事件かなにかわかりませんが、マンションに立ち入りできないためその棟全部が配達不能状態で、お客さんに迷惑をかけられると思いつつもどうしようもできない状態です。

 このほかに、火事に遭われた世帯の近辺で検証中につきその区画全体が立ち入り禁止で配達できないとか、以前もお伝えしたことがございますが、列車事故で踏切が開かず、他の経路で配達できない地域に入れない、花火大会で通行止めで回れないなど、このような例は少なからずあり、郵便局としてはどうしようも無い状態です。

 この例のお客さんのように、理解を示してくれればよいのですが、大半は「わし、そんなん関係ない。もって来い!」の一点張りの方も多く存在するのでほとほと困ります。

 この不可抗力ともいえる事態にどうしろと?
 民営になるともっと「郵便配達」に対する理解が減りそうで・・・。

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このページは、なんぎが2006年11月24日 12:01に書いたブログ記事です。

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