また今年もやってきました、巻寿司のまるかぶり。恵方巻とも言うのですね。
弁当屋でも予約受付
今年はコンビニはおろか、弁当屋でも予約を受け付けて販売するほどの気の入れようです。
もちろんスーパーなどでも店頭に山積み。
この行事で潤うのはそもそもの言い出しっぺの海苔メーカー・販売店、酢の醸造メーカー、具材となるかんぴょうや干し椎茸などの乾物メーカー・販売店、巻き簾などの器具メーカー、もちろん寿司屋、その他販売しているコンビニ・スーパーなど。いやはやこれはかなりの経済効果を生んでいる行事だと見直してしまいます。
ちなみに正式な食べ方(というか、儀式の次第)は次のようなものだそうです。
節分の夜(立春の前日の夜)に行う。
その年の恵方に向いて(今年は北北西)目を閉じて願い事を願う。
願いながら巻寿司を丸かぶりで端から黙々と食べる。この時に口をきいてはならない。
一本を最後まで食べ終えれば終了。途中で一服してはならないとの説もあり。
なんとまあ、巻寿司普及のための大胆な手法です。この時期だけでいったい何万食分の巻寿司が製造・販売されているのでしょう。気が遠くなりそうです。
願い事が叶うという効果のほどはともかく、いまや全国共通行事になってしまいました。そのうえ、年々、広まっている感じと盛り上がりを見せているのは気のせいでしょうか。
ここで食べる「巻寿司」とは以前の記事の「まるかぶり」にとりあげました、「太巻き」と関東で呼ばれる巻寿司です。
中身としては、かんぴょう(干瓢)、三つ葉、厚焼き卵の細切り、椎茸ぐらいがベーシックでしょうか。キュウリやらカニカマなんぞが入って、大阪でイメージされる巻寿司と違うものがあるようですが、お祭り騒ぎと化しているので多めに見て楽しんでいれば良いのかなと。
去年見逃していたのかも知れませんが、ロールケーキ版の「まるかぶりロール」なる商品も出る始末。いや、バカ騒ぎ状況と言ってももはや過言ではないでしょう。
巻寿司好きの方には、いろんな具の選択ができる非常にハッピーな時期かも知れません。
ここは一つ、自分で巻寿司を好きなだけ巻いて好きなだけ食べるのが得策かな、などと思ったりもします。
でもお寿司類って基本がご飯なので、お腹ふくれるんですよ。
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