江戸では上方のしみったれを蔑んでこう呼んだそうです。
「ぜい六」
すでに居酒屋としての店舗は営業されていないのですが、テントや看板はそのまま残されています。
「ぜー六」
アイスもなか、アイスクリーム店頭販売のほか、店内での飲食(コーヒーが安い!)もできます。創業は大正2年で現在3代目が営業されているようです。元の店舗名からすでに「ぜー六」でして「ゼー六三十日(みそか)堂」という和菓子店舗が創業当時の店舗名だったそうです。
さて、この「ぜいろく」なる言葉ですが「才六(さいろく)」の関東訛りで「ぜぇろく」となったものに「贅六」の字が充てられてきたようです。六は「宿六」の六と同じでろくでもない奴をさす言葉です。
「毛二才六」→「毛才六」→「才六」と約まったもので、元々は青二才の意味を持っていたのですが、関東では関西人への差別言葉として使われていたものが定着してしまいました。
その後、大阪では商人に無用の贅沢なものである六つ(禄、閥、引、学、太刀、身分)を指し示す言葉として流用されており、意味が転じて良い使われ方に変化してきていますが、元々はあまり良く無い意味の使われ方をする言葉なので微妙な気がします。
[参考文献]
牧村史陽編 講談社学術文庫 大阪ことば事典第13刷
ゼェロク【贅六】の項を参照
ここの最中アイスは絶品!というほどではないという人も多いのでしょうが、1個100円を一個だけ買って帰る人は少ないと思います。真夏でも持ち帰りは新聞紙で包み、「大丈夫?こんな炎天下で」と思いながら持ち帰ってみると・・・30分以上たっているのに!炎天下の中、持ち帰ってから食べてみて!絶品って思うはずです。
コメントいただきありがとうございます。
すみません、「一個だけ買って帰る人」です。いつも(脂汗)。
所用があってこの近辺を通る場合で思い出したときだけなので自分用に1個買って食べながら移動します。会社に戻るまで待ちきれません。