二枚舌が必要

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 いやあ、大阪の商売というかなんというか。売り文句というか。
 大阪の商店のキャッチコピーにはグウの音も出ないほど圧倒的なのが多いのです。

元祖343鮨
 「元祖343鮨」なんば店

 とにかく、「どや、もう一枚」と言われるオシの強い看板とディスプレイの派手さからくるインパクトはまさに大阪ならではといっても過言ではありません。

 「一度で二度おいしい」という謳い文句がアーモンドグリコ(これも大阪の企業)を連想させますが、ネタが2枚重ねの「二枚重ね寿司」の鮨店、元祖343(さしみ)鮨のディスプレイです。

 おすしについては過去におすもじとして記事にしていますが、その際に「すし」に対して【鮓】の文字を当てるのが多いのが大阪なのですが、この店舗は【鮨】の文字を当てています。現代的なのか関西じゃないのか。う~ん、微妙です。最近あまり鮓の文字を見なくなりましたからねぇ。

 このネタが2枚の握り鮓は実用新案(登録実用新案第3078599号)で、申請の内容を見るとこのディスプレイが示すように通常のネタと交差するように上にもう1枚ネタが載るようです。

 この2枚あるネタ、1枚目は刺身としていただき、2枚目はそのままで握り鮓としていただくとのこと。
 で、ここでまたちょっと引っかかるのが「刺身」という言葉。大阪では「お造り」なんですよねぇ。

 どうも些細なことで引っかかり過ぎなのかもしれません。
 でも、この度胆を抜くディスプレイに売り文句。やっぱり大阪ならではなのです。

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このページは、なんぎが2007年3月19日 12:01に書いたブログ記事です。

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