木綿と絹

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 服の生地の話ではありません。

木綿と絹
 木綿と絹

 すき焼きといえば焼豆腐が入るのですが、これは関東が主流の料理だからという理由が考えられます。
 この焼豆腐、通常は木綿豆腐で作ります。

 しかし、関西では京都を主として豆腐の嗜好は木綿豆腐ではなく、口当たりも柔らかい絹こし豆腐なのです。
 全体的な豆腐の消費量から見ると絹こし豆腐が一番多いのですが、地域性があり、関西では実際に売れる割合は木綿より絹こしのほうが多く、大阪以外の地方では木綿豆腐の方が多く消費されるようです。
 製法としての違いは木綿豆腐は凝固した豆乳を圧搾して固め直しますが、絹こし豆腐は型枠の中で凝固させて圧搾しません。

 我が家でも、なにか木綿豆腐をつかう料理を作ろうとしない限り、味噌汁や料理などに使うのは絹こし豆腐です。
 好みというか地域性もあるとは思うのですが、関西人から見ると固くてゴワゴワした木綿豆腐はどうもなじめないものがあります。あの絹こしの柔らかな舌触りと喉越しは木綿豆腐では得られません。箸でつかみやすいのは木綿豆腐なのですが。
 関東人から見ると「うげっ!」となりそうなのかもしれませんが、すき焼きに絹こし豆腐を使うというのも当たり前という家庭も多く、どうも関西人の嗜好には木綿豆腐より絹こし豆腐のほうが合っているようです。

 私の個人的な嗜好に属することを承知で言わせていただくと、ちゃんとした木綿豆腐なら食べたいと思いますが、味の薄い固いだけの昨今の通常に販売されている木綿豆腐は閉口します。固い豆腐がキライかというとそうでもなく、沖縄の島豆腐などは大好きですよ。

 参考サイト
 日本豆腐協会ウェブサイト http://www.tofu-as.jp/

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このページは、なんぎが2007年7月 2日 12:03に書いたブログ記事です。

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