あばらや(荒屋)とは荒れ果てた家や廃屋という意味のほかに自分の家を謙遜して言う場合もあります。
鮓「あばらや」
立派な店構えですが、店名は「あばらや」。
荒れ果てて、戸が無いとか屋根に穴が開いているとかではありません。全く持って立派な普通の作りの店構えです。
ちょっと控えめすぎませんか。
実は戦後、満州帰りの店主が昭和30年に廃材を使って吹けば飛ぶような店を建てたのが発端で、やけくそで「あばらや」という屋号をつけたそうです。
2007/11/06 追記
屋号の由来を追加しました。
こないだなんぎさんと行ったバーベキューした場所へ行く途中にもあります、大衆食堂「あばらや」。
しかしこちらは見るからに潰れてしまったっぽい店でした。なのでその屋号がデカデカと書かれたボロボロのテントが涙をさそいます。
どうやら、そちらの「あばらや」は名は体を表すというやつですね。
廃墟と化した屋号があばらや。たしかに郷愁をそそります(涙)。