種馬、種牛など生殖のためのオスをこんな呼び方をします。
たこ焼酒場「種蛸」
タコはオスメスが分かれていて単為生殖や無性生殖を行わない無脊椎動物の軟体動物です。頭足綱という分類にあるとおりタコの絵に描かれるような頭は実は胴体で、頭に足(腕)が生えているのが正しいため本当はたこ焼きのちょうちんなどに描かれる絵は上下が逆というのが正しい姿です。
英語でoctpasといわれ、宗教によっては悪魔の使いとされる忌み嫌われる存在となることが多いのですが、日本や韓国は常食しますし、メキシコ、およびギリシア人などの地中海沿岸の民族も普通にタコを食べる数少ない民族というのが不思議なつながりを感じます。もっとも宗教がらみの禁忌ということのほうが大きいでしょうが。
英語でデビルフィッシュ(devil fish)と呼ぶのがなんとも面映い気がします。
また、卵は藤の房のように産み付けられ海藤花(かいとうげ)と呼び、これまた食材となっています。なかなか普通は口にする機会はないと思いますが。
タコの足(生物学では椀と呼ぶ)は8本ありますが、オスの1本の足は実は生殖器であり、受精の際に生殖器として働くというなんとも不思議なものです。タコを食べるときに吸盤の大きさがばらついていたり小さいものはオスですのでそのうちの一本は…。ああ、なんだかいやだなあ。
しかし、この店名。種馬ならぬ種蛸とはちょっと・・・。
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