大阪の一般的な挨拶の言葉です。
「まいど!」
キッチン「まいど」
一般的には商人が使う挨拶言葉ですが、いまでは普通に一般の人も使います。
本来は「毎度おおきに。」だったのですが、単に「まいど」と、言うことで挨拶に変わっています。
「まいど。」
「まいど。いやあ、寒いでんな。」
「ほんま、縮み上がりますわ。商売上がったりでっせ。」
「またまた、えらいご謙遜や。左団扇でウハウハとちゃいますのん。」
と、まあ、会話の取っ掛かりになる言葉なわけです。
あとは本来の使い方であるお客さんが帰るときや商談が成立したときの「まいど、おおきに。」でしょう。
今でも商店などで買い物をして帰る際には「まいどおおきに!」と威勢よく送り出してくれる店舗もたくさんあります。
冒頭の会話の様子を読んで「あれ?」と思った人。鋭いです。
実は「まいど」は万能な言葉で、続く言葉はあらゆる意味を示すことができる深遠な言葉なのです。
相手に直接に聞くことなくそれとなく伺う。いかにも大阪の奥ゆかしさがにじむ言葉です。
昨今ではさすがに、挨拶に「まいど!」といわれることは少なくなりました。
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