2008年4月アーカイブ

 あらゆるシーンに必要な接着剤。さしずめヨロズ接着相談所ともいえます。

水上化学工業所
 水上化学工業所

 接着剤専門の水上化学工業所の接着相談所兼店舗です。
 開業は1956年といいますから戦後復興で立ち上がってきたころです。
 この店舗の入っている水上ビルは1975年に完成ということですから、この店舗だけでも相当老舗といえます。

 開業以来接着剤専門とのことで、接着管理士の資格を持つ方が常駐。あらゆる接着に関する相談にのってくれると言う頼もしい場所です。

 実際、接着というのはなかなか難しく、接着する相手によって接着剤を選ばなければなりません。特に合成樹脂は接着剤の種類によってはまったく用を成さないものもあり、注意が必要です。
 しかしながら、いくら接着専門とはいえ男女の仲を接着するのは別の話です。

 以前にも理髪店で屋号が「さんぱつ屋さん」というのをご紹介しましたが、類似物件です。

さんぱつや
 「さんぱつや」

 床屋ではありません散髪屋(さんぱつや)です。関東では床屋かもしれませんが、大阪では理髪店は散髪屋さんです。
 この店舗の場合、某FC理髪店のように外から待ち時間がわかるようになっています。こちらの方がかなりアナクロではありますが、5分単位で表示を取り替えて外から見えるようにしています。

渡船場(#3)

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 なかなか皆さん利用しているのです。

落合上渡船場
 落合上渡船場
 大正区千島1丁目と西成区北津守四丁目を結ぶ岸壁間100メートル

千歳渡船場
 千歳渡船場
 大正区鶴町三丁目と同区北恩加島二丁目を結ぶ岸壁間371メートル

 いままでご紹介している渡船場ですが、取材中それぞれの渡船場で何便か見ていましたがどれも乗客無しの空便で運行される事はありませんでした。かならず乗客があるのです。生活の路だからでしょう。
 時刻表に書かれた時間になると、ほとんどが自転車に乗った方々ですが三々五々、どこからともなく集まってこられまして、便が運行される時間にはどちらの岸にも人が待っている状態です。無くなると交通手段が無くなってしまうことから財政が苦しい大阪市ですが、このまま運行を続けてほしいものです。

かもすぞ〜

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 世の中、菌が作用して出来上がる食品だらけです。

発酵食品礼賛
 小泉武夫著 文藝春秋刊
 発酵食品礼賛 文芸新書 076
 平成11年11月20日 第1刷発行
 ISBN4-16-660076-1

 もやしもんの中に登場する樹慶蔵のモデルになった、もしくは参考にしたのではないかと(著者は否定しているようですが)思われるのが、この著者の小泉武夫氏です。もちろん農学博士。この書籍の内容自身も参考にしていると思われます。
 菌が作用して発酵した食品で蘊蓄などが出て来るシーンでは、この書籍中の記述が参考にされていると私は見ています。

 とにかく発酵食品礼賛のタイトル通り、発酵食品オンパレードです。
 酒(麹カビ・酵母)や酢(酢酸菌)や納豆(納豆菌)、ヨーグルト(乳酸菌)、チーズ(乳酸菌やカビ類)、みそ・しょうゆ(麹カビ)はともかく、世界中の発酵食品を食べ歩いて調べています。もう、好き者以外の何者でもありません。
 もやしもんの1巻でセンセーショナルに紹介されたキビヤックのほか、続く巻でゾクゾク登場する強烈な発酵食品達があまた掲載されています。
 地獄の缶詰シュールストレミング。
 著者は食べたときに気絶寸前になったというエイの発酵食品であるホンオ・フェ。
 クモノスカビで作るインドネシアの納豆風発酵食品のテンペ。
 ロシアのどぶろくクワス。多分パンクワスでしょう。
 チーズを凝固させるキモシンを産生する菌ムコール・プルシスの話。

 とまあ、ネタ本と思われても仕方が無い位いろいろな発酵食品を網羅しています。
 もやしもん本編は酒に傾注しているようですが、まだまだネタに出てきそうな発酵食品も多数掲載されています。

 あと、美味しんぼでよく登場する火腿ですが、中国の肉の発酵食品です。
 美味しんぼでは「中国ハム」と称される事もあり、中華食材店の店頭で缶詰の火腿(ランチョンミートみたいな缶詰)と称して売られているものと混同しやすいのですが、ハムとは名ばかりのカチコチの肉の鰹節といったものです。缶詰で売っているスパムみたいなものとは完全に別もの。金華ハム(金華火腿)となると間違いありませんが、中国ハムといわれるとちょっと違います。実物はまだお目にかかった事はありません。

 ほかにもまだまだ、菌の作り出す美味しい(強烈な)食べ物がまだまだあります。
 根が食いしん坊なので、どれも食べてみたい誘惑に駆られますが、匂いに負けそうなものも多数。

 やっぱり食べ物の本は、読むだけでは面白く無いですねぇ。食べなきゃダメです。本を読んでも美味しく無いですから。でも、キビヤックやシュールストレミング、ホンオフェなんか本当に食べることができるかどうかはまったくもって自身ありません(笑)。

バッタモン

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 金融流れ商品を指す言葉にバッタモンという呼び方をします。

バッタ商品
 バッタ商品とある店頭

 あんまり良い言葉ではないのですが、バッタモンというと二束三文で買い付けた金融流れ商品のイメージが大変強く感じます。パチモンとちょっと違うのです。よくパチモンである所をバッチモンとかバチモンなどと言って偽物・まがい物を指している例を見かけますが誤用も甚だしいと言えます。
 こちらはあくまでも正規流通から外れた買い付けやルートで仕入れた商品を指すわけです。

 バッタもん。買い叩かれて悲しい運命の末に店頭に並んでいるストーリーが透けて見えます。
 いや、私の気のせいかもしれませんが、涙と哀愁を誘います。

温酒場

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 温酒場と書いて「おんさかば」または「おんしゅじょう」と読むそうです。

上田温酒場
 「上田温酒場」

 なんともノスタルジックな感じがしますが、まさにそのまま。
 古民家を利用して小洒落た古さを演出した今時の居酒屋とは趣が違います。昭和だ何だという以前に、ここの場所でずっと店を構えて自然と醸し出される古さがあります。もちろんお客さんもそれなりに古い(失礼!)ヒトばかりのようです。
 居酒屋だのという飾った言葉ではなく一杯呑み屋と呼ぶにふさわしい雰囲気です。

 ちなみにこのお店、昭和12年に創業だとか。古い!

ゆがみまくり

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 路はまっすぐなのですが、歩道がそうは行かず。

うねる歩道の境界線
 うねる歩道の境界線

 とにかく路はまっすぐについているのですが、歩道との境界線が電柱やらなにやらの路上設置物などを迂回する目的か、境界線がうねうねとうねっています。
 ガードレールならこんなことには絶対ならないだろうと思います。
 確かにこの路は路線幅が狭いのは判るのですが、かといって歩道の幅を縮めて車道幅を確保するのはいかがなものかと。で、この路の場合は電柱などの路上障害物を避けるために歩道の境界が動かされてこのような状態になっているのです。

 路そのものは真っ直ぐ。歩道がくねくね。
 なんだか不条理な路線設計を感じます。

 日本橋というより難波かな…。

ファクトリーギアなんば店
 ファクトリーギアなんば店

 千葉県柏市に本店があり、東京、さいたま、横浜、群馬、札幌、広島、豊橋などに視点を持つファクトリーギアのなんば店がオープンしました。ファクトリーギアとしては関西地方には初の出店となります。
 取扱工具がDeen、Snap-on、KTCなどとなっています。そう、自動車などのメカニック系の高級工具取扱店なのです。電器の街の電器工具の店ではありません。
 取扱商品もドライバー類も機械向けで、そのほかメガネやヘックスなどのレンチ類、ユニバーサルジョイント、トルクレンチなどのほか、工具キャビネットなどの取扱をされているので車いじりや単車いじりの人のための工具専門店と言えます。

 取扱工具に海外メーカーなどが多い事から五階百貨店界隈の工具店舗とかぶる事は無いとは思いますが、なかなか野心的な出店と思えます。
 場所は日本橋というよりなんばパークス前。ターゲットは比較的若い世代としている感じがします。

 東京などの店舗のアンテナショップ、リサーチショップとして日本橋に開店する例が多く、ほとんど何カ月かで入れ替わりを繰り返す昨今の状況で、はたして腰を据えて商売をしてもらえるかが重要な点ではないでしょうか。大阪が魅力的な市場を開拓・発展させる必要があるということです。

怪光線

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 もう、なにがなんだかわからない。

ドイツ光線治療所
 ドイツ光線治療所

 ドイツ光線って何だ?
 もう、この単語が頭の中を駆け巡ります。

 どうやら温熱治療を行う光源にドイツ光線という名前をつけた治療器具があるようなのですが、実態は不明。
 はたして治療するのかされるのか。大変不安をかき立てます。

渡船場(#2)

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 渡船場の多くは大正区との間を結んでいます。

千本松渡船場
千本松渡船場 南津守側
 大正区南恩加島1丁目と西成区南津守二丁目を結ぶ岸壁間230m

 向こう側に見えているループ橋が千本松大橋です。
 この渡船で渡る木津川を船舶が安全に航行できるために高さを上げなければなりません。千本松大橋の場合は38mに桁下高さを上げる必要があり、端の両岸部分は2段のループとなっています。つまり、橋の上りはじめと下り終わりにそれぞれループがある二重ループ橋なので通称メガネ橋と呼ばれます。
 橋は元からこの千本松の渡しがあった場所に架橋されたのですが、この橋を延々と上り下りするよりも渡船で渡ったほうが自転車や徒歩では確実に楽ですし、迂回する必要も無いことから橋を渡るよりもはるかに早く渡向こう岸に着くことができます。

落合下渡船場
 落合下渡船場
 大正区平尾一丁目と西成区津守二丁目を結ぶ岸壁間138m

 木津川をはさむ両岸は工業地帯でそこで働く人たちが多く移動するはずなのですが、船舶の通行が優先された結果か、河の岸壁から橋梁まで上がる必要が無くそのまま渡ることのできる平面架橋の橋がほとんどありません。そのため、木津川を渡るための橋は上記の千本松大橋のようなループ橋か、ここよりだいぶん上流にある大浪橋のように高く持ち上げられた橋しかなく、動力に頼らない人や自転車はいまでも渡船が必要としている状態なのです。

楽園の泉

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 タイトルを見てピンと来た方、正解です(え、なにが?)。
 亡くなられました、アーサー・C・クラーク。ご冥福を祈り合掌。

楽園の泉
 アーサー・C・クラーク著 山高 昭訳 早川書房刊
 楽園の泉
 2006年1月31日発行
 原題:
 THE FOUNTAINS OF PARADISE
 Athur C. Clarke
 ISBN4-15-011546-X

 そう、居酒屋ガレージさんで紹介されていた「ふわふわの泉」の元ネタ本。
 ふわふわの泉で作られるのは軌道カタパルトでしたが、こちらは軌道エレベーター。乗るだけで宇宙服不要のまま衛星軌道上に移動する点はどちらも同じ。本文中では触れられていませんが、実際は軌道エレベーターを作り始める際に衛星軌道上から紐をおろすのが一番難関。高度差があるので大気の電離度が異なり、上と下で電位差が生じることで高電圧が発生してしまい両端で非常に危険な状態が生じます。

 さて、中身の方ですが、小説の舞台はスリカンダ。まるでアナグラムみたいですがクラークの終の住まいだったスリランカ(旧セイロン)がモデルでしょう。クラーク氏自身がスリランカの実際の場所との違いなどを解説してくれています。
 淡々と軌道エレベータを作る話が続きます。途中、あっという間に出来上がってしまっていたりする点があり、少し違和感を感じますが、異星人文化とのコンタクトや宗教的政治的な話なども織り成して進んでいきます。

 一先日、TRONの生みの親である坂村健氏がクラーク追悼の記事の中で語っていたことに「ほぅ!」と思ったことがひとつ。クラーク氏の小説にはバカが出てこない。
 おぉ、確かにそうです。マッドサイエンティストや、不条理を押し通す映画の中でしか出てきそうも無いごり押し軍人などは一切登場しません。あくまでも粛々と、ある意味ロジカル(論理的)に振舞う登場人物ばかりなのです。冷たい印象を受ける方もいらっしゃるようですが、熱く燃え上がってバカな奴は見ていて結構辛いときがありますので、クラーク氏のようなスタイルは逆にあって当然と思えます。
 翻訳される方もクラーク氏の文章を如何に活かして日本語に仕立て上げるかという苦労もあるでしょう。

 静かに物語が進行し、結末を迎えます。
 読み終えると、キューブリックの監督した2001年宇宙の旅を見た後のようななんとなく釈然としない感覚が残りますが、そういうものなのでしょうか。

モナ・リザ

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 謎の微笑をうかべた女性像を描いた絵画、それは「モナ・リザ」です。

ラウンジ「ほほえみ」
 ラウンジ「ほほえみ」

 こちらは打って変わって接客業の微笑み。いわゆる職業笑いというやつでしょうか。
 私はこの職業笑いというのが苦手でして、背筋が凍る思いをします。いや、ほんと。なにか酷い目にあったわけではないのですが、受け付けないのです。

 すなおに考えれば、にっこり笑ったママがカウンターにいるラウンジと捉えたほうがよいようですね。

なにがいるのか

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 はたして、どんな動物がいるのか気になります。

カラオケ喫茶「どうぶつえん」
 カラオケ喫茶「どうぶつえん」

 普通、動物園というといろんな種類の動物が飼育されているのですが、ここで放し飼いにされているのはたぶん1種類だけでしょう。哺乳綱霊長目のヒト科ヒト属だけが放牧されていると思われます。
 彼らの生態は彼らの作成した機械を使用して独特の抑揚と音程をつけた言葉を聞かせる行為が主なようです。

 いや、単純に天王寺動物園の向かいにあるからだけなんですが。

 残念ながらこのお店、現在はこの場所には違うお店になってしまっています。
 移転したか廃業したかは不明なのです。

カメラ好き

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 超高級カメラブランドのひとつにドイツのライカ(Leica)を思い出します。

らいか
 宅配弁当「らいか」

 ライカというとエルンスト・ライツをスピンアウトして創業した会社であるライツ社の誇るレンジファインダーカメラを彷彿させます。
 と、いうか、それ以外にはロシアの犬の種類(ライカ犬)しか…。いや、地球でたぶん最初に衛星軌道に上がった動物かも。

 たぶん、カメラ好きなのでしょう。と、勝手に思い込んでおきます。
 でも、弁当で「らいか」は、やっぱり…です。

 (Wikipediaで調べてみたら結構あります)

 あまり生活感の無い日本橋。原因は生鮮食料品などを販売している店が少ないせいです。

業務スーパー
 「業務スーパー」 日本橋店

 業者向け(一般の小売もしている)食材などを取り扱っている神戸物産の営業店舗である業務スーパーです。
 日本橋の裏通りで地味に営業中。
 駐車場もありませんので、対象は地元の自転車圏で買い物に来る人たちと思われます。

 中国餃子の農薬騒ぎで低価格販売の主力だった中国生産食品などが輸入ストップ。大変苦しい営業状態を強いられているのではないでしょうか。

パチモンか

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 どうみてもサザ○さんです。

キャバクラの看板
 キャバクラの看板

 どう見てもあの漫画です。キャバクラにまったく関係ないと思うんですが、堂々と使われています。
 長谷川町子美術館に許可など得ているとは到底思えません。
 そのせいか、先日普通のキャバクラの看板に変わってしまいました。

 実際にこの看板を見て、このマンが関係の店かと子供が入ってどやしつけられたという話も聞きました。

 ややこしい。

 大阪名物くいだおれ。残念ですがこの灯が消えてしまう事になりました。

大阪名物くいだおれ
 大阪名物くいだおれ
 この人形はくいだおれ人形「くいだおれ太郎」という名前がついており弟の「くいだおれ次郎」もいる
 撮影は2005年9月8日のもの

くいだおれ太郎
 閉店発表後
 吹出しセリフ付き
 お迎えの言葉が大阪市の施策にあわせてか、英語、中国語、韓国語の表記が掲げられる

 いまやその座に不動の地位、いや殿堂入りした感じのある株式会社くいだおれの店舗です。しかしながら、建物設備の老朽化、周囲環境・時代の変化、総合食堂形式と家族経営の限界を理由に来る2008年7月8日をもって閉店となる事が4月8日に発表されました。

 創業者である山田六郎が戦後間もない戦災の焼け野原の中、食堂を創業したのが昭和24年(1949年)。
 店頭にあるピエロ姿のチンドン屋人形はくいだおれ人形と呼ばれ、名前まで付けられています。その名も「くいだおれ太郎」。お店に入ってもらうお客さんだけでなく道行く人々にも楽しんでもらおうという主旨で設置されたものだそうです。設置が開業した翌年の昭和25年(1950年)と言いますから、当時は大変珍しかったのではないでしょうか。いまでも珍しいっちゃあ、珍しいままですが(笑)。
 初代のくいだおれ太郎は文楽人形の技術を使って作られていたそうで、設置までかなり紆余曲折があったそうです。
 一番苦労したのが顔で、モデルとされた人物がいらっしゃいまして、当時の俳優だった杉狂児さんの顔をモデルとしてロイド眼鏡を掛けた電気仕掛けの鳴りものつきの人形としてデビューしました。

 くいだおれ太郎、いろいろと逸話がありまして…

 喪服を着たときがある
 昭和64年(1989年)、昭和天皇崩御のとき、紅白の服装が喪服に変わりました。

 飛行機に乗って海外に行った
 関西空港開港の平成6年(1994年)。関西空港発の第1便に搭乗、オーストラリアへ行っています。
 貨物ではありません。ちゃんとチケットを取り座席に座って(よりかかって?)搭乗です。
 もっとも航空便の座席指定を取るために名前を決めなければならず、それまで単に「くいだおれ人形」と呼ばれていたものが、「くいだおれ太郎」と命名されたとの事。
 現地でも報道されるなど世界的デビューを果たしました。

 ロスアンゼルスへ行った
 関空開港の翌年平成7年(1995年)には野茂選手の応援のために今度はロスアンゼルスまで訪問。
 現地メディアでも取り上げられるなど、世界のくいだおれ太郎となっています。

 弟ができた
 今上天皇明仁の即位の御大典である平成2年(1990年)、チンドン屋で太鼓をたたく動きだった太郎に代わり、両手を挙げてバンザイをする「バンザイ人形」が登場。弟の「くいだおれ次郎」となります。
 「バンザイ人形」から実際の命名時期は関西空港から出発した兄が「くいだおれ太郎」と命名されたことから弟分の「くいだおれ次郎」と命名されました。
 その後、次郎はいろいろな国民的慶事や大阪の祝い事に登場しています。

 初代人形が復刻した
 現在のくいだおれ太郎になる前の初代くいだおれ人形が創業50周年の1999年に復刻。
 くいだおれ太郎と入れ替わって設置されていた時期がありました。設置時は法被姿に鉢巻と言う現在のくいだおれ太郎とは似ても似つかぬ井出達です。

 いなくなっていたかも
 現在のくいだおれビルができたのが昭和34年(1959年)。そのとき資金調達をするために銀行に融資を申し出たときの融資決済条件が人形の撤去だったそうです。創業者は融資をとるより人形の存続を優先し断ったとのことです。豪傑といっても過言ではありません。
 しかもできあがったくいだおれビルは当時でも大変珍しい全館冷房付きというビル。お客を快適に迎える精神で導入されたとの事です。

 店舗ですが全8階の総合食堂形式で
 1F 洋食レストラン
 2F 居酒屋
 3F 和定食
 4F〜8F 御座敷割烹
 となっています。

 1F 洋食レストラン
 昨年6月12日に改装してグランドオープンしたばかりだそうです。
 ファミリーレストランメニューでくいだおれと冠したメニューが何点かあり、どれも喰い倒れるボリュームです。

 くいだおれセット
 ステーキ(当然、牛肉)、ハンバーグ、エビフライにご飯まで付くので相当ボリュームあり

 くいだおれオムライス
 デミグラスソースがたっぷりで卵部分にケチャップが網目模様にかかっているのがくいだおれ人形のイメージか

 くいだおれかつ丼
 皿に盛ったご飯にカツだけでなくオムレツが載っているため相当ハイカロリーのようだ

 お子様ランチ
 おもちゃに鼻眼鏡を選べるのが強烈
 メニューとしてはハンバーグにエビフライのほか、イタリアンスパゲティや野菜サラダが付くなどスタンダードな内容

 2F 居酒屋
 居酒屋のコースには大阪らしいネーミングがついており、丁稚どんコース、手代コース、番頭はんコース、旦那さんコースと徐々に値段が高くなります。丁稚どんコースはなんと席代のみで食べ物は全て追加となり自分で選ぶという驚異的なコース設定です。

 3F 和定食
 和定食と言いつつ、和食なのです。ちゃんこ鍋やすき焼きなどがメインとなっています。
 御膳料理(コース料理)は国産黒毛和牛のすき焼き小鍋のある歌舞伎、戎橋御膳、浪花御膳、道頓堀御膳とこれまた道頓堀界隈にゆかりのある名称が組まれています。

 4F〜8F 割烹
 月変わりの会席コースやなべ類などをメインに据えたゆっくりと楽しみたい人向けのフロアです。お値段もそれなりにします。お子様向けというよりは大人の時間を過ごしたい人向けでしょう。

 概ね下のフロアは入りやすい値段設定(安い)に、上層階に行くほど敷居が高く(高額)になるように設定されているようです。
 始めは1Fあたりで小手調べ、ちょっとお酒で居酒屋、本格和食で3Fへ、さらにちょっとリッチに割烹へ上がる。なんとも大阪人的な見栄をくすぐる設定と言えるでしょう。
 大阪人、以外と大阪の施設や名物・名所などを知らず、有名だけれども地元なのでいつでも入れると思うのか行かない場所が多くあります。
 
 くいだおれの裏手に「ウラ・くいだおれ」というパシフィック・リム・レストラン(環太平洋レストラン?)という2007年7月にグランドオープンした店舗がありまして、洒落たレストラン形式のワインと本格西洋料理の店舗があります。残念ながらオモテの店舗の閉店に合わせてウラくいだおれも同時に閉店となります。

ウラくいだおれ
 ウラくいだおれ

 ウラくいだおれの店内にはくいだおれ太郎同伴席があり、記念撮影が行えるというにくい演出がなされています。ただし、営業時間は17:00からですので、あまり子供同伴でという時間帯ではない気もします。

くいだおれ太郎
 黒山の人だかり
 いつもある程度混雑はしていたがこの状態は今までに無いほど人が多い
 ケイタイを掲げて撮影する人が多かった

 閉店の報道発表後、それまででも大概撮影する人が多かったくいだおれ太郎ですが、無くなると決まってからは黒山の人だかりです。もちろん、店舗も並んで入る盛況ぶり。割烹などの上層階は予約しないと入れないような状況になってしまい大変な盛況ぶりを示しています。
 もっとも、いつもそれぐらい混雑している人気があれば、閉店するという話も無かったのでしょうが。

Leopard Server

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 またもやMacOS X関連。しかもLeopard Serverです。

UNIX magagine
 株式会社アスキー発行 季刊 UNIX magagine
 2008年4月号(第23巻 第2号 通巻242号)

 UNIXマガジンの編集部に強力なMacOSファンがいるのでしょうか。それとも、UNIXユーザーから見てMacOS XはやはりエキサイティングなOSなのかとも思ったりします。こちらはMacintoshユーザーなので楽しみなのですが。

 今回はMacOS X 10.5 LeopardのサーバーバージョンであるLeopard Serverの特集記事が組まれています。
 執筆は前回の記事と同じ白山貴之氏。限られたページ数で相変わらずみっちりとした内容です。

 OS Xは通常のパーソナル版とサーバーバージョンであるOS X Serverの2種類がリリースされています。通常のMacOS XでもApache、BIND, SMB, AFP などのサーバーサービスに加えてipfwベースのファイアウォール機能などがあり、オフィス内の小規模サーバーならそのままでサービスのチェックボックスをポチッとするだけで利用できます。
 どこが違うのでしょうか。以前、Appleの方に伺った所、メモリの割当などでより大容量メモリを搭載した環境でサービスのために多くのユーザーに対する同時アクセスを考慮してチューニングしてあるという事を聞きました。
 基本的には同じなのですが、サーバーム向けにチューニングしてあるMacOSと行った所でしょうか。

 あとは特集記事にあるようなサーバー管理ツールがあり、リモートでもGUIベースでカンタンにサーバーの管理が行える点です。これはシステム管理社の初心者には大変ありがたい機能だと思います。実際は設定ファイルをviなどのテキストエディタでゴシゴシすると変更できるのですが、それ以前に何がどこにあるかという管理の一番の基本を調べなくても済む点は大変意義があります。
 だいたい設定ファイルなぞはリリースが変わったりする旅に場所が変わったり記述方法が変わったりするので、まず、それに悩まされなくても済みます。
 細かい目的には対応しきれないにしてもお手軽にパパッと設定してサービス開始したい手抜きセットアップをしたい管理者にも朗報です。

 社内にはMacintoshは私しか無く(涙)、他のWindowsマシンとのファイルのやり取りなどSMBの実装バージョンがまばらな状態で日本語ファイル名を付けるWindowsユーザーなどに悩まされたあげく仕方なしにMacOS X Server(Tiger)を立ち上げました。
 管理ツールさえインストールしていればサーバー上の操作と同じ環境でリモートのサーバーを管理できるので大変便利です。なかなかAppleTalkをWindowsマシンにしゃべってもらうのは苦労があるので、Macintosh側でSMBのサービスとAFPのサービスを両方行った方が遥かに面倒がありません。

 ユーザー管理やマウントポイント、パーミッションの設定などはGUIツールでちょこちょこする方がやはり楽です。

 他にもサーバーバージョンではOpenDirectoryサービスがあったり、Postfixベースのメールサーバー、NetBootおよびNetInstallサーバー、Wikiサービス、Podcastサーバーなどの他に、10.5の新機能であるTime machineのサーバーとしてバックアップデータを一見管理する事ができるサービスも提供されます。

 カンタンにそれなりのサーバーを構築する事が素早くでき、管理も楽な点を考えるとWindows Serverはとても使えたものではありません。Wndowsな世界だけの人たちには必須なのでしょうけれども。

 日本では末広がりでおめでたい数字です。

居酒屋「八」
 居酒屋「八」

 沖縄料理の店なので「はち」ではなく、「やーち」ですね。
 でもなぜ八なのかはまったく不明。

 中国語では「八」は「発財」の「発」と同じ発音なので大変縁起が(金儲けには)良い数字だそうで、風水の盛んなこともあり、電話番号の八並び(8888-8888)などはとんでもない金額で取引されそうです。まあ、もらった人が売るとも思えませんけれど。

相棒はどこだ

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 ひょっとこというと、あのお面を思い出すのですが。

ひょっとこ
 居酒屋「ひょっとこ」

 ひょっとこの語源は種々あるようで、どれもなんとなく信じそうになります、

 しかし、大阪ではひょっとこはあまりよい意味に使われない場合が多いのです。
 軽率者だったり、まぬけだったりする事に対して相手に浴びせかけるときに使われ、罵倒する言葉だったりもするのであまりよい印象はありません。
 曰く、「この、ひょっとこ野郎!」などと罵声を上げるのに使う場合が多いので、面のユーモラスな印象とは裏腹に悪いイメージが付いてしまっています。

月よりの使者

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 原作の川内康範さんが亡くなられました。月光仮面です。

本家「月光仮面」
 鉄板焼・お好み焼き 本家「月光仮面」

 何処の誰かは知らないけれど、誰もが皆知っている~♪
 いやあ、頭の中にこの音楽が流れるようでは、それなりの年齢とバレますね(笑)。

 なぜか、この本家「月光仮面」は別のところにも本家があり、こちらは支那そば(ラーメン)店を営んでいます。関係があるのか無いのかは不明です。同じ黄色のベースに本家の文字が関連性をうかがわせはするのですが。

本家「月光仮面」
 支那そば 本家「月光仮面」

 支那そばという表現がちょっと微妙です。
 まあ外国からchina(チャイナ)とかcinois(シノワ)という呼称を受け入れているのですが支那はだめだそうです。なんかひっかかりがあるのでしょう。
 月光仮面は「憎むな、殺すな、赦しましょう」の精神が基本だそうですが、どうもこの相手先は違うようですね。

 さてお題の月光仮面なのですが、さすがにモノクロ実写版はリアルタイムでは見たことはありません。念のため。

 来た、見た、買った・・・のはずだったのですが。

喜多商店
 喜多商店

 店頭の看板、「来た 見た 買った」となっていると、以前にご紹介しましたが、微妙に「買うた(こうた)」と変化しています。

 私のような人間が多くいたのか、お客さんから言われたのか、はたまたでんでんタウンの組合から言われたのかは不明ですが、ちゃんと元々の「買うた」に見えます。
 ここで、変わりましたと表現せずに見えますとあえて表現しているのは、実は「う」になったのではなく、「つ」だった看板の文字の上にヽ(点)を付け足したためです。
 良く見ると「う」としてはちょっと不自然に感じませんか。

 いやいや、アイデアで「買うた」にしてしまう。その心意気に脱帽です。

怪談

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 一枚~、二枚~・・・九枚。一枚足りない~。

さらやしき
 「さらやしき」

 お菊の悲劇を描いた怪談、番町皿屋敷は舞台が四谷ですがここは神戸です。
 実際に怪異話として東京四谷の番町皿屋敷以外に、現在の姫路地方を示す播州の名をつけた播州皿屋敷という話もあり同じような話が相互に関連しながら成立したのと思われます。
 実際に姫路城にはお菊の身を投げたといわれる井戸もあり、言い伝えだけを根拠とすると皿屋敷の発祥そのものは姫路である可能性も捨てがたいことは間違いありません。

最低のヤマ

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 日本一低い山。もう、大阪人のイチビリ度合いが振り切れます(笑)。

天保山山頂
 天保山山頂
 二等三角点(4.53m)が設置されている

 元々は天保年間に安治川を浚渫した際に汲み上げた土を盛ったのが始まりです。
 当時は高さ18mの目標(目印)山と幕府に命名されていたのですが、天保年間に造成された事から天保山と呼ばれるようになり、当時の大坂の名所として「浪花名所図絵」にも掲載されているほどです。

 まあ、低い山として楽しんだのでしょう。というか、低いことを誇りにする山、なのです。
 実際に、天保山より周囲のほうが高く、天保山公園の高台から海沿い方面へ降りたところに天保山はあります。
 しばらく国土地理院発行の地図上にちゃんと山として登録されていたのですが、いつのまにやらはずされ、地元の有志の嘆願で山として復活しました。
 山頂となる三角点は北緯34度39分29秒・東経135度25分58秒に設置され実際に二等三角点として位置の基準に使用されるものです。決して登山だといちびって三角点の上に乗るなどしないでください。

マダサカズ

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 さすがに山の上は咲いていませんでした。

まだ咲いていない桜
ややピンク色

 大阪市外は満開で、どこもここも恐ろしいぐらいの人手と混雑だったに違いありません。と、いうわけでいつものように妙見山です。
 全体的につぼみがふくらみはじめてあと、一息なのですがまだ開いていません。梅のほうは満開でむせぶような匂いが走行中に感じます。まさに二輪ならでは醍醐味を感じる一瞬です。

つぼみ膨らむ
 つぼみ膨らむ

 ここ数日、大阪は20℃をこえる日中気温で下界は一挙に開ききり、桜吹雪が舞うほどの状態でした。
 しかし山の上の気温差はさすがに大きく、ここまでつぼみが膨らんでいるにもかかわらず、咲いている桜は一輪もありません。ほんと、もうすこしなのですが。
 たぶん今週中盤ぐらいに開き、今度の土日は散り始めかな、と思っています。
 なかなか行く機会が無い場所の桜は、時期を逃してしまいますね。

異国のお母さん

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 異国情緒ただよう・・・?

上海ママ料理
 中華居酒屋「上海ママ料理」

 上海のお母さんの料理。いわゆる上海出身のお母さんの家庭料理なのでしょうか。
 でも、中華居酒屋だし。

 どうもしっくりこないと思ったら、屋号がなんか変です。「~料理」という店名が混乱の元でした。
 上海ママだけとか上海料理ならすっきりするのですが、上海ママ「の」料理と、「の」がつながらずに料理がきているのです。本家中国では日本語の「の」がやたらと流行していてわけのわからない商品名続出状態なのですが、逆に日本では「の」が外れていると見たほうがよいのでしょうか。

回転禁止

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 どういう挙動を指しているのか不明です。

 回転禁止
「回転禁止」の注意書き

 回転禁止です。
 たぶん意図するところは、車庫敷地内に入ってスイッチバックなどの転回をしてほしくない。と、勝手に想像しているのですが、本当に転回禁止ではなく回転禁止だとすると、どういう動作をすると回転しているかという疑問が湧いてきます。

 横転転がりは回転か。その場でゼロ点転回するのは回転か。縦向きに回れるとしたらそれも回転か。
 などと妄想が膨らみます。

 たまらないのですよ、こんな感じで路傍に無造作に多弾頭弾みたいなものを置かれると。
 トラップに引っかかるじゃないですか。

出雲大社

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 神話の国、出雲です。出雲大社は「いずもたいしゃ」ではなく「いづもおおやしろ」と呼ぶそうです。へぇ。

参道への大鳥居
 参道への大鳥居

一の鳥居
 一の鳥居

二の鳥居
 二の鳥居

境内への銅鳥居
 境内への銅鳥居

拝殿(仮殿)
 拝殿(仮殿)

本殿
 本殿

 大国主命(おおくにぬしのみこと)をお祭りする出雲大社です。
 大国主命は「だいこくさま」として慕われているそうですが、大黒天はシヴァの憤怒の化身であるマハーカーラを取り入れたもので、大国主命とは全く違う所が面白いところです。ダイコク=大国と読む事から混同されて習合してしまったようです。
 平成の大遷宮で本殿の大国主命は拝殿に遷宮し、その間に本殿を修復。平成25年に元の本殿に再度遷宮して大遷宮の終わりとなるそうです。

 本殿前に仮の拝殿に遷宮した事から本殿を修造している間に本殿そのものを一般公開するとのこと。
 残念ながらタイミングが合わず、参拝した時はまだ準備中でした。

本殿前の石畳
 本殿前の石畳

宝物殿横の心御柱
 宝物殿横の心御柱(再現模型)

 本殿前には鎌倉時代の時の本殿を建てていた心御柱の様子が分かるような石模様が置かれており、当時の巨大な本殿の様子を偲ばせます。また、宝物殿横には実物大の再現模型が置かれており、その巨大さを伺わせます。

神楽殿
 神楽殿

 出雲大社のイメージとしてよく紹介されるのが、実は境内の外にあるこの神楽殿です。
 大きな注連縄が特徴で、毎年付け替えるそうです。この注連縄、実は賽銭箱的になっていまして、これへ向かって賽銭を投げ打ち、刺さればオッケーのようで、皆さん必死に打ち込んでいます。
 私は断念しまして、ちゃんと置かれていた賽銭箱に入れさせていただきました。

 その他境周辺には大国主命に関するものがあります。

因幡の白兎(ご慈愛の御神像)
 因幡の白兎(ご慈愛の御神像)

幸魂・奇魂(ムスビの御神像)
 幸魂・奇魂(ムスビの御神像)

 ともに大国主伝説に基づくもので、境内手前の参道横に置かれています。 
 因幡の白兎はワニに皮を剥がれてしまったお話で、子供の頃に聞かされた方も多いのではないでしょうか。
 ワニは和爾と書き、アリゲーターなどの爬虫類ではなく鮫の事を指しているのですが、子供の頃に見た絵本ではワニが描かれていた記憶があり、ワニ=爬虫類と誤解した状態で描かれたものだったのでしょう。

  幸魂(さきみたま)・奇魂(くしみたま)は大国主がこれらの和魂(にぎみたま)によりムスビの神となった伝説によります。像の解説書きにはこれらの2つの和魂により人が人として生かされているとありました。

 かなり有名な出雲大社ですが、それほど境内と周辺が広いわけではなく、1時間もあればじっくりと回ることができるでしょう。
 国造り神話の出雲、大阪からはちょっと遠かったです…。

 ちょっと日本橋の店舗とは違うものが続きますがご容赦を。

かつての軍艦アパート
 かつての軍艦アパート(2005年11月28日撮影)
 正式には大阪市営下寺住宅である

 取り壊しが決まっており、だんだんと窓や扉がベニヤばりされて閉鎖されてきて、いよいよか…と思っていたのですが、しばらく日本橋に行けず未確認だった期間が長い間あり、先日気付くとなにも無くなっていました。
 この周囲の骨董品のような住宅もほとんど取り壊されて現在は更地になっています。

現状の下寺住宅跡
 現状の下寺住宅跡(2008年3月23日撮影)

 きれいさっぱりと何もなくなり、後方にそびえ立つマンション群が直接見える状態になっています。
 用地跡はこのように外壁に被われ、中を伺うことができません。

 軍艦アパートの僭称で(笑)名物だったのですが、さすがの老朽化には勝てず…といったところだったのでしょうか。
 もっとも市営住宅を古い時代から入居して親から子供・孫へ世代交代しており、家賃の値上げもままならず維持費もかかり、取り壊したいという意向も大阪市側には多分にあったのではないかと推測されます。

ルパン三世

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 以前、十三にある「ルパン十三世」という看板を紹介しましたが、こちらは現物ズバリです。洒落も何もあったものではありません。

ルパン三世
 セクシーキャバクラ「ルパン三世」

 いや、絶対にモンキー・パンチ氏の許可を貰っているとは思えません。コピーライト表示も無いし(笑)。

 ルパン三世って、やっぱりモテる男の代名詞なんでしょうかねぇ。

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