ものの値段を聞くときに言いますが。
「ナンバのなんぼ屋」
「なんぼや」で「いくらですか?」という問いかけです。
もっともここは客が買う所ではなく客が売る所。いわゆる古物商買取所です。
で、持ってきた物を見せて「なんぼや」と客が聞いて取引成立すると、お客がお金をもらいます。
「〜売ってなんぼやった。」
と、なるわけです。
ただし、金、プラチナ、ダイヤモンドや宝石類、ブランド品バックなどが買取中心のようですので、私には縁のない所ですね。
関西では買い物上手、すなわち、どれだけ良いものを安く買うかというのが尊敬されますが、関東圏では逆。高いものを値切らずに高いまま買うのがセレブだかなんだか知りませんがステータスなのです。
人の持ち物の値段を聞くと、うれしそうに答えるのが関西。
「これ、なんぼしたん?」
「ナンボに見える?○○円で買うてんで。」
「え?うそぉ、むちゃやすいやん。」
と、安く買ったのがほめ言葉になるので、値段を聞くのは相手をほめることにつながるのです。
し、しかし、関東では人の持ち物の値段を聞くと、かなりイヤーな顔をされることは間違いありません。
人の持ち物の値段を聞く行為は失礼に当たるのです。気をつけましょう、関西出身の方々。
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