先日3月14日のダイヤ改正で、昭和の列車がまた、無くなりました。
寝台特急富士・はやぶさ
撮影日2008年10月18日
まだ、撮影する鉄道ファンは多く無い
廃止が決まり、話題になる前の期間はかなり利用率が低かったようですが、廃止が決まると俄然と乗車率が高まる上に撮影する鉄道ファンが群がるという状況は相変わらずです。
寝台列車で旅をするという事自体が、時間をお金に換算するという物差しではすでに相当贅沢な旅行と言える時代になってしまいました。忙しい世の中になったことで、時間的余裕が減ってしまい、のんびりと移動の時間を過ごす事がすでにできなくなってしまったとも言えます。
東京発の大分行き(富士)とは熊本行き(はやぶさ)の2編成が連結された寝台特急で、大阪駅を01:08に発車します。この時間は京都方面、神戸方面、環状線と全ての近郊列車は終電を過ぎており、撮影するとなると歩いて帰るとか一晩どこかで過ごす、リッチな人はタクシーで帰るなどしなければ撮影できません。
私の場合は車で友人と大阪駅近辺に来まして、撮影後に帰宅しました。
発車する寝台特急「富士・はやぶさ」
使用車両は14系寝台列車
運行最終日はいままでの寝台急行銀河などの例で判っていましたので近づきませんでしたが、廃止の日が近づくと徐々に撮影する鉄道ファンが増えてきてロープまで張り、警備員まで配置される始末です。
並ぶ鉄道ファン
撮影日2009年1月1日
最終日には行きませんでしたが、報道記事を見る限り2000人以上が詰めかけ、ホームには人があふれんばかりだったようです。撮影するのが目的ならもっと早くに収めておけば良いのでしょうが、重い腰を持ち上げるにはギリギリにならないとダメなのは誰しも同じという事でしょうか。
しかし、寂しいですね。ゆっくりできる手段が減ってしまうのは。
コメントする