2009年4月アーカイブ

昼の顔と夜の顔

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 もうちょっと照明に工夫すれば良いのに、と思います。

昼のお初天神通り
 曾根崎お初天神通り(日中)

 近松門左衛門の大ヒット戯作「曾根崎心中」のヒロインである「はつ」。
 作中では天満屋の女郎として登場し、平野屋の手代である徳兵衛と恋仲にだったお初と疎遠になった時に偶然再開。徳兵衛は平野屋の店主が姪と結婚させようとして画策し、お初がいるからと固辞する徳兵衛が許せず付け払いの代金を請求して追い出されるという状態になります。
 なんとか支払いのお金を工面。そのお金を3日限りという約束で友人に貸したものの、その友人に借り倒された上に詐欺扱いにされるという悲惨な状況になります。身の証を立てるには死ぬしか無いとお初とともに露天神社の境内で心中・情死するという大変悲しいお話です。
 ただし、登場人物や情死したという内容は全て実際にあった事件を元に作品化したもので、当時大ヒットして「心中もの」がブームになるきっかけを作った有名作品です。
 その「はつ」が曾根崎お初天神通りの名前に冠せられ、入口に浄瑠璃人形としてレリ−フの様に掲げられています。

 昼間に見ても、やや不気味な印象を与えているのですが、夜になり、ライトアップされると凄みが出てしまい、かなり不気味です。

夜のお初天神通り
 曾根崎お初天神通り(夜景)

 ライトアップされているのですが、立体なため横からライトを当てる状態になります。
 しかし、ここで、上から下向きにライトアップすればそれほどでもなかったのでしょうが、下から上向きにライトアップされてしまっています。
 よく、懐中電灯で顔を下から照らして脅かすアレと同じライティングで、かなり不気味。左右に1灯ずつ増やすだけでだいぶ印象が変わるとは思うのですが、これはちょっと陰湿なストーリーにぴったりというか、あまり何も考えずにライティングしたのか。

 お初天神と呼ばれていて、この名称が件の神社の正式な名称と思われている節がありますが、「露天神社」が正式な名称です。お間違いなきよう。

 ほんまやろか・・・。

ロスカ商会
 ロスカ商会

 大阪一安いと冠しています。恵比寿町の交差点から南に少し下ったところにありますが、まあ、なんとか日本橋界隈としてみました。
 この手のウィットなネタとして、同じ通りに「世界一安い」「日本一安い」「地域一安い」「町内一安い」が並んでいて、はたしてどれが一番安いか?という話しがありまして、それを彷彿させます。

 官公庁払い下げというのは、撤去した自転車で一定期間保管したものの、引き取り手が現れなかった自転車を処分するために古物商免許のある業者に払い下げ・売却してしまったものです。
 1台500円とか言う噂を昔に聞いた事がありますが、果たして現在はいくら位で払い下げられているのかは気になる所です。
 大阪では、放置して(たまたま運悪くその日だったりもありますが)自転車の一斉撤去を行い、地域の保管場所に運び去られてしまいますと、保管場所(大概交通の便が悪い)にとりに行くよりそのまま放置して、新しい自転車を買う人が多いそうです。
 なんだかな感じがしますが、取りに行く手間と保管料を払うことを考えると新しいものを買ったほうがトクというような判断なのでしょう。

路傍の岩

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 石ではありません。もはやこれは岩です。

謎の岩1
 路傍の岩(その1)

 当初見つけたときはこんな感じで、「なんでこんなところにこんな岩が?」と、素朴な疑問からスタートしたのです。
 どう見ても庭石の成れの果てというか、適当に拾ってきて置いたものとは思えないのです。

 しかもある程度、何ヶ月か月日が過ぎ去っても撤去される様子がまったくありません。しかも、微妙に場所や置かれている向きや状態が少しずつ変化していって、定まった場所に定まった状態で固定されていないのです。誰かが何かの意図を持ってここに放置し、動かしたりしているようなので目的がさっぱりわかりません。

路傍の岩2
 路傍の岩(その2)
 右側に見えている柱が1枚目の写真の左の柱である

 ご覧のように、微妙に場所が移動。置かれている向きも微妙に変化があります。
 そもそも、誰が置いていって、管理しているのかしていないのか全く不明です。撤去しようにも重いので撤去しないのか、そもそも目的があっておいてあるのかすら判然としません。
 謎のモノリスならぬ、謎の路傍の岩なのです。

 読めたとしても書くのは難しいかもしれません。

四條畷市
 四條畷市(しじょうなわてし)

 畷が「なわて」と読めればそれほど難しくないのかもしれませんが、これを書けといわれると結構難しいのです。まず、「四条畷」ではなく、「四條畷」と「條」の文字が難しい方になっていますし、「なわて」といわれて「畷」がすんなりかける人は少ないのではないでしょうか。
 ついつい、京都の四条と同じ文字を書いてしまいそうになりますが、難読と言うより難書き取りの地名といったほうが良いかもしれません。

 地名の由来ですが、南北朝時代の四條畷の戦が元で、四條畷神社があることで地名となっています。
 ただし、四條と畷というのはどちらも条里制の方に由来がありそうで、畷は縄手とか苗手とも書き記すことから、水田中の条里制に沿った道であるため、そちらの意味から発生したと考えられます。

沖縄宇宙通信所

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 衛星とのコミュニケーションはここから。

沖縄宇宙通信所の案内看板
 沖縄宇宙通信所の案内看板
 まわりはさとうきび畑である

沖縄宇宙通信所
 沖縄宇宙通信所 追跡管制棟
 沖縄なのでやっぱりシーサーが

 人工衛星の追跡と管制を行うJAXA 沖縄宇宙通信所です。
 ここでは24時間365日の運用を行っている性格上、年中無休で施設見学できるという元お役所系にしては大変稀な施設なのです。但し施設を見学できる時間は24時間ではなく、10時〜17時の間です。当日は終了間近だったため、あまり詳しくは見たり聞いたりできていません。
 場所は沖縄本島の中程の恩納村(おんなそん)にあり、緑豊かな沖縄の山中に位置します。
 昨今打ち上げられて月の周回軌道にいる月周回衛星SELENE(かぐや)や、太陽観測衛星SOLAR-B(ひので)のほか、技術試験衛星ETV-VIII(きく8号)などのほぼ全ての技術試験衛星や学術衛星の運用を行っています。

施設入口
 施設入口
 JAXAの施設になり科学技術庁から独立行政法人となった

 入口で代表者の名前と職業、訪問人数、県内/県外からの区分を記入して入ります。
 施設内はいちおう見学者ワッペンなどがあるのですが、これはどちらかというと社会見学に来た小中学生のためのお土産的要素が強いようで、施設内で誰かが付随して案内してくれるということは特に無さそうです。もちろん事前に連絡して頼めばしてくれそうですが。

沖縄宇宙通信所エントランス
 エントランス

 入口でスリッパに履き替えて(笑)入ります。エントランスに向かって右側が宇宙関連の書籍やパソコンを使って学習できる宇宙情報ルームやビデオルームがあり、左側が実物の衛星試験機や展示設備のおかれた展示室になっています。

第一展示室
 第一展示室

 人工衛星の種類と役割、実際の放送衛星からの電波を受信した放映などがリアルタイムで出ている(衛星放送を受信しているとも言いますが)ほか、技術試験衛星ETS-VII(きく7号/愛称おりひめ・ひこぼし)の模型と説明パネル、衛星の軌道を説明する動く模型、打ち上げられた衛星のミニチュアなどが展示されています。

第二展示室
 第二展示室
 放送衛星「ゆり」の試験機(実物)がメインで置かれている

きく1号
 技術試験衛星「きく1号」

 まさに実物大の宇宙技術を間近に見ることができます。さすがに「さわらないで」の貼り紙がありましたが、ガラス越しに見るだけというわけではなく、手の届く所に模型ではなく実物がおいてあり、大変迫力とリアリティを感じます。
 実際の衛星の太陽電池パネルの折りたたんだ状態と展開した状態の両方を見ることができわかりやすい展示となっています。「ゆり」はBS放送のための衛星として打ち上げられました。試作機は2基製作されたそうですが、そのうちの1基がここにあるわけです。

宇宙情報ルーム
 宇宙情報ルーム

 パソコンで宇宙に関連する問題で学習できるPCの他、地球観測衛星からの映像による海の様子などが見ることができます。
 宇宙関連の書籍類もおかれており、社会見学で小学生も来ると思われるせいか、小・中学生向けの本から、ある程度の上級者向けに講談社ブルーバックスなどがおかれています。

 H-2A/B
 H-IIA(右),H-IIB(左)の模型
 以前はM-VやN型の模型もあったようだが見当たらなかった

LE-7ロケットエンジン
 LE-7A(右), LE-7B(左)の模型
 LE-7BはLE-7Aをクラスター化したものでH-2Bに搭載される噂があった
 元はスペースシャトルのエンジンがモデル

 PC制御でメニューから選んで好きなビデオを見ることができるほか、ロケットのローンチ時などは時間が合えばリアルタイムでここでみることができるようです。今回は残念ながら時間がとれず、ビデオをじっくり見ることができませんでしたので、次回訪問の機会があればゆっくり見てみたいと思います。
 部屋の片隅には日の丸ロケットの雄であるH2-AとH2-Bロケットの模型と、それぞれのメインエンジンであるLE-7型のエンジン模型が置かれています。エンジン模型がちょっと小さいのが寂しいところですが、展示スペースから見ると致し方ないのかもしれません。

廊下横
 廊下の衛星模型

 宇宙情報ルームとビデオルームにいたる廊下には沖縄宇宙通信所が運用をしている衛星の模型が置かれています。
 なにやら幕が掛かっていますがこの向こうが運用室で、以前は見ることができたようですがどこぞのテロかなにか知りませんが、通常は見えないように隠されてしまっており、ちょっと残念です。

パラボラ制御卓
 パラボラアンテナの制御卓
 たぶん、です。

 衝立ての隙間から、パラボラアンテナの制御卓と思われる物が見えていました。
 ガラス越しでしたので、廊下の向かい側が写り込んでしまい、見にくくなっていますがご容赦下さい。

30mパラボラ
 WINDSビーコン局及び広報用パラボラアンテナ(30m)
 USB(F)-2 送受信アンテナ
 広報用っていったいどんな用途だ?

10mパラボラ
 第1可搬局用パラボラアンテナ(10m)
 新GN送受信アンテナ

18mパラボラ
 第2可搬局用パラボラアンテナ(18m)
 USB(F)-1 送受信アンテナ

7.6mパラボラ(レドーム付き)
 レドーム付きパラボラアンテナ(7.6m)
 現在2基建設中との事であるが外からは建設中かどうかは判らない

 5月22日に施設一般公開のイベントがあり、今回入れなかったり見れなかったエリアなどに入る事ができると思うのですが、さすがにちょっくらちょいとの気分で行ける所ではありません。関西エリアの空港から飛行機で那覇空港まで約1時間40分。さらに那覇空港から車で90分かかります。
 車だけなら筑波とかは行けそうな気がしますが、飛行機込みだとちょっとお気軽には行けませんね。

毒にも薬にも

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 学生時代、世界史は苦手でした。

毒と薬の世界史
 船山信次著 中公新書刊
 毒と薬の世界史 ソクラテス、錬金術師、ドーピング
 2008年11月25日 初版
 ISBN978-4-12-01974-5

 本の構成が、古代〜中世〜近世〜近代〜現代の歴史順になっており、まさに世界史というか歴史の本の目次です。いや、どうもあの年号を覚えるのが苦手で日本史・世界史は散々だったいやな記憶が甦ります。

 しかしながら、そんな歴史が嫌い(笑)でも、難なく読めます。
 歴史上の多彩な人物と関連付けられた毒と薬。ソクラテスの処刑に用いられたドクニンジンン、クレオパトラの自殺の毒蛇の種類、神農の神農本蔵経、現在の漢方薬の元となった傷寒論のさらに元となった傷寒雑病論などから始まり、麻薬や阿片からLSDにいたる精神に作用を及ぼす物質などのほか、抗菌薬(抗生物質)、ドーピングや内分泌撹乱物質などに至る多彩な薬物・毒物が紹介、記載されています。
 毒や薬といった人間に作用を及ぼす物質の総集編といっても良い内容です。
 巻末の10ページにも及ぶ参考文献が、そのバックグラウンドを語っているように、細かい内容までをダイジェスト的に収めた本であり、1冊構成の百科事典のような感じで、飛ばし読みでも充分堪能できる本だと思います。

勝手な主張

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 どうもこのごろ断定的な文句で人心を動かそうとする傾向が多く感じられます。

勝手ないい分の自動販売機
 主張する自動販売機

 「あなたの飲みたい商品はココ!」
 もう、最初から決めてかかっています。この自動販売機の前に来ると何か買わざるを得ないかのような脅迫めいた印象を強く受けます。
 迷っている人に一押しして決めさせるためのコピーなのでしょうが、さほど咽も乾いておらず需要が無いような状態のときに見ると非常に不快な感じを受けてしまいます。

 本当に最近はこのような押しの強いと言うか、足元をすくいそうなコピーが多く見られるようになりました。もっと、優しいCMやコピーに路線変更をしても良いのではないでしょうか。

 で、まあ、この自動販売機では、飲みたい商品が無かったので買わずに素通りしてしまいました(笑)。

失敗した?

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 失敗したときに、思わず出る場合がある言葉です。

お家ダイニング「わっちゃぁ」
 お家ダイニング「わっちゃぁ」

 わっちゃぁ〜、失敗してもうた!
 という感じ。
 いやいや、お家ダイニングというのがそもそもよく解りません。自分の家で食べる晩ご飯と同じ感覚と言う事を目指しているのかもしれませんが、それでも出てくる料理が「わっちゃぁ!」となるのでしょうか。
 「我の家」か「私の家」に掛けているのかもしれませんが。

 店に入ると「わっちゃぁ!」
 メニューを見ると「わっちゃぁ!」
 出てきた料理が「わっちゃぁ!」
 帰りのお勘定が「わっちゃぁ!」

 と、妄想が膨らみますのでこの辺で。 

 いつもながら、これだけ共存していて大丈夫かとこちらが心配になります。

有限会社 中山商店
 有限会社 中山商店

 エンジニアなどの電気系工具から、機械系工具、さらには大工道具や園芸用の道具などかなり幅広い商品を取り扱っていらっしゃる中山商店です。
 店舗も五階界隈では広い部類に入り、店頭に並ぶ工具の数と種類はかなりあります。
 しかしながら、並んでいるにもかかわらず、互いに競合しているはずなのですが、ここまで多いと客が悩むのか、マクドナルドやコンビニと同じ戦略というか、同じものを売っている他店を渡り歩くという現象がおこり、それなりに客が入るようです。

道場(300円)

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 ついに格安道場が出現しました。

参百円道場
 参百円道場

 さあ、何が300円なのかはよく分りません。居酒屋風ですので、全メニュー300円というのが妥当な狙い目でしょうか。
 ビールもお酒も肴も全部300円均一というところでしょうか。

 しかし、ちょっと惜しい。
 漢数字で300円と表現したいのであれば、小切手などに記載する際の表記法である「参佰圓道場」として頂きたかったところです。

 阿波徳島と連想すれば、そのまま素直に読めそうです。

阿波座(あわざ)
 阿波座(あわざ)

 ~座というのは、金座、銀座、銅座と同じく、そういう集団があったからということで、阿波の国の人たちが集まって、名産品などを売っていたためそう呼ばれたとの説があります。
 まさに阿波徳島の出張所だったからと言うことでしょう。

 こちらも地下鉄の駅と阪神高速のインターがありますので、なんとなく知っていると難問ではないのではないでしょうか。

雲をつかむ

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 最近、流行のコンピューティング手法である、クラウドコンピューティングの特集です。

UNIXマガジン2009年4月号
 株式会社アスキー発行 季刊 UNIX magazine
 2009年4月号(第24巻 第2号 通巻246号)

 総力特集 雲の向こうの未来 クラウドをつかむ

 Googleで一躍名を馳せたクラウドコンピューティングですが、グリッドコンピューティングとはちょっと違います。
 今回の総力特集はまさに総力戦の感じで、かなりのページを割いてかなり詳しく説明がなされています。Googleのコードは門外不出なので実際にはコードは出てきませんが、Google App Engineの実装例としてGoogleの内部講習でも使われているオープンソースのHadoop/MapReduceのほか、Amazon Web Service(AWS)、Force.comのテナントアーキテクチャ、データグリッドとしてのOracle Coherenceなどの実例を解説する記事が続きます。
 その他、クラウドにおける開発手法やデータモデル、アプリケーション開発のためのモデリング技術も紹介されています。おしまいはクラウドの可能性と課題と題して今後の展望の記事が締めくくります。
 総ページ数、83ページ(UNIX magazineは160ページ)を割く、まるで本土決戦のような総力戦を組んでいます。

 その他、iPhoneのアーキテクチャについての記事。OS Xで動くiPhoneの中を解析した結果のレポート的な内容です。
 巻末の特設記事としてLinuxのファイルシステムとして採用されつつあるext4とBtrfsについての解説もあります。

 例によって、内容てんこ盛り。みっちりしたページ数とは見合わないボリュームです。
 トレンドから掛けなれた訳でもなく、かといって時事に流されるような内容でもなく、難しいとは思いますが、毎回感心させられる題材の記事が続きます。
 今後もこの方向性で続けて行ってほしいものです。

進化した進化論

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 今年はダーウィン生誕100年にあたるそうです。

眠れる遺伝子進化論
 四方哲也著 講談社刊
 眠れる遺伝子進化論
 1997年3月19日 第1刷発行
 ISBN4-06-206195-3

 進化論そのものも時代とともに進化しています。また生物の起源を探る研究も遺伝子などを解析する分子生物学などにより大幅に理解が進んできました。
 ここで、検証すべきは進化論の考え方そのもの。
 「自然淘汰」と「適者生存」という根幹を成す考え方が果たして正しいのだろうかと言う疑問からスタートし、それを実験によって検証します。
 特に自然淘汰説について、優れたものが生き残るという点について著者は大きな疑問を抱き、それが本当かどうかを実験します。
 優れた遺伝子を持つものが生き残るという自然淘汰の考え方だけでは、現在の生物種の多様性を説明できないのです。
 また、適者生存と言うキーワードも実は万能薬みたいなもので、生存に適したから生き残ったという説は、裏返してみれば生き残っているからこそ適者だったという言い方もできるわけで、後付の理由としてはなんとでも言い訳できる点が、理論としての欠陥ではないかと言及しています。

 最終的には、相互関係により生じる共生関係が生まれ、優れているから生き残る、劣っているから絶滅するという単純な説明では無理な世界の現状が説明できない。淘汰を生き延びてきたのは優れた証拠だとは言えない。そんな疑問について考え検証していきます。

 ラマルクの説が否定されたように、ダーウィンの説が否定される日が来ることがあるかもしれません。

かなりコワい

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 介護とどうしても結びつかない屋号なのですが。

わにさん
 福祉用具専門店「わにさん」

 パクッっと往かれてしまうのでしょうか。

もうかりまっか

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 もうかるんでしょうねぇ。

毛刈館
 毛刈館
 始めの渦巻きはアットマーク@か

 毛を刈って儲かる。いや、それだけかと。
 葬儀屋と散髪屋は需要が無くならないのでうらやましい限りです。
 最も、散髪屋の場合は回数を減らして節約するというのもありなので、需要要求が高くない場合もあります。

 陳列ケース販売の店舗はなぜかたくさんあります。

有限会社マルシゲ
 有限会社マルシゲ

 業務用ショーケース、陳列ケースの店舗は日本橋から千日前界隈に多くあります。
 このマルシゲでは素人さん向けよりも、業務向けの商品がメインで、店頭に置かれている喫茶店などの前にある本日のランチ見本を入れるような小型のものから、スーパーや百貨店などの店舗で設置されるようなショーケースや陳列ケースを取り扱っています。

 道具屋筋界隈の店舗向け什器・資材などの関連か、日本橋の難波寄りに近いほうにはこのような店舗が散見されます。
 あると、面白いとは思うのですが、置けるほど部屋も家も広くありませんので、まさに眺めるだけの商品になってしまい、ちょっと残念です。

何焼きか

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 お好み焼きチェーン店の総本山だそうです。

冨紗家 本店
 冨紗家(本店)

 ○△□焼とはいったい何なのかさっぱり想像がつきません。
 と、こういうふうに引っかかる輩がいるので効果がある(笑)のでしょう。
 どうやら、これは「まんだら焼」と呼ぶらしいのですが、もうなにがなにやら。

 訓読みばかりで読むとはなかなか想像つきません。

波除(なみよけ)
 波除(なみよけ)

 阪神高速道路のインターがあるので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、波を「は」と読まずに「なみ」、除を「じょ」と呼ばずに「よけ」と読むところが難しいと思います。
 ふりかなを振っていないと、なかなか一発で正解の読みには至らないのですが、知っているとそれほどでもなく、「なあんだ」見たいなものです。

 高波を防ぐための山が作られ、その通称が波除山と呼ばれたことから地名となったそうですが、どうも天保山の親戚のような感じです。

 JR西日本の踏切事故防止キャンペーンのCMに出ていた踏切です。

無悪(さかなし)
 無悪(さかなし)
 踏切に32kmのポストがあるので敦賀からの距離である

 JR西日本の踏切事故防止キャンペーンのCMに映っている踏切はどこだろう、と、調べたら先日行った小浜のすぐ先でしたので、今回はちょっと足を伸ばして行ってみました。

無悪踏切
 踏切警報機が鳴り始めた

 CMと同じように列車が近づくと踏切警報機が鳴り始め、遮断棒が下りてきます。
 写真を撮ったときは、本当にたまたま踏切待ちで車が来ましたが、実際はCMのシチュエーションに出てくるような人通りは皆無で、その上自転車や車すらほとんど通る事がありません。一番近くの駅(大鳥羽)からも、かなり距離があるので歩いて駅まで行く人はほとんどいないのではないでしょうか。
 実際に列車が通過するのは1時間に2回あるかないかです。小浜線がほぼ1時間に1本の割合ですので、単線の往復で2回踏切が鳴って列車が通過します。


大きな地図で見る

無悪を通過する列車
 通過する列車

 CMは実際に踏切を列車通過するシーンは無かったと記憶しています。注意して見ればお分かりかと思いますが、架線が掛かっており電化区間なので、ご覧のように列車は気動車ではなく電車が通過していきます。単線でかなりのローカル路線ですのでレトロな列車が走っていてもおかしくはないのですが、実際はこのような都市部を走行するのと変わりない、モダンな列車が通過して行きます。
 1時間に1本ペースの列車のために電化して通電するコストはどうなのか気になるところではありますが。

 実際に現地に行ってみて、CMの撮影では踏切の閉まる回数が少ない中、撮影時間が長時間におよび、大変だったのではないかと思います。出演キャストも待機する必要がある訳でしょうが、1回列車が上りと下りで通過すると次の通過まで1時間近くありますからねぇ。

類似商標かも

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 これは果たして類似商標として文句が出ないのか気になります。

PUMA
 PUMA(プーマ)

 ご存知シューズ類などで有名なスポーツ用品ブランドのプーマ(PUMA)です。日本ではプーマジャパン株式会社が取り扱っています。
 描かれている動物はプーマ(ピューマ、あるいはグーガー)です。

KUMA
 KUMA(クマ)

 こちらは®が着いているのでちゃんと登録商標です(登録商標 第4994944号)が、どうもパチモンくさい。しかも商標の対象範囲が衣料や用品(スポーツ用品などを含む)を対象としているのでまさに、本家と思われるプーマブランドのパロディと云うかパクリというか。
 熊出没注意の北海道で生息しているようです。

まずはビール

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 日本人の最近の習慣と言うか嗜好は、まずビールでのどを潤すようです。

とりあえず
 とりあえず

 日本人は「とりあえず」ビールだそうです。いや、私もそうなのですけど。
 外を歩いて喉が渇いた状態でお店に入ると、「とりあえず」ビールで喉を潤す。と、いう事なのですが、この風習は日本だけのようです。ビールならずっとビールと言うわけではなく、まずビールを飲んで落ち着いてから、焼酎・日本酒・洋酒などに移るという呑み方は、海外から見ると不思議だそうです。

 どうこう思われようと、やっぱり、まずビール。あの一口目を呑んだ「あぁ~っ!」っていう感覚がたまりません。
 でも、カラオケなのでとりあえずは一曲かと。

かっぱ

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 阪急梅田駅から北へ進んだガード下の商店街がかっぱ。

かっぱ警備室
 ボックスの案内
 かっぱ警備室へ連絡する必要がある

 阪急かっぱ横丁という愛称のガード下の商店街があります。古本や飲食店などが並び、阪急電鉄本社や茶屋町界隈からは雨の日も濡れずに阪急梅田駅茶屋町口や、阪急三番街へ行くことができるため、結構人通りが朝夕とあります。
 搬入口を使用するためには警備室に連絡して許可をもらわなければならないのですが、この界隈の警備室の名称がどうやら「かっぱ警備室」だそうです。河童が警備しているのかと一瞬、ギョッとしてしまいました。

 五階百貨店界隈や日本橋商店会の店舗はなかなか特徴のあるお店が多いのです。

まるなか商店1
 丸中商店(まるなかしょうてん)

 中古家電、オーディオなどの販売と買い取りもしている丸中商店です。
 店舗名は実は一貫して丸に中の文字を入れたマークを使っていて、写真では見えにくく判別しづらいのですが丸中は1文字の表記となっています。

まるなか商店の中
 店舗の一部

 ビンテージ家電などの取り扱いがあるということなのですが、ごらんのように半ば骨董品店の様相を呈しており、足しげく通うととってもヘンなモノを見つけることができるかもしれません。

 謝っている訳ではなさそうです。

御麺屋
 「御麺屋」

 言葉遊びか駄洒落か、かなり微妙な所に位置するようです。
 「ごめんや」と読ませるようですのが、元の文字を使った「御免」は幕府の免許・許可を得た意味でした。さらに、職を免れる意味で使う場合(お役御免)、謝る場合(ごめんなさい)、立ち入る際の挨拶(ごめんください)、拒絶・拒否の場合(もう「ごめん」だ)などの意味としても使われます。

 しかしながら、尊敬語・丁寧語として「御」をつけることもあり、麺屋を丁寧にした意味ともとれます。
 この場合大阪人は「御(ご)」ではなく、「お」をつけるのですが、現在ではほとんど愛称として呼ぶ場合に使われています。
 曰く、「おあげさん(薄揚)」、「おいなりさん(稲荷明神)」「お豆さん(豆)」「おかいさん(粥)」などなど、「お~さん」という呼びまわしが多く使われ、なにやら親しみのある名前に変わってしまいます。

 読めそうですが、正解はなかなか来ないようです。

沢良宜
 沢良宜(さわらぎ)

 最後の「宜」を(ぎ)と読ませるのがちょっと難しいようです。適宜という言葉がありますので、読めなくは無いのですが、この文字の並びでこの読み方になるにはちょっと難しいと思います。

 沢良宜城跡や佐和良義神社があり、もともとの地名だったようで、古くは弥生時代に由来するようです。

 いちご?

一五亭
 中華料理「一五亭」

 一五が何かがわかりません。数字の15なら「じゅうごてい」ですし、漢数字と読ませるのなら「いちごてい」というのも考えられます。
 でも、どちらにしても何の数だかさっぱりわかりません。
 メニューの品数ではないのは確かなので、思い入れのある数字か、はたまた店主の名前か。

ループ橋

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 以前、渡船で紹介したときにチラッと写っているループ橋です。

千本松大橋
 千本松大橋
 千本松大橋西詰から

 通称、めがね橋。と、いうのも、この橋は両端が二重のループ橋になっており、川を渡る部分の直線を挟んでその端がループ。まるでメガネのようになることからそう呼ばれることもあるようです。

 とにかく、下の渡船はともかく、車や二輪で通ると、きつい半径の上り・下りを通り、楽しいのやら楽しくないのやら。ましてや歩行者や自転車だと30m以上ある高低差を上り下りしなければなりませんので、高いところからの景色を楽しみたいのであれば別ですが、そうでなければ渡船を利用するほうがはるかに楽です。

フリー

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 美味しいものを頂いてもお金を払わなくても良いか払わない。

中華料理 多々喰
 中華料理 多々喰

 食べたらお勘定はちゃんとありますし払わないと返してもらえないようです。
 でも只食いに引っ掛けたこの屋号、なかなかどうしたものかと考えてしまいます。

 只食いは食い逃げとは違いますので、お店の方で只にしてくれているという事でしょうか。だと、うれしいですよね。

ちょっと遠い

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 あそこ、と、指せば自分より少し離れた場所を指すときに使います。

あそこ
 「あそこ」

 あそこです。そこでもここでもなく、ちょっと離れている場合につかいます。いわゆる「こそあど言葉」というやつで、指示代名詞なる分類に入ります。

あそこ鍋
 あそこ鍋

 で、このお店、この屋号をつけたお鍋があります。「あそこ鍋」。
 なんだか遠くて箸が届きそうもありませんが、考え過ぎでしょうか。

コンビニもどき

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 以前ミニストップもどきをご紹介しましたが、またもや出現です。

無料案内所(ファミリーマート)
 無料案内所(ファミリーマート)

 こちらはどう見てもファミリーマートの雰囲気です。配色といい、看板の意匠の付け方といい、違うところは入り口の暖簾ぐらいでしょうか。
 で、このすぐ隣にチラと見えているのがこちら。

無料案内所(ローソン)
 無料案内所(ローソン)

 どうもこの手の案内所、隣接して2件開設されている場合が多いのです。こちらで気に入らなければ反対側の店でという心理を突いているといった所でしょうか。
 で、どうもコンビニエンスというキーワードが欲しいのか、コンビニのパクリと云うかそっくりというか、そういった意匠の店舗ができてしまうのがなんともです。そもそもファミリーマート風の上のセクシーキャバクラ「ルパン三世」の看板なんか、こちらも以前に紹介しましたが、もう、言い訳できないくらいそのままです。

 さあ、あとはメージャどころは少なくなってきましたよ。期待していますからね!

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