後ろ向きの危険

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 プロドライバー足るもの...。

 プロドライバーの恥
 啓蒙ステッカー

 安全な車間距離は車の停止距離(=空走距離+制動距離)以上が必要だと言われます。
 時速30〜60km/hぐらいまでは走行時速から15を引いた値。時速60km/hなら45m、時速40km/hなら25mが必要という事です。それを超えると走行時速と同じ距離で、80km/hなら80mが、100km/hなら100mの車間距離が安全な車間距離となります。
 ただし、この数値は乾燥した舗装路を前提としていますので、雨天時など路面が濡れている場合はこの1.5倍、雪などの場合はこの3倍が必要だと言われます。

 追突事故はこの安全な車間距離を空けているだけでは防げなくて、前方の車両の挙動のほか、運転手自身の注意力が逸れていない事も必要です。

 すなわち、追突事故は条件を満たしていれば確実に防ぐ事のできる割合が非常に高い事故というわけですので、運転業務自体を生業としているプロドライバーが追突するというのは、この要件を満たしていない運行を行っていると考えられ、事故を起こす事が恥ずかしいと伝えたいのです。

 もちろん、前方車両が割り込んできて急ブレーキとか避け様の無い状況もあるかと思いますが、見通しの良い直線路で追突事故を起こすなど居眠りかわき見以外には考えにくい状況では無いでしょうか。

 で、このステッカー、危険物のマークの上に貼られていまして、この字がはっきり見える位置まで近づくと危険。走っている状態でこの文字が確実に読めるとなると、よほど視力が良いか遠視で無い限り近寄り過ぎです。
 この写真は停止信号で並んでいたときに撮ったものです。まさか、走りながらこんなに寄って撮りませんよ。自分でそんなネタ振りませんからねっ!

コメント(3)

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なんぎさま御無沙汰しております。

トラック同士の追突事故がふたつあったとテレビニュースで目にしました。
うちひとつは同じ運送会社同士のトラックの事故とか。
私はこの事故を知った時
「これって、空気抵抗を少なくするために車間距離縮めて運転してたんかもしらんな」と思ったんですが。
勿論ホントのところは知る由もありませんが、ひょっとしたら燃費を良くするためにこんな運転をしてた可能性もあるかもなぁと。
プロのドライバーの第一条件は安全に違いないんですが、この景気の悪さも事故原因の一因かもしれんなとか感じました。
どうなんでしょうかね。

御無沙汰しております。
スリップストリーム走法。十分ありえる話ですね。

燃費が1%向上するなら、その手段採用!でしょう。
運送会社の燃料使用量は半端じゃありませんから、たとえ1%であっても大きいのではないでしょうか。
タコグラフつけたり燃費管理されたり、ドライバーにとっては管理条件が厳しい時代ですから。

実際、二輪で大型車の後ろを走るとかなり燃費が向上します。冬場は寒くないという副次効果もありますが(笑)。

なるほど、タコグラフで管理されてることが安全面では逆効果になることもあるんですか。
しんどい時代ですね。
“スリップストリーム走法”…そんなシュッとした名前があるとは知りませんでした。勉強になります。

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このページは、なんぎが2009年12月 8日 12:00に書いたブログ記事です。

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