かなりの期間悩んだあげく、購入しました。
ポリイミドテープ
たぶん、一生のうちに使い切らないと思う
10mm幅:寺岡製作所 No.650S #25(商品名:カプトンテープ)
20mm幅:NITTO No.360UL
前々から欲しかったのですが、日本橋ではなかなかお目見えせず、もどかしく思っていたのが最近ぼちぼちとみかけるようになりました。
ポリイミド粘着テープは通常の鉛入りハンダの溶融温度ぐらいであれば余裕で耐えてなんともありません。リフローのマスキング用テープとしても使われているようです。また暗いオレンジ色のフレキシブルプリント基板のベースとしてもポリイミド樹脂は使用されており、ポリイミド樹脂のフィルム自体は目にする機会は比較的あるのではないでしょうか。
使用例として居酒屋ガレージさんのところで使われていた(充電式エボルタとサイクルエナジー#7)ように二次電池の外装絶縁にも使えます。
で、何に使うかというと、表面実装タイプの多ピンデバイスを2.54mmの両面スルーホールのユニバーサル基板に実装するときに、こいつに貼付けて載せるためです。これはChaNさんのサイトELMで拝見して見つけて、こりゃいいわ!と感心しきり。実際に表面実装する事が無かったのでそれほど必要性は無かったのですが、制作物でどうしても8p-SOPを使う必要ができてしまい、探していたのです。
始めに見つけたのはテクノベースでした。その後、千石電商の大阪日本橋店、次いでシリコンハウスにも置き始めて選択肢が増えた事もあり、思い切って上記のテープを購入した次第。
相当に勇気がいる価格の商品です。写真の2本の購入費で工具の高級なものが2〜3台買えるのではないか思えるほどです。もう、散財気分を満喫できます。
実装サンプル
このパッケージ(SOP)は1.27mmピッチである
配線した状態
このように表面実装部品をポリイミドテープの上にボンド付けして固定、その状態でポリウレタン線(UEW)で配線を行います。部品の固定にはセメダインスーパーXのようなある程度高温に耐え、熱膨張係数の違うものを貼り合わせても大丈夫な接着剤がよいでしょう。
使用している両面スルーホールの基板であってもオモテ・ウラの両面ともにデバイスを実装できるため、非常に高密度で手配線実装する事ができます。
ただし、ピン間が狭いのでハンダづけはかなり修行状態と言えなくありません。掲載の写真もあまりお見せできるような上手なハンダ付け状態ではないのでお恥ずかしい限りで申し訳ありません。
おぉぉぉ。
気合いが入っております!!
TRアレーはLED駆動かなにかかな?
お察しの通りLEDの点灯に使っております。
アレイではなく7SEGのダイナミック点灯用です。
PICの出力でそのまま全セグメント点灯すると車内で見える明るさまで電流を流そうとすると、デバイスの定格オーバーになりましたので、外部のトランジスタでドライブすることに。
隣に見えている100Ωの電流制限抵抗を、つけた後からもう少し小さい値に変更しようと考えましたが、考えだけで終わりました(笑)。