ツーリング先の余部橋梁、こんなことになっていました。
橋梁撤去中
以前に訪れた餘部橋梁ですが、7月16日に運行が中止。その後徹夜でレールを切り出したそうで、一気に突貫工事になっています。
橋梁そのものの一部は上の写真のように鎧駅のあるトンネル側から順次撤去となっています。
今回の工事は架け替えという工事名から想像がつくかとは思いますが、餘部駅を7m山側にセットバックして新しい橋梁に繋げますが、鎧駅の側のトンネルは新しい橋梁に合わせて新たにトンネルを掘削せずに、新しい橋梁にその名の通り接続をしなおして架け替えする工事が行われます。
トンネルの出口に新しい橋梁を現在の位置から動かして付け直すわけです。
橋梁中央の未工部分
ここの左右で橋梁の向きが微妙に違う
そのため、新しい橋梁の中央付近で未工の箇所があります。
橋梁をここから鉄橋があったトンネル出口に向かってずらして付け直した後、この中央部分を接続しなおして完工するわけです。なんともアクロバティックな工事です。
撤去したレールと枕木
初日から急いで撤去したレールと枕木の細切れは少し離れた工事用地の中に寂しく置かれていました。橋の方は見に行ったり写真をとる人が多数いたのですが、こちらの方は興味が無いのか誰も近づいていません。
キハ47 1093
区間表示が豊岡~香住となっている
代行バス(香住駅)
架け替え工事中は当然ですが7月17日から8月11日の間は、香住と浜坂の間は鉄路の方は運行を休止。代替輸送に全但バスが利用されており、ほぼ1時間に1本の割合で代行輸送をして、香住~浜坂間をつないでいます。
特急はまかぜも、香住駅で折り返し運転となっています。
ちなみに余部橋梁のある香美町ではライブカメラを設置し、いつでも工事の様子を見ることができるようになっています。
余部橋梁(新橋)ライブカメラ (見るにはJavaの動作が必要です)
鉄橋で使われていた鋼材やリベット、細切れにして売り出せば「鉄」が買いそう。
ライブカメラがおもしろいです。
売れそうだと思うのですが、どうもJR西日本はそういうものをあまり出さないようで、マニア垂涎のネタが出てこないみたいですね(笑)。
現行の運転士用の鉄道時計も一切、払い下げなどで出回っていないようですし。