先に作った電源をケースにいれて使えるようにします。
電源ケース化
豪勢なAC電源アダプタである(笑)
タカチのYM-150という手もあったのですが、ある程度の豪華さが欲しかったこともあり、ケースにはデジットの「わけありケース」を使いました。
アルミの引き抜き材を使用しており、実際にWonderPureブランドで発売されているデジタルオーディオアンプのキット(WP-3320D)に使用されているケースで、私的にはそんなに目立たないのですが傷がついているのが「わけあり」の理由だそうで、返品交換不可で格安で販売されています。
と、まあ、こんなことを書くと、一斉に購入されて一瞬で店頭からなくなりそうで怖いのですが(実際に過去にジャンク部品をブログで取り上げた直後、商品が店頭どころか在庫も含めて一瞬で無くなった経験アリ)。
ケースには沿面部に基板を差し込むためのスリットがあり、ここにアルミ板を挿入して回路やトランスを実装しました。スリットの幅は約1.7mm。どう考えてもt=1.6mmの電子回路基板を入れる目的で作られたとしか思えません。
今回はt=1.5mmのアルミ板を切り出してトランスをねじ止めしています。整流平滑基板はスペーサーを使って浮かせて実装します。ちょっと詰め込みすぎた感がありますが、ノイズフィルターのインレットを入れたためアルミ板はギリギリまで寸法を稼ぐため直線切りではありません。
振動でねじが緩む事は無いと思いますが、裏側のナット部分はねじロック(ThreeBond 1401B)を塗布して緩み防止処理を行いました。
電源ケース全体の回路はごくごく普通の構成となりました。
TOKINのノイズフィルターつきのインレット(だいぶ以前にジャンクで購入)、6P(ON-ON)タイプの波動スイッチでホット側もアース側も両方開閉するようにし、後段の平滑コンデンサの突入電流によるアーク放電の可能性もあることからスイッチの接続側にはスパークキラーを付けてあります。
あとはヒューズを介してトランスの一次側AC100Vの巻線に接続し、二次側からの線を整流平滑基板へ接続します。
DC-OUTのDCジャックはどうするか、かなり悩んだのですが、一般的な2.1φのものにしました。ちょっと余裕をみてEIAJの区分5でという案もあり、部品も調達していたのですが見送っています。気が変わったら取り替えるかもしれません。
バックパネル
バックパネルは付属のt=1.5mmのものではなく、別途t=2.0mmのものから作製しました。
単純な丸穴だけではないため、しばらく使用しておらず埃の積もっていた電動糸鋸が大活躍しました。ボール盤とヤスリだけでは絶対に途中でめげています。
これで電源部分をほぼ作り終えました。
残作業は、フロントパネルへのDC-OUTのパイロットランプと、AC-ONLINEのパイロットランプの取り付けです。フロントパネル側にも電源スイッチを付けるかどうかは悩み中。元のACラインから切って使う可能性があるからです。
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