一度組んでしまったものをバラしてパネル塗装し、再度組上げ(涙)。
電源部全景(筐体上部パネルは撮影のために外しています)
以前の記事で組上げた写真をアップしていましたが、パネルを塗装するために全てのハンダ付けを外し(熱収縮チューブも剥がして取り外しました)、パネルから取り外した上で再度組上げました。何が悲しくてもう一度同じ作業をしなくては。と、自責の念に駆られながらです。
内部の状態
回路的にはなんの変哲も無いACアダプタと同じものです。
トランスで9.5VのタップからのACを、ショットキーバリアダイオードでブリッジ整流。その後6,800μFの電解コンデンサー2個で平滑してDC出力とします。ACアダプタと言う理由は安定化していないからですね。負荷の変動で電圧が変わってしまいます。
AC入力のフィルタのフレームグラウンドですが、非塗装の時はちゃんと接続できていましたが塗装してしまうと筐体と繋がりませんので、端子とケースを留めるネジの間を配線し、ネジ部に圧着端子で接続を行いました。
フロントパネル
上(赤)がACライン、下(黄)がDCライン
パイロットランプは2つあります。
トランスの2次側をモニタリングするACのオンラインパイロットランプ、平滑後のDC出力をモニタリングするDC出力パイロットランプです。
AC側があるのは、裏側のスイッチでAC側の電源を、フロント側のスイッチでDC出力側の電源をオン/オフできるようにしたためです。AC側は電流制限用の抵抗以外にLEDの逆耐圧を超えないように小信号用シリコンダイオード1S2076Aを直列に入れています。半波整流の状態ですので、ちょっとちらつきが見えてしまいます。
パイロットランプ周り
各部品と配線を半田付け後熱収縮チューブで絶縁被服に
AC側が通電しているのにDC側が出ていなければ平滑回路の故障などを判断できるため、あえて2カ所のパイロットランプとしました。
当初考えていたACの100V通電モニタリング用のパイロットランプは、筐体内に常時通電しているAC100Vラインを引き回すのが危険と感じたため取り止め。やっぱり危ないですよね、ちょっと。
これであとはアンプ部の組み付けを行い、音出しのチェックをする予定です。
音量調節のボリュームもいろいろと音質に差異がありそうなので何種類か試してみる予定です。
電源部についてはシャント抵抗を挟んで、電源出力をモニタリングし、PICなどを使ってLEDバーグラフ化する構想も残っていますが、先ずは音を聞きたい所。納期はありませんからじっくりと進めます。
コメントする