またもや居酒屋ガレージの店主さんからのお誘いでハイキング。
恩地(おんじ)駅
スタート、いきなり難読地名の恩地(おんじ)です(笑)。
ここから恩地神社を経由して信貴山を目指します。
恩地神社鳥居
まずはここらあたりから登り道が始まります。
ちなみに恩地神社は創建470年と言いますので、すでに1500年くらいの歴史を誇り、正一位の由緒正しい神社なのです。
恩地神社の境内を通り、信貴山へ向かうハイキング道へ行くのですが、これがなかなか強烈な登り道でして、途中までほぼまっすぐの経路で信貴山へ向かうためかなりの急勾配。100%とは言いませんが、50%はあろうと思われる急勾配の道をひたすら登り続けます。
登山道
とてもきれいに撮影する余裕なし(涙)
山上から
登りきると南側はもやがかかり、まるで水墨画のような風景が広がっていました。
これは登ってきた甲斐があるというものです。実際は山上へは車やバスで来ることができるのでこの景色を見るためだけならば、しんどい思いをしなくても良いんですけどね。
張子の虎(世界一福寅)
信貴山といえば山の名前ですが、実はここにある真言宗の寺である朝護孫子寺の山号でもあります。聖徳太子の所縁の寺であり、必勝の秘法を授かったのが寅年、寅日、寅の刻であったことから、寅を縁起物として扱い、このような巨大な張子の虎(大寅)が置かれていたりします。
戒壇めぐり入り口
覚鑁上人が納めた如意宝珠が祀られている本堂の下へお参りすることが出来ます。
胎内めぐりと同じで、真っ暗な道を明かり一つ無しに進むことで生まれ変わり心願成就を為す意味があるそうです。ちなみに参拝料は100円。
ケーブル跡(千本桜並木道)
信貴山がコース中一番標高の高い場所でしたので、ここからは一気に下ります。いや、本当に一気に下りでして、東信貴鋼索線(ケーブル線)の跡の道を下ります。
元がケーブル道ですから、曲がりくねることなくほぼまっすぐな急勾配が続き、一気に最大勾配21%の道を下ります。
道には当時の鋼索線で使っていたと思われる枕木がそのまま置かれていました。
ケーブルカーの遺構
終着点である信貴山下駅には、この鋼索線を偲ぶべく当時の鋼索やレール、車輪などが展示されていました。
ケーブルは昭和58年(1983年)に営業を終了しましたが、生駒、箱根に次ぐ国内3番目のケーブルカーだったそうで、国内の技術で設営され60有余年営業をしていました。
今回の信貴山は本来であれば、紅葉が美しい時期だったはずなのですが、どうも残暑と言うか朝晩の気温もそれほど下がらず日中も25℃程度まで上がる日が続いたせいか全く、色づきは見ることが出来ませんでした。
本来であればほぼ紅葉狩りの季節ともいえるのですがちょっと残念でした。
今回のハイキングも中川小学校校下の青少年指導員の方々のおかげで楽しく参加することができました。
この場を借りて改めて御礼を申し上げます。
でも、一気に信貴山に上り一気に下るコース、なかなか辛かったです(笑)。
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