以前からやろうやろうと思っていた電源周りの強化を行いました。
電源強化コンデンサー基板
既に作りあげていたTA2020-20アンプですが、やっと電源周りの強化基板を作って組み込みを行いました。
当初、予定はニチコンのオーディオ・アプリケーション用電解コンデンサであるUFWシリーズ1000μ/25V×6本を予定していたのですが、どうも配線材などとの干渉があるため収まりきらないようですので、止むなく4本に減らしました。また0.1μF/250Vのフィルムコンデンサー(デジットで購入)をさらに並列に追加。
電源強化基板は他のメイン基板と同様にネジ式の端子台で入力・出力とも接続をします。
問題なのは組み込み。音量調節ボリュームをマウントしているアルミ板に搭載するのですが、このアンプの中身はトリッキーな組み込みをしていまして、ほとんどのパネルや接続などを外さないとなりません。結局リアパネルを外し、アンプ基板に繋がる線を全部外し、さらにボリュームをマウントしているアルミLアングルも外して穴開けを行った上でネジ止め。外すのと逆の順序で組み立てを行わなければならず、ほとんどパズル状態(涙)。
組み上げ後、アンプ基板の電源を外した状態で火入れして電源に異常が出ないか確認してから、コンデンサーを放電させてアンプ基板に接続して再度電源を入れて動作確認をしました。
電源が飛ぶのはともかく、アンプ基板が飛ぶのは最悪ですから慎重にならざるを得ません。
組み付け後に試聴しましたが、はたして音が変わったのかどうか。
付けて外して聞き比べしている訳ではないので、前の音の印象を覚えていない状態で改めて聞いてもあんまり意味がないですね。
あくまでも「気のせい」レベルですが、低音が以前よりすこし膨らんだような印象と、中高音がかっちりした感じ(解像度が上がったというべきか)になりました。
電源ユニットの平滑コンデンサーである6,800μFよりは小さい容量ですので、それに比べると上の周波数帯での電源強化になったのでしょうか。
電源ユニットのDC出力をオンにすると、以前のアンプ基板単独では見られなかった現象を見ることができます。オンにしてすぐDC出力側パイロットランプのLEDが点灯していたのが、一瞬暗い状態を経てから点灯するようになりました。
追加したコンデンサーに充電する時間があるわけで、一応効いているようです。
これでまた、しばらくエージングですかね...。
一応メインアンプとしてのTA2020-20アンプはこれで完了し、今度は遊べるコントロールアンプに取りかかろうかと思っています。しかし、ブログの更新も儘なら無い状態で、年末位までに完成を目標にしていますが出来上がるのだろうか(苦笑)。
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