検車場の中を含めてガッツリ鉄道系の見学内容です(笑)。
屋外に23系が留置・展示されていました。
23系車輌
先頭車輌は左から23921(臨時)、23902(試運転)、23901(回送)となっていました。
以前から思っていたのですが、この車輌ってかなり幅広なイメージがありますね。車高が低いだけかもしれませんが。
30系車輌(3062号車)
昭和42年1月製造
緑木検車場に保存されている30系唯一の車輌3062が一般公開されています。
車内の吊り広告などは当時のものを含む古い広告を選んで掲出されており、そちらの方も楽しみの一つと言えます。
検車場建家の中では恒例の車輌クレーンによる車輌の吊り上げ実演がありました。
クレーン実演
緑木検車場は四つ橋線と御堂筋線の車輌を担当しているため、このようにそれぞれのカラーリングの車輌を見ることができますが、わざわざイベント用に操作する車輌を用意しています(いつもですけど)。
実際は車輌の上で別車輌を静止するということは無いので「ハイ、ここ撮影ポイントですよ〜!」と陽気に実演担当の方がアナウンスしてくれます。
31000系がデビューしたため、検車場の中でも新型車輌に合わせて新しいモーターの展示がありました。
10A系用モータ
21系用モータ
31系用モータ
歴代車輌のモータが置かれており、出力軸を手で回して重さを体験してもらうコーナーなのですが、古い車輌は機構的なことも含めて重く、ハンドルを付けていないと手では回せませんが新型のモーターの出力軸は軽く、するすると手で回すことができます。
大きさも重さも世代が代わるたびに小さく・軽くなっており、車輌用モーターの進化を見ることができました。
10T VVVF 車用ブレーキ演算装置試験器
ブレーキ制御を行う演算装置の試験器で、昨年は動作画面が表示されていたのですが、今年はどういう訳かスクリーンセーバー。しかもOSはWindowsXPのようで、XPはまだまだ現役OSなんですね。
まあ、私の会社の事務用OSもXPだったりしますが。そろそろWindows7に更新しなくちゃ。
台車塗装装置の実演
ロボットアームがかなりの速度で動作するのが怖い
実際に塗料の吹き付けはありませんが、今年は台車塗装装置の実演がありました。
ロボットアームとターンテーブルが相互に動作して、台車の上から下部まで丁寧に塗装をする(はず)様子を見せてくれていました。大きなロボットアームが信じられない俊敏な動きをするため、動作中は絶対に入室禁止のはず。ロボットアームにウェスタン・ラリアットを食らわされる事、間違い無しです。
実際の運用では、このようにオープンな状態で動作を見る事はありません。
台車塗装装置制御部
制御卓がとなりにあり、スプレーガン(左側の制御卓)とロボットアーム(右側の制御卓)は別々の装置を組み合わせているようです。写真にもロゴが写っていますが、ロボットアームは川崎重工製のようです。
1104号車カットモデル
今回の目玉らしい3月に廃車になった1104号車のカットモデル。
完全に切っただけという感じで、床下配線なども含めて切断面がかなり雑でちょっと残念です。もう少し展示用に手を加えた方が良いと思いますが。
転轍機操作体験
屋外の隅っこで構内にある保守車輌用の軌道にある手動転轍機を操作する体験コーナーがありました。子供たちが参加しているのですが、かなりの力が必要な転轍機の操作は現場の係の人と一緒になってかけ声を掛け、力を合わせてレバー操作をしていました。
鉄道部品販売ブース
私は鉄道マニアでは「無い」ので興味もありませんが、朝一番で廃車車輌の部品などを購入すべく並んでいる方々が多数列をなしていました。行先方向幕や車体番号のプレートなどが多数置かれていましたが、かなり大きなものもありどうやって持って帰るのかと思えるものも。
イベントがあるとショップの依頼で購入してそのまま持ち込みというのも、あながち無い訳では無いようなので、マニア向け転売などもあるのかもしれません。
車輌入構口
今回の大阪市営交通フェスティバルで緑木検車場に来て最大の発見が遠くに見えるこれ。
春日三球・照代の漫才ネタにある「地下鉄の電車をどこから入れたんでしょうね。それ考えると眠れなくなっちゃう。」というアレの回答の一つがここ。
緑木検車場まで陸送の後、検車場から一般路線へと至る入口です。
その他ご紹介を割愛している展示・演示なども沢山ありました。
ゼブラバス(今回は104系統・梅田行の表示)や現行のノンステップ・ハイブリッドバス(エコラッピングバス)、赤バスのほか、ミニ地下鉄(20系)の走行会、OSAKAはっけん隊のビデオ上映、ヘルプランド台車の展示、レールグラインダの展示と運転席試乗、マルチプルタイタンパーの実演、ニュートラム100系車輌の展示などなど。
市電保存館の公開と併せて、毎回おなじみのものや今回初めてのものなど盛りだくさんでした。
今回、目についたのが鉄ママ・鉄子の方々。
特に鉄ママは子供そこのけで撮影したり移動したりとハイ・アクティビティな方々が多かったのが印象的でした。逆に野郎の鉄ちゃんが元気が無い奴らばかりなのかも知れませんけれど。
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