近鉄主催の酒蔵みてある記で大倉本家がありましたので参加しました。
大和高田駅の受付
好天に恵まれたせいもあり、かなりの人数がすでに受付に並んでいる状態です。
この状態ですでに受付番号は500番を超えていました。
二上山を臨む
今回は全てのコースが平地で、大和高田からの平坦な道を約8kmのコースを歩きます。
大倉本家が大和高田の駅から二上山の麓方面ですので、コース途中で正面に二上山を臨む状態になります。
気温はそれほど高くありませんが、快晴の陽光と風もほとんどない絶好のハイキング日和でした。
大倉本家
大倉本家は平成12年の仕込みを最後に一度休造しています。最盛期6000石を出荷する醸造元だったのですが、諸般の事情で一度酒造りを止めてしまいました。そこから現在の四代目が戻り平成15年の仕込みから再開。休造まで働いていらっしゃった方々を含めての再立ち上げは大変だった事でしょう。濁酒の復活と新商品の開発など現在までずっと精力的に続けられています。
ハイキング参加者の列
そういった経緯をご存知なのか、酒がおいしいのか、両方なのかは分りませんが、総勢1071人を超える受付、来場は多分1200人位あったのではないでしょうか。大盛況です。
酒呑みイベントとも言えるこの「酒蔵みてある記」は、醸造元での試飲即売会も大人気です。
長蛇の列
試飲即売会場へはごらんのような長蛇の列が出来ていました。
試飲・販売されていたのは次の銘柄です。
・「金鼓」 吟醸酒 天の二上
・「大倉」特別純米 オオセト60% 中汲み無濾過生原酒
・「大倉」山廃純米 ひのひかり65% 直汲み無濾過生原酒
・「金鼓」 濁酒
どれも美味しいお酒で、オオセトと濁酒を頂いて帰りました。もうすこし寝かせて熟成するのが楽しみです。
蔵元では粕汁の振る舞いがあったのですが、こちらも大人気で、また美味しいのです。ベーコンが入っているのが特徴で、出しの塩梅といい、これを楽しみにきている人もいらっしゃるのではないかと思えるほど。
尾崎喜代美代司(但馬杜氏)
現在は仕込みには携わっていらっしゃいませんが、前回もお越しいただいていた尾崎喜代美代司がその、喉を披露して下さっています。
その唄声は海外からもお呼びがかかるという美声で、周囲を盛り上げて頂いていました。
大人数でのお客さんの受け入れや粕汁の仕込みなど準備や運営に大変だと思います。
近鉄の酒蔵みてある記のスタッフの方々、大倉本家の社長を始め近隣からお手伝いで来られた方々に加え、有志のボランティアの方々にこの場を借りて御礼申し上げます。
酒呑みの勝手な要望ですが、おいしいお酒を造り続けて下さい。
尾崎喜代美元杜氏唄うパレットのステージ両端にあるお花がええ感じですねぇ。このお花から大倉本家さんのやさしさが感じられるなぁと思いながら見せて頂きました。“うまい酒・金鼓”永遠なれ。
そうなんです。パレットになぜか花が置いてあり何だろうと思うと、ステージだったという。
尾崎元杜氏の美声、遠くまで届くのです。まさに「通る声」でした。