これはかなり潔いのでは。
「生乳社」
もう、生乳だけです。加工乳はもちろんのこと、乳加工製品なんてもっての外です。
か、どうかはともかくとして、かなり潔い社名。
牛乳として販売できる製品はいろいろありますが、「生乳」は原料に絞ったままの牛乳のみを用いており(加熱殺菌の可否は関係ない)、いわゆる脱脂粉乳などの加工乳や、ビタミン類・カルシウムなどの添加物を一切加えていないものを指します。
チーズやバターなどは生乳を原料としていても乳加工製品となりますので、生乳はいわゆる「牛乳」、乳牛から搾乳した乳汁に何も加えたりしていないものと言えます。
通常の配達されたり店頭販売されている牛乳はホモ牛乳、すなわち原料乳の乳脂が凝集して分離されないようホモジェナイズ処理を行っているものがほとんどです。
それに対してノンホモ牛乳と謳っている製品の場合はこのホモジェナイズ処理を行っていないため、振盪(しんとう)攪拌すると乳脂分が分離して生クリームとなりバターを作ることができます。なかなか流通量が少ないので試すことができませんが、自宅で作りたてのバターを味わうことができる貴重な生乳です。
ともあれ、社名に「生乳」と関している会社、かなり自尊心の高い製品を扱っているに違いありません。
まあ、こちらの勝手な想像ではありますが。
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