日本一ひったくり発生数の多いと言われる大阪。
注意看板
通常ひったくりといわれると女性がターゲットになると思い込んでいますが、この看板には「男性も被害に遭います」と諭されています。実際に被害に遭う男性は全体の8%強あり、男性ならば安心という根拠のない自信は捨てた方が良さそうです。
しかし、大阪がワーストワン(最近、千葉がワーストワンになったそうですが)の座を35年間も守ってきた(笑)わけですが、これは統計上のカウント手法が異なるという統計マジックがあります。
よく、大阪でいわれているのは自転車の前かごに入れていたカバンを盗られた事例。ひったクリーン作戦と称して前かごにひったくり防止カバーをつけましょうなんてキャンペーンをしています。
ここでトリックが発生します。大阪では自転車の前かごに入れていたカバンを通り様に盗まれるという犯罪類型は「ひったくり」にカウントするのですが、警視庁はこの犯罪類型は「かっぱらい」にカウントするのです。このことから大阪ではひったくりが多いと統計上の数値が高い状態になりますが、東京都のかっぱらい発生数は単独では集計されず万引きにカウントされているとの話もありますので、単純にひったくりワーストワンという数字だけをみてもカウント基準が違うため数値に含まれる内容が同じではないため単純比較できないのが実情です。
ともあれ、ひったくりは20時〜24時ぐらいの夜半に発生する事が多い事から夜道に気をつけて歩く注意は怠らない方が良さそうです。
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