前回のオーディオキット製作体験会で途中まで製作したものが完成。
デジット謹製ディストーション(改)
今回は製作会で時間があまり取れず、筐体加工と部品の組み付け、基板の製作までで終わってしまったため、自宅で空き時間を(むりくり)作って筐体内配線とコネクタ加工をして、なんとか完成までこぎ着けました。
筐体の穴開け加工後、外装を黒のつや消しで塗装。以前の製作体験会で製作したディレイにくらべると手抜きと言われそうですが、理由があります。
なにも出自がありませんが、デジットのディストーションの回路は超有名どころのエフェクターであるRATの回路を参考にされているようです。そのため、オリジナルに敬意を表して同じ黒の塗装をした次第。
ディストーション基板
RATではLM308N(DIP)が使用されていますが、このキットでは凝った部品を選択。CANパッケージのLM308Hを採用しています。音が違うかと言われると比較した事が無いのでコメントできませんが、なんとなくうれしい部品選択です。
キット付属の部品から電解コンデンサをJovialにすべて変更して実装しました。
前回の製作から音が変わったか確かめたいところですが、嫁いでしまっており、知人宅へ押し掛けて聴き比べしないといけませんので、試聴結果は機会があればまたご紹介という事でご容赦を。
あと、部品の変更をするならフィルムコンデンサ類をWIMAや指月のフィルムコンデンサに換装するぐらいでしょうか。
基板から外に出る配線はすべて日圧のXHコネクタで接続です。
キット付属のヘッダピンをつかってQIコネクタ(2550コネクタ)で接続すると、HAMMOND 1590Bには絶対入りません。高さがオーバーしてしまい、裏蓋を閉じることができなくなります。もっと高さのある筐体ならば入るのでしょうが、この筐体を採用して、コネクタ結線をしようとするとこちらのコネクタを選択する必要があります。
例によって家内制手工業よろしく、コンタクトピンをせっせこケーブルに圧着する作業を十本以上行いました。これも以前に紹介したPA-09があるから自分で出来るのです。エンジニアさん、感謝。
クリッピングダイオードは手持ちの1S2076Aで実装。ダイオードの実装部分はピンソケットを使って差し替え可能にしました。シリコンダイオードをLEDやゲルマニウムダイオードに簡単に変更することができます。また、この部分を外部に引き出し、Landgraff DODへの改造も基板に手を加える事無く取り回しできます。いや、まあ、そこまでするかと言われると、次に作るかもしれない3台目に実施すると思います。そうなると筐体塗装はマーブリングですね(笑)。
こちらのエフェクターもイイですね。
見た目もラットがモデルとは通ぽいです。
BOSSのSDと聞き比べるとエッジが立った歪という印象があったような。
記憶が曖昧ですが、SDの歪が滑らかに聞こえるような気がしました。
どんな音がするのか聞いてみたいです。(^O^)/
知人に嫁いだのがこちら
http://www.nanghi.com/blog/archives/2012/05/20120531_1200.php
一度試奏してもらったのを聞きましたが、かなりイイ感じでした。
こりゃあ、自分にももう一台と思って再製作したのが今回です。
なかなか気持ちいい歪み音です。
オリジナルの方にファンが居るのが判ります。