オーディオキット製作体験会

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 飽きもせず懲りもせず引き続き参加。

製作体験会会場
 製作体験会会場(共立電子産業 本社1Fセミナー室)

 もう、すでに一部の参加者はキットの製作体験会では無い状態(笑)です。ユニバーサル基板でゴシゴシくみ上げる人が次々と増加中。

会場の様子
 体験会会場のようす

 今回は秋晴れの中、行楽シーズンや運動会シーズンであることもあり、参加者がやや少なめでした。まあ、この製作体験会が無ければ私も絶対に両日ともツーリングに出ています。

ギター関連ジグ
 ギター関連キット・ジグ(テストベッド)

 会場ではジグ関連が増えていました。こっそり人気のエフェクターシリーズですが、いままで完成基板を実際にアルミダイキャストケースに組み込んで実働する組立サンプルがあったのですが、今回はついに基板単体を動作チェクするためのテストベッドが登場。販売されている3種類(ディストーション、オーバドライブ、ディレイ)に加えてギターアンプキットとすべてが用意されています。このテストベッドに自分で作成した基板を接続し、実際にギターにつないで動作チェックをする事ができるようになっています。

 製作体験会ではやはり人気のフルデジタルオーディオアンプのキットを必ず製作される方がいらっしゃいます。配線やハンダづけの他にパネルへの部品実装等を行うと、慎重に製作に取りかかれば、やはりほぼ1日がかりになります。また高音質ヘッドホンアンプキットのさらに高音質改造版(デジットスタッフオリジナルの改造版)を製作される方も。この場合はキット同梱の部品をほぼ「使わない」ので、キット付属の説明書があまりお役に立たないという、初心者にとってはかなりハイレベルの製作技術を要求されます。
 その他、STEREO誌の付録アンプ基板のケース化とトランス電源製作からスタートされて、どんどんと制作物を拡充されている方がいらっしゃいまして、ついにダブルバスレフスピーカーのキットを組み立てていらっしゃいました。これでPCの出口から音の出口までをクラフトオーディオでそろえる事ができる状態になります。キットで製作するとすれば、あとはデジタルオーディオ独立実験基板の組み合わせで作るアップサンプリングを含めたデジタルオーディオ再生環境の構築でしょうか。

 ベテラン参加者の方ではトランジスタのディスクリートアンプをさらに拡充してBTL接続にすべく回路を組んでいらっしゃいました。出力段にずらっと並ぶトランジスタと大きなヒートシンクはなかなか圧巻です。D級アンプとはまた違う音質で、好みもあるでしょうがなかなかな結構な音質で鳴っていました。まだ片チャンネルなので残りの方チャンネルを組上げる作業が残っていますが、基板への実装は本職顔負けの部品・配線の実装で、かなり気合いが入っていました(でもまだ試作・練習の段階です、とは本人の弁)。

 また、デジタルオーディオ独立実験基板で非同期アップサンプリングを行う一式を近日発売予定のサイズの大きい訳ありケースの先行販売で電源込みで組み込む製作をされている方もいらっしゃいました。独立実験基板でデジタルオーディオシステムを組上げるのはそれなりの規模になりますが、テスト中はMDF(ファイバーボード)で組み付けて動作確認をしていらっしゃったのですが、いよいよ筐体に入れて形を仕上げる状態になったようです。サイズも大きい訳ありケースの活躍です。

アンプ基板
 I-V変換〜平衡・不平衡変換アンプ

 私はというとモクモクとハンダづけの作業に終始。
 なかなか自宅では取りにくい製作に集中した時間をまとめてとるためには格好の機会である製作体験会を利用させていただき、前回にレイアウトが完成している懸案の電流出力のDACであるPCM1792Aの電流〜電圧変換および平衡〜不平衡変換アンプ基板を組上げることができました(一部レイアウトは前回から変更あります)。
 今回はEAGLEでレイアウトを決めてからの実装なのでこの程度の回路規模でもかなりラクチンです。配線しながらどうやって引き回しをするか悩む必要がありませんし、間違いを確認するのも楽になります。
 配線の確認後、まずは通電して電源の確認をしてからオペアンプを実装して動作チェックの予定です。

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このページは、なんぎが2012年10月21日 20:00に書いたブログ記事です。

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