そういわれると食べたくなる。はっ!?
焼鳥の看板
「食べるな危険!!」とかなり挑戦的。
美味しすぎるというイメージを全面的に出すためにあえて「食べるな」と言うことで、そそらせる戦略です。
さらにアオリ文句で「鶏が美味くてトリウマになっちゃうよ〜」で「リ」に×印で「ラ」と添え書き。トラウマになると言う事らしいです。
トラウマ(trauma)の意味ですが、一般的には外傷を指す言葉です。
しかし世の中では精神医学での精神的外傷という認識の方が大多数なのではないでしょうか。最近良く耳にするP.T.S.D.ですがPost Traumatic Stress Disorderの頭文字を集めた言葉で、心的外傷後ストレス障害という日本名があります。このTの部分がトラウマ。
元は大御所のフロイトが使い始めたようで、体につけられる「外傷」を「心」に適用して「心的外傷」という意味づけで用いたようです。普通はトラウマは極めて不快で強烈な体験に当てはめられるものなので、食べるとトラウマになるという用法では対象が美味しいより不味いの方が正しい用法では無いでしょうか。
食べるとトラウマになるには...食べた後に食中毒や薬物中毒などで生死の境をさまようとか、食べた瞬間に吐き出しそうになるぐらい不味いとか、もう例えようの無い不快な思いを食べるという行為で得たのでなければトラウマにならないのではないかと考えます。
本当に美味しいのであれば...ですがね。
ちなみに、イタリアでタベルナ(taverna)は大衆食堂、ギリシアでも同じようなこじんまりした食堂(レストラン)の事です。「食べるな!」でもちゃんとお店で食べられますよ。
「飲むな危険」で迎撃
http://blog.zaq.ne.jp/igarage/article/52/
(ずいぶん前、2005年の話でした)