いざ、免許皆伝へ向けて入門!
「お好み道場」
きっとお好み焼き・鉄板焼の道を究めることができるのです。究極のお好み焼きを作るべく修行し鍛錬しなければ、口にする事すら叶いません。
てな事は無く、普通のお好み焼き屋さんです。
大阪のお好み焼き屋は客が自分で焼くというスタイルの店は実は少なく、ほとんどの場合はお店の人が焼き上げて出来上がりのお好み焼きを目の前に持ってきてくれます。大阪以外、特に関東方面のお好み焼き屋で大阪人とそれ以外の人が同席すると、そこではほとんど自分で焼くスタイルなのに、あまり自分で焼く事の無い大阪人へお鉢が回ってきて「えらいおもい」をしてしまうのです。
大阪人はお好み焼きは「食べる」のは好きですが、「焼き上げる」のが好きなわけではありません。簡便に使えるたこ焼き器と違い、大判で厚手の鉄板など自宅にあるわけありませんので、自宅で本格的なお好み焼きを焼く事はほとんどなし。もちろん、ホットプレートやフライパンでお好み焼きを焼くことはあっても、自宅には分厚い大きな鉄板なんて設備がありませんので、「上手に焼けて当然」のように言われると構えてしまうのです。
もっとも「いちびり精神」の大阪人ですから、失敗しても成功しても笑いのネタにする事は当然の行為です。
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