とっても気になりますが試すのはちょっと気が引けます。
「マタタビうどん」の看板
マタタビといえば猫(ネコ科動物はほとんだそうです)が酩酊状態を示すが人間には何ともないという不思議な植物。
マタタビは薬草としても知られていて、特に実は薬酒にもされるので有名です。虫コブになった果実は木天蓼(もくてんりょう)と呼び特に漢方薬では薬効が高いとされます。薬効そのものは蔓や葉、虫コブにならなかった普通の果実でもあるそうで、体を温めて血行を良くし、強心、利尿の効き目があるとされます。
タイトルの様に実は樹に生るのではなく、蔓性の枝なので普通の樹の枝に生るというより蔓にぶら下がる形で実ができます。実は虫コブとならなければジョロキアのような大きなヘタに先の尖った短い実が生ります。
マタタビは旅人が食べた事で元気になりまた旅を続けられることができたという語源が言われていますが、これは民間俗説で、実際はアイヌ語の「マタタムブ」からというのが正しいようです。
熟した実は美味しいらしいですが、緑色の熟していない実は強烈に苦いらしく食べられたものではないようです。マタタビ酒を作る際も未熟菓を入れると苦くなってしまうようで要注意とのこと。
出石といえば蕎麦で有名なのですが、なぜか「うどん」。でもこのマタタビうどんは名物だそうです。マタタビの味、どんな味なのか気になる所ではあります。
ただ、苦味だけならちょっと別の物でも良いかなぁという気もしますけど。
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