絶好のツーリング日和なのですが、部屋にこもって作ります(笑)。
製作会会場
共立電子産業本社1Fセミナー室
会場の様子
またもや満員御礼。受付締め切りも発生していたようで、AVRマイコン電子工作製作会の人気ぶりが伺えます。ものづくりのとっかかりとしてのマイコンはかなり有為だと思うので、喜ばしい状態だと言えます。
今回の製作会は初回参加者の方が多くいらっしゃいました。
まず、トレーニングボードを組み立ててもらい、開発環境の構築の後、ナイトライダーなどのテストプログラムを書込んで動作確認してもらうまでが一連の初回参加者の第一関門です。トレーニングボードのハードウェアの動作が確認を取れればあとは放置プレイ(笑)で、参加者の方々のやりたい事を実現してもらうためにひたすら自己研鑽してもらいます。
ある程度の範囲であればスタッフの方々が解決してくれますし、周りの知っていそうな人に訊いてみるのも手です。参加者同士で互いに助け合ってくれるとスタッフも楽かも(笑)しれません。会場はセミナー形式ではなく寺子屋形式のゆる〜い雰囲気ですので、気軽に周りの人に訊いてみましょう。
やはりモーター系の製作を目指していらっしゃる方々が多くいらっしゃるのが目立ちます。物理的に動く物を造るのは見た目もはっきりしているので楽しい目標の一つでしょう。
また、女性の参加者が多くいらっしゃるのも最近の傾向です。前回の参加者の方がお友達を連れてきて一緒にというさらに人数が増える芋づる式参加者の方もいらっしゃいまして、ものづくりの輪を広げてくれる貴重なエヴァンジェリストで有難い話です。
AVRを使用しているマイコンボードとしてはいつも気になるのがArduinoとの違いです。ArduinoはなるべくハードウェアやAVRのアーキテクチャを隠蔽する事で初心者でもマイクロコントローラを使える様にしたすばらしい仕組みだと思いますが、逆にその枠組みが邪魔になってしまって遠回りになる事もあるのです。ハードウェアはこう使ってね!という縛りがあるのです。
今回の参加者の方にも高出力LEDの明るさ調整をするべくトライされている方がいらっしゃいました。
Arduinoでも試す
ロータリーエンコーダを使ってPWMのデューティーを変更し、高出力LEDの明るさを変更するという目的でトレーニングボードと液晶ディスプレイ、ハイパワーLED PWMコントローラ基板で構成してトライしていらっしゃいます。その横にArduino Duemilanoveとブレッドボードで同様にボリュームの値を読み込んでPWMで明るさ調整をトライしていらっしゃいました。
究極のArduinoの使い方としては、UNOやDuemilanoveなどの基板とプロトシールドで自作回路を作って動作をフィックスし、その書込んだAVR MCUをAruduinoのUSBまわりをガッサリ落とした同じ回路の単独自作基板に搭載するというのが邪道ではありますが組み込みArduino的な開発方法だと思います。
Arduinoの豊富なライブラリを使って手っ取り早くやりたい事を実現できるので成果を早く求めたいならこの方法が近道でしょう。
ブレッドボード付きのプロトシールドまで作っておいて何ですが、あの半ピッチずれたピンソケットはなんとかしてほしい物です。誤挿入を未然に防止する目的とは言え、ハードウェア自作の障碍ですから...。
今回の私はなにをしていたかというと、なんともいろいろ行き詰まってしまっていることから、基礎的な所からもういちどおさらいして見ることにしまして、こういうマイコン系の製作物として定番なデジタル時計の回路を組み上げてトライすることにしました。
練習用時計基板
コロンと時計用の水晶は未実装
ATTINY2313を使い、HC138とDTA144Eでアノードコモンの7セグLEDをドライブ。数字のセグメント表示はAVRで制御ではなく、LS47を使って表示させます。
ATMega168や328を使えば、I/Oのピン数に余裕があるのでデコーダーを使ったりする必要は無いのですが、少ないピン数のATTINY2313を使うため外部ロジックでLEDを制御の補助として使います。
とりあえず、ほぼ結線は終わったので、あとは基本的な動作プログラムを書いてテストする事になります。さて、こんどは何にハマるのやら...(苦笑)。
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