なんぎ: 2011年2月アーカイブ

淀屋

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 淀屋橋の名称の元は淀屋です。

服匠 淀屋
 服匠「淀屋」
 店舗を閉めておられてすでにこの店舗は無い

 現在、大阪市役所のすぐ横にある橋の名称であり、京阪と地下鉄の駅名ともなっている淀屋橋。

淀屋小路

 実際の淀屋は淀屋橋の袂からすぐ西にあり、石碑や記念碑などが建てられています。

淀屋の屋敷跡
 淀屋の屋敷跡石碑

淀屋の碑
 淀屋の碑

 淀屋橋は公儀橋、いわゆる当時の幕府が設置・管理した公共の橋ではなく、江戸時代の豪商だった淀屋の私費を投じて掛けられ、管理していた橋です。そこから、淀屋の橋で淀屋橋という名前で呼ばれるようになりました。

現在の淀屋橋
 現在の淀屋橋

 現在の淀屋橋は1924年に大阪市の第1次都市計画事業で公募されたもので、鉄筋コンクリートによるアーチ橋として架橋されています。戦災を生き延びて一部補修などされていますが、架橋当時のままの姿を残していて、重要文化財としても指定されているそうです。

リベンジマッチ

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 前回は雪のために断念。さすがに暖かい日が続いたので大丈夫かと。

深山神社参道入口
 深山神社参道入口

 この入り口に上がる直前の日陰が多いカーブのきつい上り道にあった、路面に広がる大量の雪で断念して戻ってきたのですが、ここ数日の暖かい日がかなり続いた事もあり、さすがに大丈夫だろうと踏んで出かけました。確かに市街地走行は春の陽気とも言える暖かさ。

 とりあえず参道入り口まで到着。ただし、途中にはところどころまだ雪が残っていた箇所もあり、北摂能勢の気候の厳しさを思い知らされます。

天王地区
 天王地区(残雪なし)

気温14℃
 気温14℃
 凍結注意ではなく走行注意になっている

 一応ご覧のように残雪もすっかり消えて、陽が当たっている限り暖かい日和です。もちろん陽が陰ると一気に寒くなります。それでも気温はそれなりに上がったようで、前回に比べると10℃も気温が高い。まさに前回と今回では地獄と天国。

 今回は妙見山をかすめて大坂峠から広野、宿野経由で深山に先に行き、その帰りにまた大坂峠を通って清正公前の交差点を折れ、府道106号で川西一蔵方面へ抜けます。

落合橋付近
 府道106号 落合橋

 本来であればこの落合橋から先のダム湖方面へは土日二輪通行禁止なのですが、ご覧のように標識に黒いポリ袋がかぶせられ規制が解除されています。
 規制解除区間はこの先の府道604号から左折し黒川のケーブル駅方面へ抜ける府道608号との分岐点までとなっており、いままでであれば倉垣橋の交差点でR477へ抜けるか野間方面へ戻ってから妙見を越えるかしないとダメだったのですが、黒川からR477へ入りときわ台方面を抜けてR173で池田方面を目指すことができます。
 ちょっとの差ではありますが、単車にとっては楽しい道が短い距離とは言え走れるわけです。

 ダム湖へ向かう道は高速コーナーとなる道でありダムへ転落するという事故もあったと聞きますので、当面平日のみでしょうが、土日でも選択肢が増えて喜ばしいことです。
 願わくば事故多発で元通りとならないことを祈ります。

 帰りはまだ日のあるうちに帰宅。さすがに日のある時間が長くなってきました。

天神橋駅

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 鉄道マニアではないが北大阪電鉄というのが昔にあったのです。

ホーム跡
 新京阪鉄道 天神橋駅 遺構(北西側より)
 天神橋筋六丁目駅の上にあった阪急天六ビルである
 高架の一部が残っている

駅遺構
 ホーム跡(北側より)
 車の駐車場として利用されていた

 現阪急電鉄(旧社名:京阪神急行電鉄)の所有となっていますが、元々の阪急京都線は現在の京阪電鉄の系列会社として存在した新京阪鉄道の運用路線でした。
 その際に、大阪市側の終着駅としてあったのが天神橋駅で、阪急・地下鉄の天神橋筋六丁目駅の上にある阪急天六ビルがそれです。地上7階で2階にホームがあり、駅ビルと高架鉄道駅の一体建築物としては、当時初めてだったそうです。
 南側は路線延伸のために開口部としていたのですがそちらの方は現在、痕跡もありません。

天六阪急ビル
 天六阪急ビル(2010年1月)

 往時の面影を留める阪急天六ビルですが、すでに取り壊しが行われて更地になっています。
 (大阪アホげな小発見。とかの「天六阪急ビル敷地、ほぼ更地に。」を参照)

痛々しい

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 いまもこんなディスプレイを新規設置するのでしょうか。

皮フ病
 皮フ病の看板

 この手の看板、かな~り昔々のような気がするのですが、妙に新しい気がします。
 いまどき、こんな「皮フ病」なんて薬局・薬店には設置していないのではないかと思ったりもするのですが、薬局・薬店は妙に古いものをそのまま設置している場合が多く、これもその一部なのかもしれません。

 それにしても頭に包帯ぐるぐる巻きのイラストが、痛々しい。
 何の皮膚病なのかは聞きますまい。

 いやいや、サボっている様ではなさそうです。

横たわるポスト
 横たわるポスト

 ほとんどポストの屍骸といった状態。
 投入口には、これまた破れている「使用禁止」の貼紙。

 根こそぎ倒れている割には本体の損傷がほとんど見受けられません。
 大型車がよく通る道なのでそれらによるなぎ倒しと思われるのですが、どうも高速度でぶち当たった状況ではないようです。
 良く見ると向こう側の一部にかすかに凹みがあります。これが致命傷になったとも思えないほど小さな傷です。ゆっくり押し倒されのではないかと推察されます。
 実際にこの歩道にはタイヤ痕など付いていませんでしたからねぇ。

 いや、侘しさよりも不気味さを感じるポストの屍骸です、やっぱり。

 良く似た店舗名がありますが、関係はどうなのでしょう。

いつき商会
 「いつき商会」

 電動工具や機械工具のいつき商会です。
 とはいえ、店頭の目立つ所に置かれているのは、ドライバー類などのハンドツールがみっちりと圧縮陳列されています。

 五階界隈の工具店全般に言えるのですが、ある程度の特色をもった品揃えをしつつ、ほぼ一通りといえる範囲(もちろん分野による)をそろえていて、お客のニーズに幅広く対応しているのが特徴的です。
 だいたい相互扶助的な雰囲気があり、この店舗でなければあそこで置いてあるみたいな案内をされることもしばしば。いや、親切この上ないのです。

 店内にはニッパー、ペンチや圧着工具のほか、刃物類やハンマーなども所狭しとみっちり陳列されています。
 もちろん、電動工具や電動カッターの刃なども置かれています。

 良く似ているけど微妙に違う工具店、ぶらついて比較してみるのも面白いですよ。

余計に気になる

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 人間、止めろといわれるとしたくなるものです。

路上ごみ
 路上ごみ

 ごみの回収日ではない日に路上に出されていた謎のダンボール。
 大きいつづらと小さいつづらではありませんが、中身が気になります。
 それどころか開けてみたくなるような貼紙がされているのが、さらにそそります。
 「ゴミです」と言及しているにも拘らず「あけないで」とあるではないですか。

 一般に公道上に出されたごみの場合は出した人が所有権を主張できなくなりますので、持ち返って開封して中身をどうしようと構わないのですが、ここまであからさまに書かれてしまうとかえって恐怖を感じます。
 ふたを開けると見てはいけないモノが入っているかもしれません。この世のものとも思えないおぞましいモノなのかもしれません。見ると不幸が訪れる謎のアイテムかもしれません。
 などと、どんどん妄想が膨らみます。

 やっぱり開けて確認したくなります。
 それにしても厳重にテープ張りしてあるのがなんとも怪しい。

パロディ歓迎

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 まあ、本当にこんなん、好きですなぁ。

面白い恋人

 押しも押されぬ北海道のお土産第一位を誇る石屋製菓の「白い恋人」。
 「白い恋人」はホワイトチョコを挟んだラングドシャクッキーで30年以上にわたり販売されています。
 その名前を頂戴して、ちょっと遊んでみました、ってところで違う商品に仕立て上げる。

 その名も「面白い恋人」。
 いやあ、大阪人のやりそうな事で(苦笑)。

 彼氏(彼女)が面白い会話ができず、お葬式状態だと絶対無理です、関西人。
 それにも掛けているのでしょうが、「白い恋人」とは全く関係の無いゴーフレットのお菓子に仕立て上げ、大阪名物として売り出してしまう。
 もう、沖縄の「ぬーやるバーガー(本土言葉で「なんたることだ」)」も真っ青。なんちゅうこっちゃです。

 素直に、このネーミングセンス、参りました。ちなみに販売者は十六茶をパロって三倍美味しいをコンセプトにした四十八茶を販売した吉本倶楽部(爆)。
 あ、北海道に喧嘩を売っているわけでは無く、いちびっているだけですよ。きっと。

耐寒ツーリング

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 いやいや、へタレなんで、そんな高尚な目的はありません。

気温4℃
 気温4℃(妙見山付近)

 大阪市内はそれなりに暖かいので大丈夫と踏んで出たのですが大間違い。
 山間部は厳寒のままで、ごらんのように気温が低く、とても楽しんで走れる状態ではありません。ガクガクブルブルです。

 いつものように妙見山を横目に抜けて大坂峠を通り宿野を抜けて天王地区で深山神社に上がろうとしたのですが、参道に至る道の途中で例によって路面に残った雪で阻まれ断念してしまいました。

雪残る
 雪が残っている
 半端な状態ではなく・・・

 天王地区はご覧のように日向で路面は大丈夫でも雪がわんさか残っており、溶けていません。ちょっと日陰になっている場所だと平気で路肩や路面に雪が残っています。
 こんな中でもたくさんのライダーとすれ違い、皆さん寒風吹きすさぶ厳寒の中を走っています。いや、本当に思った以上に二輪を見ました。
 きっと私と同じように、大阪市内がそれほど寒くないので大丈夫と踏んだものの、現地がむちゃくちゃ寒いという事実に遭遇したに違いありません。いや、そう思いたいところです。

 おかげで鼻水が・・・(笑)。

スクーター

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 ホンダの古~い二輪車の看板。以前のものよりちょっと新しいみたいです。

二輪店の看板
 二輪店の看板

 以前の看板のホンダのバイクはCB750のようでしたが今回のはパッソルのようです。
 ラッタッタでヒットを飛ばした後に登場したスクーターで、これもバカ売れした機種です。今までのような跨ぐタイプの乗車スタイルではなく、脚をそろえて乗ることができ、スカートの女性にも人気を博したようです。

 しかし、よく、この昔の看板が保存されているというか使い続けられているものです。

 店の屋号が意味不明。いや、そんなのばっかり採り上げるなって。

こぶたんこ
 居酒屋「こぶたんこ」

 居酒屋の屋号なのですが、考えれば考えるほど頭の中がぐるぐると回って訳がわからなくなります。
 「たんこぶ」ではなく、「こぶた」でもなく、逆さから読むと意味があるのかと思ってもぜんぜん意味が無さそうですし、いったい全体何が何やら。
 「こぶた」「たぬき」「きつね」「ねこ」で「こぶたぬきつねこ」というのは知っていますが、どうやらそれでもないですし。困ったものです(笑)。

傾いだ看板

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 ちょっと変わっていて、目立てば良い。でしょうかねぇ。

斜め看板
 斜め看板
 たぶん読みは「クレージュ」だと(笑)

 目立っているような目立たないような普通のような。
 斜めにすることで他と違う看板という意匠を目立たせたかったようですが、逆に目立ったいないような気がしてなりません。

 以前にご紹介したこちらの例や、こちらこんな例などが見受けられるのですが、どれもなんとなく外しているような気がして仕方がないのです。

 以前ご紹介した小池の別営業所です。

小池 家電営業所
 株式会社小池 家電営業所

 株式会社小池は電化製品と電設資材を取り扱っている会社で以前の第一営業所、今回の家電営業所の他に第二営業所、住設家電営業所があり、規模の大きい会社なのです。
 この家電営業所ではエアコンなどの白物家電などを始め電灯類など家電などをとりあつかっているようです。

 初めて目にした時は「ギャーッ!」と叫びそうに。

おしくらまんじゅう
 おしくらまんじゅう
 山口 克昭作

 ちょーっと怖いのです。
 なにか子供のような生き物が溶けて固まったみたいに見えて、かなり不気味な印象を受けてしまいました。

 実際は二期展などでも活躍されている山口克昭氏のちゃんとした作品で、平成2年の制作だそうです。
 おしくらまんじゅうをしているやんちゃ坊主の動き・表情が生き生きと表現されています。
 後ろ向きだと判り辛いのですが、中央にある平べたの丸いものは反対側に顔がありハロウィーンのカボチャにも見えます。

 というのは、じっくり近寄って個々の子供をみると言えるのですが、この概観だけみたらやっぱり怖いですよね。なんとなく諸星大二郎の作品に出てきそうな風景です。

 これは素直に読めそうです。

目垣
 目垣(めがき)

 さあ、これは穿って「まがき」ではありません。そのまま読下しても大丈夫です。
 「目垣」だけだと良く判らないかもしれませんが、透かし垣の一種である四つ目垣というものがあります。竹で作る場合が多く竹垣の一種ともいえます。

 この一帯が竹の産地というわけでもなく、なにか遺構があって四つ目垣が一帯にめぐらされていたとかそういうことでも無さそうで、はっきりと解りませんでした。
 しかし、いきりなり「目垣」と書かれている地名もちょっと躊躇しますよね。

 店の前の貼り紙ですが、良く良く考えるとなんか変。

召し上がれます
 店舗の貼り紙

 何気に飲食店の入口にあった貼り紙の文言が気になり始めました。

 まず持ち帰り優先なのか「持ち帰り出来ます」。
 まあ、寿司屋なので持ち帰りができないとあまり使い勝手が良くありません。
 「店の中でも召し上がれます」ともあり、持ち帰り専門ではなく、店舗内で飲食できるという表明をしています。

 そこで、むくむくと持ち上がってきたのが、持ち帰りと店内飲食以外の選択肢はあり得るのかという、訳の判らないギモンが湧いてきました。

 かなり悩みましたが、どうやら「出前します」が無いようだと気がついたのがしばらくしてから。店舗の運営上、出前をしない店があるのは確かです。
 配達のための人手が足りないため、出前対応ができないという事情は良く聞きます。店主一人で料理を切り盛りしているお店などが多いようです。まあ、隣近所レベルだと持ってきてもらえる場合が多いようですが。

 もう一つ思い付いたのは「仕出しいたします」。
 ケータリングというのが最近の呼び方なのでしょうが、法事などで多くの人が一同に会して自宅などで料理を頂くシチュエーションというのはありますので、そこで持って来てもらった膳や料理を出してもらうのですが、こちらも非対応なのかと。

 いや、訳の判らない悩みをつかんでしまうと苦労します。
 って、訳の判らないのはこっちですね...。

 と、ここまで振っておいてなんですが、一番気になったのは下の方に殴り書きされた顔のような絵だったりします(笑)。

生き埋め

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 これはちょっとかわいそうな状態です。

生き埋めマンホール
 生き埋めマンホール

 歩道の工事中でブロック舗装を剥がしていた所にあったマンホール、施工途中で歩道通行のために一時的に埋め戻しをされたようです。
 下にNTTのマンホールが埋まっているのですが(もちろん蓋をして穴はちゃんとある)、スプレー書きのマンホールとNTTの文字が哀愁を誘います。

 いやはや、マンホールの生き埋めとは。

社長はいずこ

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 セクレタリーのみの場所です(笑)。

社長秘書
 社長秘書
 しかもKOBE HEAD OFFICEである

 場所的に風俗系の店舗なのですが、屋号が社長秘書。しかも神戸本社のようです(笑)。
 演出としては社長秘書をするような清楚でバリバリ働く女性がお相手してくれるようなイメージを出しているのでしょうが、よもやどこぞの会社の社長秘書がアルバイトで働いているのを売りにしているわけではないと思いたい所。

グルメ本その2

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 以前ご紹介したエフェクター本の第2弾。

土日で作るオリジナルエフェクター2
 畑野貴哉著 リットーミュージック刊
 土日で作るオリジナルエフェクター2
 2009年2月初版発行
 ISBN 978-4-8456-1654-1

 とりあえず、肝の部品がヴィンテージ。
 配線材などもある程度指定があり、マニア向けエフェクターの自作指南の本です。著者はほとんどカリスマの畑野氏。
 と、なれば、もう必然的にマニアによるマニアのためのマニア向けエフェクター製作本です。

 電子回路うんぬんというより、実体配線図がメインの自作系電気本という印象が大きくあります。指定部品は大阪ではほとんど店頭入手できないものばかりが指定されており、秋葉原に足しげく通える人で無いと再現が難しいのが困ります。
 すでに入手した店舗の店頭在庫が希少な部品でさえ使われていますので、ほとんど自己満足の世界と変わらないのではと思わせられます。

 今回はなんと真空管を使ったブースターとリミッターが登場。
 電池では長時間の利用は限界があり、さすがに運用に無理があると思うのですが、あえてヴィンテージを求める姿勢を貫き、製作記事になっています。

 本文、製作記事として部費集めのハードルはかなり高いです。
 しかしながら、前述のように実体配線図を大きく掲載し、電気・電子の知識に長けていない人でも作ってしまえるよう、丁寧に書かれています。
 初心者のエフェクター製作のためのベストな本とは言いがたいですが、気軽に作りたいという人への低いハードルは賞賛に値します。
 前回の「土日で作るオリジナル・エフェクター」と同様、半田ごてをはじめて握る人でも作れるように説明が細かくあり、この本に記載の記事掲載によって自作エフェクターを始めた人が多いのは間違い無さそうです。

 ただし、オーディオ系の記事で何度も書いていることですが、「イイ音」というのは個人によって相違があります。ましてや個人個人の聴力の周波数特性も微妙に違うため、絶対的な数値やグラフによる評価基準よりも「感性で表現することが大切」なので、言ってしまえば誰でも評論家になれてしまうのがこの世界です。
 もちろん、権威となるにはそれなりに経験と知識をつまなければダメでしょうが、評論そのものは誰でもできます。グルメ系と同じく誰でもすぐに感覚として捉えることが出来るからです。

 やっぱりグルメ本かなあ。

体に悪い

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 どうも無関係な関係を装っているとしか。

たばこ
 たばこ

 これはどう見ても普通のタバコ店の看板にしか見えません。が、しかし、なぜにコカ・コーラの看板に「たばこ」なのか。無理やり流用したとしか思えないのです。同じ赤色系統ではありますが、従来の「たばこ」の意匠が使われていない「たばこ」の看板というのも妙なのではあります。
 しかし、この看板の真の威力はこの裏側にあるのです。

くすり
 くすり

 コカ・コーラ、元を正せば薬として販売したものを炭酸で割って出したことからヒット商品へと歩み始めました。
 昔はその名の通り「コカ」の葉(コカインが含有している)が原材料に含まれていたそうですが、現在では脱コカイン処理を施したコカの葉ということ(らしい)です。

 レギュラーなコカ・コーラはかなり糖分が多く、現在の情勢から見ると薬とはいいにくいのは確かです。糖分過多で糖尿病の引き金になるのではないかとも。実際に販売量としてはゼロやダイエットといったカロリーオフ系の売り上げがかなり多く、ターゲット層に30代以降のちょっとメタボが気になる男性があるようですし、健康志向な現代なりに商品開発をしているようです。

 しかし、「たばこ」でも「くすり」でも、絶対にコカ・コーラとは関係ないと思うのですが、あるものは何でも使えという始末の精神でしょうか(笑)。

 以前にサインポールが多い理髪店をご紹介しましたが、なんと圧倒的。

Cut-A
 Cut-A

 どうやらチェーン店のようで、同じようなサインポールがおかしいぐらい並んで設置されているものを何度か見たことがあります。

 それにしても、このむやみやたらに回っているサインポール。
 目立てばよい式と言えばそうなのでしょうが、これはちょっと酷い領域というか痛い領域に入ってしまっているとしか思えません。
 このサインポールだらけの看板を設置するだけで相当な設備費がかかります。開業する人にとっては痛手だとおもえるくらいの金額になるはずですので、ほんとうにお店にとって良いことなのか悪いことなのかが微妙です。

 なにせ、10本回っているからといって、10倍客が来るとは保証の限りではありませんからね。
 うーん、なんでこんなに数が回っているか、やっぱり不思議です。

 こちらも現在では住所地名として残っていません。

丼池
 船場丼池(どぶいけ)ストリート

 「どんぶりいけ」ではありません。約まって「どぶいけ」が正解。
 大阪の繊維問屋街として名を馳せていた地域で、戦後には「丼池問屋街」として活躍。
 本町から南側は大阪で最初のアーケードつき商店街(丼池商店街)だったのですが老朽化のために近年(1993年)、撤去されていまは青空商店街となっています。名称を「船場丼池ストリート」と改称して、現在でも昔ながらの繊維関連卸問屋の他、飲食店やホテルなどの今風テナントが軒を並べており、繊維問屋街というイメージ一色ではなくおしゃれでもあり、人通りも結構多い地域です。

 元々は蘆間池(芦間池)という池に面していた筋で、池を通称「丼池(どぶいけ)」と呼んだことから名前がついたようです。池自体は明治時代に埋められてしまったのですが、通りの名称はそのまま残り、現在に至っています。
 「どぶ」というと、どうも「どぶねずみ」とか「どぶ川」の汚いイメージがあるのですが、それをあえて付けてしまい、そのまま使い続けるのが大阪人の特徴と言えるでしょうか。
 「どぶいけ商店街」、地方の人が聞くと、とんでもなく酷いものを売っている商店街と勘違いされそうです。

DD51 1191+1192

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 仲良く重連でホームにて待機していました。

DD51-1192
 DD51-1192(先頭:神戸側)+DD51-1191(後続)

DD51-1191
 DD51-1191(後続:京都側)+DD51-1192(後続)
 2009年6月29日撮影

 たまたま仕事途中で大阪駅にて降りたところ見慣れない車両が。というか、ディーゼル機関車が大阪駅に来ることなんてほとんど無いでしょうに。

 どうも、ロングレール輸送後の回送中だったようで、1191と1192の重連で発車待機中でした。
 ご他聞に漏れず撮り鉄がちらほらいらっしゃいましたが、ホームに居る機関車は興味ないのかかなり少なめだったのが印象的です。

 改めて見返してみると大阪駅周辺再開発の工事で屋根部分が無いときなので、周囲も含めて明るい場所で撮影できていたのですね。

冬でも美味しい

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うまいビールの科学

 キリンビール広報部 山本武司著 ソフトバンククリエイティブ刊
 サイエンス・アイ新書
 うまいビールの科学
 注ぎ方によって味が変わるって本当?
 「黒ビール」と「ふつうのビール」の違いはなに?
 2010年6月25日 初版第1刷発行
 ISBN978-4-7973-5598-7

 一番課税率の高い酒であるビール。税金を飲んでいると思うと悔しいのですが、美味しいのでさらに悔しい(笑)。子どもの頃は「こんな苦いもの、どこが美味しいんだ?」と思ったものですが、年齢とともに嗜好も変わりますし、「美味しい」の範囲も変わりますので、いまでは「美味しく」いただいております。

 書籍の内容ですが、著者がキリンビール広報部ということもあり、一番搾りの「一番搾り」たる由来も含めた一般的なビールの製法から始まり、ビールの飲み方、ビールの器、ビールの楽しみ方、世界のビールの紹介と来た後でビールの起源、日本のビール事情などと続きます。
 仕方が無いことではありますが、日本のビールの歴史はキリンビールが主体となって説明が進んでしまい、戦後の過度経済集中排除法、いわゆる財閥解体法により大日本麦酒解体により現在の日本のビール会社へ至る経緯はキリンビール(ジャパン・ブルワリーカンパニー)以外は非常にさらりとしか記述がありません。
 実際は大阪麦酒(アサヒビールの前身)と日本麦酒(ヱビスビール)、札幌麦酒(サッポロビールの前身)が三井主導で合併した帝国麦酒、さらにサクラビール、日本麦酒鑛泉(ユニオンビール、三ツ矢サイダー)を吸収して大日本麦酒として寡占会社となったあたりはぜんぜん無いので物足りない部分ではあります。

 全体的に著者が講師として主催されているビールセミナーで使われているテキストがベースになっているのではないかと思われます。語りかけの口調で書かれていたりするため、セミナーテキストを底本として纏め上げたのでしょう。
 巻末の参考資料に「もやしもん」があるのには驚きましたが。麦酒会社ならあの程度の事は調べ上げる手段も資料もあるはずだとは思うのですが。

 いらぬ見方をしなければ、普通に麦酒を楽しみたい人向けの楽しいテキストとしてみることが出来ます。ハーフアンドハーフを作った時にできる泡の色の違いのからくりや、ちょっと変わったビールの楽しみ方など、知ることでさらに呑む楽しみが膨らむものもおおく、参考になること請け合いです。

 呑めば天国ですか。

居酒屋「天国」
 居酒屋「天国」

 酔っ払って天国行きではないでしょうが、「ええ調子」になることは間違い無さそうです。

 精進決済して、修行を積み、徳を重ねなければ入店できません。
 で、なかでは般若湯をいただくわけで(笑)。

 結構大きい店なので、ワイワイしながら天国気分・・・でしょうか。

 先に作った電源をケースにいれて使えるようにします。

電源ユニットケース
 電源ケース化
 豪勢なAC電源アダプタである(笑)

 タカチのYM-150という手もあったのですが、ある程度の豪華さが欲しかったこともあり、ケースにはデジットの「わけありケース」を使いました。
 アルミの引き抜き材を使用しており、実際にWonderPureブランドで発売されているデジタルオーディオアンプのキット(WP-3320D)に使用されているケースで、私的にはそんなに目立たないのですが傷がついているのが「わけあり」の理由だそうで、返品交換不可で格安で販売されています。
 と、まあ、こんなことを書くと、一斉に購入されて一瞬で店頭からなくなりそうで怖いのですが(実際に過去にジャンク部品をブログで取り上げた直後、商品が店頭どころか在庫も含めて一瞬で無くなった経験アリ)。

 ケースには沿面部に基板を差し込むためのスリットがあり、ここにアルミ板を挿入して回路やトランスを実装しました。スリットの幅は約1.7mm。どう考えてもt=1.6mmの電子回路基板を入れる目的で作られたとしか思えません。
 今回はt=1.5mmのアルミ板を切り出してトランスをねじ止めしています。整流平滑基板はスペーサーを使って浮かせて実装します。ちょっと詰め込みすぎた感がありますが、ノイズフィルターのインレットを入れたためアルミ板はギリギリまで寸法を稼ぐため直線切りではありません。
 振動でねじが緩む事は無いと思いますが、裏側のナット部分はねじロック(ThreeBond 1401B)を塗布して緩み防止処理を行いました。

 電源ケース全体の回路はごくごく普通の構成となりました。
 TOKINのノイズフィルターつきのインレット(だいぶ以前にジャンクで購入)、6P(ON-ON)タイプの波動スイッチでホット側もアース側も両方開閉するようにし、後段の平滑コンデンサの突入電流によるアーク放電の可能性もあることからスイッチの接続側にはスパークキラーを付けてあります。
 あとはヒューズを介してトランスの一次側AC100Vの巻線に接続し、二次側からの線を整流平滑基板へ接続します。
 DC-OUTのDCジャックはどうするか、かなり悩んだのですが、一般的な2.1φのものにしました。ちょっと余裕をみてEIAJの区分5でという案もあり、部品も調達していたのですが見送っています。気が変わったら取り替えるかもしれません。

バックパネル
 バックパネル

 バックパネルは付属のt=1.5mmのものではなく、別途t=2.0mmのものから作製しました。
 単純な丸穴だけではないため、しばらく使用しておらず埃の積もっていた電動糸鋸が大活躍しました。ボール盤とヤスリだけでは絶対に途中でめげています。

 これで電源部分をほぼ作り終えました。
 残作業は、フロントパネルへのDC-OUTのパイロットランプと、AC-ONLINEのパイロットランプの取り付けです。フロントパネル側にも電源スイッチを付けるかどうかは悩み中。元のACラインから切って使う可能性があるからです。

 店舗の一部ともいえなくないのですが。

ガジェットベンダー
 ガジェットベンダー

 シリコンハウス横にある自動販売機。
 当然ですがシリコンハウスの横にあるので清涼飲料なんか売っているわけがありません。
 店舗内には貼り紙がありまして、「ハンダ切れに!」とか「抵抗切れに!」、「コンデンサー切れに!」の他に「iPhoneケース切れに!」と、とっさに必要かどうか訳の判らない物まで売っているようです。

 実際の販売機の中身は、
  • iPhoneケース
  • 1.5V LED点灯キット
  • LEDチェッカーキット
  • ハンダ(電子工作用、音響部品用、Kester44)
  • ハンダこて台
  • こて台交換用スポンジ
  • ハンダ吸い取り線
  • ヒートクリップ
  • 積層セラミックコンデンサ
  • カーボン抵抗
とまあ、ありそうな・なさそうな物が売られているのです。

 実際の稼働率が気になる所ではありますが、未だ売り切れのランプが点灯しているのを見たことがありません。補充が素早いのかもしれませんが(笑)。

 以前に高速道路を突き抜ける建造物をご紹介しましたが、こちらが元祖。

朝日新聞本社ビル
 朝日新聞本社ビル(西側部分)

 屋根部分があるので建物の中を通っているように感じますが、実際は朝日新聞本社ビルの西側部分を阪神高速池田線の基台部分として使用されているのです。朝日新聞向けの出入り口があるわけではありません。

朝日新聞本社ビル(南側)
 朝日新聞本社ビル(南側から)

 ご覧のようにビルの一部が阪神高速の高架を支える構造となっており、屋根的な物はありますが上層階のオフィスフロアが無いことから「ビル内を通す」構造が目的ではなかったようです。

 大阪以外では見る機会がほとんど無いこんな光景ですが、朝日新聞本社が向かいに建造中の新社屋に移った後、この基台部分を現在の本社ビル解体時に分離、耐震補強を行ったうえで残すことになっており、今後10年以内でこの光景は見ることができなくなります(完成は2018年予定)。現在工事中のフェスティバルホール側とあわせて四ツ橋筋を挟んで地上200mのビルが2本立ち並ぶ光景が出来上がるとの事。
 改修後は上層部分になにも出来ないようですが、いっそのこと先にご紹介した例のように上にもビル階を作って商業施設の一部にしてみたらどうでしょう。高速道路の見えるカフェなんて、ボーっとするには一番でしょうからね。

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