なんぎ: 2012年6月アーカイブ

滑り台

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 タコの滑り台に対抗するようなオブジェ的滑り台。

滑り台
 巻貝の滑り台

 神戸新開地のど真ん中にあった巻貝の滑り台。なかなかオブジェです。実際にアートビレッジセンターに併設しているマンションに設置されていたので誰かの作品なのでしょうが、詳細は不明。
 言ってはなんですが、場所が場所だけにここで寝泊まりする人もいたらしく、現在は撤去して更地になってしまっています。

 麒麟の田村が寝泊まりした滑り台と噂がありますが、多分本当でしょう。
 でも、雨の日は上から水が流れ落ちてくるので全然雨宿りにならないと思うのですが。

異種混合

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 まるで異種格闘技の様相を示しています。

牛乳・たこ焼・関東煮
 牛乳・たこ焼・関東煮の看板

 これはどれも相容れないとしか思えない組み合わせ。

 関東煮にたこ焼きは入らないでしょうし、ましてや牛乳飲みながら関東煮やたこ焼きはちょっと遠慮したいところ。
 三つ巴でどの組み合わせもミスマッチにしか見えません。

 多分、牛乳も販売している販売店がたこ焼きか関東煮を店頭で販売しているのではないかと考えられるのですが、残念ながらシャッターがしまっており真相は不明。

DAC新規作成

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 USB_DOUT2706kitのDAC(PCM2706)よりグレードアップを目指します。

DAC_1792_B
 DAC_1792_B D-Aコンバータ単独基板
 先日の製作体験会の余時間でサクッと製作

 PCM2706内蔵のDACも結構良い音がするのですが、さらにアップグレードしたDACに着手しました。Texas Instrumentsの電流出力型DACであるPCM1792Aを使ったデジットの独立実験基板であるDAC_1792_Bキットです。192KHzで24bitでI2Sにも対応。

 このキットはBURR-BROWNが限界性能へ挑戦し、音質にこだわり抜いたDACであるPCM1792Aを採用しています。現在はTIに吸収されていますがハイエンドなアナログ製品を生み出すブランドとしてBURR-BROWNはそのまま継続しており、デバイスのマーキングにも誇らしげにBBのロゴが刻まれています。
 このデバイスは、LUXMANのSACDプレイヤーであるD-05/D-06/D-08や、USB対応DACのDA-200をはじめ多くの製品に採用しているほか、OLIVE 4 HDやYAMAHAのNP-S2000などと言ったネットワークプレーヤーにも採用されており、数々のハイエンドオーディオで活躍しています。

PCM1792A
 PCM1792A
 BURR-BROWN/Texas Instrumentsの192kbps-24bit対応DAC

 PCM1792Aは平衡電流出力ですので、実際にオーディオ信号として利用するにはI-V変換を行い、平衡〜不平衡の変換を行ってシングルエンド出力をしてやる必要があります。

 今回の製作ではPCM1792A周辺の基本的な回路のみですので、電流出力後の処理回路を別途製作しなければなりません。また、製作対象が増えてしまいました。とほほ。
 デジットの応用編資料等を拝見すると、I/V変換OPAMP_B基板を、平衡〜不平衡の変換にTexas Instrumentsの平衡ラインレシーバのINA2134を使ったBALUN_2134基板を組み合わせていますが、ここはすべてオペアンプ構成で一つの基板にまとめてコンパクトに作る予定です。usb_dout2706とDAC_1792_B基板と後段のI/V変換と平衡〜不平衡変換のアナログ回路の基板を含めてをなんとか「わけありケース」に全て納めたい所です。

 現状、USBからI2Sへの変換はusbdout_2706kitを経由してそのままDACであるPCM1792AへI2Sで流し込みという最短距離での構想。ただし、PCM2706は44.1kHzもしくは48kHzのI2S出力の16bitしか対応していません。それに比してPCM1792Aはハードウェアモードでは24bitがI2S入力のデフォルトで外部のハードウェアから設定が変更ができないのです。デジットの製作例ではS/P DIF入力から24bit I2Sへ変換するためにDAIトランシーバーでWolfsonのWM885を使ったDAIトランシーバ独立実験基板 WM8805G基板をDACの前段に置く構成を提示しています。こうすると、24bitの足りない8bit部分はゼロで埋めて24bitデータに仕立てて出力され、受け付ける事ができるようになります。
 これはハードウェアモードだけで動作を目指しているためなのですが、実際にデバイス自体はI2Sの16bitに対応していますので、ソフトウェアモードを利用して外部のワンチップCPUなどからI2Cで内部レジスタを変更してやり、正しく動作するように設定してやると直結できます。
 アップサンプリングして192kbps-24bitにしてからPCM1792Aに入れるのもありですが、無い情報を補完して水増しして良い音になるのかは疑問なので見送りです。

 ソフトウェアモードで内部レジスタをI2Cで通信・設定するデジタル系が別途必要になり、USB-I/F、DAC、I/V-平衡〜不平衡変換に加えて制御基板と4枚の基板を納めなければなりませんので、けっこう詰め詰めになりそうです。

 これらの回路に供給する電源を含めると、1つのわけありケース(中)に収まらないため、電源を別途用意する必要があります。
 オペアンプ系に±15Vを、PCM1792Aにアナログ系で+5Vとデジタル系に+3.3Vの電源を供給しなければなりません。動作確認をするにもこれらの電源を先行して製作する必要があります。もう、泥沼状態(涙)。

 制御基板はできれば音量調整ぐらいは行いたいところですが、表示にLCDを使うかどうかは検討中。単純にアナログボリュームを接続して、その値をA/D変換して読み込み、PCM1792Aの減衰量設定レジスタを設定する表示無しの方法もありますのが、第一候補としては単純なUSB-DACユニット化を目指してみます。

 なんさん通り商店街の一角にて営業されています。

関電社
 関電社

 一般家電販売とそれらの電気工事等のほか、特殊な据付け工事を請けていらっしゃる関電社です。
 「関電」とありますが、関西電力とは一切関係無しです。当たり前でしょうが。
 日曜定休の上、平日の営業も15時まで(撮影時は過ぎてしましたが営業時間は変更されたのかも)となっているため、見過ごしていました。

 最近流行の防犯カメラ・監視カメラの据付け工事などもされているのでこれらの特殊据付け工事を業務として推していらっしゃるのではないでしょうか。
 通常の小型カメラや赤外線投光器付きのカメラのような監視・防犯目的カメラのほか、SDレコーダーカメラなども販売されています。

  店頭の張り紙には携帯電話妨害機とありましたが、さすがに販売はしていないと思いますがどうなのでしょうか。直接お話しして確かめていませんので何ともですが、販売しているとするとちょっとだめだと思うのですよ、これって...。

信天翁とも

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 アホウドリ。あほちゃいまんねん。

阿呆鳥
 焼鳥「阿呆鳥」

 アホの方の文字を当てた「阿呆鳥」というのはあまり使わないのではないかと思います。普通は難読で漢字検定に出てきそうな「信天翁」を使うかと。

 アホウドリは羽毛の採取目的で乱獲され個体数が激減。
 人を恐れない事と大型であることから飛翔するまでにかなりの助走が必要な事から簡単に捕獲する事ができたのも激減の原因です。簡単に捕獲できるので「アホウドリ」とか「バカドリ」という不名誉な名前をいただいてしまったようです。

 現在、国の天然記念物および希少動野生動物種としても指定されており、保護鳥なので捕獲はおろか食べる事など以ての外です。焼き鳥なんかで出されよう物なら通報されてお縄頂戴の鳥類です。
 実際に提供する品目に信天翁が無いとは思いますが...。大丈夫ですよね。

なんとなく

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 良かろうなのか悪かろうなのか。

ヨカロー
 中華料理「ヨカロー」

 悪くは無いのです。良かろうです。チェーン店で複数店舗を展開していらっしゃるようで、新開地に本店があるとか。全部親戚のファミリー展開だとのこと。

 極々普通の中華料理店で、決して「ワルカロー」ではありません(笑)。
 残念ながら店舗は既に閉店していらっしゃるようで、今や味を確かめる手段が無くなってしまいました。

183系カフェオレ

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 その配色からカフェオレ色と称される列車。

183系北近畿
 特急 北近畿(183系 カフェオレ色)A44編成
 撮影 2010年9月

 以前ダイヤ改正でご紹介した183系はいわゆる国鉄色でしたが、こちらは塗色変更をした茶色をベースとしたJR色、通称カフェオレ色の車両です。

 「北近畿」は昭和61年に就業した新大阪と城崎温泉を福知山線経由で結ぶエル特急として誕生。福知山線・山陰線の福知山〜城崎温泉が電化の際に「まつかぜ」を電車化したものです。

 現在はダイヤ改正で「北近畿」ではなく「こうのとり」になり、さらに車両も新型車両の287系に変わってしまいました。車両の老朽化で整備が大変になってきたのでしょうが国鉄時代からの車両が次々となくなっていくのは寂しいものです。

 またもや募集の掲示。

お客様募集
 お客様募集中♥

 「はあと」つきです(笑)。
 絶賛募集中です。ちなみに満員御礼でも外している事を見た事はありません(爆)。

 でも、あまり外呑みしないので応募していません。

逆アナグラム

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 酒友龍馬(さかともりょうま)、あれ?

酒友龍馬
 「酒友龍馬」

 大層な看板がかかっています。よく見ると左下の墨のシミ見たいに見えるのは四国のシルエット。右下の落款も「四国」となっています。

坂本龍馬
 欄干に坂本龍馬

 看板から見上げると坂本龍馬が2階の欄干に立っています。
 懐に手を入れているのはお約束かと。

店頭の龍馬
 店頭に坂本龍馬

 とどめに店頭にもしかめっ面の坂本龍馬がいます。
 しかもポップ付き。ポップが「全品300円ぜよ!」とあります。

 「酒友龍馬」→「さかともりょうま」→「さかもとりょうま」→「坂本龍馬」。
 駄洒落成立しました。バンザーイ、バンザーイ。 

 もう、見ていて痛々しい。無理矢理坂本龍馬です。「ぜよ」ですし。
 これ、坂本龍馬の遺族が肖像権やらでもめないのかと他人事ながら心配です。

電子ボリューム

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 いろいろ製作プロジェクトが並走していて全体が遅れていますが、また寄り道です(苦笑)。

LM1972M
 LM1972M
 SOP 20pinパッケージ

 秋葉原に行ったときに秋月で購入した電子ボリュームのNationalSemiconductorのLM1972Mです。
 最大78dBの減衰量とMUTE(100dB)の機能を持った2チャンネルの電子ボリューム。内部のレジスタを3線式シリアル通信で設定を行い、減衰量を2チャンネルそれぞれ独立に調整できます。

LM1972 シリアル通信
 シリアル通信の仕様
 詳細はTIの製品サイト中のデータシートを参照のこと

 MSBからアドレスとデータのあわせて16bitデータを送りだす事で、内部レジスタを設定できます。I2CやSPI通信とは異なり非常に単純な通信手順ですので、アセンブラでも十分作成できるでしょう。ただし、他のシリアル通信と同じく、タイミング制限事項だけ満足させるのに注意が必要です。

 シリアルデータはデータアウト端子があるため、クロックとラッチを並列に接続、データ線をデイジーチェーンで接続する事で複数のデバイスを3線だけで設定する事も可能です。

LM1972変換基板
 変換基板に実装
 両ピンタイプのピンヘッダでソケットに対応

 パッケージがSOP 20ピンであるため、そのままだと2.54mmピッチのユニバーサル基板に実装できません。今回はダイセンの20ピンICピッチ変換基板(D020)を使いました。一般的には28ピンの変換基板が多く出回っているのでそちらの方が入手性はよいと思います。
 ただ、実装すると余るピンがあるので邪魔な場合は基板を切り取る必要がありちょっと不細工なので、丁度のピン数をもった変換基板を採用しました。
 ICソケットに実装するためピンヘッダをハンダ付けしています。
20pinの600milソケットはありませんので、インラインのソケットピンを必要ピン数並べてソケットにして実装を行います。

 LM1972Mの出力は抵抗ラダーであり、25kΩ〜35kΩの範囲で変動するため、オーディオ出力にはボルテージフォロアのバッファアンプを接続するのが代表的なアプリケーション例としてデータシートに掲載されています。オペアンプはJ-FET入力のオペアンプが指定されており、オーディオ特性はこの出力のバッファ・オペアンプで決定されますので選定は重要です。データシートには「例えばLF412」みたいな事が書かれていました。
 いまのところ、OPA2134かLME49720あたりかと考えていますが、MUSES 8920というのもアリかも知れません。

 LM1972のためのアナログ系±6V正負電源と、デジタル系の3V、バッファのオペアンプ向けのアナログ回路用±15V電源が別途必要ですのでこちらもあわせて製作しなければなりません。
 もう、作る予定が立て込んできて一杯一杯です。って、自業自得なのですがね。

〜につき

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 理由はどうあれ禁止します。

ご遠慮看板
 ご遠慮看板

 「〜につき」と印刷され、理由は利用者が自由に書き込むタイプのご遠慮看板。
 まあ、ご遠慮という優しい言い方とは裏腹に「すんなよ!ボケェ!」ぐらいの勢いだったりする場合が多い訳ですが(笑)。

 この理由書きが、もう、なんとも思いつきの状態。
 「車帰ってきす」につき
   ↓
 「車帰ってきす」につき
   ↓
 「当社車が帰ってきます」につき
   ↓
 「当社車が帰ってきます」につき
 と、かなり進化した様子。
 そうとう頭にきて、殴り書きした後で落ち着いて見返すと文章がおかしいのに気づいたのか、かなり手が入った経緯が見て取れます。ちゃんと考えてから書けばこのような事にはならないはずですので、激情に駆られて勢いで書いてしまったのではないかと。

 しかし、この駐車スペース、公道からセットバックした場所で明らかに私有地に見えるので、あえて停めるとすると、搬入か納品で出入り業者の車が停まるのかもしれません。そうだとすると、自社の車以外は停めるなという、かなり融通が利かない印象がありますね。

 この、さび状況から見て、書き直した新しい看板に変更する予定は無さそうですので、ずっとこの状態を晒している事になっていそうです。見ている方がちょっと恥ずかしい。

 もう、人に教えるのがもったいないくらい?

虎の子ホーム
 「虎の子ホーム」

 とらのこ【虎の子】
 〔虎は子供を非常にかわいがるというところから〕大切にして手元から離さないもの。秘蔵の金品。「--の貯金」
 三省堂 大辞林 CD-ROM版 第3版より引用

 紹介するのが惜しいような物件ばかりで、お客に貸せない...なんて事は無いでしょうが、虎の子物件ばかり取り扱いなのでしょうか。
 借りる側としてはお得物件ばかり選べるならうれしい限りですが、貸し渋りされるかも(笑)。

 借りる物件に虎の子が飼われている、とか無いですよね。まさかね...。

 いや、普通の不動産屋です。ほんと。

分かれる行き先

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 同じ駅で違う行き先の列車が来ます。

大国町
 大国町駅(千里中央・西梅田方面のりば)

 東京の地下鉄(メトロ)も大概ではありますが、大阪の地下鉄を複雑化している一翼を担うのがこの大国町駅。

 南北を走る御堂筋線と四つ橋線が接続する駅なのですが、乗換えが同一乗り場。
 乗り換えには至極便利なのですが、来る列車がどちら行きなのか慌てて乗ると次の駅が違い方向へ行ってしまい泣きを見ます。
 幸いにして御堂筋線は赤、四つ橋線は「青」と色分けされた表示であり、列車のストライプも同一色なので知っていると間違えずに乗ることができるのですが、勝手を知らない人が利用するとどちら方面に行く列車か瞬時に判断するのは無理です。

 個人的にはこの赤と青という配色が理容店と同じだなぁとほくそ笑んでいるのですが。

製作体験会

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 今回は満員御礼でした(デジットblogの告知記事)。

製作体験会会場
 製作体験会会場

 6月16・17日と開催されたオーディオキット製作体験会へお邪魔いたしました。
 今回は告知期間が比較的短かったにも関わらず、16日の初日は満員御礼で、製作のためのテーブルが満員となりました。

製作会会場
 当日の様子

 写真では空きがありますが、出入りがありたまたま空いているだけで実際はこの席も利用されている方がいらっしゃいました。

 今回のオーディオキット製作体験会では常連の方に加えて多かったのが、やはり人気のフルデジタルオーディオパワーアンプ D_5709kitの製作です。初日に参加された方の複数の方が製作に挑んでいらっしゃいました。
 以前にも書きましたが、基板本体は全ての部品を実装済みですが、インターフェース類やボリューム、入出力端子などへの配線がかなりあり、組み立てに着手するとこれらをパネルに実装する手間とあわせて結構時間がかかります。この手の組み立てに慣れていないと丸々一日仕事になりかねません。
 また配線間違いや初心者の方の場合はハンダ付け不良等もあるため、一発で完動させるのはそれなりにハードルが高いのです。もちろん、動作しない場合は何が何でも完動状態で持ち帰っていただけるようにスタッフの方々のヘルプや修理等が入りますので、フルサポートで安心です。
 実際に一発目で鳴らなかった方はすぐにスタッフの方でリカバリーが入りました。

 その他、もうキットでは飽き足らなくなり完全自作で製作を始めている方や、キット関連で徐々に製作を増やされている方は先日発売になったデジタルオーディオ試作実験用電源基板キットのPS-AUDIO-ACとケース加工と組み込みを行っていらっしゃり、その他エフェクターやデジタルオーディオ独立実験基板を組み合わせてオーバサンプリングを実現しようとする方、ハイエンドヘッドホンアンプにトランス電源を組み合わせて製作されている方等、やる気満々の強者が集まってきている印象です。

 今回のお題は一度作ったエフェクターのディレイキットをもう一度製作。前回のディレイは知人のところへ嫁いでいってしまったため、自分用にもう一台製作して手元に置いて置きたいというのが理由です。

ディレイ
 ディレイ完成
 かなり塗装のムラが目立って見苦しい点はご容赦を
ポッドは上からDELAY、WET、REPEATである

 ケースを前回使用した大きめのタカチのTD 9-12-4ではなく、いつも使っているHAMMONDの1590Bで納める事にトライしました。
 また、塗装もグラデーション塗装の練習も兼ねてこちらもトライしてみました。ただ、作業を雨の日の風がある状態のさらに夜中の暗いところで行うと惨憺たる状態になりました。下に敷いた新聞紙が巻き上がって張り付いて跡が残り、雨滴が塗装面に飛散してきて痘痕ができましたし、あせて重ね塗りをしたので垂れは出ましたし、グラデーションの具合や塗装の仕上がりは私的にはかなりイマイチ状態です。まあ、練習と思って割り切っていますので次回、同様の製作を行うときには晴れた日にじっくりと時間をかけて作業をしたいと思います。

ディレイ基板実装
 基板装着の様子
 上下の部分をそれぞれ削って小さくした

ディレイ内部
 筐体内部の様子

 ディレイの基板は前作のオーバードライブディストーションと異なり、実装部品が多いこともあり大きめなのです。筐体に納めるにはフットスイッチやジャックの位置などをかなり検討してから筐体加工を行いました。
 それでも、ジャックのハウジングと干渉する箇所がどうしても残るため、一部の部品を寝かして実装している箇所があります。

ディレイ基板
 DELAY2399基板の実装状態
 音信号の通り道に入っているコンデンサはJovialに変更した

 デジットのエフェクターキットはタカチのTD6-11-3に収まるように作られていて53.5mmの幅があります。しかし1590Bは一回り小さく裏蓋の内側の幅が52.11mmしかありません。その差約1.4mm。このため、少しでもケース内の寸法マージンを稼ぐために1590Bの裏蓋に収まるようにするためにはこのサイズまで基板をゴリゴリと削らなければなりません。両面基板ということもあり、削るにはかなり勇気が必要ですが、ここはエイヤッとあきらめて強行しました。

 5Vのリニアレギュレータ78L05はちょっとアクロバティックな実装です。
 接触してショートしないように反対側の部品であるジャックの端子周りにはポリイミドテープを貼って絶縁をしています。

 とりあえず筐体には無事収まり、動作確認をしました。

 このエフェクター、ディレイの心臓部とも言えるPT2399ですが、5V動作をするためにリニアレギュレータで降圧させている上に消費電力が全く持って006P積層電池向けではありません。最大消費電流が30mAもあり、レギュレータの78L05も3mAも消費します。ちょっと電池動作向けではないので、運用するには9V供給の電源ボックスを作って給電する必要がありそうです。もう、泥沼(笑)。
 BOSSのデジタルディレイの場合、スルー出力のジャックがついているので、時期を見てこちらも増設したいと思いますが、果たして押し込めるスペースが有るのかどうか。

 最後になりましたが、多数の参加者を捌いてそれぞれの希望を実現しながら運営されていたデジットのスタッフの方々には本当に敬服いたします。機材類や展示の準備・撤収や清掃など裏方作業に苦労されていると思われます。今回、参加させていただきお世話になった事を、改めてこの場を借りて御礼申し上げます。

 昔、竜の子プロダクションの名作アニメを彷彿させます。

たこやきハッチ
 「たこやきハッチ」

 素直に考えると、蛸→八本足→ハッチとなります。

 ここで、素直でない捕らえ方をすると引っかかるのが竜の子プロダクションの1970~1971年に放映され、何度も再放送で目にした方も多いと思われる名作「みなしごハッチ」がダブります。
 詳しい設定など知る由も無く見ていた当時を思い返して竜の子プロダクションの作品紹介ページにある「昆虫物語みなしごハッチ」を見ると詳しい設定が出ていました。
 ハッチはミツバチなのは覚えており、お母さんが女王蜂だったのも覚えています。しかしながら不幸な境遇のきっかけはスズメバチだったのはうろ覚えながら育ててもらったのがマルハナバチだったのは驚きでした。そんな設定があったのだと。

 名作なのですが「みなしご」という単語が放送コードに掛かるのか、地上波では再放送がされなくなってしまいました。そのあたりは「空手バカ一代」の「空手バカ」がアウトという理由と同じで、自主規制という言葉狩りの結果です。

 今、見返すとクサイ演出だったりするのかもしれません。
 それでも、心情をメインに捉えた子供向けとはいえないドラマであり名作だと思います。

 たこやきハッチがそこまで思って屋号をつけたのかは想像が付きませんが、ふと昔を思い出すきっかけをいただきました。

加工乳ではない

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 これはかなり潔いのでは。

生乳社
 「生乳社」

 もう、生乳だけです。加工乳はもちろんのこと、乳加工製品なんてもっての外です。

 か、どうかはともかくとして、かなり潔い社名。
 牛乳として販売できる製品はいろいろありますが、「生乳」は原料に絞ったままの牛乳のみを用いており(加熱殺菌の可否は関係ない)、いわゆる脱脂粉乳などの加工乳や、ビタミン類・カルシウムなどの添加物を一切加えていないものを指します。
 チーズやバターなどは生乳を原料としていても乳加工製品となりますので、生乳はいわゆる「牛乳」、乳牛から搾乳した乳汁に何も加えたりしていないものと言えます。

 通常の配達されたり店頭販売されている牛乳はホモ牛乳、すなわち原料乳の乳脂が凝集して分離されないようホモジェナイズ処理を行っているものがほとんどです。
 それに対してノンホモ牛乳と謳っている製品の場合はこのホモジェナイズ処理を行っていないため、振盪(しんとう)攪拌すると乳脂分が分離して生クリームとなりバターを作ることができます。なかなか流通量が少ないので試すことができませんが、自宅で作りたてのバターを味わうことができる貴重な生乳です。

 ともあれ、社名に「生乳」と関している会社、かなり自尊心の高い製品を扱っているに違いありません。
 まあ、こちらの勝手な想像ではありますが。

海人

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 これは読みとして正しくは無いのでは。

海人
  「海人(カインド)」

 ちょっと強引な印象が否めません。
 よくあるのは「海人」で、沖縄言葉(うちなーぐち)の「うみんちゅ」というのが有名ではないでしょうか。「海女」は「あま」ですので、一般名詞化したようですが、さすがに「かいんど」と読ませるには無理があるように思えます。

 「カインド」なら「kind」を意味させたいところだと想像しますが、それの当て字としても「海人」というのはかなり無理があるのではないでしょうか。

 これは玉子が先か鶏が先かという議論に似ているかもしれません。
 「海人」という漢字が使いたかったのか「カインド」という読みの屋号が使いたかったのかどちらが先だったのか。想像する側としては謎です。
 「CAFE COMMUNITY」という字面からすると「ゆんたく場」だと思えなくも無いですが。

 最近のDQNネームなら「カイト」と読ませそうです(笑)。

中途半端

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 やっぱり999m。以前の場所とは違いますが。

999m
 コンビニまで999m

 約1kmではなく、999m。本当にちゃんと距離を測ったのかと確認したいところ。
 看板そのものが大きいので、看板の端に移動した段階で1000mになると思うんですよ。そこをあえて999mにする。

 ウケ狙いですかね。
 いや、ちゃんと測ったとここは思いたいところ。

 ビルの角は取れてないですが。

カドマルビル
 カドマルビル

 角の丸い四角形を簡単に使えるようになったのはMacintoshのMacDrawのおかげではないかと常々思っています。あの図形を手書きするのは結構めんどうですから。

 ビルの形状がこの看板のように一部角丸で凹んだ箇所があります。
 当然ですが部屋の形状もこの凹みがあります。しかもこの場所は窓にはなっていません。
 外向けの角は全て四角い角なので、強いて言えばカドマルヘコミビル。

 デザイナーズビルの様で、けっこうスタイリッシュですが、部屋の使い勝手は角丸の凹みをいかにうまく使うかにかかっているでしょう。

巨大看板(#13)

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 大阪の店舗の看板はとにかくデカイものが多い。

たこのくにてんぶす
 「たこのくにてんぶす」

 道頓堀や梅田界隈の繁華街の中ならいざ知らず、繁華街を外れた一般道の沿道に突如現れる店の造りにはあまりにも大きく不釣り合いな巨大リアルたこ。
 いわゆる「タコの絵」に倣って目の上が頭になるような造形をしています。
 たこ焼き屋のタコの絵がそのままリアルに立体化した感じ。かえって仰々しくも有りおどろおどろしくもあります。
 離れたところからもかなり目立っていますので、役目を果たしていると言えるでしょう。

 しかし、こんな看板を作る情熱はどこから来るのやら。
 粉モンの店、やっぱり強烈なお店が多いです。

 何度も書いていますが、タコは頭足類です。
 頭に見えるのは胴体ですよ。お間違え無く。

長音記号が好き

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 「らーめん」は数多く見てきましたが「ぎょーざ」はちょっと。

まるい
 らーめん&ぎょーざ「MARUI」

 いままで「ラーめん」とか「らー麺」とかの亜種は多数見てきましたが、よもや餃子でこう来るかとは予想外でした。
 餃子は「ぎょうざ」と表記されている場合がほとんどのはずです。
 長音記号が使われるならカナ表記で「ギョーザ」があります。

 しかし、ここはあえて平仮名表記で「ぎょーざ」。
 こだわりが見られます。
 しかも店名表記が英字。

 メニューには普通の一品料理もちゃんと有るのですが、ウリはラーメンとギョーザ(あえてカタカナ)でしょうか。
 長音記号が「ー」で、「〜」で無かっただけ、ちょっとだけホッとしました。

聖地

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 穢れがあるのでしょうか。

注意書
 注意書

 神社の境内の入り口にあった注意書き。
 「聖地につき犬の散歩ご遠慮ください」
 神聖な場所なので犬を散歩させるなという事なのですが、これは散歩させるとそこいらで糞尿をまき散らすことを良しとしなかったための方便ではないかと思います。

 もっとも宗教によっては犬も穢れを持った動物で近寄らないというものもありますし、そもそも畜生道に落ちたという表現も有りますので、聖なる場所でのあまり良い影響は無いと判断されたのかもしれません。

 ともかく、「聖地につき」という表現は初めて目にしたため、かなり衝撃的でした。

違うようですが

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 屋号と営業実態がかけ離れているように見えるのですが。

屋台
 居酒屋「屋台」

 昔は屋台で鳴らしていらっしゃったのかもしれません。
 でも、この店構え、どう見ても屋台ではありません。普通の店舗の形態です。

 屋台の味をそのまま...でしょうか。
 それとも、店の前に屋台が来るのか。
 縁台を置いて屋台風にするのか。

 屋台でないとすると、どのような屋号が適当なのか見つかりません。うーん。

 すき好んでこんな表示にしなくてもとは思います(笑)。

ディスプレイ基板
 ディスプレイ基板

 世の中変な奴は居るもので(私もその部類だと認識しています:笑)、数字ではなく2進数のバイナリ表示を時計のデジタル表示に使おうと思う人がいるようです。バイナリ時計やBCD clockと呼ばれる事もあります。
 当然ですが二進法で表示されますので、全然直感的ではありません。

 ただし、このバイナリ表示の具合が時間により美しいパターンを描き出すことがあるようで、デジタル時計の「11:11」見たいな状態があり、その一瞬が楽しそうです。
 通常の数字表示だと時刻が表示されるだけで味気ないのですが、バイナリ時計の場合はパターンが刻々と変化するため、ぼーっと眺めていても飽きないようです。

 とりあえず一番高密度で鬱陶しかったディスプレイ基板が出来上がりました。
 表示回路的には一般的なダイナミック表示のための構成。ただしある程度ハードウェアの実装を行い、I/Oの線の数を減らしています。
 7SEGのデコードには74HC4511を使用。数字以外が表示されませんがそこは時計なので妥協します。列のデコードは74HC238(正論理3-8デコーダ)でフラットパッケージのTD62083AFG(基板裏側に実装)を駆動してシンクします。
 ダイナミック表示回路はスタティックに比べて配線数が少ないとはいえ、この表示素子数になると相当量があります。片面基板でも起こせばよかったと途中から後悔しました。

 今回、両面スルーホール基板を使用した事で起きたトラブルが一つ。部品面に上がったハンダが隣のパターンに回り込むまでハンダが流し込まれてしまい、7SEGのLEDの部品の裏側でショートしており、かなり基板デバッグに難渋しました。やはりこの手は片面基板で作るべきでしたが、手持ちのユニバーサル基板が無い状態だったので仕方なくという所。
 サイズは共立の「わけありケース」のフロントパネルにおさまるぎりぎりサイズ。前面パネルをスモーククリア一枚ものにするか、金属パネルに穴あけをしたものを被せるかどうか思案中です。

 あとは時計部分のPICのプログラミング、電源周りなどが残っていますので順次進める予定ですが、筐体加工に時間がどれだけ割けるかで完成までの時間が読めない状態です。
 ましてや開発環境にMPLAB Xを導入しているのでPICStart Plusでデバイスに書き込みができないため旧バージョンのMPLABにHEXファイルだけ読み込ませて書き込むか、PICkit 3の書き込みアダプタを作らなければならないかと、結構泥沼状態です。

どういう分類か

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 本当にヘルシーなのかどうか。

ヘルシー料理
 「ヘルシー料理」

 ヘルシー 【healthy】
 (形動)健康に関するさま。健康的であるさま。「ーな生活」
 三省堂 大辞林 CD-ROM版 第3版より引用

 究極のヘルシー料理とは。
 私の究極のヘルシー料理は精進料理だと思います。
 生臭ものは卵や出汁に至るまでいっさい使わず。植物性の食材のみで料理を構成する。すごい制限がかかっているにもかかわらず美味しい料理に仕立て上げる。もう、文化と言ってよいのではないでしょうか。

 でも、料理の分類にヘルシー料理というのは何となく違和感を感じます。
 料理の分野で「ヘルシー料理」というのは無くて、ヘルシー「な」料理だと思うのですがいかがでしょうか。

 このお店、油もこってり、味付けも濃いようですし、唐辛子もガンガンみたいですのでヘルシーとは思えないのですが...。

誤解を招く

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 こども通行禁止。なんて非情な看板かと思えども。

通行禁止
 通行禁止の立看板

 そのままみると絶対に「こども通行禁止」に認識してしまいますが、よーく見るとちょっと違うみたいです。
 ややこしいのが「こどものあそびば」という日曜祝日などに歩行者専用道路になる路線の入り口にたてる看板なのですが、上書きして黒い文字で小さく「許可車以外」とあり、続けて「通行禁止」なのです。
 本来の意味は「許可車以外通行禁止」のはずなのですが、どうも看板を節約したかったのか混ざってしまっているため「こども通行禁止」の非情看板になってしまっています。素直に一行目を黒文字で堂々と「許可車以外」と大きく書いていればこのような混乱を招くことはなかったと思うのですが。

 いや、単なるおせっかいかもしれませんが。
 ...やっぱりどう見ても「こども通行禁止」なのです。

 よく値引きの前説で「2割3割当たり前!」と言いますが、ここまで割り引く?

八割引
 八割引

 ブランドアパレル系の商品の定価、有って無いようなもので、その価格のほとんどがブランド代だと思って間違い有りません。実際にセールなどで販売するときは相当の割引で販売されています。

 でも、ここまで割引されると愕然とします。
 セール前に定価で買っていたりすると、もう、悔しいやら悲しいやらの遣る瀬無い気持ちになります。

 しかし、定価100,000円の服だったとすると8割引でも20,000円。やっぱりブランドものは高い。

熟成看板

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 これはほとんど役に立っているとは言えないレベル。

熟成看板
 熟成看板

 もう、「つだよ」しか可読なものがありません。最後にもう一文字ありそうなのですがそれすらあるのか無いのかも判別不能。
 上段はかろうじて「■■用品」と読めるかどうか。左端になにか丸い意匠があったのかもしれませんが、すでに風雪の前にはなす術の無い状態です。

 ちょっと熟成し過ぎなのでは。
 まあ、撤去するにも費用がかかるので放置ということで完熟してしまったのでしょう。

しっぽがない

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 吾妻ひでおの迷キャラクターではありません。

トカゲのしっぽ
 トカゲのしっぽ

 どういう意図でつけられたのかは憶測でしかありませんが、不要になったCDやDVDを売りにくるところなので、不要になったものを切り捨てる意味で「トカゲのしっぽ」なのでしょうか。
 あまり良い印象を受けないのですが...。

 よく見るトカゲ(カナヘビなど)はしっぽの先を引っ張ると簡単にちぎれてしまい、しばらくその場でパタパタ動く事で相手の注意を惹き付けて本体は逃げ仰せるというワザを持っています。
 実際に引っ張ってちぎれたシッポはまた生えてくるのですが、外形だけで骨までは再生しないそうですので、全く同じ状態に戻る訳ではないのです。
 実際にトカゲの尻尾切りというのは不祥事などのスケープゴートよろしく誰かに責任を押し付けて御大は逃げ仰せるという甚だ宜しくない意味に使われます。それでもあえて使うところの真意がとても気になります。

 まあ、アダルトものを売りにくるのならトカゲの尻尾切りと思えなくもありませんが(苦笑)。

棟割長屋

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 九尺二間の棟割長屋、のようなもの。

実業会館
 実業会館

 正体不明の実業会館というのは横に置いといて。
 どう見てもこの作り、江戸時代にある九尺二間(もっと広い間取りの場合もあります)の棟割長屋の入口にそっくりなのです。入口の上に入居者の掛け札があり、中は行き止まりの路地で左右に店子が並んでいる造り。
 建物は昭和時代だと思うので今風棟割長屋と言った所なのでしょうが、それでもかなり年季の入った感じです。

 店子の掛け札(いわゆる表札)もそれぞれの自作らしく、全然統一が取れていません。
 多様性のあるゆるい社会だった頃の名残と思うとなにやら物寂しくなってしまいます。人とは違うということを許容する社会。緩やかなつながりに寛容だった時代だったのです。
 そう考えると、現代は非情かつ非寛容な社会に見えてきました。

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